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授業開始! 悪役学園の日常
第11話 授業開始! 悪役学園の日常 5
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「では作戦会議です。戦闘員の皆さん、よろしくお願いします」
「「「キキ!(萌え!)」」」
「では戦闘員F君、貴方は剣を持っていますが一日どれくらい振っていますか?」
「キキキ。キキ! (一日300回毎日素振りを行っています!)」
「そうですか、それはどのくらいの時間になりますか?」
「キキ! (日にもよりますが30分~1時間程度です!)」
「なるほど、それでは剣を持っていてもしょうがないですね。素手でお願いします」
「キ!?(え!?)」
その程度の鍛錬では満足出来るわけがありません。
「一日の内だと素手でいる時間の方が長いじゃないですか。大した実力とも思えません。却下です」
「キキ~(そんな~)」
戦闘員F君がうなだれながら武器を仕舞いました。
もっと精進すべきですね。
「戦闘員H君、君の武器も剣ですね?」
「キキ! (はい! 剣道3段の有段者です!)」
「そうですか、ですが剣道は竹刀ですよね? なんで真剣なのですか?」
「キキ…(そ、それは…)」
「せめて自分が普段使っている物を用意してください。今回は素手ですね」
「キキ…(はい…)」
なんで普段竹刀を使っているのに選んでいるのが竹刀ではないのでしょうか? 不思議でなりません。
「戦闘員K君。君は…鉄の棒ですか…」
「キキ! (喧嘩上等!)」
「喧嘩なら素手でしてください。そんな鉄の塊なんぞ何の役に立つのですか。」
「キ!(はうっ!)」
まったく、喧嘩で武器を取り出すなんてどこのチンピラですか。戦闘員とチンピラは同じような物なんでしょうか。
「そして戦闘員J君」
「キ! キキキ! (はい!銃です!)」
「私は銃が嫌いです。素手にしましょう」
「キ!?(ええ)!?」
「反論は無しです。私の指示に従って下さい」
戦闘員J君はすごすごと銃を仕舞いました。
自分の力で訓練するのではなく、ただ引き金を引くだけで人の命を奪えるような武器は嫌いです。
そもそも鬼蜘蛛先生クラスの怪人に銃なんか効くわけないでしょう。
「戦闘員の皆さん。貴方たちは普段から体を鍛えているでしょう? 武器に頼らずに己の筋肉を信じて下さい」
「「「キキキ! (なんか分からないけど分かりました!)」」」
「さて、作戦会議は終わりましたか? 早速始めましょう」
鬼蜘蛛先生の言葉に私は頷くと、戦闘員達を前面に展開させました。
「では、早速………行け! 戦闘員達! 取り敢えず四方から殴れ!」
「「「キキ! (了解!)」」」
戦闘員達は鬼蜘蛛先生の周りに展開すると、それぞれ拳を振りかざす!
「ふむ、武器を持たせなかったのは正解ですね」
鬼蜘蛛先生の四肢は8本。足がある為腕が6本になりますが、こちらは戦闘員が4人。つまり戦闘員達の腕は8本あるのでそのすべての攻撃を捌くには…。
「なるほど、確かにこの戦法で来られると私は腕の大半を防御に回さないと厳しいですね」
鬼蜘蛛先生は器用に6本の腕で戦闘員達の攻撃をいなし、防ぎます。
時たま戦闘員の腕を掴んだりしていますが、他の戦闘員からの攻撃も無視は出来ない様子です。掴んで止める物の、追撃が行えずジリジリと後退を余儀なくなっていきました。
「ですが、私に複数あるのは四肢だけではないんですよ?」
突然鬼蜘蛛先生の動きが滑らかになり戦闘員達の攻撃が当たらなくなります。それどころか同士討ちでも始めたかのようにお互いの拳がお互いに命中し始めた。
「キキ! (なにするだー!)」
「キキキ! (お前こそ!)」
「一旦距離を取って下さい! このままでは攻撃が当たりません!」
「「「キキ! (萌え!)」」」
なんか返事が変でしたが気にしてはいられません。
「なるほど。『目』ですか」
「その通りです。意外と早く気づきましたね」
鬼蜘蛛先生の目は複数あります。というか7つあるように見える目も、虫のそれと同じであれば複数ある目の集合体のはずです。人間のそれよりも広い視界を持つでしょう。
「その上、先生自身が武術の達人ですか…厄介ですね」
「伊達に長年怪人やっていませんからね? こう見えても改造される前の人間時代もそこそこ名の知れた空手家だったんですよ?」
これまでの作戦は通用しなそうですね。それならば!
