片翼の召喚士-Rework-

ユズキ

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番外編1

ベルトルドの桃色天国・2

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(さて、どう可愛がってあげようぞ)

 これまで抑え込んでいた欲望が、マグマのように溢れてきて噴き出しそうだ。

 まだ男を知らないウブな娘。欲望に身を任せ、いきなり荒々しくがっついては逆に怖がらせ、トラウマを残してしまう。

 それではダメだ。

(俺に抱かれたことを悦び、毎晩のように俺を求め、俺を想ってアソコが濡れ濡れるまでに、俺の指の動きを、舌の感触を、アレの逞しさをその身体の隅々まで、存分に刻み込まなくてはならん!!)

 書類をグッと握り締めたまま、だんだんベルトルドは興奮してきた。その時、

「ベルトルドさん…」

 寝転がったまま脚を抱え、甘えるような潤んだ瞳で、キュッリッキは囁くように呼びかけてきた。

 淡い水色のレースのフリルと、マリンブルー色のシルクの細いリボンで飾られた、若干透ける素材のベビードールの裾から覗く脚は、薄暗い部屋でもはっきりと判るほど白い。

 重なった太ももの隙間からは、白い三角系が覗いている。

 その艶姿を見て、ベルトルドはゴクリと生唾を飲んだ。

 やがてキュッリッキは、仰向けに寝そべり、人差し指を口に咥える。

「早くぅ…、して欲しいの」

 誘うように太ももをすり合わせ、身体をくねらせた。

「フッ、イケナイ子だ、リッキー。そんなに俺が欲しいんだな」

 ベルトルドは書類を放り投げ、シーツを払い除け、キュッリッキの上に被さった。

(甘い時間をたっぷり味わせ、身体の疼きを我慢しきれないまでに高めてからインサートだ!)

 処女をいただく算段は、これでバッチリだ。

 見つめ合っていると、キュッリッキは目を閉じて、桜色の唇を半開きにする。隙間から覗く真珠のような前歯が艶かしい。

 まずはそっと唇で触れる。そして重ね合わせた。

「ンっ…」

 キュッリッキはゆっくりと腕を伸ばし、ベルトルドの首に絡ませた。ベルトルドもキュッリッキの身体を優しく抱きしめる。

 深く唇を貪り合いながら、ベルトルドはするっと舌を忍ばせた。キュッリッキの舌を絡めとり、優しく吸い立てる。

 一旦口を離してやると、キュッリッキは「ハァ、ハァ」と荒く息をして、頬をバラ色に染めた。息継ぎがまだ不慣れなようだ。

「頭の芯が、真っ白になりそうなの。気持ちが良く…なっちゃう」

「ふふ、これがオトナのキスというものだよ。さあ、もっとしよう」

 再び唇を重ね、今度は荒々しいくらいに貪った。そしてベルトルドは左手を伸ばし、無防備な下着の中に手を滑り込ませる。

「ンンッ!」

 敏感な部分にベルトルドの指先が触れて、キュッリッキはたまらず腰を浮かせた。

 口を離してやると、恥ずかしそうな愛くるしいまでの声が迸る。

「ダ、ダメなのぉ」

「そんなコト言って、止めてもイイノカナ?」

 意地悪く言うと、キュッリッキは拗ねるように目に涙を浮かべて、

「止めちゃ、イヤなのっ」

 そう言って、ベルトルドをギュッと抱きしめてきた。

(俺をこんなに悦ばせるなんて、ケシカランほどに可愛い子だ!)

 キュッリッキの甘えてくる仕草や言葉に、ベルトルドの身体は歓喜でわなないた。暴れん棒も刺激され、ムクムクと興奮してくる。

 キスをしながら左手も忙しなく動かしていると、指先に蜜が絡みつき始め、ベルトルドは大いに満足した。

(ヨシヨシ、ちゃんと感じているな。――リッキーは…茂みがないのか。ないのか…)

 途端、興奮度が一気にMAXになり、鼻息が蒸気のように噴射する。

(辛抱たまらん!!)
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