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番外編・3
彼らのある日の悩み タルコット編:男にモテてどうする
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またか――。タルコットはうんざりとしたため息をつく。
肩まで切りそろえた黒い髪、足首まである黒いロングコート、その中に浮かび上がるようにある白皙の顔。全身黒ずくめなのだが、とくに人目を引くその端整で美しい顔。
「タルコット、相変わらずモテモテ」
「………」
横を歩くキュッリッキに言われ、タルコットは仏頂面になった。
タルコットとは対照的に、腰まで届く金色の長い髪と、柔らかなファーのついたショートコート、裾から覗く白いタイツに包まれたほっそりした脚。そして人目をひかずにはいられないほど、愛くるしく美しい顔をしたキュッリッキ。
キュッリッキも十二分に男女問わず人目をひきまくっているのだが、タルコットはとくに男性からの視線をかき集めていた。
「いいかキューリ、何度も言うが、ボクは男だ」
「うん」
一度だけ、キュッリッキはタルコットの全裸を見たことがある。たまたま用があってタルコットの部屋を訪れたとき、ノックもせずに扉を開けたら、全裸のタルコットが立っていた。着替えの真っ最中だったのだが、その時しっかりと、股間に謎の物体がぶら下がっているところも覚えている。
「なのに、何故、男どもから不愉快な視線を注がれなければならないんだ!」
左手はキュッリッキの手をひいているので、タルコットは右手で握り拳を作った。
キリ夫人や仲間たちから買い物を頼まれたタルコットは、ヒマそうにしていたキュッリッキを誘って一緒にブローリン街に来ている。メルヴィンが仕事で留守にしているので、仲間たちはなんやかんや、キュッリッキの気が紛れるように配慮していた。
エルダー街に隣接しているブローリン街は、いろんなお店が並んでいる繁華街で、歩いても十数分で着く。別名傭兵街などと呼ばれるエルダー街は、昼間は静まり返っているが、対照的にブローリン街の昼間はとても賑わっていた。
人の往来も激しく、すれ違う人々、店の前に立つ人々、あちこちからアツイ視線を集め、タルコットのイライラはMAXを迎えていた。
「ねえねえタルコット、あれ首に巻いて、顔半分隠しちゃえば?」
キュッリッキが指をさす先には、手編みの黒いマフラーがかかっていた。
「ああ、悪くないな」
毛糸がやや太めのもので編まれたマフラーは、ぐるっと首に巻くとモコッと厚みを増してカッコ悪い。
「もうちょっと毛糸の細いやつがいいかも~」
小さく首をかしげて見ていたキュッリッキに言われて、店の棚を物色する。しかし、黒い色のマフラーが見つからなかった。
「こっちの太い毛糸で編んだやつと、黒じゃないマフラーと、どっちがいい?」
「ボクは、黒以外は身につけない」
「どうして黒じゃないといけないの?」
「ポリシーだ」
「ふーん?」
キュッリッキはイマイチ判らないが、確かに出会った頃からずっと、タルコットは黒以外の衣類は身につけていなかった。
結局気に入った黒いマフラーが見つからず、その店を出て再び雑踏に戻る。
「帽子だと何かアヤシイから、サングラスとかは?」
「ボクはキューリのように、目の色素が薄くはないから、とくに必要じゃないからなあ」
「そっかあ」
二人は頼まれた買い物を済ませると、休憩のためにオープンカフェの一角に座った。
タルコットはホットココア、キュッリッキは特大ビッグパフェを頼む。
「そんなもの食べて、寒くないの?」
「寒いけど、食べたいからいいの~」
金魚鉢のようなガラスの器に盛られたそれは、フルーツにアイスにクリームに、とても一人で食べきれる量じゃないほどてんこ盛りだ。
キュッリッキがてっぺんに盛られたクリームの塊を、美味しそうに頬張ったところで、いきなり5人の男たちがテーブルを取り囲んだ。
長い脚を組んでキュッリッキの食べっぷりを見ていたタルコットは、不快そうに眉をひそめて男たちを見やる。
「よお、おねーちゃんたち」
タルコットの眉がピクリと動く。
「美人姉妹? 一緒に遊ばねえか?」
お定まりのナンパ。しかし、
「誰が、姉妹だ? 誰が、おねーちゃんだと?」
タルコットの低い声が、静かに投げかけられる。
「男装の麗人ってやつだよな。こんな別嬪さん滅多に見られねえぜ、なあ」
無精ひげで顎を覆った男が、野卑な笑みを浮かべてタルコットに身を乗り出す。
「そうか。なら、もう二度と見られないように、あの世へ逝け」
スッと立ち上がると、タルコットはキュッリッキの食べているパフェの器を掴んで、無精ひげの男の顔面に叩きつけた。
「あああああああああああああっ! なんてことすんのよ!!」
