2 / 2
2話 彼女の恩返し
しおりを挟む
推しのスマホを拾った1週間後、美海からラインが入った。
美海「この前はありがとうございました。明日仙台に行く予定があるので、また会いませんか?」
祐一「明日はちょうどお休みなので会えますよ。いつ頃会えますか?」
美海「17:00から19:00までなら会えるから…、17:30に仙台駅のペデストリアンデッキに集合ね!😉」
美海は絵文字入りLINEを送ったあとに、彼女の演じたキャラが「おなかすいたー」と言っているスタンプを押していたため、祐一は同じキャラが笑っているスタンプを押してラインを閉じ、ホーム画面を見た。明日はちょうどお休み、仙台で遊んでから向かおうと思った祐一だった。
翌日、EBeanSやロフトなどに行ったあとに、ペデストリアンデッキで待っていた。数分後、
美海「祐一くーん、待った~?」
と言いながら、小走りで駆けてきた。
祐一のところに着いた美海は息を切らしていた。
祐一「美海ちゃん、大丈夫?」
美海「だいじょ~ぶ~」
そんな様子を見た祐一は、
祐一「美海ちゃん、近くのカフェに入ろう。」
と声をかけ、仙台PARCO2にあるアロハテーブルというカフェに入った。
テーブルに着くと、2人でメニューを見た。
美海「私、ロコモコのグレービーソースと、ブラウニーバナナショコラと、飲み物がアイランドフルーツクーラーで、祐一くんは?」
祐一「…」
美海「どうしたの?祐一くん。」
祐一「僕、乳製品のアレルギーがあるんだ。だから、乳製品の入ってるものは食べられないんだ。」
美海「…そうなんだ。じゃあ、スパイシーロティサリーチキンなら食べられるんじゃない?」
祐一「じゃあ、ロティサリーチキンのライス付きとロミロミサーモンとハワイアンコナブレンドコーヒーを注文しようかな?」
と注文を終えたあと、世間話をした。
祐一「この前ビジュウに来てた時って何かの収録だったの?」
美海「うん、『政宗のお昼ドキ』って番組のナレーション取りに来たんだけど早く着きすぎちゃって時間を潰してたんだ。」
そんな話をしていると、料理が運ばれてきた。
美海「うわぁー、美味しそう!」
と目を輝かせていた。
料理を口に運ぶと、
美海「う~ん、美味しい!」
と可愛い声で言っていた。
祐一も運ばれてきた料理を口にして、
祐一「うん、本当美味しい」
と言って食べ進めた。
一通り食べ終わり、再度話に花を咲かせていると
美海「すみません、ちょっとお手洗いに。」
と席を立った。彼女がお手洗いに向かったのを確認すると、祐一は伝票を手に取りレジに向かって会計を済ませた。
美海がお手洗いから帰ってくると、
祐一「じゃあお店を出ようか。」
と言って店を出ようとすると、
美海「あれ?お会計は?」
祐一「先に払っちゃったよ!」
美海「えー、私が払おうと思ったのに!」
とほおをプクーッと膨らませて怒っていた。
祐一「とりあえず、お店を出よう!」
と美海をなんとか宥めて店を後にした。
PARCO2出入り口のペデストリアンデッキに着いた瞬間
美海「ねぇ!なんで払っちゃったの?私が払おうと思ったのに!」
祐一「だって、女性に払わせるなんて出来ないって思ったもん!」
美海「お会計してこの前のお返しをしようと思ったのに!」
祐一「この前のお返しは、してもらったよ。」
美海「なんで?私何もしてないよ?」
祐一「僕と食事してくれただけでとても嬉しかったよ。」
と美海の頭を優しく撫でながら言った。
美海「じゃあ…、また今度会ってよ。次は出来るだけ1日空けるからさ…。」
と少し小声で言った。
祐一「う、うん。じゃあ連絡待ってるよ。…そういえばそろそろ時間じゃない?」
と声をかけると美海はスマホを開くと20:45を示していた。
美海「もうこんな時間!じゃあまた今度ね!バイバイ!」
と手を振りながら仙台駅の方に駆けて行った。
祐一もゆっくり仙台駅に歩き出す。
今度はいつ会えるのかな?
To Be Continued
美海「この前はありがとうございました。明日仙台に行く予定があるので、また会いませんか?」
祐一「明日はちょうどお休みなので会えますよ。いつ頃会えますか?」
美海「17:00から19:00までなら会えるから…、17:30に仙台駅のペデストリアンデッキに集合ね!😉」
美海は絵文字入りLINEを送ったあとに、彼女の演じたキャラが「おなかすいたー」と言っているスタンプを押していたため、祐一は同じキャラが笑っているスタンプを押してラインを閉じ、ホーム画面を見た。明日はちょうどお休み、仙台で遊んでから向かおうと思った祐一だった。
翌日、EBeanSやロフトなどに行ったあとに、ペデストリアンデッキで待っていた。数分後、
美海「祐一くーん、待った~?」
と言いながら、小走りで駆けてきた。
祐一のところに着いた美海は息を切らしていた。
祐一「美海ちゃん、大丈夫?」
美海「だいじょ~ぶ~」
そんな様子を見た祐一は、
祐一「美海ちゃん、近くのカフェに入ろう。」
と声をかけ、仙台PARCO2にあるアロハテーブルというカフェに入った。
テーブルに着くと、2人でメニューを見た。
美海「私、ロコモコのグレービーソースと、ブラウニーバナナショコラと、飲み物がアイランドフルーツクーラーで、祐一くんは?」
祐一「…」
美海「どうしたの?祐一くん。」
祐一「僕、乳製品のアレルギーがあるんだ。だから、乳製品の入ってるものは食べられないんだ。」
美海「…そうなんだ。じゃあ、スパイシーロティサリーチキンなら食べられるんじゃない?」
祐一「じゃあ、ロティサリーチキンのライス付きとロミロミサーモンとハワイアンコナブレンドコーヒーを注文しようかな?」
と注文を終えたあと、世間話をした。
祐一「この前ビジュウに来てた時って何かの収録だったの?」
美海「うん、『政宗のお昼ドキ』って番組のナレーション取りに来たんだけど早く着きすぎちゃって時間を潰してたんだ。」
そんな話をしていると、料理が運ばれてきた。
美海「うわぁー、美味しそう!」
と目を輝かせていた。
料理を口に運ぶと、
美海「う~ん、美味しい!」
と可愛い声で言っていた。
祐一も運ばれてきた料理を口にして、
祐一「うん、本当美味しい」
と言って食べ進めた。
一通り食べ終わり、再度話に花を咲かせていると
美海「すみません、ちょっとお手洗いに。」
と席を立った。彼女がお手洗いに向かったのを確認すると、祐一は伝票を手に取りレジに向かって会計を済ませた。
美海がお手洗いから帰ってくると、
祐一「じゃあお店を出ようか。」
と言って店を出ようとすると、
美海「あれ?お会計は?」
祐一「先に払っちゃったよ!」
美海「えー、私が払おうと思ったのに!」
とほおをプクーッと膨らませて怒っていた。
祐一「とりあえず、お店を出よう!」
と美海をなんとか宥めて店を後にした。
PARCO2出入り口のペデストリアンデッキに着いた瞬間
美海「ねぇ!なんで払っちゃったの?私が払おうと思ったのに!」
祐一「だって、女性に払わせるなんて出来ないって思ったもん!」
美海「お会計してこの前のお返しをしようと思ったのに!」
祐一「この前のお返しは、してもらったよ。」
美海「なんで?私何もしてないよ?」
祐一「僕と食事してくれただけでとても嬉しかったよ。」
と美海の頭を優しく撫でながら言った。
美海「じゃあ…、また今度会ってよ。次は出来るだけ1日空けるからさ…。」
と少し小声で言った。
祐一「う、うん。じゃあ連絡待ってるよ。…そういえばそろそろ時間じゃない?」
と声をかけると美海はスマホを開くと20:45を示していた。
美海「もうこんな時間!じゃあまた今度ね!バイバイ!」
と手を振りながら仙台駅の方に駆けて行った。
祐一もゆっくり仙台駅に歩き出す。
今度はいつ会えるのかな?
To Be Continued
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
放課後の生徒会室
志月さら
恋愛
春日知佳はある日の放課後、生徒会室で必死におしっこを我慢していた。幼馴染の三好司が書類の存在を忘れていて、生徒会長の楠木旭は殺気立っている。そんな状況でトイレに行きたいと言い出すことができない知佳は、ついに彼らの前でおもらしをしてしまい――。
※この作品はpixiv、カクヨムにも掲載しています。
【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜
なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」
静寂をかき消す、衛兵の報告。
瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。
コリウス王国の国王––レオン・コリウス。
彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。
「構わん」……と。
周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。
これは……彼が望んだ結末であるからだ。
しかし彼は知らない。
この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。
王妃セレリナ。
彼女に消えて欲しかったのは……
いったい誰か?
◇◇◇
序盤はシリアスです。
楽しんでいただけるとうれしいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる