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第17話 大喜びのあとに キアラ視点(4)

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「蹴落としに関してはお前も賛成していてっ、『もっと生活が潤う』と大喜びだったじゃないか!! それにっ、寝言は寝てから言え!!」
「アナタも嬉々としてアレクシアを虐げていたじゃないのよ!! むしろアナタが一番アレクシアを攻撃していたじゃないのよ!! よくそんなことを言えたわね!!」
「っっ!! 言えるに決まってるわよ!! あのねえ!? 子どもは親の姿を見て育つっ、親に似るのよ!! 私が喜んでアレクシアに色々したのはっ、アンタたちのせいよ!!」

 二人が『捏造する』なんて言い出さなかったら喜んでなんてないし! アレクシアを冷遇しなかったらわたしだって乗っからなかった!
 悪いのは切っ掛けを作ったアンタたちでしょ!!

「謝りなさいよ!! 今ぶったこととっ、今までもことも謝りなさいよ!! そうだわ! お詫びとしてあの三人に身を差し出しなさいよ!! それでっ、キアラだけは助けてくださいって懇願しなさいよ!!」
「ふざけるな!! 誰かするか!!」
「自分だけ助かろうだなんて!! 信じれない!! わたくし達の子どもとは思えないわ!!」

 っっ。私は正しいことを言っているのに、認めようとしない。
 それどころか、掴みかかったら掴み返してきて……っ。
 だから――
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