30 / 50
魔法競技会 Ⅰ
しおりを挟む
風呂場の騒動から数日経つが会長からの要求は何も無かった。
代わりと言っては可怪しいが陛下からの呼び出しが来たのである。
「母上参上いたしました」
「アート良く来たな、今日はそなたに褒美を授けようと思って呼んだのよ」
「褒美ですか?」
母上の話では俺の作ったシャワーの為の魔晶石が国民に大人気であり、普通の炊事などにも使われる様に成っていると言うではないか。
「更に他国への輸出も行う事と成った、サンプルを各国に送ったら是非にと言う国が多いぞ」
「それは何よりです」
「それでだ、これだけの功績を上げたのだから多少の我儘は聞くぞ?」
「それでは僭越ながらアカデミーに男湯を作って頂けますか?」
「そんなもの堂々と女湯に入れば良いでは無いのか?」
「・・・ご冗談を・・・」
「話は以上だ次の発明も期待してるからな」
「承知しました」
アートが謁見の間を出ると3人の母達が寄り合った。
「男湯が欲しいですか」
「殿下には余り恋愛に対して教えて来ませんでしたからね」
「ナタリア、ミーア今更言っても仕方が無いだろう、そろそろあれの候補地を決めとかねばな」
「はい」
「はい」
魔法競技会前夜アカデミーの寮では前夜祭が行われていた。
優勝候補は生徒会長だったのだが突然の辞退で副会長が有力候補と成っていた。
エマに関してはどこまで検討出来るかと言うレベルである。
「こんばんはアート」
「生徒会長?」
「少しよろしいかしら?」
5人の少女達が席を外すとヘレンはアートの向かいへ座った。
「話とは何ですか?」
「その前に貴方の友達優勝出来ると良いわね」
「そう言えば会長は優勝候補だったのですよね?」
「そい言われてたけど私は優勝なんて興味無いの、それよりもっと素敵な事がありますからね」
「?」
「明日の魔法競技会は私と貴賓席で同伴して頂きますわ」
「え?」
「貸しを帰して貰おうと思いましてね」
風呂場での借りか、もっと凄い事を要求されると思ったが1日試合を見るだけで良いなんてラッキーかもな。
競技会が終わり通常に戻ったら次のアイデアを出さなと行けないな。
この世界には冷蔵庫や冷蔵と言うシステムは有るが、ペンダントによると更に高位の冷凍と言う物が有るらしい。
それが作れれば食品の運送や貯蓄に貢献出来るはずである。
「何を考えてるのかしら?」
「・・・明日が楽しみだなってさ」
「本当にね・・・それじゃおやすみなさい」
翌朝俺が起きた時には既にエマがコロシアムへと出発した後だった。
万が一の危険を考えクリスが一緒に行った様である。
残りの3人はと言うと・・・
「生徒会長だからって横暴は許されませんわよ」
「あらティナさんは可怪しい事を言われますね」
「何が可怪しいのでしょうか?」
「みんなお早う」
「丁度良い所に来たわね、ティナさん直接本人に聞いて見たらどうですか?」
なんだ・・・何が起こってるんだ?
「今日の競技会、エマの応援は私達と一緒にするわよね?」
あああ・・・それか・・・・
ヘレン生徒会長は俺の方へ黙って片手を差し出した。
「伝えて無かったけど会長と貴賓席で見学する事に成っていたんだ」
「そういう事なのよ、分かって頂けましたか?」
「フン」
ティナ達は俺に怪訝な顔を見せると振り返る事無く食堂の外へと出て行った。
「これで邪魔者は居なくなりましたね」
「邪魔者って俺の友人達なんだけどな」
「殿下にはそうでしょうけど、大体の生徒達は皆がお互いをライバルとしても見てるのですよ」
そう言うものなのか面倒な地位だな・・・。
「ちなみに皆が殿下の地位に興味が有るからではありませんよ、中には殿下自身を気に入ってる者もいるので忘れないで下さいね」
「君は?」
「どちらでしょうね・・・そろそろ行きましょうか」
掴み所の無い人だな。
貴賓室への入り口で待つ事数十分陛下を乗せた馬車がやって来た。
静かに止まると扉が開き両団長に続いてセリア陛下が降りてくる。
皆が両側に列を作り入り口までの道が出来上がる。
セリアはアートを見つけると歩みを止めるのだった。
「アート出迎えご苦労さまです」
「勿体ないお言葉です」
「所で隣のお嬢さんが貴方のパートナーですか、とても綺麗な方ですね」
「お初にお目にかかります陛下、私はアカデミー生徒会長ヘレン・エリーナでございます」
「エリーナ家の者であったか、本当に姉にも劣らず美しいぞ」
「ありがとうございます」
「ではアートを宜しく頼むな」
陛下がコロシアムの中に消えるまで見送り、俺達も自分達の席へと向かったのだった。
ヘレンは平気で俺の腕に自分の腕を絡ませてくる。
俺が彼女を見つめると笑顔で答えた。
「今日は陛下公認だからね」
非常に機嫌が良さそうである。
席に着くと飲み物を頼み少し落ち着く事tとした。
「貴方のお友達勝ち進んでると良いわね?」
「?」
俺の意外な表情を見て何かを察した様だ。
「コロシアムで行われるのは本戦だけ、人数が多いから数カ所で予選が行われてるのよ」
失敗した・・・エマが勝ち残って来なければ有志を見る事が出来ないではないか。
「それよりセリア陛下ってとてもお綺麗よね」
褒められて舞い上がってるのか?
「初めて間近で拝見したけどオーラが違うわ」
「悪かったね遺伝を継いでなくてさ」
「そんな事無いわよ、私の中で貴方は満点だわ・・・まぁ他の男性を見た事が無いのだけどね」
そう言うと彼女は笑顔でウインクしながら舌を少しペロッと出したのだった。
2つ年が違うだけで女性はこんなにも変わるのか?
いやいやキャロルは18だったはず、それならば彼女の持つ天性の物なのだろう。
美人で頭脳明晰・貴族らしく振る舞え時には愛嬌も見せるとは素晴らしい人なんだな。
「忘れてた、少し席を外すね」
俺は立ち上がると貴賓席の4隅に魔晶石を1つずつ置いて戻った。
「あれは?」
「会長に頼まれてた物の試作品です」
「アートが作ったの?」
「理屈を覚えるのは大変だったけどね、国家機密だから詳しくは言えないけど俺でも魔晶石の加工は出来る様に成ったよ」
「凄いわね、あの湯が出る魔晶石にも驚いたわ」
「ふふん・・・あれの報奨で男湯を作って貰える様に成ったんだ」
「良かったわね、でも何人の娘が女湯と間違えるのかしらね」
「ええー」
本気で言ってるのか?
俺専用に成るはずなのにな気には留めておこう。
丁度話の途切れた所で観客達が総立ちで拍手を送った。
しかしそれは直ぐに戸惑いと変わったのである。
「何で魔法拘束の手枷を付けられてるんだ」
ザワメク城内、出場者達が中央の闘技台に上がるとエマが突然倒れたでは無いか。
「エマはどうしたんだ?」
よく観察すると背中に鮮血が流れ出している、刺されたのか卑劣な事をするもんだな。
「セリア陛下久しぶりですね」
「前回の処分が甘すぎたかの?」
かなり昔の様で俺には理解が出来ない、取り敢えず今はエマの救出が先だな。
「陛下には決断をして頂きたく思います、この生徒達かアート殿下の命をね
これは不味いな学生を見捨てれば民衆の気持ちは離れてく、俺を切り捨てれば母上の夢が頓挫する事に成る。
「私達に用が有るのはアート殿下1人です姿をお見せ願えますでしょうか?」
俺が立ち上がろうとすると心配そうな表情で腕の袖を引っ張るヘレン
「大丈夫だよ、ヘレンは試作品だけど守られてるこの部屋で待機をしててくれるかな?
「おおせのままに」
「さて行ってきますね」
そう言うとアートの姿が消え敵の大将の前に現れた。
「ホーリー・アップ」
アートは光魔法を纏った拳で敵将の腹部に強い一撃を入れて吹き飛ばす。
「次はだれだ、纏めてでも構わないぞ」
カッコよく決めたつもりだったのだが、ミーヤの暗殺術とティナの狙撃で勝負の大半は決定していた。
「リリスいるかな?」
「いますよ、エマの回復をしながら学生をシールドの中に保護してます」
姿の見えないリリスの言葉が聞こえて来る。
「力は尽くすけど危ないかも知れないわ」
リリスの言葉に俺は今まで感じた事の無い怒りが湧き上げてきたのだった。
代わりと言っては可怪しいが陛下からの呼び出しが来たのである。
「母上参上いたしました」
「アート良く来たな、今日はそなたに褒美を授けようと思って呼んだのよ」
「褒美ですか?」
母上の話では俺の作ったシャワーの為の魔晶石が国民に大人気であり、普通の炊事などにも使われる様に成っていると言うではないか。
「更に他国への輸出も行う事と成った、サンプルを各国に送ったら是非にと言う国が多いぞ」
「それは何よりです」
「それでだ、これだけの功績を上げたのだから多少の我儘は聞くぞ?」
「それでは僭越ながらアカデミーに男湯を作って頂けますか?」
「そんなもの堂々と女湯に入れば良いでは無いのか?」
「・・・ご冗談を・・・」
「話は以上だ次の発明も期待してるからな」
「承知しました」
アートが謁見の間を出ると3人の母達が寄り合った。
「男湯が欲しいですか」
「殿下には余り恋愛に対して教えて来ませんでしたからね」
「ナタリア、ミーア今更言っても仕方が無いだろう、そろそろあれの候補地を決めとかねばな」
「はい」
「はい」
魔法競技会前夜アカデミーの寮では前夜祭が行われていた。
優勝候補は生徒会長だったのだが突然の辞退で副会長が有力候補と成っていた。
エマに関してはどこまで検討出来るかと言うレベルである。
「こんばんはアート」
「生徒会長?」
「少しよろしいかしら?」
5人の少女達が席を外すとヘレンはアートの向かいへ座った。
「話とは何ですか?」
「その前に貴方の友達優勝出来ると良いわね」
「そう言えば会長は優勝候補だったのですよね?」
「そい言われてたけど私は優勝なんて興味無いの、それよりもっと素敵な事がありますからね」
「?」
「明日の魔法競技会は私と貴賓席で同伴して頂きますわ」
「え?」
「貸しを帰して貰おうと思いましてね」
風呂場での借りか、もっと凄い事を要求されると思ったが1日試合を見るだけで良いなんてラッキーかもな。
競技会が終わり通常に戻ったら次のアイデアを出さなと行けないな。
この世界には冷蔵庫や冷蔵と言うシステムは有るが、ペンダントによると更に高位の冷凍と言う物が有るらしい。
それが作れれば食品の運送や貯蓄に貢献出来るはずである。
「何を考えてるのかしら?」
「・・・明日が楽しみだなってさ」
「本当にね・・・それじゃおやすみなさい」
翌朝俺が起きた時には既にエマがコロシアムへと出発した後だった。
万が一の危険を考えクリスが一緒に行った様である。
残りの3人はと言うと・・・
「生徒会長だからって横暴は許されませんわよ」
「あらティナさんは可怪しい事を言われますね」
「何が可怪しいのでしょうか?」
「みんなお早う」
「丁度良い所に来たわね、ティナさん直接本人に聞いて見たらどうですか?」
なんだ・・・何が起こってるんだ?
「今日の競技会、エマの応援は私達と一緒にするわよね?」
あああ・・・それか・・・・
ヘレン生徒会長は俺の方へ黙って片手を差し出した。
「伝えて無かったけど会長と貴賓席で見学する事に成っていたんだ」
「そういう事なのよ、分かって頂けましたか?」
「フン」
ティナ達は俺に怪訝な顔を見せると振り返る事無く食堂の外へと出て行った。
「これで邪魔者は居なくなりましたね」
「邪魔者って俺の友人達なんだけどな」
「殿下にはそうでしょうけど、大体の生徒達は皆がお互いをライバルとしても見てるのですよ」
そう言うものなのか面倒な地位だな・・・。
「ちなみに皆が殿下の地位に興味が有るからではありませんよ、中には殿下自身を気に入ってる者もいるので忘れないで下さいね」
「君は?」
「どちらでしょうね・・・そろそろ行きましょうか」
掴み所の無い人だな。
貴賓室への入り口で待つ事数十分陛下を乗せた馬車がやって来た。
静かに止まると扉が開き両団長に続いてセリア陛下が降りてくる。
皆が両側に列を作り入り口までの道が出来上がる。
セリアはアートを見つけると歩みを止めるのだった。
「アート出迎えご苦労さまです」
「勿体ないお言葉です」
「所で隣のお嬢さんが貴方のパートナーですか、とても綺麗な方ですね」
「お初にお目にかかります陛下、私はアカデミー生徒会長ヘレン・エリーナでございます」
「エリーナ家の者であったか、本当に姉にも劣らず美しいぞ」
「ありがとうございます」
「ではアートを宜しく頼むな」
陛下がコロシアムの中に消えるまで見送り、俺達も自分達の席へと向かったのだった。
ヘレンは平気で俺の腕に自分の腕を絡ませてくる。
俺が彼女を見つめると笑顔で答えた。
「今日は陛下公認だからね」
非常に機嫌が良さそうである。
席に着くと飲み物を頼み少し落ち着く事tとした。
「貴方のお友達勝ち進んでると良いわね?」
「?」
俺の意外な表情を見て何かを察した様だ。
「コロシアムで行われるのは本戦だけ、人数が多いから数カ所で予選が行われてるのよ」
失敗した・・・エマが勝ち残って来なければ有志を見る事が出来ないではないか。
「それよりセリア陛下ってとてもお綺麗よね」
褒められて舞い上がってるのか?
「初めて間近で拝見したけどオーラが違うわ」
「悪かったね遺伝を継いでなくてさ」
「そんな事無いわよ、私の中で貴方は満点だわ・・・まぁ他の男性を見た事が無いのだけどね」
そう言うと彼女は笑顔でウインクしながら舌を少しペロッと出したのだった。
2つ年が違うだけで女性はこんなにも変わるのか?
いやいやキャロルは18だったはず、それならば彼女の持つ天性の物なのだろう。
美人で頭脳明晰・貴族らしく振る舞え時には愛嬌も見せるとは素晴らしい人なんだな。
「忘れてた、少し席を外すね」
俺は立ち上がると貴賓席の4隅に魔晶石を1つずつ置いて戻った。
「あれは?」
「会長に頼まれてた物の試作品です」
「アートが作ったの?」
「理屈を覚えるのは大変だったけどね、国家機密だから詳しくは言えないけど俺でも魔晶石の加工は出来る様に成ったよ」
「凄いわね、あの湯が出る魔晶石にも驚いたわ」
「ふふん・・・あれの報奨で男湯を作って貰える様に成ったんだ」
「良かったわね、でも何人の娘が女湯と間違えるのかしらね」
「ええー」
本気で言ってるのか?
俺専用に成るはずなのにな気には留めておこう。
丁度話の途切れた所で観客達が総立ちで拍手を送った。
しかしそれは直ぐに戸惑いと変わったのである。
「何で魔法拘束の手枷を付けられてるんだ」
ザワメク城内、出場者達が中央の闘技台に上がるとエマが突然倒れたでは無いか。
「エマはどうしたんだ?」
よく観察すると背中に鮮血が流れ出している、刺されたのか卑劣な事をするもんだな。
「セリア陛下久しぶりですね」
「前回の処分が甘すぎたかの?」
かなり昔の様で俺には理解が出来ない、取り敢えず今はエマの救出が先だな。
「陛下には決断をして頂きたく思います、この生徒達かアート殿下の命をね
これは不味いな学生を見捨てれば民衆の気持ちは離れてく、俺を切り捨てれば母上の夢が頓挫する事に成る。
「私達に用が有るのはアート殿下1人です姿をお見せ願えますでしょうか?」
俺が立ち上がろうとすると心配そうな表情で腕の袖を引っ張るヘレン
「大丈夫だよ、ヘレンは試作品だけど守られてるこの部屋で待機をしててくれるかな?
「おおせのままに」
「さて行ってきますね」
そう言うとアートの姿が消え敵の大将の前に現れた。
「ホーリー・アップ」
アートは光魔法を纏った拳で敵将の腹部に強い一撃を入れて吹き飛ばす。
「次はだれだ、纏めてでも構わないぞ」
カッコよく決めたつもりだったのだが、ミーヤの暗殺術とティナの狙撃で勝負の大半は決定していた。
「リリスいるかな?」
「いますよ、エマの回復をしながら学生をシールドの中に保護してます」
姿の見えないリリスの言葉が聞こえて来る。
「力は尽くすけど危ないかも知れないわ」
リリスの言葉に俺は今まで感じた事の無い怒りが湧き上げてきたのだった。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる