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新たなる伝説の戦士!? 正体不明の三人目!
第83話 新たなる伝説の戦士!? 正体不明の三人目! 26
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「お嬢様! ご無事でしたか!」
「ええ、ご心配をおかけしました」
「優ちゃん!」
「佐々木さん!」
そこには目を覚ませたのか、プリピュアこと夢さんと希望さんが一緒に立っています。
「ドーラは!?」
「消えました。距離を取って逃げ回っていたら突然苦しみだしたと思ったら、突如姿が消えたのです」
嘘です。なんか今回は嘘ばかりついている気がしますね。
年齢どころか性別から嘘ですから
「そう、なんだ?」
「すごいね! あのドーラから逃げ切れるなんて!」
「お嬢様なら当然です」
「ブブ! 良かったブブ!」
一つ厄介な声が出てきました!
私は呪いの人形を見つけると、頭を掴んでみんなからダッシュで離れていきます。
「いいですか? 私をプリピュアにした事を人に言ったら…」
「ブ?!」
「全身の毛を剥いで檻につめこんでどっかのダンジョンでユニークモンスターになってもらいますからね?」
「ブブブ!? い、言わないブブ! もともとプリピュアの正体は秘密ブブ!」
「よろしい、あのお二人にも内緒ですからね」
「ブブ、分かったブブ………」
「約束を守ってくださるなら私に呪いを与えた事は不問とします。何、怒ってなんかいませんよ怒ってなんか」
もし人に見られてたらこの呪いの人形は貼り付けて五寸釘の刑になってたかもしれませんけどね。
「ブブブブ、ブブブゥ」
「約束、守って貰えますね?」
「ブブ! 約束ブブ!」
「えっと、優ちゃん? その子はなんていうか…」
「ほら、あの。えっと、ウチのペットなの! ちょっと変わった生き物なんだけど!」
私がこの呪いの人形を連れ去って不安になった二人が遠目で声をかけてきました。
呪いの人形を解放して、3人の所に戻ります。
「いえ、ドーラから逃げていた時に先導してくれたのでそのお礼を伝えていただけです。ね?」
「ブブ、そう! そうブブ!」
「そうだったんだ! 偉いねブブッピ!」
「あ、でも優ちゃん。この子の事は秘密にしてるの、普通の生き物じゃないから」
「まあ普通ではないでしょうけど、魔物ですか?」
「つ、違うよ!?」
「では魔法生物?」
「えっと、それはどうなんだろ…」
「ブブッピはブブッピブブ! ザルナ王国の王子ブブ!」
「…こんな変わった事を言うんだけど、可愛いんだよ?」
また出ましたねザルナという単語、なんとなく分からない事だらけですが、とりあえず『ノタマウナー』の妨害という意味では最良の実績が上げれたでしょう。
『ノタマウナー』が破壊しようとしていた『ザルナクリスタル』まあプリピュアになる変身アイテムの様ですが、それの一つが私の手元にあるんですから。
彼女達が負けてクリスタルが破壊されたとしても、これがある限り彼らの目的は完遂できないでしょうから。
学園に報告したうえで自分で解析しましょう。この呪いのアイテムもうまく使えるようになれば…。
「お嬢様?」
「なんでもありません。さあ、帰りますよつかさ」
「かしこまりました。外にジュークを待たせてありますので、送って頂く事にしましょう」
「勇者救急隊をタクシー代わりに…」
「いいのかなぁ?」
「アレのめちゃくちゃな運転でこんなところまで運ばれたのですから、当然です。」
「…それもそうですね」
こう言って我々は家路につきます。
その後、悪役学園へ報告を行い依頼主からもミッション完了のお墨付きを頂きました。
ドーラの遺体を依頼主に送り幹部を倒した旨報告。奴らの目的の一つの『ザルナクリスタル』をこちらで回収したことで、彼らへの妨害工作としては上々。というよりも向こうで想定していた結果よりも素晴らしい物だったそうです。
再び潜入する事があるかもとの事で、英傑学園には休学の申請を行い先生方に巧く処理をしてもらう手筈です。
もう女子生徒の制服なんか着たくありませんけどね。
「ええ、ご心配をおかけしました」
「優ちゃん!」
「佐々木さん!」
そこには目を覚ませたのか、プリピュアこと夢さんと希望さんが一緒に立っています。
「ドーラは!?」
「消えました。距離を取って逃げ回っていたら突然苦しみだしたと思ったら、突如姿が消えたのです」
嘘です。なんか今回は嘘ばかりついている気がしますね。
年齢どころか性別から嘘ですから
「そう、なんだ?」
「すごいね! あのドーラから逃げ切れるなんて!」
「お嬢様なら当然です」
「ブブ! 良かったブブ!」
一つ厄介な声が出てきました!
私は呪いの人形を見つけると、頭を掴んでみんなからダッシュで離れていきます。
「いいですか? 私をプリピュアにした事を人に言ったら…」
「ブ?!」
「全身の毛を剥いで檻につめこんでどっかのダンジョンでユニークモンスターになってもらいますからね?」
「ブブブ!? い、言わないブブ! もともとプリピュアの正体は秘密ブブ!」
「よろしい、あのお二人にも内緒ですからね」
「ブブ、分かったブブ………」
「約束を守ってくださるなら私に呪いを与えた事は不問とします。何、怒ってなんかいませんよ怒ってなんか」
もし人に見られてたらこの呪いの人形は貼り付けて五寸釘の刑になってたかもしれませんけどね。
「ブブブブ、ブブブゥ」
「約束、守って貰えますね?」
「ブブ! 約束ブブ!」
「えっと、優ちゃん? その子はなんていうか…」
「ほら、あの。えっと、ウチのペットなの! ちょっと変わった生き物なんだけど!」
私がこの呪いの人形を連れ去って不安になった二人が遠目で声をかけてきました。
呪いの人形を解放して、3人の所に戻ります。
「いえ、ドーラから逃げていた時に先導してくれたのでそのお礼を伝えていただけです。ね?」
「ブブ、そう! そうブブ!」
「そうだったんだ! 偉いねブブッピ!」
「あ、でも優ちゃん。この子の事は秘密にしてるの、普通の生き物じゃないから」
「まあ普通ではないでしょうけど、魔物ですか?」
「つ、違うよ!?」
「では魔法生物?」
「えっと、それはどうなんだろ…」
「ブブッピはブブッピブブ! ザルナ王国の王子ブブ!」
「…こんな変わった事を言うんだけど、可愛いんだよ?」
また出ましたねザルナという単語、なんとなく分からない事だらけですが、とりあえず『ノタマウナー』の妨害という意味では最良の実績が上げれたでしょう。
『ノタマウナー』が破壊しようとしていた『ザルナクリスタル』まあプリピュアになる変身アイテムの様ですが、それの一つが私の手元にあるんですから。
彼女達が負けてクリスタルが破壊されたとしても、これがある限り彼らの目的は完遂できないでしょうから。
学園に報告したうえで自分で解析しましょう。この呪いのアイテムもうまく使えるようになれば…。
「お嬢様?」
「なんでもありません。さあ、帰りますよつかさ」
「かしこまりました。外にジュークを待たせてありますので、送って頂く事にしましょう」
「勇者救急隊をタクシー代わりに…」
「いいのかなぁ?」
「アレのめちゃくちゃな運転でこんなところまで運ばれたのですから、当然です。」
「…それもそうですね」
こう言って我々は家路につきます。
その後、悪役学園へ報告を行い依頼主からもミッション完了のお墨付きを頂きました。
ドーラの遺体を依頼主に送り幹部を倒した旨報告。奴らの目的の一つの『ザルナクリスタル』をこちらで回収したことで、彼らへの妨害工作としては上々。というよりも向こうで想定していた結果よりも素晴らしい物だったそうです。
再び潜入する事があるかもとの事で、英傑学園には休学の申請を行い先生方に巧く処理をしてもらう手筈です。
もう女子生徒の制服なんか着たくありませんけどね。
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退会済ユーザのコメントです
感想有難うございます
今後もがんばります
>「佐々木くんは先生の言うことを聞けない悪い生徒だったんですかね?」
「ぼく悪い子だもん!!」
うーんあざといのは小学生までだな。
感想有難うございます!
似たような事を考えたのですが、仲間キャラを早く出したかったのでやめました