びっくりしてキュッリッキは立ち上がると、座っていた椅子を持ち上げて、無精ひげ男の脳天に叩きつけた。
顔をアイスやクリームまみれにした無精ひげ男は、気を失って仰向けに倒れ込んだ。
「さあ、貴様達も同じ末路をたどれ」
タルコットはロングコートの裾から長い脚を繰り出し、呆気に取られる4人の男たちを、次々と沈めていった。
「男にナンパされて、喜ぶほどボクにそっちのケはない」
パンパンッと手を打ち払う。
満足そうにフッと口の端に笑みを浮かべていると、
「タルコットのバカああああああああああ!!!」
怒りのために顔を真っ赤にしたキュッリッキが、下から見上げきた。
「アタシのパフェ台無しにして、まだてっぺんのクリームしか食べてなかったんだから!」
「あー、うん、手近にあったからだな……」
「返してアタシのパフェ!!」
地団駄を踏みながら、キュッリッキはタルコットの胸をポカスカ叩いて大騒ぎだ。
ただでさえ喧嘩騒動を巻き起こした挙句、キュッリッキの大騒ぎで、すっかり衆目を集めてしまっている。タルコットは内心冷や汗をかいて、困ったように首をすくめた。
「あ、あの……お客様……」
中年の男が渋い顔で歩いてきた。このオープンカフェのオーナーである。
「この騒ぎは」
「すまないすまない。これで弁償するよ」
タルコットはひっくり返って気を失っている男たちの懐を探り、財布を取り出すと、全金をオーナーに手渡した。釣りはいらない、と付け加えて。
「確かに受け取りました」
「こいつらは、警備隊に引き渡しておいて。――行こう、キューリ」
「アタシのパフェ」
「別の奢ってあげるから」
「パフェ」
「行くよ」
両方の頬をぷっくりと膨らませて怒っているキュッリッキの手を取り、オープンカフェを出た。
念仏のように「パフェ」を繰り返すキュッリッキの意地に負けて、タルコットは別の店に入った。しかしそこでも男にナンパされて、注文した品がテーブルに並ぶ前に騒ぎを起こして店を出る。
かれこれ5件ほどそれを繰り返し、タルコットは仕方なくケーキ屋で大量にケーキを買い込んで、ぶーたれるキュッリッキをなだめて帰路についた。
「おいおい、晩飯前に、そんなに食べられんのか?」
「食べるもん!」
目の前に並ぶ大量のケーキに、片っ端から手を伸ばし口に運ぶキュッリッキを、隣でゲッソリしながらギャリーは見守っていた。
「あれじゃキューリさんは晩ご飯がお腹に入らなくて、キリ夫人に叱られますよ、タルコット」
カーティスにも言われて、タルコットはむすっとなった。
「ナンパしてくるアホどもが、全部悪いんだ」
肩まで切りそろえた黒い髪、足首まである黒いロングコート、その中に浮かび上がるようにある白皙の顔。全身黒ずくめなのだが、とくに人目を引くその端整で美しい顔。
「タルコット、相変わらずモテモテ」
「………」
横を歩くキュッリッキに言われ、タルコットは仏頂面になった。
タルコットとは対照的に、腰まで届く金色の長い髪と、柔らかなファーのついたショートコート、裾から覗く白いタイツに包まれたほっそりした脚。そして人目をひかずにはいられないほど、愛くるしく美しい顔をしたキュッリッキ。
キュッリッキも十二分に男女問わず人目をひきまくっているのだが、タルコットはとくに男性からの視線をかき集めていた。
「いいかキューリ、何度も言うが、ボクは男だ」
「うん」
一度だけ、キュッリッキはタルコットの全裸を見たことがある。たまたま用があってタルコットの部屋を訪れたとき、ノックもせずに扉を開けたら、全裸のタルコットが立っていた。着替えの真っ最中だったのだが、その時しっかりと、股間に謎の物体がぶら下がっているところも覚えている。
「なのに、何故、男どもから不愉快な視線を注がれなければならないんだ!」
左手はキュッリッキの手をひいているので、タルコットは右手で握り拳を作った。
キリ夫人や仲間たちから買い物を頼まれたタルコットは、ヒマそうにしていたキュッリッキを誘って一緒にブローリン街に来ている。メルヴィンが仕事で留守にしているので、仲間たちはなんやかんや、キュッリッキの気が紛れるように配慮していた。
エルダー街に隣接しているブローリン街は、いろんなお店が並んでいる繁華街で、歩いても十数分で着く。別名傭兵街などと呼ばれるエルダー街は、昼間は静まり返っているが、対照的にブローリン街の昼間はとても賑わっていた。
人の往来も激しく、すれ違う人々、店の前に立つ人々、あちこちからアツイ視線を集め、タルコットのイライラはMAXを迎えていた。
「ねえねえタルコット、あれ首に巻いて、顔半分隠しちゃえば?」
キュッリッキが指をさす先には、手編みの黒いマフラーがかかっていた。
「ああ、悪くないな」
毛糸がやや太めのもので編まれたマフラーは、ぐるっと首に巻くとモコッと厚みを増してカッコ悪い。
