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魅了0な私ですが……

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 私は、魅了ゼロな可哀想な令嬢である。

 私の家、カナリア家は美人が多い。

 だが、私は無愛想な顔で、モブらしさが際立つ。

 そう。私は、カナリア家の恥である!落ちこぼれである!

 私は、自分の容姿を憎んだ。

 もう、私なんて恋愛と言うものは出来ないんだ!



 「おい!ミラノ!朗報だ!ダグド王太子が、お前を正妃にしたいとおっしゃられた!」

 えぇ!?王太子が!?

 突然の話だ。どうやら、私が昨夜に参加した王太子の生誕日パーティーで彼は私のことを見たのだろう。

 だが、私なんかが、あのダグド王太子様と……

 夢のようだ。まだ、信じられない……!

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