24 / 193
第二十四話 吉備路ダンジョン群
しおりを挟む
食事会のあった次の日の日曜日、いつものように朝の鍛練を行ったがその後の予定がない。のんびりと過ごしても良いのだが、昨日もほとんど体を動かしていないのでうずうずして来る。この前チェックした岡山県のダンジョンで吉備路ダンジョン群というのを見つけたのでそこに行ってみようと思い立った。土日はダンジョンに入らない予定が狂いまくっているな。
今日は両親もまだ起きていないので、書き置きをして出かけようと思ったところ、綾芽に見つかり一緒に行くと駄々をこねられた。まあ別に一緒に行っても良いんだけどね。綾芽もダンジョン装備はマジックポーチの中に入っているのですぐに用意は出来る。書き置きの内容を若干変更して家を後にした。
吉備路ダンジョン群というのは、もともとあった吉備路サイクリングロード沿いに発生した四つのダンジョンをまとめて名付けられたものである。Fランクダンジョンが三つとEランクダンジョンが一つである。因みにサイクリングロードを更に進むと岡山ダンジョンにも繋がっている。
最寄りの駅から二十五分程電車に乗り、駅からはレンタサイクルで移動する。いくつ完全攻略出来るか分からないが全力で頑張ってみる。
まず最初のダンジョンに行く前に探索者センターで受付をしておく。ここのセンターが四つのダンジョンすべてを統括している。いつも通り更衣室でバトルスーツに着替えてから受付へ、武器の封印を解いてもらい着替えのバッグとケースを預ける。勿論綾芽と一緒にだ。
まずは一番探索者センターに近いFランクダンジョンから攻略を始める。このダンジョンは近くにある日本で九番目に大きい古墳の名をとって作さくダンジョンと呼ばれている全六階層の洞窟型で、スライムばかり出てくるダンジョンだ。最後のボスはビッグスライムで、ボスの討伐報酬以外は一個20円の魔石だけなので人気が無いダンジョンだ。
自転車は人目の無いところで収納した。スライムは弱いが上手く核を狙わないと討伐出来ない。お約束の武器を溶かすような性質はFランクダンジョンだけあって、ボス部屋のスライム以外は持っていない。ダンジョンに入る前にダンジョンカードを重ねパーティ登録をしてからダンジョンの中に転移する。
綾芽と左右別れて効率的に討伐していくが、正確に核を壊さないといけないのでいい練習になる。人気が無いのでスライムの数は大量だ。次から次へとやっつけてあっという間にボス部屋前に到着、ここは長物を使っている綾芽に譲る。流石ボスだけあって突進以外にも酸を使った攻撃をしてきたが難無く撃破し、討伐後に少し大きめの鉄の宝箱が現れた。
「お兄ちゃん、私が開けていい?鉄の宝箱は初めてなんだ」
「勿論いいよ。罠は無いようだし安心して開けてくれ」
今までは宝箱の背後からソロっと開けていたが、今日の探索からは【罠探知】スキルに反応しないということは罠がないということである。自信を持って綾芽に伝えることができた。宝箱の中には女性用のブーツが入っていた。
「多分マジックアイテムだよね。女性用だよね」
「鑑定して良いものなら綾芽が使うと良いよ」
綾芽は派手にガッツポーズを決めている。まだ鑑定結果出てないからね。
作ダンジョンの攻略は一時間半程で終わった。次に行ってみよう。
自転車を10分漕いで次のダンジョンに到着した。ここは近くにある建物の名と階層の数から五重ダンジョンと呼ばれている全五階層のFランクダンジョンだ。草原型のダンジョンでミニトレントモドキが野菜や果物を投げつけて来る。ドロップアイテムも野菜や果物が特徴だ。ボス部屋はトレントモドキ、投げる速度が高速になるらしい。
ダンジョンに入る前にお花が咲いている近くで弁当を食べる。弁当のストックを増やしていて良かったよ。綾芽はラッシュボアのステーキ弁当、僕はウルフの香草焼き弁当をチョイスして食べた。温かいんだよね、とても美味しかったよ。
食後改めてダンジョンカードを重ねてパーティ登録をした後に五重ダンジョンの中へ転移する。一階層はミニトレントモドキがジャガ芋を時速140キロで投げて来る。
この情報を見たときにピーンと来たんだ。野球のグローブがあれば簡単に攻略出来るんじゃね?中学生時代に使ってたグローブを持ち出してきて正解だ。Aランカーの動体視力なめんなよ。一匹で十個程投げて来るので、僕が受けては収納を繰り返し、タマ切れになったところを綾芽が討伐する。
僕の収納は特殊で何故か収納したものは消えないんだ。岡山ダンジョンのゴブリンソードマンの剣を収納した時に、討伐後も消えずに残っていたんだ。中里さんが探索者協会に確認したところ、マジックバッグに収納した物は討伐後にはなくなってしまったらしい。
ついでに討伐後に高確率でジャガ芋がドロップした。そしてキャッチして腕輪に収納した物はやっぱり討伐後にも消えずに収納から取り出すことができた。ダブルでおいしいというやつだな。
