20 / 83
第2章 過保護な皇子と恋の落とし穴
3.
しおりを挟む
少しでも秘芽に当てた指が動けばひくっひくっと腰がうごめく。その指が花片の間を滑りおり、流れに沿いながら秘口へと潜ってきた。
あうっ。
収縮を繰り返しているさなかで、凪乃羽はまたびくんっと大きく腰を跳ねた。指が吸いこまれるように奥に侵入する。そうしているのはヴァンの意思ではなく、凪乃羽の躰が収縮に任せて呑みこんでいるのかもしれなかった。
すっとしてきれいだけれど、けっして細くない指は、入り口を拡張するようにぐるりと左右に回転しながらゆっくりとうごめく。果てから完全に戻ってくることのないまま刺激されて、痙攣は止まらず、どんどん蜜は溢れて脚の間がひどく濡れそぼっている。秘口はきっと迎えたがっているようにやわらかくなっている。
ヴァンは触れ方を変え、指をゆっくりと深く突き入れた。指の腹で隘路の襞が摩撫されて、そこら中が快感に粟立つ。指の根元まで沈み、くちゅりと音が立ったかと思うと、今度は逆方向へと摩撫しながら指を引き抜いていく。抜けだしたとたん、秘口は惜しむように閉じた。そして、抉じ開けるようにしてまた指が侵入してくる。
ん、はああぁっ……ぅっ。
ゆっくりとした指の出し入れは躰が蕩けだしていきそうで、くちゅくちゅと嫌らしい音を聞きとりながら、また凪乃羽は快楽に塗れていった。
揺れていた腰がふいにぎくっと突きだすように跳ねる。ヴァンは凪乃羽自身が知らなかった、体内のその一点を指の腹でこねた。ぷしゅっと小さく迸るような音が立つ。
『おまえの躰はこの上なく嫌らしくできているらしい』
ヴァンは含み笑い、楽しむように指はその弱点を何度もつつく。そのたびに蜜が飛び散り、腰はだるく砕けそうな気さえしてくる。
「あ、あ、……ヴァンっ、壊れそ……ぅっ」
凪乃羽は自由なほうの左腕を上げて、ヴァンの右腕を縋るようにつかんだ。正しくいえば、ヴァンの腕は太くてつかむことはかなわず、手のひらを添えて力を込めるしかできない。一方で、ヴァンの躰との間に挟まれた右手は胸の上で祈るように握りしめている。
また独り果ててしまうことへの抵抗だったが、ヴァンは凪乃羽の左手から右手へと視線を移すと。
『閨事も何度めか……八度めか。おまえは相変わらず可愛い反応をする』
ヴァンの囁き声には熱がこもり、甘い微笑がくちびるに浮かぶ。
「ヴァン……ふぁっ……一緒、が、いいっ……んっ」
『ひとつになりたいか』
言葉は通じなくてもいま向けられた言葉に思いは通じ合っているような気にさせられ、凪乃羽はうなずいた。左腕をさらに伸ばして、ヴァンの首もとに巻きつける。
ヴァンは自分の腰に引っかけた凪乃羽の脚をおろした。凪乃羽の左腕が首からほどけていかないように気をつけてくれたのか、ヴァンは窮屈そうにしながら、凪乃羽に覆い被さるような体勢に変えた。自由になった右手をヴァンの肩に伸ばしかけると、脚の間におさまったヴァンのほうから身をかがめてくる。肩に手のひらをのせたと同時に、ひとつキスが落ちてきた。
くちびるの間に距離が空き、間近でヴァンの顔と対面する。ヴァンは凪乃羽の脚を腕に抱えると、わずかに身じろぎをした。
『まだ少しきついかもしれないが、大丈夫だろう? これだけ熱く濡れていれば』
最初は気遣うように、最後はからかうような気配でヴァンは云い――
『凪乃羽、おまえの躰がおれに応えてくれるかぎり、おれとおまえは通じ合える』
呪文のように聞こえる抑揚で凪乃羽に語りかけた。
直後、中心に、質量を伴った、硬くてやわらかいモノが押しつけられる。秘口が拡げられていき、大きすぎてもう無理だと云いそうになる寸前で、ヴァンの杭の突端がぬぷりと凪乃羽の中に嵌まりこんだ。
凪乃羽の意識が正常なら、ヴァンに抱かれるのも八回めで、ひとつになりたいという気持ちはいつも持っているのに、まだヴァンのモノに慣れているわけではない。秘口を拡げられたまま静観されていると、いざ動き始める瞬間までにちょっとした怖さがある。ヴァンはそれを承知しているかのように、ゆっくりと腰を押し進め、凪乃羽は太い首にしがみついた。
あ、あ、あ、あ……。
ヴァンは段階を踏むように奥を目指し、その動きに凪乃羽の悲鳴じみた声が連動する。
奥に行き当たったとき――
くっ。
ああっ。
ヴァンの唸り声が耳もとに響き、凪乃羽の悲鳴と重なった。
最奥のキスだけで凪乃羽のそこは陶酔境に陥ったようにひくひくっと痙攣を引き起こす。それはヴァンを快楽に導きつつ、反動で凪乃羽をも快楽が襲う。ただ一体化しているだけなのに、快楽に次ぐ快楽という連鎖が始まった。
ヴァンがじっとしたまま終わるはずはなく、再び唸ると、ゆっくりゆっくりと腰をうねらせ始めた。
ん……あああっ。
腰を引いては入り口に近い弱点が摩撫されて、ぷるぷると腰がふるえる。中に突き進んで最奥でキス音が立てば、脱力してしまうような快感に襲われて、凪乃羽は腰をよじった。それがヴァンを刺激して、そして凪乃羽に返ってくる。埋め尽くされたきつさは快楽のなかに消え、かわりに埋め尽くすのは、これ以上にない満ち足りた多幸感だった。
深く貫かれるたびに、ぐちゅぐちゅと恥ずかしいほど粘着音はひどくなっていった。引き抜かれる寸前にはお尻が引き止めるように持ちあがる。重量感を伴って体内に沈んでくれば、ひくひくとお尻がせん動する。
「ヴァン……あぅっ……あ……ヴァン……んふっ……ああっヴァンっ」
意味もなく、ただヴァンを呼ぶ声はだんだんとひっ迫していく。
いや、意味がなくはない。一緒にいられることを噛みしめているのだ。理由を探しだせないまま、凪乃羽はそんな確信だけを持った。快楽に侵食されて、思考力も力も尽きかけているのに、その確信を裏づけるようにヴァンにしがみつく手には力が込もる。
離れたくない!
そんな気持ちが一気に凪乃羽を快楽の果てまで高めた。
「ヴァンっ」
祈るようにその名を叫ぶ。
『おまえがどこに行こうが、たとえ行き遅れてもおれはすぐに追いつく』
なだめるような声音に安心しきり、凪乃羽の快楽が弾けた。
自分の悲鳴は遠くに聞こえ、ヴァンのくぐもった声が耳を通して体内に熱く忍びこむ。臍下にも熱が迸り、躰が熱に融けだしたような感覚に襲われた。
『このままもう少し眠れ。おまえが見るのはおれの夢だ』
凪乃羽の脚から腕を抜き、ヴァンは首と腰の下にそれぞれ腕をくぐらせて凪乃羽を抱きしめる。
こんなふうにきつく抱きしめられた記憶がふと凪乃羽の脳裡をよぎる。けれど、それが形にならないうちに、気だるさに負けて眠りについた。
あうっ。
収縮を繰り返しているさなかで、凪乃羽はまたびくんっと大きく腰を跳ねた。指が吸いこまれるように奥に侵入する。そうしているのはヴァンの意思ではなく、凪乃羽の躰が収縮に任せて呑みこんでいるのかもしれなかった。
すっとしてきれいだけれど、けっして細くない指は、入り口を拡張するようにぐるりと左右に回転しながらゆっくりとうごめく。果てから完全に戻ってくることのないまま刺激されて、痙攣は止まらず、どんどん蜜は溢れて脚の間がひどく濡れそぼっている。秘口はきっと迎えたがっているようにやわらかくなっている。
ヴァンは触れ方を変え、指をゆっくりと深く突き入れた。指の腹で隘路の襞が摩撫されて、そこら中が快感に粟立つ。指の根元まで沈み、くちゅりと音が立ったかと思うと、今度は逆方向へと摩撫しながら指を引き抜いていく。抜けだしたとたん、秘口は惜しむように閉じた。そして、抉じ開けるようにしてまた指が侵入してくる。
ん、はああぁっ……ぅっ。
ゆっくりとした指の出し入れは躰が蕩けだしていきそうで、くちゅくちゅと嫌らしい音を聞きとりながら、また凪乃羽は快楽に塗れていった。
揺れていた腰がふいにぎくっと突きだすように跳ねる。ヴァンは凪乃羽自身が知らなかった、体内のその一点を指の腹でこねた。ぷしゅっと小さく迸るような音が立つ。
『おまえの躰はこの上なく嫌らしくできているらしい』
ヴァンは含み笑い、楽しむように指はその弱点を何度もつつく。そのたびに蜜が飛び散り、腰はだるく砕けそうな気さえしてくる。
「あ、あ、……ヴァンっ、壊れそ……ぅっ」
凪乃羽は自由なほうの左腕を上げて、ヴァンの右腕を縋るようにつかんだ。正しくいえば、ヴァンの腕は太くてつかむことはかなわず、手のひらを添えて力を込めるしかできない。一方で、ヴァンの躰との間に挟まれた右手は胸の上で祈るように握りしめている。
また独り果ててしまうことへの抵抗だったが、ヴァンは凪乃羽の左手から右手へと視線を移すと。
『閨事も何度めか……八度めか。おまえは相変わらず可愛い反応をする』
ヴァンの囁き声には熱がこもり、甘い微笑がくちびるに浮かぶ。
「ヴァン……ふぁっ……一緒、が、いいっ……んっ」
『ひとつになりたいか』
言葉は通じなくてもいま向けられた言葉に思いは通じ合っているような気にさせられ、凪乃羽はうなずいた。左腕をさらに伸ばして、ヴァンの首もとに巻きつける。
ヴァンは自分の腰に引っかけた凪乃羽の脚をおろした。凪乃羽の左腕が首からほどけていかないように気をつけてくれたのか、ヴァンは窮屈そうにしながら、凪乃羽に覆い被さるような体勢に変えた。自由になった右手をヴァンの肩に伸ばしかけると、脚の間におさまったヴァンのほうから身をかがめてくる。肩に手のひらをのせたと同時に、ひとつキスが落ちてきた。
くちびるの間に距離が空き、間近でヴァンの顔と対面する。ヴァンは凪乃羽の脚を腕に抱えると、わずかに身じろぎをした。
『まだ少しきついかもしれないが、大丈夫だろう? これだけ熱く濡れていれば』
最初は気遣うように、最後はからかうような気配でヴァンは云い――
『凪乃羽、おまえの躰がおれに応えてくれるかぎり、おれとおまえは通じ合える』
呪文のように聞こえる抑揚で凪乃羽に語りかけた。
直後、中心に、質量を伴った、硬くてやわらかいモノが押しつけられる。秘口が拡げられていき、大きすぎてもう無理だと云いそうになる寸前で、ヴァンの杭の突端がぬぷりと凪乃羽の中に嵌まりこんだ。
凪乃羽の意識が正常なら、ヴァンに抱かれるのも八回めで、ひとつになりたいという気持ちはいつも持っているのに、まだヴァンのモノに慣れているわけではない。秘口を拡げられたまま静観されていると、いざ動き始める瞬間までにちょっとした怖さがある。ヴァンはそれを承知しているかのように、ゆっくりと腰を押し進め、凪乃羽は太い首にしがみついた。
あ、あ、あ、あ……。
ヴァンは段階を踏むように奥を目指し、その動きに凪乃羽の悲鳴じみた声が連動する。
奥に行き当たったとき――
くっ。
ああっ。
ヴァンの唸り声が耳もとに響き、凪乃羽の悲鳴と重なった。
最奥のキスだけで凪乃羽のそこは陶酔境に陥ったようにひくひくっと痙攣を引き起こす。それはヴァンを快楽に導きつつ、反動で凪乃羽をも快楽が襲う。ただ一体化しているだけなのに、快楽に次ぐ快楽という連鎖が始まった。
ヴァンがじっとしたまま終わるはずはなく、再び唸ると、ゆっくりゆっくりと腰をうねらせ始めた。
ん……あああっ。
腰を引いては入り口に近い弱点が摩撫されて、ぷるぷると腰がふるえる。中に突き進んで最奥でキス音が立てば、脱力してしまうような快感に襲われて、凪乃羽は腰をよじった。それがヴァンを刺激して、そして凪乃羽に返ってくる。埋め尽くされたきつさは快楽のなかに消え、かわりに埋め尽くすのは、これ以上にない満ち足りた多幸感だった。
深く貫かれるたびに、ぐちゅぐちゅと恥ずかしいほど粘着音はひどくなっていった。引き抜かれる寸前にはお尻が引き止めるように持ちあがる。重量感を伴って体内に沈んでくれば、ひくひくとお尻がせん動する。
「ヴァン……あぅっ……あ……ヴァン……んふっ……ああっヴァンっ」
意味もなく、ただヴァンを呼ぶ声はだんだんとひっ迫していく。
いや、意味がなくはない。一緒にいられることを噛みしめているのだ。理由を探しだせないまま、凪乃羽はそんな確信だけを持った。快楽に侵食されて、思考力も力も尽きかけているのに、その確信を裏づけるようにヴァンにしがみつく手には力が込もる。
離れたくない!
そんな気持ちが一気に凪乃羽を快楽の果てまで高めた。
「ヴァンっ」
祈るようにその名を叫ぶ。
『おまえがどこに行こうが、たとえ行き遅れてもおれはすぐに追いつく』
なだめるような声音に安心しきり、凪乃羽の快楽が弾けた。
自分の悲鳴は遠くに聞こえ、ヴァンのくぐもった声が耳を通して体内に熱く忍びこむ。臍下にも熱が迸り、躰が熱に融けだしたような感覚に襲われた。
『このままもう少し眠れ。おまえが見るのはおれの夢だ』
凪乃羽の脚から腕を抜き、ヴァンは首と腰の下にそれぞれ腕をくぐらせて凪乃羽を抱きしめる。
こんなふうにきつく抱きしめられた記憶がふと凪乃羽の脳裡をよぎる。けれど、それが形にならないうちに、気だるさに負けて眠りについた。
0
お気に入りに追加
162
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18 大人女性向け】会社の飲み会帰りに年下イケメンにお持ち帰りされちゃいました
utsugi
恋愛
職場のイケメン後輩に飲み会帰りにお持ち帰りされちゃうお話です。
がっつりR18です。18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
【完結】Mにされた女はドS上司セックスに翻弄される
Lynx🐈⬛
恋愛
OLの小山内羽美は26歳の平凡な女だった。恋愛も多くはないが人並に経験を重ね、そろそろ落ち着きたいと思い始めた頃、支社から異動して来た森本律也と出会った。
律也は、支社での営業成績が良く、本社勤務に抜擢され係長として赴任して来た期待された逸材だった。そんな将来性のある律也を狙うOLは後を絶たない。羽美もその律也へ思いを寄せていたのだが………。
✱♡はHシーンです。
✱続編とは違いますが(主人公変わるので)、次回作にこの話のキャラ達を出す予定です。
✱これはシリーズ化してますが、他を読んでなくても分かる様には書いてあると思います。
ねえ、私の本性を暴いてよ♡ オナニークラブで働く女子大生
花野りら
恋愛
オナニークラブとは、個室で男性客のオナニーを見てあげたり手コキする風俗店のひとつ。
女子大生がエッチなアルバイトをしているという背徳感!
イケナイことをしている羞恥プレイからの過激なセックスシーンは必読♡
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
【R18】カッコウは夜、羽ばたく 〜従姉と従弟の托卵秘事〜
船橋ひろみ
恋愛
【エロシーンには※印がついています】
お急ぎの方や濃厚なエロシーンが見たい方はタイトルに「※」がついている話をどうぞ。読者の皆様のお気に入りのお楽しみシーンを見つけてくださいね。
表紙、挿絵はAIイラストをベースに私が加工しています。著作権は私に帰属します。
【ストーリー】
見覚えのあるレインコート。鎌ヶ谷翔太の胸が高鳴る。
会社を半休で抜け出した平日午後。雨がそぼ降る駅で待ち合わせたのは、従姉の人妻、藤沢あかねだった。
手をつないで歩きだす二人には、翔太は恋人と、あかねは夫との、それぞれ愛の暮らしと違う『もう一つの愛の暮らし』がある。
親族同士の結ばれないが離れがたい、二人だけのひそやかな関係。そして、会うたびにさらけだす『むき出しの欲望』は、お互いをますます離れがたくする。
いつまで二人だけの関係を続けられるか、という不安と、従姉への抑えきれない愛情を抱えながら、翔太はあかねを抱き寄せる……
托卵人妻と従弟の青年の、抜け出すことができない愛の関係を描いた物語。
◆登場人物
・ 鎌ヶ谷翔太(26) パルサーソリューションズ勤務の営業マン
・ 藤沢あかね(29) 三和ケミカル勤務の経営企画員
・ 八幡栞 (28) パルサーソリューションズ勤務の業務管理部員。翔太の彼女
・ 藤沢茂 (34) シャインメディカル医療機器勤務の経理マン。あかねの夫。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる