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私は聖女

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 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 私は、聖女である。

 聖女は、仕事として、呪いを解いたり、儀式に参加したり、一般人が出来ないような聖なる仕事を行う。

 そして、呪いを解くことが出来るということは、呪いをかけることも、可能であるのだ(だが、法律では一応禁止されている)。

 言っちゃえば、いつでも呪いたいやつは呪えるのだ。法律では禁止されているものの、そんなことが、私は可能である。

 そこで、今回する話は、そんな聖女な私との婚約を破棄したクズ男と私と彼を離したクズ妹が、私の聖女の能力でざまぁになる話である。

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 「リストマ!お前との婚約を破棄する。」

 婚約者である彼、キナス・フィーユは、私の妹に誘惑されたことにより、愛が完全に妹の方へ向き、私との婚約を破棄することになった。

 はぁ。なんというクズ共。騙す方も騙される方も。あぁ。腹が立つ。

 私は、小さい頃からある人に腹が立つと、無意識にその人を呪ってしまうのである。

 まぁ、言わずとも分かるだろう。その二人を、私は呪ってしまったのだ。

 二人はちょうど、二人で住む新しい物件探しでウキウキしていた。


 そして、物件が決まったらしい。

 まぁ、どうなるかは分かるだろう。住んで二日目で、その家は家事でボロッボロに燃え尽きて、荒野となった。

 さらに、彼らの身体にも被害が。病気にかかり、最悪な新カップル生活の幕開けとなったのだ。

 これは呪いだと分かった二人は、すぐさま婚約を破棄した。ちょっとやりすぎたかな?まぁ、ざまぁミロー。という感じですな!
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