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4章 魔族ハンター
第43 ウエイトレス✕約束
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皐月はコーヒーを一口飲むと、圭介に教わった事を話し始めた。
「見えるオーラの色は赤色が人間、私みたいにね」
美樹は黙って頷いた。
「親や先祖に魔族の血が混ざると、血の薄い方から薄い緑・薄い青になるのよ」
「なるほど」
「ここからが問題よ、完全な緑が低級、青が中級、黒が高級魔族だそうよ」
「それだと、あのウエイトレスの娘は中級って事?」
美樹は唾を飲み込み彼女をチラリと見た。
「そうなるわね、今日警察官でも緑の人がいたわよ」
「人?」
美樹が首を傾げ聴き直すと、皐月はカップを置きながら言った。
「今の時代、人間と魔族は上手く共存出来てるそうよ」
「そうなんだ、今度圭介に詳しく聞いてみよ」
圭介ごめん、貴方が勇斗さんから聞いたと言う事は伏せてしまったわ、いつか伝えるのは貴方の役目ですからね・・・。
「そろそろ行きましょうか、ここからは私が荷物を持つわ」
支払いを終え店を出ると、皐月は人目がないのを確認して素早く荷物をアイテム袋へと入れた。
「皐月、そう言う事は先に言ってよ」
「だって貴方には回復もあるじゃない?」
「それはむやみに使わないよう言われてるの」
今日は美樹が良く剥れる日の様だ。
少女2人が事務所へ入ると智花と圭介はなにやら打ち合わせをしていた。
「ただいまー」
「2人共おかえり、疲れたでしょうコーヒーを入れてあげるね」
美樹は圭介の横に座り、皐月は買い物袋を持ち研究室へと消えて行った。
「美樹、あんなに沢山何を買って来たんだ?」
「分からない・・・皐月が全部選んでたからね、それより聞いてよ・・・」
美樹は喫茶店で魔族を見た事、皐月から聞いた事を圭介に話し始めた。
「そのウエイトレスの娘がね、全く魔族に見えないくらい可愛いのよ」
「美樹良く聞いて欲しい、任務中でも必要以外それは使わないでくれるかな」
「え?」
「とにかく約束してくれ」
「う、うん約束する」
美樹がどんどんこちら側に来てしまう、いずれ勇兄の事も知る日が来てしまうのでは無いか心配だ。
「見えるオーラの色は赤色が人間、私みたいにね」
美樹は黙って頷いた。
「親や先祖に魔族の血が混ざると、血の薄い方から薄い緑・薄い青になるのよ」
「なるほど」
「ここからが問題よ、完全な緑が低級、青が中級、黒が高級魔族だそうよ」
「それだと、あのウエイトレスの娘は中級って事?」
美樹は唾を飲み込み彼女をチラリと見た。
「そうなるわね、今日警察官でも緑の人がいたわよ」
「人?」
美樹が首を傾げ聴き直すと、皐月はカップを置きながら言った。
「今の時代、人間と魔族は上手く共存出来てるそうよ」
「そうなんだ、今度圭介に詳しく聞いてみよ」
圭介ごめん、貴方が勇斗さんから聞いたと言う事は伏せてしまったわ、いつか伝えるのは貴方の役目ですからね・・・。
「そろそろ行きましょうか、ここからは私が荷物を持つわ」
支払いを終え店を出ると、皐月は人目がないのを確認して素早く荷物をアイテム袋へと入れた。
「皐月、そう言う事は先に言ってよ」
「だって貴方には回復もあるじゃない?」
「それはむやみに使わないよう言われてるの」
今日は美樹が良く剥れる日の様だ。
少女2人が事務所へ入ると智花と圭介はなにやら打ち合わせをしていた。
「ただいまー」
「2人共おかえり、疲れたでしょうコーヒーを入れてあげるね」
美樹は圭介の横に座り、皐月は買い物袋を持ち研究室へと消えて行った。
「美樹、あんなに沢山何を買って来たんだ?」
「分からない・・・皐月が全部選んでたからね、それより聞いてよ・・・」
美樹は喫茶店で魔族を見た事、皐月から聞いた事を圭介に話し始めた。
「そのウエイトレスの娘がね、全く魔族に見えないくらい可愛いのよ」
「美樹良く聞いて欲しい、任務中でも必要以外それは使わないでくれるかな」
「え?」
「とにかく約束してくれ」
「う、うん約束する」
美樹がどんどんこちら側に来てしまう、いずれ勇兄の事も知る日が来てしまうのでは無いか心配だ。
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