「戦闘員達! 全力で殴りかかるのです!」
「「「キキキ! (結局!)」」」
「今までと変わらない戦い方であれば先生としてはがっかりですよ?」
先生は余裕をもって戦闘員達の拳や蹴りを捌き始めました。
私は今のうちにポケットの中から端末を取り出して操作をします。
魔界では実は必要ないのですが、端末を経由した方が楽なので余裕がある時は使います。
「おや? 魔法ですか。攻撃魔法は法律で厳しく制限がかけられていますが使えるんですか?」
「確かに攻撃魔法は国家資格です。私もまだB級魔法師の資格しか持っていませんから攻撃魔法の大半は習得の許可が出ておりません」
使えますけど。
「その若さでB級魔法師の資格持ちですか、将来有望ですね」
「有難うございます。私がこれから行使するのは強化魔法と具現化魔法と硬化魔法、他にも色々と付け加えておりますがとりあえずは複合魔法です。まあ遠距離攻撃魔法を撃ってもここは魔界ですから法律違反にもなりませんけどね」
「そもそも我々は悪役ですからね、一々法律なんか守っていられないでしょう…先日のレポートにあったアレですか」
その言葉に私はうなずきスマフォ型の端末を操作します。
地面に魔法陣が浮かび上がると、そこから黒いもやが溢れ出して私の体を包み込みました。
「ダークネスマッスル。参る!」
私は再び筋肉の化身へと変貌を遂げ、赤髪の悪鬼となって拳を構えた。
なんか周りから悲鳴が聞こえた気がする!
「「「キキ!(萌え!)」」」
「では戦闘員F君、貴方は剣を持っていますが一日どれくらい振っていますか?」
「キキキ。キキ! (一日300回毎日素振りを行っています!)」
「そうですか、それはどのくらいの時間になりますか?」
「キキ! (日にもよりますが30分~1時間程度です!)」
「なるほど、それでは剣を持っていてもしょうがないですね。素手でお願いします」
「キ!?(え!?)」
その程度の鍛錬では満足出来るわけがありません。
「一日の内だと素手でいる時間の方が長いじゃないですか。大した実力とも思えません。却下です」
「キキ~(そんな~)」
戦闘員F君がうなだれながら武器を仕舞いました。
もっと精進すべきですね。
「戦闘員H君、君の武器も剣ですね?」
「キキ! (はい! 剣道3段の有段者です!)」
「そうですか、ですが剣道は竹刀ですよね? なんで真剣なのですか?」
「キキ…(そ、それは…)」
「せめて自分が普段使っている物を用意してください。今回は素手ですね」
「キキ…(はい…)」
なんで普段竹刀を使っているのに選んでいるのが竹刀ではないのでしょうか? 不思議でなりません。
「戦闘員K君。君は…鉄の棒ですか…」
「キキ! (喧嘩上等!)」
「喧嘩なら素手でしてください。そんな鉄の塊なんぞ何の役に立つのですか。」
「キ!(はうっ!)」
まったく、喧嘩で武器を取り出すなんてどこのチンピラですか。戦闘員とチンピラは同じような物なんでしょうか。
「そして戦闘員J君」
「キ! キキキ! (はい!銃です!)」
「私は銃が嫌いです。素手にしましょう」
「キ!?(ええ)!?」
「反論は無しです。私の指示に従って下さい」
戦闘員J君はすごすごと銃を仕舞いました。
自分の力で訓練するのではなく、ただ引き金を引くだけで人の命を奪えるような武器は嫌いです。
そもそも鬼蜘蛛先生クラスの怪人に銃なんか効くわけないでしょう。
「戦闘員の皆さん。貴方たちは普段から体を鍛えているでしょう? 武器に頼らずに己の筋肉を信じて下さい」
「「「キキキ! (なんか分からないけど分かりました!)」」」
「さて、作戦会議は終わりましたか? 早速始めましょう」
鬼蜘蛛先生の言葉に私は頷くと、戦闘員達を前面に展開させました。
「では、早速………行け! 戦闘員達! 取り敢えず四方から殴れ!」
「「「キキ! (了解!)」」」
戦闘員達は鬼蜘蛛先生の周りに展開すると、それぞれ拳を振りかざす!
