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第20話 晴人1
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「話が聞きたい?」
晃と最後に遊んでから二日がたった日、夕凪は晴人の部屋にいた。
個室、書斎といった部屋には生活感は無い。殆どものが入らない小さな冷蔵庫とベッド、棚に机、箪笥の他には細々としたものが飾られているばかり。
自宅というよりホテル暮らしの方がしっくりきそうに思える中で、夕凪はベッドに腰掛けていた。向かい合うように、晴人は椅子の背もたれに腹をつけていた。
「うん……」
「なんでさ」
「お父さんとは親友なんでしょ。ならどうしてうみママを取ろうしとしたのかなって」
「まぁそうなんだけどさ。なかなか辛辣だなぁ」
晴人は苦笑を浮かべながら頬を掻いていた。許す許さないの話では無いことは夕凪も理解していた。それとは別として受け入れ難い事実につい態度が辛くなる。
夕凪が晴人を選んだのは彼がこの家の中では常識的だからだった。つい最近そのランキングが大幅に変動したが、変わらず晴人が一番だった。
非常識さで言うなら一位はぶっちぎりで一紗、ではなく陽菜だった。性格が問題ではなく、産んだ子供の本当の父親が全員不確定という面でこの度後続を許さず一位に躍り出ていた。
……顔を見ればだいたい分かるけど。
弟妹たちは確かにそれぞれの父親の特徴を継いでいた。その事実を知るまでは気にも止めていなかったが、知ってしまえば例えようのない感情に心が締め付けられるようだった。
知りたくなかった事実も知ってしまったからには仕方がない。和がストレートなら一紗の話は勝負を決めに来たアッパー。食傷気味だったので晴人なら軽いジャブで済ませてくれるだろうと思惑があった。
「しかし話って言われてもな。何を話せばいいか……」
晴人は戸惑い、視線を上に向ける。
しばらくの間考え込んでいた彼は突然顔を夕凪に向けると、
「あれは、和と海が付き合い始めて少し経った頃だった」
ゆっくりとした口調でそう話し始めていた。
大学二年の夏が過ぎた頃、晴人は和から交際の報告を受けていた。
「告白したらさ、オッケー貰ったんだ」
彼の表情はとても朗らかで、悦びに満ちていた。
……出遅れたな。
それを聞いて晴人はそう思いながら、二人のことを歓迎していた。
それぞれ学部は違っていた。一年の頃、入学式後のオリエンテーションでたまたま連絡先を交換したのがきっかけだった。他にも数名いて、年月が経つにつれ疎遠になる中で三人は連絡を絶やすことはなかった。
晴人は実家暮らし、後二人は上京しての一人暮らしだった。集まるのはもっぱら和の家が多かった。気兼ねなく、また金も使わずに遊べるのがそこぐらいしかなかったからだ。
一年の頃はそれでもお互い遠慮があった。しかし二年になるころにはその感じも薄れ、よく泊まることも増えていた。狭い部屋に三人で夜まで飲み明かし、そのまま大学に向かう。よくある話だった。
家主がいない時でも、講義の合間の時間を潰すためにお互いの家にいることもあった。一言伝えれば鍵を貸してくれていたが次第に面倒になり合鍵を作ることになっていった。
主に集まるのは和の家だったが、海の家も溜まり場の一つになっていた。それは海と和が彼氏彼女の関係になっても続いていた。
悪いと思って晴人が和に相談したこともあった。しかし彼はいつも通り人のよさそうな笑みを浮かべて、
「彼女が出来たからって親友をのけ者にするのは違うんじゃないかな」
その一言に嬉しく思う反面、心苦しくも思っていた。
いやでも気づいてしまう。和の家に、海の家に、それぞれの私物や思い出の品が増えていることに。のけ者にしないと言われても心は既に埋めがたい距離が開いているようにしか感じられなくなっていた。
二年目の冬。そろそろ後期も終わるという頃のことだった。
晴人は海の家にいた。彼女とともに。そこに和の姿はなかった。
彼はバイト。そろそろ試験も近いということで二人は勉強をするという名目で集まっていた。
良くあることだった。和もそれを気にしたことは一度もなかった。
午前中から始まった勉強会は昼も取らずに午後二時ほどまで続いていた。
「はあ……そろそろ休憩しようっか」
勉強、課題も一段落ついた海がそう提案する。それに晴人も頷いていた。
ありもので何か作ると海はキッチンへと消えていく。一人残された晴人は手持ち無沙汰から適当にテレビを点けていた。
……碌な番組やってねえな。
ザッピングしながら晴人はため息をつく。芸能人がどうとか、国際社会がどうとかいうワイドショーになど興味はない。といってもみたいものもないため丁度始まるところだった洋画にチャンネルを合わせてリモコンを置いていた。
有名なシリーズ物のアクション映画だった。晴人も何度か見たことがあるが、ところどころ忘れているところがあった。オチはなんとなく覚えているが、それもこの回だったか自信がない。
導入から流し見していると、いつの間にかキッチンから海が出てきていた。
料理を載せたお盆を重そうに両手で持つ彼女に、晴人は手を伸ばして受け取る。
「冷しゃぶうどんよ。ほとんどレンチンだけど」
「うわ、美味そう」
晴人はローテーブルに手際よく並べながら見た目の感想を述べる。
薄切りの豚肉と水菜、それとうどんだけのシンプルさがまた良い。冬に暖房を効かせた部屋で冷たく仕上げた物を食べるという背徳感にもにた行為が食欲を誘っていた。
味付けは市販の麺つゆ、少しの七味唐辛子とおろししょうが。季節感を忘れてきたようなあっさりとした味付けは誰が作ってもおいしくなる組み合わせだ。
「いただきます」
海が座ったことを確認して、晴人は箸を持つ。しっかりと火の通った豚肉は重なったところがくっついて連なってしまっていた。
これも家庭料理ならではと、口に運ぶ。想像した通りのめんつゆ味に薬味のアクセントが憎い仕事をしていた。
「ん、美味い」
「どうも」
会話はそれっきり。二人は食事に集中する。
部屋にはうどんをすする音が響いていた。どちらも目線は皿に、または流しているだけの映画をたまに見るくらいだ。
のど越しの良いうどんはつるつると胃に入ってくる。急いでいるわけでもないのに大した時間もかからず完食していた。
腹は満たされた。八分目よりも少し少ないくらいだが、夕飯までの微妙な時間ではこのくらいでちょうどいいと晴人は腹をさすっていた。
「ご馳走様」
すこしして海も食べ終わり、晴人は空になった食器を持ってキッチンへ向かう。作ってもらったのだから洗い物くらいはやる。それに対して海も今更遠慮などなかった。
ちゃちゃっと洗い、よく水気を切ってから水切りラックに立てる。近くのタオルで手を拭いたら、晴人は海の隣に戻っていた。
「あ、私これ見たことないや」
「おう」
映画を眺めていた海が唐突に告げる。開始から一時間弱が経過して物語も中盤に差し掛かろうかというときまで気付かないのはシリーズものあるあるだった。
……これからどうなるんだっけ。
画面では主人公が命からがら敵の組織から逃げ出した後だった。一回やられるのはよくあること。たまに二、三回やられるのは見ていてちょっと苦しくなる。
何とか助け出したヒロインと奪われた兵器のコントロールを奪い返す作戦を練っていた。夜も更け、ヒロインの背景を深堀する回想、自白がつらつらと流れている。
……あ。
思いだした。
晴人は身を硬くして、テレビのほうを見ていた。夜、傷心しているヒロインに優しい言葉を投げかける色男。両手に琥珀色のグラスを持って、片方を渡すと軽く飲み口を合わせる。
ムードを誘うようなBGMとともに場面が切り替わる。灯りなどなく月明りに照らされた二人がシルエットとなってベッドの中にいた。
濡れ場だった。もちろん軽い感じで終わる。
洋画特有の熱いキスがアップで表示されている。多感な子供だったら思わず目を背けてしまいそうになるほど扇情的だが、二十にもなるとそれほど心は動かない。
ただまじまじと見るのも違うかな、と晴人はちらっと海のほうを見た。意識していると思われたくなくて、目だけを横に向けて。
見られていた。
……えっ?
思わず、顔を向ける。見つめあい、顔が向き合う。
どくっと心臓が高鳴る。何が起きているのかわからず、晴人は固まっていた。
ほどよく緩やかな音楽が耳に入る。目線が下に下がっていき、海の柔らかく小さな唇を見つめていた。
磁石がお互いを引き寄せるように。
身体がゆっくりと倒れていく。
目を開けたまま。見えない力に押されているようで。
あっ……
いつしかお互いの唇が触れあっていた。
晃と最後に遊んでから二日がたった日、夕凪は晴人の部屋にいた。
個室、書斎といった部屋には生活感は無い。殆どものが入らない小さな冷蔵庫とベッド、棚に机、箪笥の他には細々としたものが飾られているばかり。
自宅というよりホテル暮らしの方がしっくりきそうに思える中で、夕凪はベッドに腰掛けていた。向かい合うように、晴人は椅子の背もたれに腹をつけていた。
「うん……」
「なんでさ」
「お父さんとは親友なんでしょ。ならどうしてうみママを取ろうしとしたのかなって」
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晴人は苦笑を浮かべながら頬を掻いていた。許す許さないの話では無いことは夕凪も理解していた。それとは別として受け入れ難い事実につい態度が辛くなる。
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……顔を見ればだいたい分かるけど。
弟妹たちは確かにそれぞれの父親の特徴を継いでいた。その事実を知るまでは気にも止めていなかったが、知ってしまえば例えようのない感情に心が締め付けられるようだった。
知りたくなかった事実も知ってしまったからには仕方がない。和がストレートなら一紗の話は勝負を決めに来たアッパー。食傷気味だったので晴人なら軽いジャブで済ませてくれるだろうと思惑があった。
「しかし話って言われてもな。何を話せばいいか……」
晴人は戸惑い、視線を上に向ける。
しばらくの間考え込んでいた彼は突然顔を夕凪に向けると、
「あれは、和と海が付き合い始めて少し経った頃だった」
ゆっくりとした口調でそう話し始めていた。
大学二年の夏が過ぎた頃、晴人は和から交際の報告を受けていた。
「告白したらさ、オッケー貰ったんだ」
彼の表情はとても朗らかで、悦びに満ちていた。
……出遅れたな。
それを聞いて晴人はそう思いながら、二人のことを歓迎していた。
それぞれ学部は違っていた。一年の頃、入学式後のオリエンテーションでたまたま連絡先を交換したのがきっかけだった。他にも数名いて、年月が経つにつれ疎遠になる中で三人は連絡を絶やすことはなかった。
晴人は実家暮らし、後二人は上京しての一人暮らしだった。集まるのはもっぱら和の家が多かった。気兼ねなく、また金も使わずに遊べるのがそこぐらいしかなかったからだ。
一年の頃はそれでもお互い遠慮があった。しかし二年になるころにはその感じも薄れ、よく泊まることも増えていた。狭い部屋に三人で夜まで飲み明かし、そのまま大学に向かう。よくある話だった。
家主がいない時でも、講義の合間の時間を潰すためにお互いの家にいることもあった。一言伝えれば鍵を貸してくれていたが次第に面倒になり合鍵を作ることになっていった。
主に集まるのは和の家だったが、海の家も溜まり場の一つになっていた。それは海と和が彼氏彼女の関係になっても続いていた。
悪いと思って晴人が和に相談したこともあった。しかし彼はいつも通り人のよさそうな笑みを浮かべて、
「彼女が出来たからって親友をのけ者にするのは違うんじゃないかな」
その一言に嬉しく思う反面、心苦しくも思っていた。
いやでも気づいてしまう。和の家に、海の家に、それぞれの私物や思い出の品が増えていることに。のけ者にしないと言われても心は既に埋めがたい距離が開いているようにしか感じられなくなっていた。
二年目の冬。そろそろ後期も終わるという頃のことだった。
晴人は海の家にいた。彼女とともに。そこに和の姿はなかった。
彼はバイト。そろそろ試験も近いということで二人は勉強をするという名目で集まっていた。
良くあることだった。和もそれを気にしたことは一度もなかった。
午前中から始まった勉強会は昼も取らずに午後二時ほどまで続いていた。
「はあ……そろそろ休憩しようっか」
勉強、課題も一段落ついた海がそう提案する。それに晴人も頷いていた。
