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元竜のお兄様
しおりを挟む「おい!サムス!俺から逃げれると思うなよ。」
そういいはなって僕を羽交い締めにするのは、元々竜であった義兄のウロボロンである。
僕は、元々竜として生きていた竜人の家族に養子入りした。
最初は戸惑ったが、今は、だいぶ分かってきた。父や母は優しい。だが、兄のウロボロンだけは、弟である僕が人間だからか、よくちょっかい(ちょっかいですまされるのか)をかけてくる。
ウロボロンは、気性は非常に荒い。
だが、僕のことは嫌いではない。それだけは、明らかに明確である。というか、僕のことが大好きなのであろう。
ウロボロンは、僕を見ると興奮が抑えられないらしい。それゆえ、僕を捕まえては、(よく、入浴中を狙われる。)身体中の匂いをかがれたり、汗を舐められたりする。
すると、満足げにウロボロンはにっこりと笑みをこぼし、気持ち良さそうになって何処かへ行ってしまう。匂いをかがれたり、汗を舐められたり、僕は非常に嫌で、やめてほしいと懇願するが、彼は止めない。というか、「やめて」と言ったことで、彼のSっ気をさらに強めたのか、ちょっかいはエスカレートしていった。
前なんて、入浴中の僕に対してキスをしてきた。
「その困った顔が好きだ。面白い。もっと見せてほしい。」と、悪魔のような笑みをこぼし、僕が困る、嫌がることをし続ける。
Sっ気満開の竜人の義兄、ウロボロンは、やはり僕のことが大好きなのであろう。
まぁ、僕もそんな義兄を、好きになり始めているのかもしれない。
「も、もっとやってぇ…」と…。
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