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第1章 恋は悪夢の始まり
10.
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「違ったかって……?」
快楽に奪われていた思考力をかき集めながら、凪乃羽は無意味な質問をした。古尾の言葉は意味不明なことが多いけれど、いま古尾が云った『夢』に関しては、凪乃羽のほうが知悉している。
おれに訊くことか? そう云いたそうな気配で、古尾は器用に片方の眉を跳ねあげた。
古尾に打ち明けてから今日まで、その悪夢を見ることはなかった。まるで打ち明けたことで望みが叶ったように。それは、古尾が云った『恋』を裏付ける。
悪夢は、いま凪乃羽がそうされているように、手を括られて“フィリル”への陵辱は始まった。けれど、感じているものはまったく違う。
フィリルの心は最後まで抵抗と痛みと、そして絶望を放っていた。凪乃羽が感じていたのは、恥ずかしさと性的な快感だ。
「違ってる……」
凪乃羽がつぶやくように答えると、言葉以上のことを解釈しているのだろう、古尾は愉悦した様子でうなずいた。凪乃羽の頭上に手を伸ばして、引っかけていた服を支柱から取り外し、凪乃羽の手首から引き抜いて自由にした。
「違っていて当然だ。おれはおまえの夢の中の男じゃない」
古尾は奇妙なほど断言した。
それなら『恋』という言葉は何?
凪乃羽はちょっとした心細さを覚えた。当然だというのなら、なんのために『恋』という言葉を持ちだしたのだろう。古尾は、まるで最初から違うことはわかりきっていたといわんばかりの口ぶりだった。
いいようにわたしを利用するため? 利用ってなんのために?
女性遍歴のリストを増やすためなどという単純なことだったら、凪乃羽はまったく愚かだ。
「何を結論づけた?」
凪乃羽がそっぽを向いて、目を伏せたとたん、古尾は凪乃羽の頬をくるんで真上に向けた。
瞼を上げると、からかっているのでも尊大でもない、ただ真意を見通そうとしているのか喰い入るように凪乃羽を捕らえる。
「わたしがいい口実を与えたみたいだから……古尾先生はラッキーでしたね」
「口実とはなんだ」
「夢のことです。皇帝は男の象徴だとか、恋だとか云って……口説く口実になったんですよね。だから、あのとき、古尾先生といるわたしがバカだって云ったんですね」
古尾は時間が止まったように表情を止めた。少し間が空いたのち、ふっと吐息を漏らす。
「そういうふうに思うわけだ。のんびりと生きているわけじゃないようだ。つくづく楽しませてくれる」
古尾は本心を明かすことなく、最後の言葉は揶揄する以上にどうかするとふざけて軽薄に聞こえる。
凪乃羽にもプライドはある。頬をくるむ手から逃れて起きあがろうとすると、古尾が素早く凪乃羽の両手を取って制した。つかんだ手を古尾は自分の首の後ろにまわさせた。
「確かに口説くつもりだったが、ただ口説くためならおれに待つ時間など必要ない」
あっさりと認めたあと、考える時間を与えるように、古尾はじっと凪乃羽を見守っている。
「……それって……先生が誘ったら断る人はいないっていう自惚れですか」
古尾はくちびるを歪めた。
「よくわかってる。だが、もっとわかれ」
それが切実に聞こえると思うのは、自分の期待の表れなのだろう。古尾が自分の首に凪乃羽の手を巻きつけるようにするのは、離れるなということかもしれない。そんな都合のいいことを考えてしまう。
「古尾先生……」
「違うだろ」
一瞬なんのことか考えて、それが呼び方だと気づいた。
「……ヴァン、違ってたけど違ってなかった」
「なんのことだ」
「皇帝は痛めつけてただけで、その……」
顔をしかめていた古尾は、凪乃羽が言葉に詰まると何を云おうとしていたのか察したらしく、またおもしろがった面持ちに戻った。
「おまえが味わったように気持ちよくはさせなかった、か?」
「……でも、無理やりは一緒です」
かっと頬を火照らせながら、なんとか凪乃羽が云い返すと、古尾は同意しかねるといったように首をひねった。
「逃げるくらいだ、おまえが誘惑してくるわけはないし、いつになろうがおれが強引に出なければ永久にこうはなれない。だろう?」
まったくもってそのとおりで、もう古尾を責めようがない。目を逸らすと、含み笑いがくちびるに降りかかる。
「おまえのペースに合わせていたら手遅れになる」
古尾は云いながら、首の後ろにやっていた凪乃羽の手首から手を放しかけた。伴って、凪乃羽も手をおろしかけると、また古尾が手首をつかんでそれを止めた。
「このままちゃんとおれを捕まえておけ。共有してやる」
どういう意味だろう、とそう思っているさなか、躰の中心が、硬いながらも柔らかい、そんな感触につつかれる。
古尾は膝の裏をそれぞれに腕に抱え、凪乃羽の躰を折りたたむようにした。必然的に腰が浮きあがり、躰の中心が無防備になる。中心をつついていたものは古尾のモノに違いなく、入り口に当てられてそこが押し広げられた。
凪乃羽はとっさに目を閉じた。躰がこわばって、古尾の首に巻きつけた腕に力が入る。じわりと押しつけられて、まだ痛みはない。ぬぷっとこもった粘着音がするのは、凪乃羽が生成した蜜のせいなのか――正確にいえば、古尾によって生成されたものだ。入り口がいっぱいに開き、次には体内に古尾のモノが嵌まったような感覚を覚えた。このまま突き進まれるのも怖いけれど、抜けだされるのも怖い。そんなぴたりとした密着感がある。
その不安を知っていて、わざとやっているのか、古尾は腰を引いた。
んっ。
躰をよじり、抜けだしていく感触に耐えた。それがおさまらないうちに、また押しつけられて嵌まりこむ。そうしてまた抜けだす。
んふっ。
痛みのない場所で、嵌まっては抜けだすという律動が繰りだされ、入り口がだんだんと開いていくような気がした。実際にはただ開いたり閉じたりを繰り返しているだけなのに――いや、それだけではない。心地よさが生まれていて、全身が快楽に浸食された。
「あ、あっ……先生っ、融けちゃいそう」
本当に躰中から力が抜けていき、融けだしていきそうな感覚がしていた。そのうえ、また快楽の最高地点にたどり着こうとしている。
「それで、いい。……くっ……手を、離すな。必要になる、まもなく、な」
古尾は律動を続けながら途切れ途切れに云い、かすかに呻き声も入り混じる。
薄らと視界を開くと、古尾の顔が間近にあって、その面持ちは痛みを我慢しているようにも見える。
離すなと云われても律動されるたびに腕は緩んでいく。
ああっ、ああっ、ん……あああっ……。
出入りされるたびに飛びだす嬌声は、堪えればその反動でよけいに大きくなる。
「や……だ、めっ……!」
腰もとにぷるぷるとした痙攣が走りだし、古尾が体内から出ていこうとすると勝手にすがるようにして、浮いた腰がさらに浮く。
「ああっ、ああっ……せんせ、最高の場所、ああっ……逝って、しまい、そ……っ、あああっ」
「逝け」
古尾が囁いた刹那、ソレが体内から抜けだす瞬間に凪乃羽は快楽の果てにたどり着いた。
びくびくとお尻が揺らぎ、凪乃羽は悲鳴じみた声を発しながら喘いだ。
「離すな、逝くぞ」
快楽の最高点からおりられないうちに、古尾は警告して、直後、入り口が押し開かれ、そして、そこにとどまらず古尾のモノは凪乃羽の隘路を貫いた。
「あ、くぅ――っ」
上げかけた悲鳴は痛みのあまり詰まってしまう。それが最奥に達したとき、凪乃羽は痛みを紛らすように古尾にしがみついた。
快楽に奪われていた思考力をかき集めながら、凪乃羽は無意味な質問をした。古尾の言葉は意味不明なことが多いけれど、いま古尾が云った『夢』に関しては、凪乃羽のほうが知悉している。
おれに訊くことか? そう云いたそうな気配で、古尾は器用に片方の眉を跳ねあげた。
古尾に打ち明けてから今日まで、その悪夢を見ることはなかった。まるで打ち明けたことで望みが叶ったように。それは、古尾が云った『恋』を裏付ける。
悪夢は、いま凪乃羽がそうされているように、手を括られて“フィリル”への陵辱は始まった。けれど、感じているものはまったく違う。
フィリルの心は最後まで抵抗と痛みと、そして絶望を放っていた。凪乃羽が感じていたのは、恥ずかしさと性的な快感だ。
「違ってる……」
凪乃羽がつぶやくように答えると、言葉以上のことを解釈しているのだろう、古尾は愉悦した様子でうなずいた。凪乃羽の頭上に手を伸ばして、引っかけていた服を支柱から取り外し、凪乃羽の手首から引き抜いて自由にした。
「違っていて当然だ。おれはおまえの夢の中の男じゃない」
古尾は奇妙なほど断言した。
それなら『恋』という言葉は何?
凪乃羽はちょっとした心細さを覚えた。当然だというのなら、なんのために『恋』という言葉を持ちだしたのだろう。古尾は、まるで最初から違うことはわかりきっていたといわんばかりの口ぶりだった。
いいようにわたしを利用するため? 利用ってなんのために?
女性遍歴のリストを増やすためなどという単純なことだったら、凪乃羽はまったく愚かだ。
「何を結論づけた?」
凪乃羽がそっぽを向いて、目を伏せたとたん、古尾は凪乃羽の頬をくるんで真上に向けた。
瞼を上げると、からかっているのでも尊大でもない、ただ真意を見通そうとしているのか喰い入るように凪乃羽を捕らえる。
「わたしがいい口実を与えたみたいだから……古尾先生はラッキーでしたね」
「口実とはなんだ」
「夢のことです。皇帝は男の象徴だとか、恋だとか云って……口説く口実になったんですよね。だから、あのとき、古尾先生といるわたしがバカだって云ったんですね」
古尾は時間が止まったように表情を止めた。少し間が空いたのち、ふっと吐息を漏らす。
「そういうふうに思うわけだ。のんびりと生きているわけじゃないようだ。つくづく楽しませてくれる」
古尾は本心を明かすことなく、最後の言葉は揶揄する以上にどうかするとふざけて軽薄に聞こえる。
凪乃羽にもプライドはある。頬をくるむ手から逃れて起きあがろうとすると、古尾が素早く凪乃羽の両手を取って制した。つかんだ手を古尾は自分の首の後ろにまわさせた。
「確かに口説くつもりだったが、ただ口説くためならおれに待つ時間など必要ない」
あっさりと認めたあと、考える時間を与えるように、古尾はじっと凪乃羽を見守っている。
「……それって……先生が誘ったら断る人はいないっていう自惚れですか」
古尾はくちびるを歪めた。
「よくわかってる。だが、もっとわかれ」
それが切実に聞こえると思うのは、自分の期待の表れなのだろう。古尾が自分の首に凪乃羽の手を巻きつけるようにするのは、離れるなということかもしれない。そんな都合のいいことを考えてしまう。
「古尾先生……」
「違うだろ」
一瞬なんのことか考えて、それが呼び方だと気づいた。
「……ヴァン、違ってたけど違ってなかった」
「なんのことだ」
「皇帝は痛めつけてただけで、その……」
顔をしかめていた古尾は、凪乃羽が言葉に詰まると何を云おうとしていたのか察したらしく、またおもしろがった面持ちに戻った。
「おまえが味わったように気持ちよくはさせなかった、か?」
「……でも、無理やりは一緒です」
かっと頬を火照らせながら、なんとか凪乃羽が云い返すと、古尾は同意しかねるといったように首をひねった。
「逃げるくらいだ、おまえが誘惑してくるわけはないし、いつになろうがおれが強引に出なければ永久にこうはなれない。だろう?」
まったくもってそのとおりで、もう古尾を責めようがない。目を逸らすと、含み笑いがくちびるに降りかかる。
「おまえのペースに合わせていたら手遅れになる」
古尾は云いながら、首の後ろにやっていた凪乃羽の手首から手を放しかけた。伴って、凪乃羽も手をおろしかけると、また古尾が手首をつかんでそれを止めた。
「このままちゃんとおれを捕まえておけ。共有してやる」
どういう意味だろう、とそう思っているさなか、躰の中心が、硬いながらも柔らかい、そんな感触につつかれる。
古尾は膝の裏をそれぞれに腕に抱え、凪乃羽の躰を折りたたむようにした。必然的に腰が浮きあがり、躰の中心が無防備になる。中心をつついていたものは古尾のモノに違いなく、入り口に当てられてそこが押し広げられた。
凪乃羽はとっさに目を閉じた。躰がこわばって、古尾の首に巻きつけた腕に力が入る。じわりと押しつけられて、まだ痛みはない。ぬぷっとこもった粘着音がするのは、凪乃羽が生成した蜜のせいなのか――正確にいえば、古尾によって生成されたものだ。入り口がいっぱいに開き、次には体内に古尾のモノが嵌まったような感覚を覚えた。このまま突き進まれるのも怖いけれど、抜けだされるのも怖い。そんなぴたりとした密着感がある。
その不安を知っていて、わざとやっているのか、古尾は腰を引いた。
んっ。
躰をよじり、抜けだしていく感触に耐えた。それがおさまらないうちに、また押しつけられて嵌まりこむ。そうしてまた抜けだす。
んふっ。
痛みのない場所で、嵌まっては抜けだすという律動が繰りだされ、入り口がだんだんと開いていくような気がした。実際にはただ開いたり閉じたりを繰り返しているだけなのに――いや、それだけではない。心地よさが生まれていて、全身が快楽に浸食された。
「あ、あっ……先生っ、融けちゃいそう」
本当に躰中から力が抜けていき、融けだしていきそうな感覚がしていた。そのうえ、また快楽の最高地点にたどり着こうとしている。
「それで、いい。……くっ……手を、離すな。必要になる、まもなく、な」
古尾は律動を続けながら途切れ途切れに云い、かすかに呻き声も入り混じる。
薄らと視界を開くと、古尾の顔が間近にあって、その面持ちは痛みを我慢しているようにも見える。
離すなと云われても律動されるたびに腕は緩んでいく。
ああっ、ああっ、ん……あああっ……。
出入りされるたびに飛びだす嬌声は、堪えればその反動でよけいに大きくなる。
「や……だ、めっ……!」
腰もとにぷるぷるとした痙攣が走りだし、古尾が体内から出ていこうとすると勝手にすがるようにして、浮いた腰がさらに浮く。
「ああっ、ああっ……せんせ、最高の場所、ああっ……逝って、しまい、そ……っ、あああっ」
「逝け」
古尾が囁いた刹那、ソレが体内から抜けだす瞬間に凪乃羽は快楽の果てにたどり着いた。
びくびくとお尻が揺らぎ、凪乃羽は悲鳴じみた声を発しながら喘いだ。
「離すな、逝くぞ」
快楽の最高点からおりられないうちに、古尾は警告して、直後、入り口が押し開かれ、そして、そこにとどまらず古尾のモノは凪乃羽の隘路を貫いた。
「あ、くぅ――っ」
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