二階層では玉葱、三階層はトマト、四階層で桃、五階層でパイナップルそしてボス部屋ではトレントモドキがスイカを時速160キロは出ているんじゃないかというスピードで投げてきた。
トマトと桃はキャッチした時にかなりの数が潰れたり、傷んだりして勿体ないことをした。パイナップルはグローブの大きさをはみ出しそうだったがギリギリセーフだった。でもスイカはただ逃げたよ。あの大きさで結構なスピードで飛んで来ると恐怖を感じたからね。討伐後にはちゃんと美味しそうなスイカがドロップしたよ。
ボス討伐の宝箱は今回も鉄、綾芽が嬉しそうに開ける。中には料理道具らしき物が入っていたので、これも鑑定行きだな。攻略時間は二時間程、ミニトレントモドキが投げ尽くした後に倒したので、思っていたよりも時間がかかった。
時間的に次が今日最後のダンジョンになる。歩いてたったの五分、近くの古墳の名前と出てくる魔物からコウモリダンジョンと呼ばれている全八階層のFランクダンジョンで洞窟型だ。名前の通り出て来る魔物は噛み付きバット、ボスはビッグバットだ。飛行する魔物なので遠距離攻撃の無い僕達には少々厄介だ。近づいて来たところを的確にヒットさせなければならない。パーティ登録をしてダンジョンの中に転移する。
いろいろと危惧していたが、所詮Fランクダンジョンだった。次々に倒してボス部屋に到着し、今回も綾芽に討伐を任せた。ボス部屋では綾芽が薙刀を振るい一瞬でビッグバットをやっつけてしまった。
今回も鉄の宝箱で、中にはゴーグルのような物が入っていた。これも鑑定行き、結局Fランクダンジョン三つから全て鉄の宝箱が出て来た。【幸運】スキルは抜群に活躍してくれる。
このダンジョンも攻略に二時間かかった。八階層もあったからしょうがない。これから探索者センターに戻って鑑定の時間を考えると、晩御飯の時間には間に合いそうにない。今ならまだ母さんは晩御飯の用意を始めていないかもしれない。
電話をして、これから晩御飯を作ろうとしていて、まだ何も作っていないことを確認した。今日は遅くなりそうだから、綾芽と二人で外食をして帰ることを伝えた。
これで大丈夫、鑑定をしてもらいに探索者センターに戻りましょう。
今日は両親もまだ起きていないので、書き置きをして出かけようと思ったところ、綾芽に見つかり一緒に行くと駄々をこねられた。まあ別に一緒に行っても良いんだけどね。綾芽もダンジョン装備はマジックポーチの中に入っているのですぐに用意は出来る。書き置きの内容を若干変更して家を後にした。
吉備路ダンジョン群というのは、もともとあった吉備路サイクリングロード沿いに発生した四つのダンジョンをまとめて名付けられたものである。Fランクダンジョンが三つとEランクダンジョンが一つである。因みにサイクリングロードを更に進むと岡山ダンジョンにも繋がっている。
最寄りの駅から二十五分程電車に乗り、駅からはレンタサイクルで移動する。いくつ完全攻略出来るか分からないが全力で頑張ってみる。
まず最初のダンジョンに行く前に探索者センターで受付をしておく。ここのセンターが四つのダンジョンすべてを統括している。いつも通り更衣室でバトルスーツに着替えてから受付へ、武器の封印を解いてもらい着替えのバッグとケースを預ける。勿論綾芽と一緒にだ。
まずは一番探索者センターに近いFランクダンジョンから攻略を始める。このダンジョンは近くにある日本で九番目に大きい古墳の名をとって作さくダンジョンと呼ばれている全六階層の洞窟型で、スライムばかり出てくるダンジョンだ。最後のボスはビッグスライムで、ボスの討伐報酬以外は一個20円の魔石だけなので人気が無いダンジョンだ。
自転車は人目の無いところで収納した。スライムは弱いが上手く核を狙わないと討伐出来ない。お約束の武器を溶かすような性質はFランクダンジョンだけあって、ボス部屋のスライム以外は持っていない。ダンジョンに入る前にダンジョンカードを重ねパーティ登録をしてからダンジョンの中に転移する。
綾芽と左右別れて効率的に討伐していくが、正確に核を壊さないといけないのでいい練習になる。人気が無いのでスライムの数は大量だ。次から次へとやっつけてあっという間にボス部屋前に到着、ここは長物を使っている綾芽に譲る。流石ボスだけあって突進以外にも酸を使った攻撃をしてきたが難無く撃破し、討伐後に少し大きめの鉄の宝箱が現れた。
「お兄ちゃん、私が開けていい?鉄の宝箱は初めてなんだ」
「勿論いいよ。罠は無いようだし安心して開けてくれ」
今までは宝箱の背後からソロっと開けていたが、今日の探索からは【罠探知】スキルに反応しないということは罠がないということである。自信を持って綾芽に伝えることができた。宝箱の中には女性用のブーツが入っていた。
「多分マジックアイテムだよね。女性用だよね」
「鑑定して良いものなら綾芽が使うと良いよ」
綾芽は派手にガッツポーズを決めている。まだ鑑定結果出てないからね。
作ダンジョンの攻略は一時間半程で終わった。次に行ってみよう。
自転車を10分漕いで次のダンジョンに到着した。ここは近くにある建物の名と階層の数から五重ダンジョンと呼ばれている全五階層のFランクダンジョンだ。草原型のダンジョンでミニトレントモドキが野菜や果物を投げつけて来る。ドロップアイテムも野菜や果物が特徴だ。ボス部屋はトレントモドキ、投げる速度が高速になるらしい。
ダンジョンに入る前にお花が咲いている近くで弁当を食べる。弁当のストックを増やしていて良かったよ。綾芽はラッシュボアのステーキ弁当、僕はウルフの香草焼き弁当をチョイスして食べた。温かいんだよね、とても美味しかったよ。
食後改めてダンジョンカードを重ねてパーティ登録をした後に五重ダンジョンの中へ転移する。一階層はミニトレントモドキがジャガ芋を時速140キロで投げて来る。
この情報を見たときにピーンと来たんだ。野球のグローブがあれば簡単に攻略出来るんじゃね?中学生時代に使ってたグローブを持ち出してきて正解だ。Aランカーの動体視力なめんなよ。一匹で十個程投げて来るので、僕が受けては収納を繰り返し、タマ切れになったところを綾芽が討伐する。
僕の収納は特殊で何故か収納したものは消えないんだ。岡山ダンジョンのゴブリンソードマンの剣を収納した時に、討伐後も消えずに残っていたんだ。中里さんが探索者協会に確認したところ、マジックバッグに収納した物は討伐後にはなくなってしまったらしい。
ついでに討伐後に高確率でジャガ芋がドロップした。そしてキャッチして腕輪に収納した物はやっぱり討伐後にも消えずに収納から取り出すことができた。ダブルでおいしいというやつだな。
二階層では玉葱、三階層はトマト、四階層で桃、五階層でパイナップルそしてボス部屋ではトレントモドキがスイカを時速160キロは出ているんじゃないかというスピードで投げてきた。
トマトと桃はキャッチした時にかなりの数が潰れたり、傷んだりして勿体ないことをした。パイナップルはグローブの大きさをはみ出しそうだったがギリギリセーフだった。でもスイカはただ逃げたよ。あの大きさで結構なスピードで飛んで来ると恐怖を感じたからね。討伐後にはちゃんと美味しそうなスイカがドロップしたよ。
ボス討伐の宝箱は今回も鉄、綾芽が嬉しそうに開ける。中には料理道具らしき物が入っていたので、これも鑑定行きだな。攻略時間は二時間程、ミニトレントモドキが投げ尽くした後に倒したので、思っていたよりも時間がかかった。
時間的に次が今日最後のダンジョンになる。歩いてたったの五分、近くの古墳の名前と出てくる魔物からコウモリダンジョンと呼ばれている全八階層のFランクダンジョンで洞窟型だ。名前の通り出て来る魔物は噛み付きバット、ボスはビッグバットだ。飛行する魔物なので遠距離攻撃の無い僕達には少々厄介だ。近づいて来たところを的確にヒットさせなければならない。パーティ登録をしてダンジョンの中に転移する。
いろいろと危惧していたが、所詮Fランクダンジョンだった。次々に倒してボス部屋に到着し、今回も綾芽に討伐を任せた。ボス部屋では綾芽が薙刀を振るい一瞬でビッグバットをやっつけてしまった。
今回も鉄の宝箱で、中にはゴーグルのような物が入っていた。これも鑑定行き、結局Fランクダンジョン三つから全て鉄の宝箱が出て来た。【幸運】スキルは抜群に活躍してくれる。
このダンジョンも攻略に二時間かかった。八階層もあったからしょうがない。これから探索者センターに戻って鑑定の時間を考えると、晩御飯の時間には間に合いそうにない。今ならまだ母さんは晩御飯の用意を始めていないかもしれない。
電話をして、これから晩御飯を作ろうとしていて、まだ何も作っていないことを確認した。今日は遅くなりそうだから、綾芽と二人で外食をして帰ることを伝えた。
これで大丈夫、鑑定をしてもらいに探索者センターに戻りましょう。
21
お気に入りに追加
463
あなたにおすすめの小説
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ごめんみんな先に異世界行ってるよ1年後また会おう
味噌汁食べれる
ファンタジー
主人公佐藤 翔太はクラスみんなより1年も早く異世界に、行ってしまう。みんなよりも1年早く異世界に行ってしまうそして転移場所は、世界樹で最強スキルを実でゲット?スキルを奪いながら最強へ、そして勇者召喚、それは、クラスのみんなだった。クラスのみんなが頑張っているときに、主人公は、自由気ままに生きていく
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる