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新たな仲間 Ⅱ
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宿屋に着いたトレシアは今かと待ちわびてた3人に囲まれていた。
「かっわいー、私はクリスよろしくね」
「エマよ、よろしく」
「私はリリス、よろしくね可愛いお嬢さん」
「トレシアです」
挨拶を済ませるとアートの後ろへ隠れてしまうトレシア。
「皆落ち着いて一旦席に着こうか」
『はーい』
「私はお茶のご用意します」
全員で話し合った結果、トレシアにはクリスとエマが護衛に付く事と成り、キャロルがアートとリリスに付く事と成った。
「私は・・・アトムと一緒にいたい・・・」
「アトムは忙しいから私達と行動を共にしましょうね」
クリスの優しい問い掛けにそっぽを向いてしまう。
困ったな・・・ここで無理を押し通すと折角心を開き始めたのが台無しに成ってしまう。
かと言って連れ回すのには危険過ぎるし、どうしたものか・・・。
「少し部屋で休みながら考えて来るよ」
アートが席を立ち部屋へ向かうと、トレシアも後を着いて行くのであった。
「トレシア、アトムは疲れてるみたいだから」
「私も疲れた」
キャロルの言葉を遮ると先ほどの様に腕を絡ませたのである。
「仕方が無いな、一緒に行こう」
「なっ」
「それはダメよ」
慌てるクリスとエマにリリスが耳打ちをする。
「9歳の娘を敵対視してどうするのよ」
「そ、そうね」
「うん、今後どうするか落ち着いて考えましょう」
キャロルの言葉に3人は同意し頷いた。
日が暮れ始めた頃、クリスとエマの2人はアートの部屋へと来ていた。
「大体予想は出来るわね」
「ええ」
嫌な予感がしながらも掛け布団を剥ぎ取ると、トレシアに抱きまくらとされ魘されるアートが目に飛び込んで来た。
「はぁ・・・やっぱりね」
「予想通り」
「トレシア起きなさい、トレシア」
アートにしがみついたまま目を覚ましたトレシアは、掛け布団を無意識で探している。
「もう起きるのよ」
「兄様起きて兄様」
トレシアがアートの耳元で優しく呟くと、アートも目を覚ましたのである。
「トレシアおはよう・・・ん・・・今何ていった?」
「兄様?」
「何で?」
アートは条件反射で自分の下半身を手で隠す。
「私はサキュバスだから一緒に寝て直ぐ分かった、男だって・・・」
「サキュバス?」
3人はトレシアの言葉に首を傾げたのだった。
「取り敢えず2人共起きてよね」
クリスの言葉にやっとベッドから出てくるアートとトレシアである。
夕食の席ではアートの隣にピタリと椅子を並べて座るトレシアがいた。
「トレシアがサキュバスだったとはね」
「キャロルはサキュバスを知っているのか?」
「サキュバスとは・・・」
サキュバスとは魔人族に属する種族で、異性に対して甘い夢を見せて精気を吸い取り殺すと言う者らしい。
戦闘能力も普通に高く魔法もそれなりに使えるとか。
「私はまだ幼く男性の精気を吸い取る事は出来ないけど、甘く良い夢は見せてあげれる」
トレシアは9歳とは思えない色目でアートを見つめる。
「トレシア! そんな目でアトムを見ないの!」
「まぁまぁ俺は大丈夫だからさ」
「この国でトレシアの能力は危険視する事は無いですね」
確かにキャロルの言う通りだゾネス皇国は女人国家な為、異性である男性は俺1人だけだ。
魔法は封印してあるし、戦闘力も幼い彼女ではたかが知れている事だろう。
戦闘的な種族よりは扱いやすい状況で助かったな。
「アトムは・・・」
「トレシア、事情があって隠してたけど君には本当の事を言うね、俺の名前はアトムでは無くアートと言うんだ」
「分かった」
「ここにいる人以外には秘密だから頼むね」
「うん」
「それで何か言いかけたよね」
「アートは4人の中で誰が好きなの?」
笑顔だった4人の顔が真剣に成りアートを凝視する場面が出来上がった。
「誰って・・・考えた事無いかな」
「私だと良いけど、好きな人出来たら教えて、疲れた時にその人との甘い夢を見せてあげるからね」
「さ・・・さぁ夕食にしようか」
アートは話題を変えると共に視線を宙に浮かせたのであった。
食後の茶が出てくると、夕食の時からソワソワしていたクリスが口を開いた。
「トレシアちゃん、この後はお姉さんと一緒にお風呂へ入りましょう」
「あ、ずるい!」
エマがすかさず反論する。
「流石に俺はダメだよ」
「それならキャロル、キャロが良い」
「本人の希望だから仕方が無いな、キャロルお願い出来るかな?」
「かしこまりました」
この決定にクリスとエマは勿論だが、リリスまで不満そうな顔をしていたのにはアートも気が付かないのであった。
まもなく陽が登ろうと言う朝方、アートは甘い吐息に目を覚ました。
「キャロル・・・?」
「我慢できないで来ちゃいました」
何だ・・・何が起きてるんだ・・・。
「アート、私が貴方を好きなのは気が付いているでしょう?」
アートはすぐさま首を振った。
「照れないでも良いですよ、アートだって女性の体に興味があるでしょう?」
「無い無い」
「それは周りがお子様ばかりだからでしょうね」
そう言いながらキャロルは衣服を脱ぎ始めた。
「何で脱ぎ始めるんだ?」
「貴方の自由に出来る体を見て欲しいの」
「こんなのダメだーー」
アートは強く抱きしめて動きを止めた。
「くるしいよ・・・」
「ああゴメンってトレシア?」
「?」
「何でトレシアが・・・まさか俺に何かしたのか?」
トレシアは意味が分からないと言う表情で首を大きく振った。
トレシアの能力で無いなら俺自身無意識の内に夢を見ていたのか、サキュバスと言う存在が少なからずとも意識を左右してしまったのか。
「アートくるしい」
アートは直ぐにトレシアから離れた。
「優しくならずっとでも良いよ」
「いやいや、本当にゴメン」
「アート大丈夫?」
「大丈夫」
しかし驚いた、これからキャロルの顔を真っ直ぐ見れるか分からない位に強烈な夢だった。
トレシアはアートの頭を撫でると、優しく抱き付き眠りに付いたのであった。
「俺も後少し寝よう」
ほんの僅かだがサキュバスとしての能力が働いているのを、本人でさえ気付いていないのだった。
毎度の事だが起こしに来たクリスとエマによって怒られる2人だったのである。
「幼女なのに全く図々しい娘よね」
「そうね」
「2人共そう言うなよ、幼いからこそだからさ」
あれ・・・俺は何か重大な事を忘れてしまってる様な気がする。
「なんだろう」
「兄様、大丈夫?」
「ああ食事に行こう、クリスとエマはトレシアの着替えを見て上げてくれるかな」
「良いわよ」
「任せといて」
アートは3人を残し、先に部屋を出て行った。
その日から出港までの4日間は幸せな夢を見続けたアートであった。
ルナレアに向かう船に乗り込んだ6人はそれぞれの部屋に荷物を運んでいた。
「ベッドが2つか・・・良かった」
アートは呟きながら新しく購入したトレシアの荷物を、使い安い様に纏めていた。
「トレシア、ベッドが2つ有るから今夜からは自分のベッドで寝てね」
「ええーー」
「言う事聞いてくれるよね・・・ね?」
「・・・はい」
中々素直で良い娘である。
船は定刻通りに出港した。
ランバーからルナレアまでの航路は途中から寒流に乗るので2日ほどで到着する予定である。
久しぶりのルナレア、色々と楽しみな事が待っている。
「かっわいー、私はクリスよろしくね」
「エマよ、よろしく」
「私はリリス、よろしくね可愛いお嬢さん」
「トレシアです」
挨拶を済ませるとアートの後ろへ隠れてしまうトレシア。
「皆落ち着いて一旦席に着こうか」
『はーい』
「私はお茶のご用意します」
全員で話し合った結果、トレシアにはクリスとエマが護衛に付く事と成り、キャロルがアートとリリスに付く事と成った。
「私は・・・アトムと一緒にいたい・・・」
「アトムは忙しいから私達と行動を共にしましょうね」
クリスの優しい問い掛けにそっぽを向いてしまう。
困ったな・・・ここで無理を押し通すと折角心を開き始めたのが台無しに成ってしまう。
かと言って連れ回すのには危険過ぎるし、どうしたものか・・・。
「少し部屋で休みながら考えて来るよ」
アートが席を立ち部屋へ向かうと、トレシアも後を着いて行くのであった。
「トレシア、アトムは疲れてるみたいだから」
「私も疲れた」
キャロルの言葉を遮ると先ほどの様に腕を絡ませたのである。
「仕方が無いな、一緒に行こう」
「なっ」
「それはダメよ」
慌てるクリスとエマにリリスが耳打ちをする。
「9歳の娘を敵対視してどうするのよ」
「そ、そうね」
「うん、今後どうするか落ち着いて考えましょう」
キャロルの言葉に3人は同意し頷いた。
日が暮れ始めた頃、クリスとエマの2人はアートの部屋へと来ていた。
「大体予想は出来るわね」
「ええ」
嫌な予感がしながらも掛け布団を剥ぎ取ると、トレシアに抱きまくらとされ魘されるアートが目に飛び込んで来た。
「はぁ・・・やっぱりね」
「予想通り」
「トレシア起きなさい、トレシア」
アートにしがみついたまま目を覚ましたトレシアは、掛け布団を無意識で探している。
「もう起きるのよ」
「兄様起きて兄様」
トレシアがアートの耳元で優しく呟くと、アートも目を覚ましたのである。
「トレシアおはよう・・・ん・・・今何ていった?」
「兄様?」
「何で?」
アートは条件反射で自分の下半身を手で隠す。
「私はサキュバスだから一緒に寝て直ぐ分かった、男だって・・・」
「サキュバス?」
3人はトレシアの言葉に首を傾げたのだった。
「取り敢えず2人共起きてよね」
クリスの言葉にやっとベッドから出てくるアートとトレシアである。
夕食の席ではアートの隣にピタリと椅子を並べて座るトレシアがいた。
「トレシアがサキュバスだったとはね」
「キャロルはサキュバスを知っているのか?」
「サキュバスとは・・・」
サキュバスとは魔人族に属する種族で、異性に対して甘い夢を見せて精気を吸い取り殺すと言う者らしい。
戦闘能力も普通に高く魔法もそれなりに使えるとか。
「私はまだ幼く男性の精気を吸い取る事は出来ないけど、甘く良い夢は見せてあげれる」
トレシアは9歳とは思えない色目でアートを見つめる。
「トレシア! そんな目でアトムを見ないの!」
「まぁまぁ俺は大丈夫だからさ」
「この国でトレシアの能力は危険視する事は無いですね」
確かにキャロルの言う通りだゾネス皇国は女人国家な為、異性である男性は俺1人だけだ。
魔法は封印してあるし、戦闘力も幼い彼女ではたかが知れている事だろう。
戦闘的な種族よりは扱いやすい状況で助かったな。
「アトムは・・・」
「トレシア、事情があって隠してたけど君には本当の事を言うね、俺の名前はアトムでは無くアートと言うんだ」
「分かった」
「ここにいる人以外には秘密だから頼むね」
「うん」
「それで何か言いかけたよね」
「アートは4人の中で誰が好きなの?」
笑顔だった4人の顔が真剣に成りアートを凝視する場面が出来上がった。
「誰って・・・考えた事無いかな」
「私だと良いけど、好きな人出来たら教えて、疲れた時にその人との甘い夢を見せてあげるからね」
「さ・・・さぁ夕食にしようか」
アートは話題を変えると共に視線を宙に浮かせたのであった。
食後の茶が出てくると、夕食の時からソワソワしていたクリスが口を開いた。
「トレシアちゃん、この後はお姉さんと一緒にお風呂へ入りましょう」
「あ、ずるい!」
エマがすかさず反論する。
「流石に俺はダメだよ」
「それならキャロル、キャロが良い」
「本人の希望だから仕方が無いな、キャロルお願い出来るかな?」
「かしこまりました」
この決定にクリスとエマは勿論だが、リリスまで不満そうな顔をしていたのにはアートも気が付かないのであった。
まもなく陽が登ろうと言う朝方、アートは甘い吐息に目を覚ました。
「キャロル・・・?」
「我慢できないで来ちゃいました」
何だ・・・何が起きてるんだ・・・。
「アート、私が貴方を好きなのは気が付いているでしょう?」
アートはすぐさま首を振った。
「照れないでも良いですよ、アートだって女性の体に興味があるでしょう?」
「無い無い」
「それは周りがお子様ばかりだからでしょうね」
そう言いながらキャロルは衣服を脱ぎ始めた。
「何で脱ぎ始めるんだ?」
「貴方の自由に出来る体を見て欲しいの」
「こんなのダメだーー」
アートは強く抱きしめて動きを止めた。
「くるしいよ・・・」
「ああゴメンってトレシア?」
「?」
「何でトレシアが・・・まさか俺に何かしたのか?」
トレシアは意味が分からないと言う表情で首を大きく振った。
トレシアの能力で無いなら俺自身無意識の内に夢を見ていたのか、サキュバスと言う存在が少なからずとも意識を左右してしまったのか。
「アートくるしい」
アートは直ぐにトレシアから離れた。
「優しくならずっとでも良いよ」
「いやいや、本当にゴメン」
「アート大丈夫?」
「大丈夫」
しかし驚いた、これからキャロルの顔を真っ直ぐ見れるか分からない位に強烈な夢だった。
トレシアはアートの頭を撫でると、優しく抱き付き眠りに付いたのであった。
「俺も後少し寝よう」
ほんの僅かだがサキュバスとしての能力が働いているのを、本人でさえ気付いていないのだった。
毎度の事だが起こしに来たクリスとエマによって怒られる2人だったのである。
「幼女なのに全く図々しい娘よね」
「そうね」
「2人共そう言うなよ、幼いからこそだからさ」
あれ・・・俺は何か重大な事を忘れてしまってる様な気がする。
「なんだろう」
「兄様、大丈夫?」
「ああ食事に行こう、クリスとエマはトレシアの着替えを見て上げてくれるかな」
「良いわよ」
「任せといて」
アートは3人を残し、先に部屋を出て行った。
その日から出港までの4日間は幸せな夢を見続けたアートであった。
ルナレアに向かう船に乗り込んだ6人はそれぞれの部屋に荷物を運んでいた。
「ベッドが2つか・・・良かった」
アートは呟きながら新しく購入したトレシアの荷物を、使い安い様に纏めていた。
「トレシア、ベッドが2つ有るから今夜からは自分のベッドで寝てね」
「ええーー」
「言う事聞いてくれるよね・・・ね?」
「・・・はい」
中々素直で良い娘である。
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