婚約破棄に納得してしまう私

天災

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婚約破棄に納得してしまう私

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 「正直、君といて楽しくない。」

 これが、結婚式前日に言われた言葉である。

 「そっか…」

 悲劇的な言葉だが、すんなり受けていれてしまった。

 何せ、こんなイケメン王子と婚約できた所から、夢なのかな?と感じていた。

 「そうだよね。ごめんね。」

 そして、後ろを向いて、そのままスタスタと歩いていった。

 (私なんて…どうせ…………ん?)

 ちょっと待てよ。

 今、私は、婚約破棄を受け入れた…

 (な、何で、受け入れてるの…)

 私は頭が真っ白になった。

 そう。奴は敵だ。

 すんなり受け入れるな。

 「ねぇ!ちょっ…」

 そこに彼はもういなかった。
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