上 下
1 / 1

貴方にとって私は2番目だったので

しおりを挟む

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 そうか。私は、彼に愛されていたけれども、結局2番目だったのか。

 私は、彼が仕事へ行くと言っていて、その仕事を終えてずっと、私以外の他の女性と楽しそうに毎日デートしているのを見てそう思った。

 だったら、もう私はあの人と一緒にいる必要なんてない。だって、どうせ私はあの人にとって2番目なんだから。互いに、1番だと思っている人と、夫婦になるもんでしょう。

 私は、もう彼をこの家から追い出すことすらめんどくさい。賠償金を請求するのもめんどくさい。置き手紙を書くのもめんどくさい。

 荷物もまとめず、私は家を出て、何処かへ行った。

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。


処理中です...