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美人コンテスト編
episode573
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生演奏が再び会場を盛り上げ、タキシード姿の司会者が結果発表開始をアナウンスする。そして、参加者の美女たちが、1番から順にステージ上へ戻ってきた。
1番はライオン傭兵団のマーゴットであり、最後をつとめる50番はキュッリッキだ。
広いステージに美女全員が並び、会場が再びヒートアップする。
「ふふん、やはり俺のリッキーが一番の美女だな! 他の女どもは、首から下なら入賞するだろうが」
「色気でカバーできるはずもない顔で、よくもぬけぬけと参加できたものです。ちなみに、私のリッキーさんですよ」
ベルトルドとアルカネットは横目で視線を飛ばし合う。その間に割って入り、リュリュは大仰に嘆息した。
「ハイハイ、全くバカ親たちなんだから。それにベル、エロイ身体見て股間がバーニングしないようにネ」
「リッキーだけを見てるからダイジョウブだ!」
そう言いつつ、ベルトルドは居並ぶ艶かしいボディに、チラチラと好色の視線を向けていた。鼻の下が若干伸びている。それを見て、リュリュは呆れたように肩をすくめた。
「さあ! まずは3位からの発表だよー!」
美女たちの前に陣取り、司会者が高らかに片手を挙げる。
ドドドドドッとドラムが鳴り、会場中が息を呑む。
「エントリーナンバー34番、《悠々快適傭兵団》のエルマちゃんだよー! おめでとう!!」
赤髪の巻き毛美女が、両手を上げて会場に喜びをアピールする。裸体と区別がつかないまでのマイクロビキニ姿で、インパクトは強烈だ。一歩一歩前に出る都度、揺れるおっぱいと際どい股間に、男たちの視線が集中した。
「マリオンとタメ張れるくらい、ケバイな、エルマちゃん」
「えー? あたしのほうがぁ、美人よぉ~?」
「ないわ」
「ひっどぉーい」
ザカリーの言いように、マリオンが嘘泣きで応じる。
前に出ていたエルマは、審査員からトロフィーを受け取ると、観客たちに投げキッスをしながら後ろに下がった。
「お次は2位、エントリーナンバー45番、《トリカブト傭兵団》のファニーちゃん! おめでとう!!」
おめでとおおっ! と観客席の一部からドスの効いた歓声が沸き起こった。ファニーの親衛隊たちだ。
「おお、アイツ2位を取れたかあ」
髭をザリザリ摩りながら、ハドリーは笑顔を浮かべた。
「さっすがファニーちゃん、優勝は無理だったけど大健闘じゃない」
「ええ、リッキーがいますしね、優勝は難しいですって。――2位でも賞金はそこそこ良かったと思いますよ」
ルーファスに笑顔を向け、ハドリーはステージ上から手を振るファニーに、手を振り返した。
「さあ! 今年の優勝者の発表だよー!」
1番はライオン傭兵団のマーゴットであり、最後をつとめる50番はキュッリッキだ。
広いステージに美女全員が並び、会場が再びヒートアップする。
「ふふん、やはり俺のリッキーが一番の美女だな! 他の女どもは、首から下なら入賞するだろうが」
「色気でカバーできるはずもない顔で、よくもぬけぬけと参加できたものです。ちなみに、私のリッキーさんですよ」
ベルトルドとアルカネットは横目で視線を飛ばし合う。その間に割って入り、リュリュは大仰に嘆息した。
「ハイハイ、全くバカ親たちなんだから。それにベル、エロイ身体見て股間がバーニングしないようにネ」
「リッキーだけを見てるからダイジョウブだ!」
そう言いつつ、ベルトルドは居並ぶ艶かしいボディに、チラチラと好色の視線を向けていた。鼻の下が若干伸びている。それを見て、リュリュは呆れたように肩をすくめた。
「さあ! まずは3位からの発表だよー!」
美女たちの前に陣取り、司会者が高らかに片手を挙げる。
ドドドドドッとドラムが鳴り、会場中が息を呑む。
「エントリーナンバー34番、《悠々快適傭兵団》のエルマちゃんだよー! おめでとう!!」
赤髪の巻き毛美女が、両手を上げて会場に喜びをアピールする。裸体と区別がつかないまでのマイクロビキニ姿で、インパクトは強烈だ。一歩一歩前に出る都度、揺れるおっぱいと際どい股間に、男たちの視線が集中した。
「マリオンとタメ張れるくらい、ケバイな、エルマちゃん」
「えー? あたしのほうがぁ、美人よぉ~?」
「ないわ」
「ひっどぉーい」
ザカリーの言いように、マリオンが嘘泣きで応じる。
前に出ていたエルマは、審査員からトロフィーを受け取ると、観客たちに投げキッスをしながら後ろに下がった。
「お次は2位、エントリーナンバー45番、《トリカブト傭兵団》のファニーちゃん! おめでとう!!」
おめでとおおっ! と観客席の一部からドスの効いた歓声が沸き起こった。ファニーの親衛隊たちだ。
「おお、アイツ2位を取れたかあ」
髭をザリザリ摩りながら、ハドリーは笑顔を浮かべた。
「さっすがファニーちゃん、優勝は無理だったけど大健闘じゃない」
「ええ、リッキーがいますしね、優勝は難しいですって。――2位でも賞金はそこそこ良かったと思いますよ」
ルーファスに笑顔を向け、ハドリーはステージ上から手を振るファニーに、手を振り返した。
「さあ! 今年の優勝者の発表だよー!」
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