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第7話 不束者vs不届き者
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「やっと来たな」
航は開口一番そう云って、くしゃっと弾けた笑みが顔いっぱいに広がった。
家を出たときからたったいままで気分は迷子だったけれど、航のその顔を見ただけで実那都はほっとする。
「うん。やっと来た」
航は実那都の返事に上々だといった気配でにやりとした。
「じゃ、行こうぜ」
航はキャリーケースを右手に持ち替えると、左手で実那都の右手をつかんだ。実那都がうなずくと、手を引いて先導した。
実那都が東京に出てきたのは航より三日遅れただけで、ふたりの間の時間的な意味で『やっと』と云うには大げさすぎる。その言葉に込められているのは、ここからが始まりだという、気持ち的な期待だ。『やっと』にたどり着くまでは大事な準備期間みたいなもので、きっと、育んできたこと、がんばってきたことを称える言葉でもあるのだ。
第1旅客ターミナルの外に出ると車がずらりと並んでいる。航はまっすぐ車の列に向かう。すると、正面に止まっているロイヤルブルーのミニバンの助手席のドアが開いた。
降り立ったのはラフな恰好をした男性だ。背が高く、やたらと目立つ――簡単に云えば眉目秀麗な出で立ちは見間違えようもなく、以前、航から見せられた写真の男性――有吏戒斗だと確信した。
航と実那都が目の前に立ち止まるまで、戒斗は興じた面持ちでふたりをかわるがわる見やった。
航は実那都を見下ろすと、キャリーケースから手を放して、グーサインをしたその手をひねり、立てた親指を戒斗のほうへ向けた。
「こいつが有吏戒斗だ」
二つ年上の戒斗を『こいつ』呼ばわりするのは航らしいのかもしれないけれど、それよりはきっと、よほど馬が合うのだ。
「だと思った」
実際に戒斗は怒った様子もなく、そう云った実那都の返事をおもしろがっている。
「紹介のとおり、有吏戒斗だ」
実那都はあらためて戒斗を見上げる。航と戒斗の共通点は、実那都からするとそびえるように背が高いこと、顔が綺麗なこと。もうひとつ、人を圧倒する気配だ。ただ、戒斗の場合、航の尊大さとは種類が違っていた。
なんだろう。ひと言で簡単に表すなら品格だ。
航の家は裕福で、実那都の家は無理をすれば、妹の加純を私立学校や東京に行かせられるくらいの選択はできる一般レベルの程度。もっと大きく括れば西崎家も藍岬家も一般庶民だ。
だけれど、戒斗が纏っているオーラは庶民には括れないものが見える。航とは違った意味で、手を出すなら相当の覚悟をしなければならない。そんな、住む世界が違っているような雰囲気を感じる。
「西崎実那都です。あの、いろいろありがとうございました。よろしくお願いします」
「ほぼほぼ、おれのためでもあったけど」
と、なんのことか戒斗はそう云って、握手したいところだけど、と続けながらちらっと航に目をやって――
「航から殴られそうだからやめておこうか」
と、実那都に目を戻すとおどけて肩をすくめた。
思わず隣を振り仰ぐと、航はからかわれたにもかかわらず、逆に思う壺だといった様子でにやりとしている。
「さすがかどうかはわかんねぇけど、賢明だな」
「どういう人間か、見る目はあるつもりだ」
戒斗は、航に負けていない自信満々ぶりだ。
「光栄に思えって?」
「そう云うほど、おれは何者でもない」
戒斗は軽く一蹴すると、あいつらが待ってる、と云って後部座席のスライドドアを開いて乗るように促した。
「おう」
「荷物はこちらへ」
航の返事に被せるように、また別の男性の声がした。車の後ろのドアを開け、そこから出てきた人はスーツ姿だ。車は個人タクシーなのか、けれど、タクシーの運転手にしてはもったいないくらい、スタイルも顔も申し分ない男性だ。
「すみません、和久井さん。自分で載せますよ」
航の云い方は客としてではなく、親しい人に対するもののように感じた。その実那都の感覚は間違っていなかったようで。
「和久井はおれのお抱え運転手、兼ボディガードってところだ」
と、実那都は戒斗の言葉に納得したものの、やはり戒斗は只者ではなかったと納得するよりは驚愕した。
「はじめまして、和久井です。今後ともよろしくお願いします」
戒斗の紹介を受けて和久井は物腰柔らかにお辞儀をした。
ボディガードというからには戦える人なのだろうけれど、この人もまた上品だ。
実那都が圧倒されつつどうにか名乗る程度の挨拶を返している間に、航がキャリーケースを収納して戻ってきた。
「こいつ、正体不明だろう。相当な坊ちゃんらしい」
航は戒斗を指差して揶揄すると、実那都の背中に手を添えて車の中に追い立てた。
車内では、和久井を含めて青南大学の話題に占められた。和久井も青南大学出身で、つまり実那都たちにとってはOBだ。戒斗と和久井が話すのを聞いていると、雇い主とお抱え運転手という立場よりも、もっと親密な感じを受けた。単に気が合うのだろうか。
航からいろいろ話を聞いていたけれど、実際に戒斗に会ってみると、航がさっき云った正体不明という言葉がいやにしっくりきた。
ふたりが通うことになった青南大学は幼稚舎からの一貫校で、その大口寄付者のトップが戒斗の父親だという。経営コンサルタントの会社、有吏リミテッドカンパニーの社長と聞いているが、実那都が審査を受けた奨学金はこの有吏LTDが独自に運用しているもので、給付と貸与を併用できたのも戒斗の口利きがあったことは想像するにたやすい。
経営コンサルタントなるものがどんな仕事かぴんと来ないし、どれだけ儲かるかということに至ってはまるでわからない。
例えば、元財閥の貴刀グループの社長であれば中学時代の実那都にもわかりやすい知名度があるけれど、有吏LTDは一般人とは関係のない世界――経済界で名が知れているらしい。
一般人にはわからない、業界で名が通っているという面で、戒斗の『何者でもない』という言葉がぴったりな気もする。
移動中、会話はやまず、気づまりにならないのは航の性格がなせる業なのだろう。決して除け者になることがなく、何かにつけ揶揄しながら実那都を会話に引きこんで笑わせた。
そうして、車が到着したのは住宅街にある一軒家だった。
「ここが祐真くんの家?」
実那都の質問に、ああ、と航がキャリーケースをおろしながら答えているうちに玄関のドアが開いた。
「やあ、実那都。やっと来たな」
神瀬祐真が出てきて軽く手を上げた。
少し高いところにいるせいか、去年の五月、祐真が福岡に来て会ったときよりもまた背が高くなっているように感じた。
「うん。やっと来た。この辺りは福岡とかわらないね」
「ははっ。普通に住宅地だからな」
可笑しそうにした祐真の後ろから良哉が顔を覗かせ、軽く手を上げた。
「早く来いよ。みんなで引っ越し祝いだ」
「わたしはまだアパートも見てないけど」
実那都の言葉にだれもがおもしろがって笑った。
航は開口一番そう云って、くしゃっと弾けた笑みが顔いっぱいに広がった。
家を出たときからたったいままで気分は迷子だったけれど、航のその顔を見ただけで実那都はほっとする。
「うん。やっと来た」
航は実那都の返事に上々だといった気配でにやりとした。
「じゃ、行こうぜ」
航はキャリーケースを右手に持ち替えると、左手で実那都の右手をつかんだ。実那都がうなずくと、手を引いて先導した。
実那都が東京に出てきたのは航より三日遅れただけで、ふたりの間の時間的な意味で『やっと』と云うには大げさすぎる。その言葉に込められているのは、ここからが始まりだという、気持ち的な期待だ。『やっと』にたどり着くまでは大事な準備期間みたいなもので、きっと、育んできたこと、がんばってきたことを称える言葉でもあるのだ。
第1旅客ターミナルの外に出ると車がずらりと並んでいる。航はまっすぐ車の列に向かう。すると、正面に止まっているロイヤルブルーのミニバンの助手席のドアが開いた。
降り立ったのはラフな恰好をした男性だ。背が高く、やたらと目立つ――簡単に云えば眉目秀麗な出で立ちは見間違えようもなく、以前、航から見せられた写真の男性――有吏戒斗だと確信した。
航と実那都が目の前に立ち止まるまで、戒斗は興じた面持ちでふたりをかわるがわる見やった。
航は実那都を見下ろすと、キャリーケースから手を放して、グーサインをしたその手をひねり、立てた親指を戒斗のほうへ向けた。
「こいつが有吏戒斗だ」
二つ年上の戒斗を『こいつ』呼ばわりするのは航らしいのかもしれないけれど、それよりはきっと、よほど馬が合うのだ。
「だと思った」
実際に戒斗は怒った様子もなく、そう云った実那都の返事をおもしろがっている。
「紹介のとおり、有吏戒斗だ」
実那都はあらためて戒斗を見上げる。航と戒斗の共通点は、実那都からするとそびえるように背が高いこと、顔が綺麗なこと。もうひとつ、人を圧倒する気配だ。ただ、戒斗の場合、航の尊大さとは種類が違っていた。
なんだろう。ひと言で簡単に表すなら品格だ。
航の家は裕福で、実那都の家は無理をすれば、妹の加純を私立学校や東京に行かせられるくらいの選択はできる一般レベルの程度。もっと大きく括れば西崎家も藍岬家も一般庶民だ。
だけれど、戒斗が纏っているオーラは庶民には括れないものが見える。航とは違った意味で、手を出すなら相当の覚悟をしなければならない。そんな、住む世界が違っているような雰囲気を感じる。
「西崎実那都です。あの、いろいろありがとうございました。よろしくお願いします」
「ほぼほぼ、おれのためでもあったけど」
と、なんのことか戒斗はそう云って、握手したいところだけど、と続けながらちらっと航に目をやって――
「航から殴られそうだからやめておこうか」
と、実那都に目を戻すとおどけて肩をすくめた。
思わず隣を振り仰ぐと、航はからかわれたにもかかわらず、逆に思う壺だといった様子でにやりとしている。
「さすがかどうかはわかんねぇけど、賢明だな」
「どういう人間か、見る目はあるつもりだ」
戒斗は、航に負けていない自信満々ぶりだ。
「光栄に思えって?」
「そう云うほど、おれは何者でもない」
戒斗は軽く一蹴すると、あいつらが待ってる、と云って後部座席のスライドドアを開いて乗るように促した。
「おう」
「荷物はこちらへ」
航の返事に被せるように、また別の男性の声がした。車の後ろのドアを開け、そこから出てきた人はスーツ姿だ。車は個人タクシーなのか、けれど、タクシーの運転手にしてはもったいないくらい、スタイルも顔も申し分ない男性だ。
「すみません、和久井さん。自分で載せますよ」
航の云い方は客としてではなく、親しい人に対するもののように感じた。その実那都の感覚は間違っていなかったようで。
「和久井はおれのお抱え運転手、兼ボディガードってところだ」
と、実那都は戒斗の言葉に納得したものの、やはり戒斗は只者ではなかったと納得するよりは驚愕した。
「はじめまして、和久井です。今後ともよろしくお願いします」
戒斗の紹介を受けて和久井は物腰柔らかにお辞儀をした。
ボディガードというからには戦える人なのだろうけれど、この人もまた上品だ。
実那都が圧倒されつつどうにか名乗る程度の挨拶を返している間に、航がキャリーケースを収納して戻ってきた。
「こいつ、正体不明だろう。相当な坊ちゃんらしい」
航は戒斗を指差して揶揄すると、実那都の背中に手を添えて車の中に追い立てた。
車内では、和久井を含めて青南大学の話題に占められた。和久井も青南大学出身で、つまり実那都たちにとってはOBだ。戒斗と和久井が話すのを聞いていると、雇い主とお抱え運転手という立場よりも、もっと親密な感じを受けた。単に気が合うのだろうか。
航からいろいろ話を聞いていたけれど、実際に戒斗に会ってみると、航がさっき云った正体不明という言葉がいやにしっくりきた。
ふたりが通うことになった青南大学は幼稚舎からの一貫校で、その大口寄付者のトップが戒斗の父親だという。経営コンサルタントの会社、有吏リミテッドカンパニーの社長と聞いているが、実那都が審査を受けた奨学金はこの有吏LTDが独自に運用しているもので、給付と貸与を併用できたのも戒斗の口利きがあったことは想像するにたやすい。
経営コンサルタントなるものがどんな仕事かぴんと来ないし、どれだけ儲かるかということに至ってはまるでわからない。
例えば、元財閥の貴刀グループの社長であれば中学時代の実那都にもわかりやすい知名度があるけれど、有吏LTDは一般人とは関係のない世界――経済界で名が知れているらしい。
一般人にはわからない、業界で名が通っているという面で、戒斗の『何者でもない』という言葉がぴったりな気もする。
移動中、会話はやまず、気づまりにならないのは航の性格がなせる業なのだろう。決して除け者になることがなく、何かにつけ揶揄しながら実那都を会話に引きこんで笑わせた。
そうして、車が到着したのは住宅街にある一軒家だった。
「ここが祐真くんの家?」
実那都の質問に、ああ、と航がキャリーケースをおろしながら答えているうちに玄関のドアが開いた。
「やあ、実那都。やっと来たな」
神瀬祐真が出てきて軽く手を上げた。
少し高いところにいるせいか、去年の五月、祐真が福岡に来て会ったときよりもまた背が高くなっているように感じた。
「うん。やっと来た。この辺りは福岡とかわらないね」
「ははっ。普通に住宅地だからな」
可笑しそうにした祐真の後ろから良哉が顔を覗かせ、軽く手を上げた。
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