余命宣告を受けましたので、数少ない残された日々は貴殿ではなく、御兄様と過ごさせていただきます

１３

　
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　「貴方に溺愛されている。」


　私は、そう思っていた。しかし、どうやら違うようだった。


　「婚約破棄しよう。婚約を、無かったことにするんだ。」


　私は、いきなり、愛していた婚約者にそう言われた。


　私は、驚いてなにも言えなかった。


　とても、うまく行っていると思っていたからだ。


　まさか、こんなことになるなんて………………


　私が悪いのか？これは…………

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