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第百八十話 大阪のクランハウスビルまでの道中
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朝食を携帯ハウスでいただいた後に、六階層の転移の柱からダンジョンの外へと転移した。こんなに早く探索者センターに行くことになるとは思っていなかったが、特級ポーションを少しでも早く届けたかった。探索者センターの買取り受付に向かった。
まだ朝早い時間だから探索者の姿は見かけない。一つだけ空いている窓口に向かった。
「おはよう。買取り受付をお願いする」
「おはようございます。こちらにドロップアイテムをお入れ………えっ、赤峯様ですか?」
「そうだが、あまり大きい声を出さないでほしいな」
「し、失礼しました。すみませんが、別室に移動していただけないでしょうか?」
「この時間だと支部長はいないのではないか?急いでいるから、待てないぞ」
「はい、お待たせしませんので、よろしくお願いします」
八時にもなっていないが、ここの支部長は朝早く出勤するものだな。女性の案内で応接室へと移動した。まだ支部長はいないようだが、買取り受付の手続きをしてもらう。実際には詳しい鑑定をしてもらい、私達が探索で得たことを登録してもらう為なのだがと思いながら、持ってきたものをカゴの中に入れていった。多数のマジックアイテムを見て、案内をしてきた女性は驚いているが、鑑定をするともっと驚くことになるだろう。
今回の福岡ダンジョンへの遠征では、麟瞳さん達に大きな借りが出来てしまった。特級ポーションは勿論だが、金色の実をいただいたのは今更ながら申し訳ないと思っている。それに世那の幸運の指輪もかなりの効果があるものだった。
世那が獲得した七つの指輪のうちの一つは正輝さんの景品になった。残りも《花鳥風月》のメンバーに使ってほしいと言ったのだが、麟瞳さんに拒否されてしまった。それは世那が得たものだから《Black-Red ワルキューレ》で使用者を決めるべきだと言われた。少しずつでも借りは返していきたいが、なかなか難しいものだな。
「赤峯様、お待たせしました」
髪のセットもきちんと出来ていない支部長が部屋の中に現れた。
「いや、今鑑定してもらっているところだから、少しも待っていない。話というのは何かな?」
「この前も話しましたが、探索者省のことです。探索者省からここに人が来ています」
「予想通りだな。探索者省は世那に会いに来ているということで間違いないだろうか?」
「私達には《Black-Red ワルキューレ》様と話をしたいと言ってました」
「では、《花鳥風月》には関係無くここに来ていると思っていいのだろうか?」
「そこまでは分かりません。探索者省にはどう対応しておけば良いでしょうか?」
「私はこれから一度大阪に帰るんだ。私がここを出発した後に、探索者省に伝えてくれれば良いよ。どうせ一度は話しておかないとだめだろうからな。大阪に戻ると言って出て行ったとでも言っておいてほしい」
「分かりました」
大阪のクランハウスで話を聞いてみよう。どんな話をして来るのか興味もある。
「鑑定結果ですが、こちらが特級ポーションです。初めて見させていただきました。買取り価格が五千万円です。しかし、売却する場合はオークションを利用するのが良いです」
「売るつもりはないから大丈夫だ」
「すみません、出すぎたことを申しました」
「いやいや、私達の為を思って言ってくれたことだ、何も謝る必要はないぞ。それより後のマジックアイテムの鑑定結果を教えてほしい」
指輪は一つ一つを小袋に入れてくれていて、鑑定結果のメモも添えられていた。この気遣いは嬉しいな。他のマジックアイテムも名前通りの効果のあるものだった。
「こちらは万能スコップという名前です。このスコップで土を掘るとそれだけで作物の成長に最適な土になるようです。買取り価格が二百万円です」
麟瞳さんが一番気にしていたマジックアイテムだ。何故万能と名付けられているのかよく分からないが、ガーデニングをするには良さそうなアイテムのようだな。
全ての鑑定結果を聞き、《花鳥風月》と《Black-Red ワルキューレ》の所有するものに分けて登録をしてもらった。
「では、失礼させてもらうよ」
駅まで送ってくれるという申し出を断ってタクシーで博多駅に着いた。探索者省の人はいないようだ。特級ポーションを渡す相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら新幹線に乗り込んだ。
新幹線はやはり便利だと思う。車で移動した行きは九時間以上かかったが、新幹線だと二時間半程で新大阪駅に着いた。まあ、行きは世那がはしゃいでいて予定以上の時間がかかり大変だったが、かなり楽しい移動だったので文句はない。
連絡を入れていたので、駅には迎えが来ていた。車でクランハウスビルへと移動した。車の中でこれまでの状況を聞く。
「サブマス、ダンジョンの探索状況は予定通りに進んでいます。やはりAランクダンジョンの探索者が少ないために一日単位での魔石の納品がかなり減少しています」
「後でクラン会議をおこなうが、魔石の減少は気にすることはない。他に何か問題はないか?」
「今のところはありませんが、今までAランクダンジョンを探索していて、Bランクダンジョンの探索に移動になったメンバーからは、今後不満を持つ者が現れると思われます」
「それは収入に関する不満だろうか?」
「ほとんどが収入だと思いますが、中にはAランクダンジョンを探索することに誇りを持っている者もいますから、そちらも考えられます」
「そうか、分かったよ。京都のAランクダンジョンを探索するメンバーを増やそうかな。良いダンジョン物件がないか探してみてくれ。ところで、智美は今日はどうしている?」
「今日も若手のメンバーを連れて、Bランクダンジョンに行ってます。ダンジョン物件は探してみます」
相変わらず智美は若手の面倒見が良いようだ。早く会いたいが、ダンジョンから帰ってくるのを待つとしよう。
「探索者省からは何か言ってきたか?」
「クラマスとサブマスにお会いしたいと連絡がありましたが、何処に行ったのか把握できていないと言っておきました」
「もう福岡ダンジョンに行ってることは、ばれてしまっているんだ。おそらくすぐに探索者省から連絡が来ると思うが、明日の午後二時に会うと伝えてくれ」
どうも話を聞くと、探索者省からは既に午前中に連絡があったようだ。支部長が言っていたように切羽詰まっているように感じるな。
数日しか経っていないが、久しぶりにクランハウスビルに帰ってきた気がする。少し自室で休ませてもらおう。
※※※ ここから後書きです。本編とは全く関係ありませんが、大切なおしらせです※※※
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
今回は投稿の方法に関するお知らせです。
今まで、0:01と12:01に定期的に投稿させていただきましたが、ストックも数日前に無くなり、ここ数日は時間前に慌てて書いて投稿してきました。
特に第178話は、時間の二分前にやっと書き上げたので、書いていてもこの話は面白く書けているのかと疑問に思ってました。まあ自己満足なんですけどね。
楽しみに読んでくださる方には自己都合で申し訳ありませんが、明日の四月一日から投稿の方法を不定期投稿にさせていただきます。毎日投稿はすると思いますが、約束は出来ません。
引き続き読んでいただけると幸いです。
亘善
まだ朝早い時間だから探索者の姿は見かけない。一つだけ空いている窓口に向かった。
「おはよう。買取り受付をお願いする」
「おはようございます。こちらにドロップアイテムをお入れ………えっ、赤峯様ですか?」
「そうだが、あまり大きい声を出さないでほしいな」
「し、失礼しました。すみませんが、別室に移動していただけないでしょうか?」
「この時間だと支部長はいないのではないか?急いでいるから、待てないぞ」
「はい、お待たせしませんので、よろしくお願いします」
八時にもなっていないが、ここの支部長は朝早く出勤するものだな。女性の案内で応接室へと移動した。まだ支部長はいないようだが、買取り受付の手続きをしてもらう。実際には詳しい鑑定をしてもらい、私達が探索で得たことを登録してもらう為なのだがと思いながら、持ってきたものをカゴの中に入れていった。多数のマジックアイテムを見て、案内をしてきた女性は驚いているが、鑑定をするともっと驚くことになるだろう。
今回の福岡ダンジョンへの遠征では、麟瞳さん達に大きな借りが出来てしまった。特級ポーションは勿論だが、金色の実をいただいたのは今更ながら申し訳ないと思っている。それに世那の幸運の指輪もかなりの効果があるものだった。
世那が獲得した七つの指輪のうちの一つは正輝さんの景品になった。残りも《花鳥風月》のメンバーに使ってほしいと言ったのだが、麟瞳さんに拒否されてしまった。それは世那が得たものだから《Black-Red ワルキューレ》で使用者を決めるべきだと言われた。少しずつでも借りは返していきたいが、なかなか難しいものだな。
「赤峯様、お待たせしました」
髪のセットもきちんと出来ていない支部長が部屋の中に現れた。
「いや、今鑑定してもらっているところだから、少しも待っていない。話というのは何かな?」
「この前も話しましたが、探索者省のことです。探索者省からここに人が来ています」
「予想通りだな。探索者省は世那に会いに来ているということで間違いないだろうか?」
「私達には《Black-Red ワルキューレ》様と話をしたいと言ってました」
「では、《花鳥風月》には関係無くここに来ていると思っていいのだろうか?」
「そこまでは分かりません。探索者省にはどう対応しておけば良いでしょうか?」
「私はこれから一度大阪に帰るんだ。私がここを出発した後に、探索者省に伝えてくれれば良いよ。どうせ一度は話しておかないとだめだろうからな。大阪に戻ると言って出て行ったとでも言っておいてほしい」
「分かりました」
大阪のクランハウスで話を聞いてみよう。どんな話をして来るのか興味もある。
「鑑定結果ですが、こちらが特級ポーションです。初めて見させていただきました。買取り価格が五千万円です。しかし、売却する場合はオークションを利用するのが良いです」
「売るつもりはないから大丈夫だ」
「すみません、出すぎたことを申しました」
「いやいや、私達の為を思って言ってくれたことだ、何も謝る必要はないぞ。それより後のマジックアイテムの鑑定結果を教えてほしい」
指輪は一つ一つを小袋に入れてくれていて、鑑定結果のメモも添えられていた。この気遣いは嬉しいな。他のマジックアイテムも名前通りの効果のあるものだった。
「こちらは万能スコップという名前です。このスコップで土を掘るとそれだけで作物の成長に最適な土になるようです。買取り価格が二百万円です」
麟瞳さんが一番気にしていたマジックアイテムだ。何故万能と名付けられているのかよく分からないが、ガーデニングをするには良さそうなアイテムのようだな。
全ての鑑定結果を聞き、《花鳥風月》と《Black-Red ワルキューレ》の所有するものに分けて登録をしてもらった。
「では、失礼させてもらうよ」
駅まで送ってくれるという申し出を断ってタクシーで博多駅に着いた。探索者省の人はいないようだ。特級ポーションを渡す相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら新幹線に乗り込んだ。
新幹線はやはり便利だと思う。車で移動した行きは九時間以上かかったが、新幹線だと二時間半程で新大阪駅に着いた。まあ、行きは世那がはしゃいでいて予定以上の時間がかかり大変だったが、かなり楽しい移動だったので文句はない。
連絡を入れていたので、駅には迎えが来ていた。車でクランハウスビルへと移動した。車の中でこれまでの状況を聞く。
「サブマス、ダンジョンの探索状況は予定通りに進んでいます。やはりAランクダンジョンの探索者が少ないために一日単位での魔石の納品がかなり減少しています」
「後でクラン会議をおこなうが、魔石の減少は気にすることはない。他に何か問題はないか?」
「今のところはありませんが、今までAランクダンジョンを探索していて、Bランクダンジョンの探索に移動になったメンバーからは、今後不満を持つ者が現れると思われます」
「それは収入に関する不満だろうか?」
「ほとんどが収入だと思いますが、中にはAランクダンジョンを探索することに誇りを持っている者もいますから、そちらも考えられます」
「そうか、分かったよ。京都のAランクダンジョンを探索するメンバーを増やそうかな。良いダンジョン物件がないか探してみてくれ。ところで、智美は今日はどうしている?」
「今日も若手のメンバーを連れて、Bランクダンジョンに行ってます。ダンジョン物件は探してみます」
相変わらず智美は若手の面倒見が良いようだ。早く会いたいが、ダンジョンから帰ってくるのを待つとしよう。
「探索者省からは何か言ってきたか?」
「クラマスとサブマスにお会いしたいと連絡がありましたが、何処に行ったのか把握できていないと言っておきました」
「もう福岡ダンジョンに行ってることは、ばれてしまっているんだ。おそらくすぐに探索者省から連絡が来ると思うが、明日の午後二時に会うと伝えてくれ」
どうも話を聞くと、探索者省からは既に午前中に連絡があったようだ。支部長が言っていたように切羽詰まっているように感じるな。
数日しか経っていないが、久しぶりにクランハウスビルに帰ってきた気がする。少し自室で休ませてもらおう。
※※※ ここから後書きです。本編とは全く関係ありませんが、大切なおしらせです※※※
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
今回は投稿の方法に関するお知らせです。
今まで、0:01と12:01に定期的に投稿させていただきましたが、ストックも数日前に無くなり、ここ数日は時間前に慌てて書いて投稿してきました。
特に第178話は、時間の二分前にやっと書き上げたので、書いていてもこの話は面白く書けているのかと疑問に思ってました。まあ自己満足なんですけどね。
楽しみに読んでくださる方には自己都合で申し訳ありませんが、明日の四月一日から投稿の方法を不定期投稿にさせていただきます。毎日投稿はすると思いますが、約束は出来ません。
引き続き読んでいただけると幸いです。
亘善
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