【R18】彼女が友だちと寝ていたから

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第22話 【R18】晴人3

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「海」

「んっ」

「そろそろ……いいか?」

 晴人はそういうと、海のブラウスをめくりあげる。もちもちと柔らかな腹部に切れ長のへそが覗いていた。
 海は一度大きく呼吸をして、小さく頷いていた。
 ……ごめん。
 それは誰への謝罪なのか。晴人自身も深く理解していなかった。
 ブラウスを脱がせると、装飾の少ない質素な下着姿になる。海は胸元を隠すように腕を交差していた。

「綺麗だ」

 思わず本音が口から零れ落ちる。目を伏せる彼女は口を一文字に結び頬に赤みを浮かべていた。
 たるんだ肩紐に手をかけてゆっくりと肩から落としていく。抵抗はなく、一番大きな布地は海によってどうにか支えられていた。
 晴人はその手を取って、前を開かせる。両腕を広げ、力ない万歳の姿勢を取らせると、重力の力で身を隠すものが無くなり、あられもない姿をさらしていた。
 小ぶりな胸に、ぴんとたったおおぶりな乳首。日焼けのあとのない白磁の肌には薄く汗が浮かんでいる。
 晴人は思わず見とれていた。息をするのも忘れ、絵画の世界にいるように時が止まっていた。どれほど有名な画家にもかけない、生命力と若さにあふれる絵を焼きつけようと必死だった。
 どれほどこの時を待ち望んだだろうか。何度諦めただろうか。今この瞬間だけは、目の前の浅ましい女が自分の物だと感じて、どす黒い欲が腹に渦巻く。
 触れることすらおこがましい神々しさを、土足で踏み荒らすがごとく、晴人は彼女を荒々しく抱きかかえていた。腕にすっぽりと納まる身体を持ち上げて、背もたれ代わりにしていたベットに慎重に降ろしていた。
 天井から照らされた安っぽい光が海の姿を暴く。晴人はそのまま肩を押して、ベッドに押し倒していた。
 ぽすっ。
 軽い身体がベッドに沈む。
 人形のように動かない彼女がそこにいた。

「脱がすよ」

 晴人はスカートに手をかけていた。しかしそれは急に伸びてきた手によって押さえられてしまう。
 ……海。
 それはないだろうと、晴人は思う。ここまでして、後には引けない状況でお預けはありえない。
 抵抗するように腕に力を込めると、海は首を横に振っていた。
 頬を真っ赤にして、

「灯り、消して」

 奥ゆかしく囁く彼女に晴人は思わず笑みをこぼしていた。
 やっぱり乗り気なんだな。
 晴人は手を離して、姿勢を起こす。電気のスイッチの位置はわかっていた。確かな足取りで壁まで行くと、上下のスイッチを両方ともオフにする。
 戻る前に、まだついていたテレビも消す。今やただ気が散るだけの物に用はない。
 ベッドに向かいながら、暗がりの中で晴人は着ていたものを一枚、また一枚と床に落としていく。最後にパンツ姿になると、大きく先端が尖っていた。
 気持ちが上気しすぎている。興奮が冷めやらぬ。闇に近づいたことでより吐息がなまめかしく感じ、晴人は大きく呼吸をしていた。

「海」

「晴人…」

 ベッドに戻り、晴人は行為を再開する。手探りでスカートの縁を掴んで、するすると脱がしていく。
 かすかに漏れる陽の光がその肢体を照らしていた。闇を裂くようなまばゆい肌が目に痛いほど飛び込んでくる。
 どこに触れても肌と肌が当たる。晴人は海に覆い被さると、指を絡めて握っていた。
 強く、強く。
 返ってくる反応も強く。
 キスをした。軽く、長く。舌を絡ませ、また長く。
 ……海。
 愛してる。その言葉は口に出せなかった。
 代わりに海の口の中を蹂躙する。舌を吸い、甘く噛み、唾液を飲ませる。何をされても彼女は全てを受け入れていた。

「はぁ…」

「ふぁっ…」

 晴人は手を握ったまま身体を下にずらしていた。腹に口づけをし、乳房に向かって舌を這わせていく。そのたびに海は身をよじって甘い声を出していた。

「んっ、きたないよ。お風呂入ってないし」

「汚いところなんてないよ」

 薄く浮かんだ汗のにおいを晴人は鼻いっぱいに嗅いでいた。特に香りの強い脇を洗うように舐めとると、頭を締められて身動きが取れなくなっていた。

「駄目。くすぐったいから」

「わかったって」

 その一言で拘束はゆるみ、晴人は頭を持ちあげる。
 片手を離し、乳房を少しだけ乱雑に揉みしだく。柔らかく形を変える胸に、時折乳頭を指ではじくと、くぐもった喘ぎ声とともに海の腰が跳ねていた。

「はぁ…んっ…」

 晴人は空いているもう片方の乳頭に口を合わせていた。ころころと飴のように舌で転がしながら、時折唇で優しく食む。じっとりと浮かぶ汗を感じながら、舌で乳首をほじくると、

「んん˝っ!」

 艶のある嬌声が部屋に反響する。
 ……やばいな。
 そろそろ我慢の限界を晴人は感じていた。快感のたびに首を振り、みだらに男を誘う反応に対して愚息は素直になっている。
 入れたい。今すぐ。どろどろとした精を吐き出して、この売女というキャンパスに自分の汚い色をこすりつけてしまいたい。そんな度し難い劣情をいつまでも押さえつけることは不可能だった。
 だからやる。そう心に決めて、晴人は最後の要塞に手をかけていた。これが無くなれば熱い汁を垂れ流す、最も綺麗な泉があらわになる。今か今かと待ち望んだ瞬間が、目の前まで来ていた。
 背中側からショーツをずらしていく。愛らしい尻をなぞりながら手を引くと、ショーツはするすると引っ張られて簡単に脱げ、秘所から立ち昇る怪しい香りが広がっていた。
 にちゃっと、指が触れたのは足に引っかかるショーツの布地。ちょうど膣が当たっていたところ。だくだくと垂れた愛液が溜まり、空気に触れてすこし冷たい。
 晴人はそれをすくいとり、指でこすり合わせていた。ぬるぬると、なめらかに、それだけで下半身が痛いほど勃起する。

「びちゃびちゃだね。こんなにエッチな汁出して、かわいい」

「いや、言わないで」

「やだ。これからもっと掻きだすよ」

 晴人は秘所に手を添える。先ほどまでの布地一枚隔てた行為と同様に、しかし今度は肉襞に直接触れていた。
 ……ふぅ。
 温かいと、晴人は喜ぶ。とめどなくあふれる愛液を掬っては刷り込んで、また掬っては刷り込んでいく。終わりのない作業に、海は腰を浮かせてあえいでいた。
 ゆっくりと、執拗に膣の入り口を撫でていく。指がふやけてそのまま溶けてしまいそうだった。
 晴人は十分に愛液のしみ込んだ膣に顔を近づけていた。上気した匂いは湯気のように立ち昇り、その匂いを強くしている。思わず伸びた舌が、一番敏感な陰核を撫でていた。

「ああ˝んっ…だめだって。きたないでしょ」

「そうかな。おしっこの匂いはしないけど。おまんこの匂いしかしないよ」

「そ、そういうこというな!」

 割と容赦なく、後頭部を叩かれた。
 弾けるような乾いた音が直接脳に響く。それに仕返しとばかりに晴人はクリトリスを引っ張り上げるように口をすぼめて吸い上げた。

「ぅんんっ!?」

 一段声が高くなる。反射的に足が閉じて、晴人の手が股に挟まれていた。
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