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第一章 志雄、ゴーレムになる
第一話 志雄、再就職開始
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「うわ、また書類選考で落ちたよ」
たまったもんじゃない。
再就職のため、メールを確認していたが面接まで行かずいつもの定型文を眺める。
「まことに不本意ながらーとかさ、もうそろそろ暗記しちまうぞ」
今日は3社からの返事が届いた。
まあいつものことだ。
就職先さえ選ばなければすぐにでも職にありつけられる。
そう思い前職をやめてから早3カ月。
「はあ、就職先決めてから辞めればよかった」
溜息しか出ない。
そもそも、暇だ。
仕事を辞めた最初の2,3日はテンション高く部屋を片付けたり前職の仕事の時に買った本を処分したりとやることがそこそこあった。
そんな時間もすぐに終わった。
友達もいたが、やはり仕事を理由に夜しか遊べない。
だが、連中も朝が早い。
翌日仕事だからとそそくさと帰っていく。
1週間もすればやることもなくなり、暇な時間が過ぎ去っていく。
下手に貯金が残っていたのもまずかった。
危機感が沸かなかった。
前職では仕事ばかりしていて、趣味らしい趣味もなくお金を使わなかった。
職場に行き、帰ってきて寝てまた職場に。
休みの日は泥のように寝ていた為、ほとんど外にも出ず。
職場はスーツでの出勤だったため、服もほとんど買わなかった。
仕事をしていた時の出費なんか、日々の生活費くらいだ。
後は月に一度の水光熱費とか諸々の支払い。
一番大きい買い物は車だろうか?中古車だが。
そんなこんなで毎月給料はほぼ無傷。
ボーナスなんかもあったせいで順当にお金は溜まっていた。
仕事も辞める理由がなかったからダラダラと続けていたが、とうとう辞めてしまった。
『今度関西の会社と合併するから。瀬能君、来週から愛媛県に転勤ね☆』
☆じゃねえよ!行かねえよ!てか関西の会社との合併なのになんで四国なんだよ!?
『えーっと、それ行かないとダメなんですか?』
『ダメ。行けないなら辞めてね☆だって君、採用試験時に異動OKにしてたじゃない?』
いちいち☆つけんじゃねええええええ!そもそもその異動だったのは関東にしか支店なかったからだろがああああああ!!!!!
抵抗空しく、異動が決まりました。はい。なので辞めました。
まあ向こうとしてとりあえずいなくなればいいだろうと、持ち掛けてきた話なんだろうが。
辞めてもOK、異動してくれたらなおOK。みたいな?
やってられませんよ。まったく。
「どーするかなあ」
まあまだ貯金はある。なんとでもなるだろう。
そう思っていた時がオレにもありました。はい。
たまったもんじゃない。
再就職のため、メールを確認していたが面接まで行かずいつもの定型文を眺める。
「まことに不本意ながらーとかさ、もうそろそろ暗記しちまうぞ」
今日は3社からの返事が届いた。
まあいつものことだ。
就職先さえ選ばなければすぐにでも職にありつけられる。
そう思い前職をやめてから早3カ月。
「はあ、就職先決めてから辞めればよかった」
溜息しか出ない。
そもそも、暇だ。
仕事を辞めた最初の2,3日はテンション高く部屋を片付けたり前職の仕事の時に買った本を処分したりとやることがそこそこあった。
そんな時間もすぐに終わった。
友達もいたが、やはり仕事を理由に夜しか遊べない。
だが、連中も朝が早い。
翌日仕事だからとそそくさと帰っていく。
1週間もすればやることもなくなり、暇な時間が過ぎ去っていく。
下手に貯金が残っていたのもまずかった。
危機感が沸かなかった。
前職では仕事ばかりしていて、趣味らしい趣味もなくお金を使わなかった。
職場に行き、帰ってきて寝てまた職場に。
休みの日は泥のように寝ていた為、ほとんど外にも出ず。
職場はスーツでの出勤だったため、服もほとんど買わなかった。
仕事をしていた時の出費なんか、日々の生活費くらいだ。
後は月に一度の水光熱費とか諸々の支払い。
一番大きい買い物は車だろうか?中古車だが。
そんなこんなで毎月給料はほぼ無傷。
ボーナスなんかもあったせいで順当にお金は溜まっていた。
仕事も辞める理由がなかったからダラダラと続けていたが、とうとう辞めてしまった。
『今度関西の会社と合併するから。瀬能君、来週から愛媛県に転勤ね☆』
☆じゃねえよ!行かねえよ!てか関西の会社との合併なのになんで四国なんだよ!?
『えーっと、それ行かないとダメなんですか?』
『ダメ。行けないなら辞めてね☆だって君、採用試験時に異動OKにしてたじゃない?』
いちいち☆つけんじゃねええええええ!そもそもその異動だったのは関東にしか支店なかったからだろがああああああ!!!!!
抵抗空しく、異動が決まりました。はい。なので辞めました。
まあ向こうとしてとりあえずいなくなればいいだろうと、持ち掛けてきた話なんだろうが。
辞めてもOK、異動してくれたらなおOK。みたいな?
やってられませんよ。まったく。
「どーするかなあ」
まあまだ貯金はある。なんとでもなるだろう。
そう思っていた時がオレにもありました。はい。
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