ありもので何か作ると海はキッチンへと消えていく。一人残された晴人は手持ち無沙汰から適当にテレビを点けていた。
……碌な番組やってねえな。
ザッピングしながら晴人はため息をつく。芸能人がどうとか、国際社会がどうとかいうワイドショーになど興味はない。といってもみたいものもないため丁度始まるところだった洋画にチャンネルを合わせてリモコンを置いていた。
有名なシリーズ物のアクション映画だった。晴人も何度か見たことがあるが、ところどころ忘れているところがあった。オチはなんとなく覚えているが、それもこの回だったか自信がない。
導入から流し見していると、いつの間にかキッチンから海が出てきていた。
料理を載せたお盆を重そうに両手で持つ彼女に、晴人は手を伸ばして受け取る。
「冷しゃぶうどんよ。ほとんどレンチンだけど」
「うわ、美味そう」
晴人はローテーブルに手際よく並べながら見た目の感想を述べる。
薄切りの豚肉と水菜、それとうどんだけのシンプルさがまた良い。冬に暖房を効かせた部屋で冷たく仕上げた物を食べるという背徳感にもにた行為が食欲を誘っていた。
味付けは市販の麺つゆ、少しの七味唐辛子とおろししょうが。季節感を忘れてきたようなあっさりとした味付けは誰が作ってもおいしくなる組み合わせだ。
「いただきます」
海が座ったことを確認して、晴人は箸を持つ。しっかりと火の通った豚肉は重なったところがくっついて連なってしまっていた。
これも家庭料理ならではと、口に運ぶ。想像した通りのめんつゆ味に薬味のアクセントが憎い仕事をしていた。
「ん、美味い」
「どうも」
会話はそれっきり。二人は食事に集中する。
部屋にはうどんをすする音が響いていた。どちらも目線は皿に、または流しているだけの映画をたまに見るくらいだ。
のど越しの良いうどんはつるつると胃に入ってくる。急いでいるわけでもないのに大した時間もかからず完食していた。
腹は満たされた。八分目よりも少し少ないくらいだが、夕飯までの微妙な時間ではこのくらいでちょうどいいと晴人は腹をさすっていた。
「ご馳走様」
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ちゃちゃっと洗い、よく水気を切ってから水切りラックに立てる。近くのタオルで手を拭いたら、晴人は海の隣に戻っていた。
「あ、私これ見たことないや」
「おう」
映画を眺めていた海が唐突に告げる。開始から一時間弱が経過して物語も中盤に差し掛かろうかというときまで気付かないのはシリーズものあるあるだった。
……これからどうなるんだっけ。
画面では主人公が命からがら敵の組織から逃げ出した後だった。一回やられるのはよくあること。たまに二、三回やられるのは見ていてちょっと苦しくなる。
何とか助け出したヒロインと奪われた兵器のコントロールを奪い返す作戦を練っていた。夜も更け、ヒロインの背景を深堀する回想、自白がつらつらと流れている。
……あ。
思いだした。
晴人は身を硬くして、テレビのほうを見ていた。夜、傷心しているヒロインに優しい言葉を投げかける色男。両手に琥珀色のグラスを持って、片方を渡すと軽く飲み口を合わせる。
ムードを誘うようなBGMとともに場面が切り替わる。灯りなどなく月明りに照らされた二人がシルエットとなってベッドの中にいた。
濡れ場だった。もちろん軽い感じで終わる。
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ただまじまじと見るのも違うかな、と晴人はちらっと海のほうを見た。意識していると思われたくなくて、目だけを横に向けて。
見られていた。
……えっ?
思わず、顔を向ける。見つめあい、顔が向き合う。
どくっと心臓が高鳴る。何が起きているのかわからず、晴人は固まっていた。
ほどよく緩やかな音楽が耳に入る。目線が下に下がっていき、海の柔らかく小さな唇を見つめていた。
磁石がお互いを引き寄せるように。
身体がゆっくりと倒れていく。
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いつしかお互いの唇が触れあっていた。
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