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奪われたギャラクシーロボ!? 奇跡の超雷炎合体! グレートレイジューク!!

第23話 奪われたギャラクシーロボ!? 奇跡の超雷炎合体! グレートレイジューク!! 10

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「剣には剣! くらえ!」
『それは通さないよ! 馬力はこちらが上だ!』

 くっ! その通りだ! こちらはロボットアームで括りつけられている背中のブレードに対し、相手は腕についた剣。しかも場合によっては両手の力が籠められる! 先ほどまでと違い大きさも向こうの方が上。はっきり言って不利だ!

 しかもファイヤーレイジのガードが突破できず、こちらの攻撃を防ぐと共に後ろからボルテックジュークが腕から電撃をまとった弾丸をこちらに飛ばしてくる!

『ダブルボルテックシュート!』

「回避! ってこら!」
『回避行動! ってこっちに来るでない!』
「ぐあーっ!」
『ギャーッ!』

 二人そろって右と左に同時に回避行動をとった結果、お互いにぶつかった上に弾丸をモロに食らってしまった!

「こらっ! マニュアルでは絶縁仕様になっているではないのか!」
『アババババ!絶縁コーティングは予算の関係で全身はまだこれからなのじゃ!』
「HEROが予算をケチるではない!」
『予算がケチられたせいでこのギャラクシービーストは封印凍結されることが決まったのじゃ! 小生としてはきちんと完成させて出撃出来れば問題なかったのじゃ! それなのにやれ予算だのやれスーツアクターがいないだの! 毎年新しい戦線を出すぐらいならもっと小生の好きなようにさせるべきだったのじゃ!』

 電撃をくらいながら言い訳をするマッド博士。
 しかし地味にピンチだ!

『そこまでだ! マッド博士! ダークネスマッスル!』

 電撃を受けている最中に、更に新しい声が…新しい声だと!?

『基地を…みんなを! よくもやってくれたな!』

 あいつらは!?

『ギャラクシーロボじゃ! 都内のHEROフォーラムから飛んできたか!』
「くっ、三対二かっ! しかもこちらよりも巨大なロボットが三機! まずいぞ博士!」
『慌てるでないっ! むしろチャンスじゃ! 強制合体フォーメーション! そーれぽちっと!』
『なんだ!? 何をした!』
『何? 何!?』
『!? !??』

 驚いた声と、や。全身スーツだから表情は見えないが驚いてるようだ。ギャラクシーロボの中の銀河戦線ギャラクシーの三人が驚いている。
 空中でギャラクシーロボが姿勢を正すと、両腕のパーツが背面に動く!
 ギャラクシースラッシュとギャラクシーバスターはそれぞれ体が二つに割れて上半身が腕へと変化!
 下半身は脚部、靴のように変形しギャラクシーロボの足元へ吸い込まれる!
 両腕の空いたギャラクシーロボの左右からスラッシュとバスターが接続されてドッキング! それぞれの背中に積んでいた武装の内、ブレードは地面に突き刺さりバスターは背中へとセットされた!

『合体完了! ギャラクシーロボ/(スラッシュ)バスターじゃ!』

 博士が声を上げた。

『急ぐぞダークネスマッスル! 早いところコックピットの三人を制圧するのじゃ!』
「そこは人力か! まあ良い! 念願の合体も出来たので手をかしてやろう」

 ギャラクシーロボの内部に出来た通路を駆けてコックピットへと向かう!
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