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第三章【青の月の章】16歳
第59話「八重桜が咲くころ、私はどんな顔をしている?」
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雪解け水が残り、木の芽が顔を出すころ。
桃のお腹は膨らみだし、日中でもウトウトすることが増えた。
春の気候はもともと眠気を誘うが、桃には異常な眠気が妊婦の症状として出ていた。
「すみません~。お子が出来るとこうも眠くなるものなのですねぇ」
「ふふ、人によって全然違うとは聞くわね」
「どうもこの子は浅葱に似て落ち着きがないようです。腹がポコポコするの、なかなか慣れません」
「あ、本当だ。今ポコッてした」
桃の腹に手を当てると、お腹の子が蹴り返してくる。
そろそろ落ち着く頃かと思ったが、桃はなかなか手こずっているようでボーッと縁側で休むことを増やしていた。
匂い袋を握りしめ、思いきり香りを吸い込む時もしばしば。
どうやら桃にはそれが落ちつくらしい。
浅葱は桃が匂いを好んでいると思い、香りの強い花を持ってくる。
残念ながら物によるようで、桃が吐きそうになるたびに浅葱は慌てふためいていた。
「もう妊婦とわかるくらいになりましたね」
「! 緋月!」
以前と変わらない微笑みを浮かべ、彼が寄ってくる。
立とうとすれば彼は手を前に出し、首を横に振って桃に目を向けた。
「不思議なものです。あの浅葱が父親になるなんて」
「いつかはこうなるんだろうなと思ってました。まぁ、まだ生まれるまでかかりますのでもう少し考えます」
子が出来たことで桃は長年抱えていた不安を打ち明けた。
鬼狩り一族として今後も生きていくことに迷いがあったようだ。
私の女官兼護衛となったのも、一度鬼狩り一族から離れて生き方を考えたかったそうだ。
時間はかかったが、少しずつ一族から離れていきたい。
浅葱と夫婦になりたいと願いながらも、子に選択肢を与えないままに鬼狩り一族に残りたくなかった。
ようやくその想いを浅葱に伝えられたと、桃はホッとして今、ゆっくりとした時間を過ごしていた。
「……時羽姫」
彼が困ったように微笑んで、「話をしたい」と言ってきた。
桃には聞かれたくないようで、どうしようかと考えているとタイミングよく浅葱が顔を出す。
桃一人を残すのは心配だったが、浅葱が来てくれたので私は安心して彼と一緒に外へ出た。
河川敷を歩いていると、春風が吹いて髪が乱れて手で押さえる。
隣を歩く彼に目を向けると、淡く光る月に似た美しさがまぶしかった。
(まだつけてくれてる)
何本も異なる色を渡しているのに、一番身に着けているのは緋色の組紐。
私はもう藍染の髪飾りも、木彫りの兎も視界から遠ざけたのに、彼を見るたびに想い焦がれた。
何度も想いを捨てようとして、火照るように思い出す。
下唇を指で押し、そのまま滑らせて首をひと撫でした。
「戦が起きます」
春のイタズラな風が草木をざわつかせた。
いつも遊んでいる子どもたちはいない。
風に押し出された雲が幾重にも重なってたなびいていた。
「戦って」
「鬼が攻め入ろうと動いています。鬼狩りはもちろんのこと、兵が徴収されて大きな争いになるでしょう」
背筋が凍り付くような話だ。
同時に抑え込んでいた憎悪がドロドロと這いつくばって顔を出す。
だが彼のやりきれない微笑みに私はハッとして顔を両手で隠した。
「緋月も、戦に行ってしまうの?」
「はい。……それはどうしたって避けられません」
カチッとまた、止まる音がした。
(まただ)
また私の大切なものが零れ落ちていく。
今でも悔しいくらいに鬼が憎いのに。
芹の敵を討ちたいと願うのに、頑丈に閉めたはずの鍵が壊れていき箱の中身があふれ出す。
「いや……」
足をとめ、私は彼が振り返るのを待つ。
目を見開いた彼が、赤みがかった紫の瞳に弱り果てた女を映した。
「どうして争いなんてするの。なんで私から奪っていくの。これ以上、とらないでよ……!」
「時羽ひ……」
「緋月はズルい! なんでそんなに私をかき乱そうとするの!」
こんなのはただの八つ当たりだ。
彼はちゃんと距離を保とうと微笑みを絶やさない。
いつから微笑みの向こう側に淀みを感じた?
彼が私を見る目がどんどん色を濃くして、それを私はよろこんでいた。
濡れた重なりは一度もない。
なのに私は何度も何度も、ありえぬ空想をして彼の瞳を思い出す。
(さんざん突き放したのに、やっぱりダメね。私、姫ではあっても心はどこにでもいる女だわ)
「行かないでよ……」
この一歩分の距離をゼロにするのは私か、彼か。
涙がハラハラ落ちる中で彼は苦しそうに目を反らし、口元を手で隠した。
「……っすみません。俺は……」
それで傷つくのは自分勝手だ。
(なによ……。何なのよ、こんな私、吐き気がする!)
勝手に被害者ヅラをして、突き放したくせに擦り寄って。
彼の行動に一喜一憂していた少女はいない。
ただ想い合うだけではいられない二人になってしまった。
言葉のないままでは、関係を保てない。
「……それでも行かないで」
想いが実らなくてもいい。
彼が生きてくれることが一番だ。
大切な人が死ぬのはもう嫌だ。
芽生えた命が失われる世界は絶対に絶対に……!
戦なんて、争いなんて……。
”鬼なんていなければいいのに!!”
何が起きても私は彼らを失わない道を選ぶ。
だからどうか、戦に行くと言わないで……。
「戻ろう。私、冷静になれない」
「姫っ! 俺は……!」
「ごめんね。緋月の顔、見れない。……見られたくない!」
私は緋月に背を向け、足早に歩きだす。
一定の距離を保って彼がその後ろを歩く。
どうして私は素直になれないの?
いい加減、あきらめてしおらしくすればいいのに……。
私が手を伸ばせないのと同じように、彼も折り合いをつけられない。
たぶん、私たちは恋をするには不器用すぎた。
(今日は月がなさそうね)
八重桜が咲くころ、私はどんな顔をしている?
せせらぎの音、広く茂った河川敷を眺めればいつの日か見つけた小さな白い花が咲いていた。
桃のお腹は膨らみだし、日中でもウトウトすることが増えた。
春の気候はもともと眠気を誘うが、桃には異常な眠気が妊婦の症状として出ていた。
「すみません~。お子が出来るとこうも眠くなるものなのですねぇ」
「ふふ、人によって全然違うとは聞くわね」
「どうもこの子は浅葱に似て落ち着きがないようです。腹がポコポコするの、なかなか慣れません」
「あ、本当だ。今ポコッてした」
桃の腹に手を当てると、お腹の子が蹴り返してくる。
そろそろ落ち着く頃かと思ったが、桃はなかなか手こずっているようでボーッと縁側で休むことを増やしていた。
匂い袋を握りしめ、思いきり香りを吸い込む時もしばしば。
どうやら桃にはそれが落ちつくらしい。
浅葱は桃が匂いを好んでいると思い、香りの強い花を持ってくる。
残念ながら物によるようで、桃が吐きそうになるたびに浅葱は慌てふためいていた。
「もう妊婦とわかるくらいになりましたね」
「! 緋月!」
以前と変わらない微笑みを浮かべ、彼が寄ってくる。
立とうとすれば彼は手を前に出し、首を横に振って桃に目を向けた。
「不思議なものです。あの浅葱が父親になるなんて」
「いつかはこうなるんだろうなと思ってました。まぁ、まだ生まれるまでかかりますのでもう少し考えます」
子が出来たことで桃は長年抱えていた不安を打ち明けた。
鬼狩り一族として今後も生きていくことに迷いがあったようだ。
私の女官兼護衛となったのも、一度鬼狩り一族から離れて生き方を考えたかったそうだ。
時間はかかったが、少しずつ一族から離れていきたい。
浅葱と夫婦になりたいと願いながらも、子に選択肢を与えないままに鬼狩り一族に残りたくなかった。
ようやくその想いを浅葱に伝えられたと、桃はホッとして今、ゆっくりとした時間を過ごしていた。
「……時羽姫」
彼が困ったように微笑んで、「話をしたい」と言ってきた。