「もうちょっと毛糸の細いやつがいいかも~」
小さく首をかしげて見ていたキュッリッキに言われて、店の棚を物色する。しかし、黒い色のマフラーが見つからなかった。
「こっちの太い毛糸で編んだやつと、黒じゃないマフラーと、どっちがいい?」
「ボクは、黒以外は身につけない」
「どうして黒じゃないといけないの?」
「ポリシーだ」
「ふーん?」
キュッリッキはイマイチ判らないが、確かに出会った頃からずっと、タルコットは黒以外の衣類は身につけていなかった。
結局気に入った黒いマフラーが見つからず、その店を出て再び雑踏に戻る。
「帽子だと何かアヤシイから、サングラスとかは?」
「ボクはキューリのように、目の色素が薄くはないから、とくに必要じゃないからなあ」
「そっかあ」
二人は頼まれた買い物を済ませると、休憩のためにオープンカフェの一角に座った。
タルコットはホットココア、キュッリッキは特大ビッグパフェを頼む。
「そんなもの食べて、寒くないの?」
「寒いけど、食べたいからいいの~」
金魚鉢のようなガラスの器に盛られたそれは、フルーツにアイスにクリームに、とても一人で食べきれる量じゃないほどてんこ盛りだ。
キュッリッキがてっぺんに盛られたクリームの塊を、美味しそうに頬張ったところで、いきなり5人の男たちがテーブルを取り囲んだ。
長い脚を組んでキュッリッキの食べっぷりを見ていたタルコットは、不快そうに眉をひそめて男たちを見やる。
「よお、おねーちゃんたち」
タルコットの眉がピクリと動く。
「美人姉妹? 一緒に遊ばねえか?」
お定まりのナンパ。しかし、
「誰が、姉妹だ? 誰が、おねーちゃんだと?」
タルコットの低い声が、静かに投げかけられる。
「男装の麗人ってやつだよな。こんな別嬪さん滅多に見られねえぜ、なあ」
無精ひげで顎を覆った男が、野卑な笑みを浮かべてタルコットに身を乗り出す。
「そうか。なら、もう二度と見られないように、あの世へ逝け」
スッと立ち上がると、タルコットはキュッリッキの食べているパフェの器を掴んで、無精ひげの男の顔面に叩きつけた。
「あああああああああああああっ! なんてことすんのよ!!」
びっくりしてキュッリッキは立ち上がると、座っていた椅子を持ち上げて、無精ひげ男の脳天に叩きつけた。
顔をアイスやクリームまみれにした無精ひげ男は、気を失って仰向けに倒れ込んだ。
「さあ、貴様達も同じ末路をたどれ」
タルコットはロングコートの裾から長い脚を繰り出し、呆気に取られる4人の男たちを、次々と沈めていった。
「男にナンパされて、喜ぶほどボクにそっちのケはない」
パンパンッと手を打ち払う。
満足そうにフッと口の端に笑みを浮かべていると、
「タルコットのバカああああああああああ!!!」
怒りのために顔を真っ赤にしたキュッリッキが、下から見上げきた。
「アタシのパフェ台無しにして、まだてっぺんのクリームしか食べてなかったんだから!」
「あー、うん、手近にあったからだな……」
「返してアタシのパフェ!!」
地団駄を踏みながら、キュッリッキはタルコットの胸をポカスカ叩いて大騒ぎだ。
ただでさえ喧嘩騒動を巻き起こした挙句、キュッリッキの大騒ぎで、すっかり衆目を集めてしまっている。タルコットは内心冷や汗をかいて、困ったように首をすくめた。
「あ、あの……お客様……」
中年の男が渋い顔で歩いてきた。このオープンカフェのオーナーである。
「この騒ぎは」
「すまないすまない。これで弁償するよ」
タルコットはひっくり返って気を失っている男たちの懐を探り、財布を取り出すと、全金をオーナーに手渡した。釣りはいらない、と付け加えて。
「確かに受け取りました」
「こいつらは、警備隊に引き渡しておいて。――行こう、キューリ」
「アタシのパフェ」
「別の奢ってあげるから」
「パフェ」
「行くよ」
両方の頬をぷっくりと膨らませて怒っているキュッリッキの手を取り、オープンカフェを出た。
念仏のように「パフェ」を繰り返すキュッリッキの意地に負けて、タルコットは別の店に入った。しかしそこでも男にナンパされて、注文した品がテーブルに並ぶ前に騒ぎを起こして店を出る。
かれこれ5件ほどそれを繰り返し、タルコットは仕方なくケーキ屋で大量にケーキを買い込んで、ぶーたれるキュッリッキをなだめて帰路についた。
「おいおい、晩飯前に、そんなに食べられんのか?」
「食べるもん!」
目の前に並ぶ大量のケーキに、片っ端から手を伸ばし口に運ぶキュッリッキを、隣でゲッソリしながらギャリーは見守っていた。
「あれじゃキューリさんは晩ご飯がお腹に入らなくて、キリ夫人に叱られますよ、タルコット」
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