「ふむ、武器を持たせなかったのは正解ですね」
鬼蜘蛛先生の四肢は8本。足がある為腕が6本になりますが、こちらは戦闘員が4人。つまり戦闘員達の腕は8本あるのでそのすべての攻撃を捌くには…。
「なるほど、確かにこの戦法で来られると私は腕の大半を防御に回さないと厳しいですね」
鬼蜘蛛先生は器用に6本の腕で戦闘員達の攻撃をいなし、防ぎます。
時たま戦闘員の腕を掴んだりしていますが、他の戦闘員からの攻撃も無視は出来ない様子です。掴んで止める物の、追撃が行えずジリジリと後退を余儀なくなっていきました。
「ですが、私に複数あるのは四肢だけではないんですよ?」
突然鬼蜘蛛先生の動きが滑らかになり戦闘員達の攻撃が当たらなくなります。それどころか同士討ちでも始めたかのようにお互いの拳がお互いに命中し始めた。
「キキ! (なにするだー!)」
「キキキ! (お前こそ!)」
「一旦距離を取って下さい! このままでは攻撃が当たりません!」
「「「キキ! (萌え!)」」」
なんか返事が変でしたが気にしてはいられません。
「なるほど。『目』ですか」
「その通りです。意外と早く気づきましたね」
鬼蜘蛛先生の目は複数あります。というか7つあるように見える目も、虫のそれと同じであれば複数ある目の集合体のはずです。人間のそれよりも広い視界を持つでしょう。
「その上、先生自身が武術の達人ですか…厄介ですね」
「伊達に長年怪人やっていませんからね? こう見えても改造される前の人間時代もそこそこ名の知れた空手家だったんですよ?」
これまでの作戦は通用しなそうですね。それならば!
「戦闘員達! 全力で殴りかかるのです!」
「「「キキキ! (結局!)」」」
「今までと変わらない戦い方であれば先生としてはがっかりですよ?」
先生は余裕をもって戦闘員達の拳や蹴りを捌き始めました。
私は今のうちにポケットの中から端末を取り出して操作をします。
魔界では実は必要ないのですが、端末を経由した方が楽なので余裕がある時は使います。
「おや? 魔法ですか。攻撃魔法は法律で厳しく制限がかけられていますが使えるんですか?」
「確かに攻撃魔法は国家資格です。私もまだB級魔法師の資格しか持っていませんから攻撃魔法の大半は習得の許可が出ておりません」
使えますけど。
「その若さでB級魔法師の資格持ちですか、将来有望ですね」
「有難うございます。私がこれから行使するのは強化魔法と具現化魔法と硬化魔法、他にも色々と付け加えておりますがとりあえずは複合魔法です。まあ遠距離攻撃魔法を撃ってもここは魔界ですから法律違反にもなりませんけどね」
「そもそも我々は悪役ですからね、一々法律なんか守っていられないでしょう…先日のレポートにあったアレですか」
その言葉に私はうなずきスマフォ型の端末を操作します。
地面に魔法陣が浮かび上がると、そこから黒いもやが溢れ出して私の体を包み込みました。
「ダークネスマッスル。参る!」
私は再び筋肉の化身へと変貌を遂げ、赤髪の悪鬼となって拳を構えた。
なんか周りから悲鳴が聞こえた気がする!
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