桃には聞かれたくないようで、どうしようかと考えているとタイミングよく浅葱が顔を出す。
桃一人を残すのは心配だったが、浅葱が来てくれたので私は安心して彼と一緒に外へ出た。
河川敷を歩いていると、春風が吹いて髪が乱れて手で押さえる。
隣を歩く彼に目を向けると、淡く光る月に似た美しさがまぶしかった。
(まだつけてくれてる)
何本も異なる色を渡しているのに、一番身に着けているのは緋色の組紐。
私はもう藍染の髪飾りも、木彫りの兎も視界から遠ざけたのに、彼を見るたびに想い焦がれた。
何度も想いを捨てようとして、火照るように思い出す。
下唇を指で押し、そのまま滑らせて首をひと撫でした。
「戦が起きます」
春のイタズラな風が草木をざわつかせた。
いつも遊んでいる子どもたちはいない。
風に押し出された雲が幾重にも重なってたなびいていた。
「戦って」
「鬼が攻め入ろうと動いています。鬼狩りはもちろんのこと、兵が徴収されて大きな争いになるでしょう」
背筋が凍り付くような話だ。
同時に抑え込んでいた憎悪がドロドロと這いつくばって顔を出す。
だが彼のやりきれない微笑みに私はハッとして顔を両手で隠した。
「緋月も、戦に行ってしまうの?」
「はい。……それはどうしたって避けられません」
カチッとまた、止まる音がした。
(まただ)
また私の大切なものが零れ落ちていく。
今でも悔しいくらいに鬼が憎いのに。
芹の敵を討ちたいと願うのに、頑丈に閉めたはずの鍵が壊れていき箱の中身があふれ出す。
「いや……」
足をとめ、私は彼が振り返るのを待つ。
目を見開いた彼が、赤みがかった紫の瞳に弱り果てた女を映した。
「どうして争いなんてするの。なんで私から奪っていくの。これ以上、とらないでよ……!」
「時羽ひ……」
「緋月はズルい! なんでそんなに私をかき乱そうとするの!」
こんなのはただの八つ当たりだ。
彼はちゃんと距離を保とうと微笑みを絶やさない。
いつから微笑みの向こう側に淀みを感じた?
彼が私を見る目がどんどん色を濃くして、それを私はよろこんでいた。
濡れた重なりは一度もない。
なのに私は何度も何度も、ありえぬ空想をして彼の瞳を思い出す。
(さんざん突き放したのに、やっぱりダメね。私、姫ではあっても心はどこにでもいる女だわ)
「行かないでよ……」
この一歩分の距離をゼロにするのは私か、彼か。
涙がハラハラ落ちる中で彼は苦しそうに目を反らし、口元を手で隠した。
「……っすみません。俺は……」
それで傷つくのは自分勝手だ。
(なによ……。何なのよ、こんな私、吐き気がする!)
勝手に被害者ヅラをして、突き放したくせに擦り寄って。
彼の行動に一喜一憂していた少女はいない。
ただ想い合うだけではいられない二人になってしまった。
言葉のないままでは、関係を保てない。
「……それでも行かないで」
想いが実らなくてもいい。
彼が生きてくれることが一番だ。
大切な人が死ぬのはもう嫌だ。
芽生えた命が失われる世界は絶対に絶対に……!
戦なんて、争いなんて……。
”鬼なんていなければいいのに!!”
何が起きても私は彼らを失わない道を選ぶ。
だからどうか、戦に行くと言わないで……。
「戻ろう。私、冷静になれない」
「姫っ! 俺は……!」
「ごめんね。緋月の顔、見れない。……見られたくない!」
私は緋月に背を向け、足早に歩きだす。
一定の距離を保って彼がその後ろを歩く。
どうして私は素直になれないの?
いい加減、あきらめてしおらしくすればいいのに……。
私が手を伸ばせないのと同じように、彼も折り合いをつけられない。
たぶん、私たちは恋をするには不器用すぎた。
(今日は月がなさそうね)
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