7 / 68
2 あたしをスカウト!? (5)
しおりを挟む
「そっか。ありがとうね、陽上ちゃん」
「私が至らないばかりに、迷惑をかけてごめんなさい。陽上さん、しばらくの間よろしくお願いします」
「ううん、こちらこそ、だよっ。よろしくねー、モミジちゃん」
手を出してきてくれたモミジちゃんと、両手で握手。はじめて握ったモミジちゃんの手はスベスベで、少しだけ熱かった。
ふにゃ? もしかしたら、お熱があるのかな?
「ねえ、モミジちゃん。びねつってゆーのがあるかもだから、学校に戻ったら保健室に行った方がいーよ?」
「………………」
「? モミジちゃん?」
「私はもともと、体温が高いの。ご心配感謝するわ」
「あっ、そかそか、ゴメンね。じゃーじゃーこのお話はお仕舞いで、ナツキちゃんさん。あたしは、これから何をすればいーんですか?」
アコヘンを元に戻すのはわかったけど、方法とかがさっぱり。大事なトコは、ちゃんと教えてもらわないとだよね。
「ちょうど簡単なアコヘンの問題が起きてるから、早速だけど今日の放課後にお仕事をお願いしたいんだ。仕事に関しては実際に体験しながらの方が説明をしやすいから、その時に紅葉がするね」
「わかりました、です。他には何かありますかー?」
「ここでできる話は、もうないかな。お伝えすることは以上で、陽上ちゃん。改めて、急に呼んじゃってごめんね?」
「私からも、本当にごめんなさい」
「んーんっ。困った時はお互い様、ですっ。それじゃーモミジちゃん、戻ろっ」
折角、パートナーになったんだもんね。あたしはナツキちゃんさんにペコッと頭を下げてからモミジちゃんの手を引っ張って、2人一緒に教室に戻ったのでした。
ちなみに――。さぼりはユーカとユーナが一生懸命言い訳をしてくれてたけど、効果はなしで怒られちゃいました。
ぁぅぅ……。
「私が至らないばかりに、迷惑をかけてごめんなさい。陽上さん、しばらくの間よろしくお願いします」
「ううん、こちらこそ、だよっ。よろしくねー、モミジちゃん」
手を出してきてくれたモミジちゃんと、両手で握手。はじめて握ったモミジちゃんの手はスベスベで、少しだけ熱かった。
ふにゃ? もしかしたら、お熱があるのかな?
「ねえ、モミジちゃん。びねつってゆーのがあるかもだから、学校に戻ったら保健室に行った方がいーよ?」
「………………」
「? モミジちゃん?」
「私はもともと、体温が高いの。ご心配感謝するわ」
「あっ、そかそか、ゴメンね。じゃーじゃーこのお話はお仕舞いで、ナツキちゃんさん。あたしは、これから何をすればいーんですか?」
アコヘンを元に戻すのはわかったけど、方法とかがさっぱり。大事なトコは、ちゃんと教えてもらわないとだよね。
「ちょうど簡単なアコヘンの問題が起きてるから、早速だけど今日の放課後にお仕事をお願いしたいんだ。仕事に関しては実際に体験しながらの方が説明をしやすいから、その時に紅葉がするね」
「わかりました、です。他には何かありますかー?」
「ここでできる話は、もうないかな。お伝えすることは以上で、陽上ちゃん。改めて、急に呼んじゃってごめんね?」
「私からも、本当にごめんなさい」
「んーんっ。困った時はお互い様、ですっ。それじゃーモミジちゃん、戻ろっ」
折角、パートナーになったんだもんね。あたしはナツキちゃんさんにペコッと頭を下げてからモミジちゃんの手を引っ張って、2人一緒に教室に戻ったのでした。
ちなみに――。さぼりはユーカとユーナが一生懸命言い訳をしてくれてたけど、効果はなしで怒られちゃいました。
ぁぅぅ……。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
36
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる