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荒治療は程々に
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◎リオ×勇者 / 触手、小スカ、エロ
「勇者様っ!」
「げっ、リオ……何?」
「どうしたの勇者様?何か顔が赤いけど……」
まずい。非常にまずい。何がまずいって…。
熱がある時にリオに会ってしまった事だ。
「勇者様大丈夫?」
「いや、大丈夫だ。だからそっとしてくれ…」
リオが心配しているのは本当だ。だからまずい。
俺の身に何か良からぬ事が起きるのは目に見えている。
「わあ!勇者様大変!熱があるよ?俺が看病してあげる!」
ほらやっぱり!俺への看病はただ俺の熱が引くのをじっと待ってれば良いんだよ!
「ホントに大丈夫…うわぁっ!?」
「風邪を治すにはおクスリ飲んでいっぱい汗をかくんだよ!ほらおクスリ!」
リオの出した触手にまたもや捕まってしまい、大の字に寝かされてしまう。
少し違うのは布団に寝かされ、布団をかけられた事。
あれ?本当に看病してくれる?触手に体を拘束されてるのが気になるけど……。
「ほらおクスリだよー」
「薬って……何の薬だ?」
「おクスリはおクスリだよ!」
だから何の成分が入った薬なんだよ!?
その重要な部分が分からなくちゃ怖くて飲めねぇよ!
触手を使って薬を口元に持って来られるが、俺は頑なに口を閉じて拒否した。
「もう、勇者様わがままだなぁ。そんな悪い子には無理矢理開けさせないとね?」
「んんっ!?」
いきなり脇の下に違和感を覚えて俺の体がビクッと跳ねた。
「ほら勇者様にはお馴染みのこちょこちょだよー」
「んぅっ…ふっ、んんっ!」
触手に脇の下をゆるりとくすぐられると嫌でも口に隙間が出来てしまい、息が漏れてしまう。それでも飲みたくないが為に顔を逸して何とか踏ん張る。
が、それが仇となった。
「っんあ…っ!ふぐっ!?」
思ってもみなかった項をサワサワくすぐられて、力が抜けた俺はついに口を開いてしまった。
待ってましたと言わんばかりに触手が口内に侵入してきて薬と同時に液体を注がれる。
突然流れ込んできた液体を反射的に飲み込んだ。
「んん、っふ、ぅん…っ」
「良く飲めましたー。ご褒美にたくさん汗かいてね?」
怪しい薬を飲んだのにも関わらず、触手は口内を蹂躙したままだ。
そしてリオの言葉に顔が引き攣った。
「ほら、勇者様がだーい好きなこちょこちょ……」
「ふうっっっ!!ふはっ、ふふふぅっ!」
いつの間にか増えていた触手達が布団の中に潜り込み、体のあちこちをくすぐる。
口内にいる触手のせいで上手く息が吐き出せず、時折噎せてしまう。
「んんぅっ…ふ、んっ、あふっっ!」
「んーまだ汗かいてないねー。もうちょっと強めにくすぐった方が良いのかな?」
「ふうっ!あふぁっ、はへえ!!」
「あははっ。勇者様何言ってるか分かんなーい」
バカ!やめぇ!って言ったんだよ!
俺の言葉など気にせず、リオは相変わらず無邪気な笑みを浮かべて触手を操る。
弱い脇の下や太ももはもちろん、素肌の脇腹やお腹などを無数の触手が這い回っていた。
「ふうううっ!はへへっ、へあっはふはぁっ!」
もうくすぐった過ぎて自分が何を言っているのか分からなくなってきた。熱があるのにも関わらず、無理矢理口をこじ開けさせられ、強制的に笑いを引き起こされて体調が悪化しない訳がない。
「ふっ…ん、あっ」
「今回お口に入ってる触手はねー、スースーする成分を分泌させてるからお口の中とお鼻スースーするでしょ?」
リオに言われて、先程まで鼻詰まりだったのが仄かにミントの香りがして鼻が通っていた。
「ほら、触手も吸って?ちゃんと栄養剤も含ませてあるから美味しいよ」
「んっ…ふっ、あ、ん……っ」
リオの言葉通りにじゅるっ、と触手を吸ってみると表面から甘い液が滲み出るのが分かった。
何故か食欲が湧き、俺は貪る様に舌を懸命に動かす。
「んんっ、ふあ、っんむ…っ」
「うん、上手上手」
触手の前後の動きに合わせて先端を吸ったり、ボコボコした表面に舌先を使って舐め回すと触手が喜んでいるのか、ビクビクと脈打つ。
「んっ……はぁ、んっ…」
「さて、そろそろお腹も満たされたみたいだし、ここからはたくさん汗出そうか!」
「っ!リオ…っ、やめ!」
ずるりと触手が口から出ていき話せる様になったと言うのに、リオの非情な言葉が耳に突き刺さる。
それまで動きを止めていた触手がゆっくりと肌を滑るのを感じた。
「やっ…!あひゃひゃっ!ひゃははははは!!」
何本もの細い触手が脇の下をシュルシュルと擦りあげ、内ももは優しく円を描く様に上下に往復すると俺の腰が大きく跳ねる。
「あははははははぁっ!やらぁっ、くしゅぐったいぃいいいっ!」
脇腹もお腹も、容赦なく触手がこちょこちょと蠢き、俺は頭痛がするのにも関わらず頭を振った。
「脇がぁっ、はははは…っ!くすぐったいぃっひひひ!お腹っくるくるだめぇっ!!」
「勇者様知ってる?嫌よ嫌よも好きのうち、って。だから、駄目って言う事はくすぐられる事が大好きって事なんだよ?」
「ちがっ!ホントにだめっだって…っあははははは!」
何という理屈だ。
こんなにも無理矢理笑わせられて、今にも逃げ出したいくらい苦しいのに、くすぐりが大好きだなんてあり得ない。
「ほら、勇者様が素直になるように今日は大好きな太ももと脇の下だけをいーっぱいくすぐってあげるからね?」
「いやあっははっははははは!!」
触手が俺の膝を立たせると、今まで来ていなかった太ももの裏を触手の先端が這い回る。
もちろんガッチリ固定されているので足を左右に振って逃げるという選択肢は、ない。
「ふあぁっ…!やぁ、っあははは!うらっ、裏くすぐったいっひゃはははは!」
「ふふっ、前まではココ責めてあげてなかったからね。ココも感じるんだ」
「かっ、んじてにゃっいぃ!!やははははっ、脇もらめぇっ!あはははっひゃはははははぁっ!」
「『脇の下も太ももも、くすぐられるの好き』でしょ?」
リオが俺の顔付近に移動し、耳元で呪文の様に囁く。
「ちがっう…こんなっ、くすぐったいのっ…好きじゃな…っ!」
「ねぇ、言ってよ勇者様…『体を拘束されて、全身のよわーい所を触手や指先、色んな道具で皆からこちょこちょされるのが大好き』だって」
リオの聞いた事がない声色にゾクゾクと体が震えた。
ていうか何かセリフが増えてんだけど!?
「んやっ…あひぃっ!やぁ、優しくこちょこちょしない、れぇ……っ」
突然優しく撫でる様な動作に変わった触手に色んな感情が混ざり、困惑する俺。
リオも俺の耳の中に舌先を侵入させ、くちゅくちゅと鼓膜を刺激した。
「んっ、勇者様が素直になってくれるまで止めてあげないよ?それとも、もっとやってほしいから言わないの?」
「やぁっ、ん…!ひはっ!はっ、ちが…っ」
「イケナイ勇者様。気持ち良いのとくすぐったいのどっちも欲しがるなんて。良いよ。勇者様が望むなら……」
「はあっ…!」
耳元で妖しく、リオが囁く。
「気持ち良いのとくすぐったいの、同時にしてアゲル」
「ふやぁっ!?あっ…ははははははぁっ、あんっ!やあっひゃはははははっ!」
脇の下は無数の細い触手がバラバラに動き回り、太もも全体では4、5本の触手が優しくこちょこちょと撫で回す。
時折、お尻の割れ目や太ももの付け根を一周すると俺の体はビクッと跳ね上がった。
「勇者様、もっと気持ち良くなろっ?俺頑張るから…んむっ」
「ひぁ…耳っ、や……っあ、んんっ」
ピチャピチャと耳の中を舐め回したり、耳の裏をベロリと舐め上げる。
それが悔しいほどに気持ち良く、俺の中心は布団の中で大きくなっていた。
「んっ、勇者様、気持ちい?アソコ、元気になってるよ」
「やぁっ…ひゃははははっ!言わな…っんぁ、あはははははっ!」
くすぐられたり、愛撫をされたりの繰り返しで俺の頭はどうにかなってしまいそうだった。
「あぁああっ…!ダメッ……そこ、触る、なぁっ」
触手が俺のモノを包み込むと上下に扱き、先端の窪みを細かな触手達が掃除をする様に中を掻き出す。
「勇者様のウソつき。グチュグチュ音してるの分からない?触って欲しくてガマン汁が触手に絡み付いてるよ」
「あぁんっ…!やっ、それやぁっ!イッちゃうから…っ!」
「嫌?……じゃあイカせないよ」
「えっ……あ、れ……リオ……?」
急にくすぐりも、愛撫も無くなり、しん、とした空間が訪れる。
「俺、勇者様が嫌な事はしたくないから。くすぐりも、気持ち良い事も嫌ならこのまま寝てて。寝るまで俺がそばにいてあげる」
そう言うとリオは横になり俺をじっと見つめる。
え、何……このまま放置なのっ!?てか散々人の事弄り倒しておいて嫌な事はしたくないだと!?
突然の事に俺は頭が混乱する。
「っ……」
「……」
お互い何も喋らない。
俺は熱が出てるせいかこんなにも体が火照ってるというのに……っ。
「っ、ん……っ」
「どうしたの勇者様?苦しい?」
リオが心配そうに俺の頭を撫でる。
いつもだったらこんな事せずに容赦なく全身をくすぐりまくるのに……。
途中で放置された俺は次第に息が荒くなり、体を捩らせる。これは明らかに熱のせいではない。
「んっ…や、っ……リオ……っ」
「どうしたの?」
「く、く……すぐ……って……」
俺はただ単純なのか、それとももうこれに溺れているのか分からなかった。
「だって勇者様くすぐられるの嫌いなんでしょ?愛撫だってイヤイヤって」
「っやぁ……も、こちょこちょして良い、からっ…愛撫も、ゾクゾクして、気持ちっ良い…から」
「……じゃあこちょこちょされるの好き?気持ち良い事でイッちゃうのも好き?」
もう何でも良い。この溜まったモノを出せるなら……。
「こちょこちょされるの好きっ…だから……気持ち良くてイクのも好きっ……」
「……うん、分かった。じゃあこちょこちょと愛撫、交互にしてあげる」
嬉しそうなリオが呪文を唱えると、大人しかった触手達がゆっくりと動き始める。
「んひぃっ…あっ、ははははははっ!あっ、んぁっ…ふひゃははははぁ!」
俺のモノを上下に扱き、茂みをこちょこちょされるとくすぐったくて、気持ち良くて堪らない。
脇の下も太ももも、先ほどより素早くこちょこちょされているのにも関わらず、くすぐられる事が好きとインプットされた頭では、もっと激しくくすぐってほしいと思ってしまう俺がいた。
「ほら、勇者様。太ももの裏、くすぐったい?」
「あぁっははははっ!くしゅぐったいぃっ!ひあぁっ…あっ、ふっ、んあっ…っくく、あはははははぁっ!」
次第に腰が浮き、俺は絶頂へと昇りつめる。
「くすぐられるの好き?弱い所を触手でこちょこちょーってされて嬉しい?」
「うっ、んあぁっ…!すきっ、くすぐられるの…っすきっだから…っあ、もっとこちょこちょしてぇっ…アソコもっ、気持ちいからぁ…っも、イクゥ…っ!」
俺のモノの先端を触手がクリクリと穿ると、俺は背中を弓なりに撓らせて白濁液と共に尿を吐き出させた。
体が不調のせいか、薄れゆく意識の中で最後に見たのはリオの満悦した表情だった。
「ふふっ……可愛い勇者様。いつまでも俺の勇者様でいてね?俺を拾ってくれてありがとう。大好きだよ」
「勇者様っ!」
「げっ、リオ……何?」
「どうしたの勇者様?何か顔が赤いけど……」
まずい。非常にまずい。何がまずいって…。
熱がある時にリオに会ってしまった事だ。
「勇者様大丈夫?」
「いや、大丈夫だ。だからそっとしてくれ…」
リオが心配しているのは本当だ。だからまずい。
俺の身に何か良からぬ事が起きるのは目に見えている。
「わあ!勇者様大変!熱があるよ?俺が看病してあげる!」
ほらやっぱり!俺への看病はただ俺の熱が引くのをじっと待ってれば良いんだよ!
「ホントに大丈夫…うわぁっ!?」
「風邪を治すにはおクスリ飲んでいっぱい汗をかくんだよ!ほらおクスリ!」
リオの出した触手にまたもや捕まってしまい、大の字に寝かされてしまう。
少し違うのは布団に寝かされ、布団をかけられた事。
あれ?本当に看病してくれる?触手に体を拘束されてるのが気になるけど……。
「ほらおクスリだよー」
「薬って……何の薬だ?」
「おクスリはおクスリだよ!」
だから何の成分が入った薬なんだよ!?
その重要な部分が分からなくちゃ怖くて飲めねぇよ!
触手を使って薬を口元に持って来られるが、俺は頑なに口を閉じて拒否した。
「もう、勇者様わがままだなぁ。そんな悪い子には無理矢理開けさせないとね?」
「んんっ!?」
いきなり脇の下に違和感を覚えて俺の体がビクッと跳ねた。
「ほら勇者様にはお馴染みのこちょこちょだよー」
「んぅっ…ふっ、んんっ!」
触手に脇の下をゆるりとくすぐられると嫌でも口に隙間が出来てしまい、息が漏れてしまう。それでも飲みたくないが為に顔を逸して何とか踏ん張る。
が、それが仇となった。
「っんあ…っ!ふぐっ!?」
思ってもみなかった項をサワサワくすぐられて、力が抜けた俺はついに口を開いてしまった。
待ってましたと言わんばかりに触手が口内に侵入してきて薬と同時に液体を注がれる。
突然流れ込んできた液体を反射的に飲み込んだ。
「んん、っふ、ぅん…っ」
「良く飲めましたー。ご褒美にたくさん汗かいてね?」
怪しい薬を飲んだのにも関わらず、触手は口内を蹂躙したままだ。
そしてリオの言葉に顔が引き攣った。
「ほら、勇者様がだーい好きなこちょこちょ……」
「ふうっっっ!!ふはっ、ふふふぅっ!」
いつの間にか増えていた触手達が布団の中に潜り込み、体のあちこちをくすぐる。
口内にいる触手のせいで上手く息が吐き出せず、時折噎せてしまう。
「んんぅっ…ふ、んっ、あふっっ!」
「んーまだ汗かいてないねー。もうちょっと強めにくすぐった方が良いのかな?」
「ふうっ!あふぁっ、はへえ!!」
「あははっ。勇者様何言ってるか分かんなーい」
バカ!やめぇ!って言ったんだよ!
俺の言葉など気にせず、リオは相変わらず無邪気な笑みを浮かべて触手を操る。
弱い脇の下や太ももはもちろん、素肌の脇腹やお腹などを無数の触手が這い回っていた。
「ふうううっ!はへへっ、へあっはふはぁっ!」
もうくすぐった過ぎて自分が何を言っているのか分からなくなってきた。熱があるのにも関わらず、無理矢理口をこじ開けさせられ、強制的に笑いを引き起こされて体調が悪化しない訳がない。
「ふっ…ん、あっ」
「今回お口に入ってる触手はねー、スースーする成分を分泌させてるからお口の中とお鼻スースーするでしょ?」
リオに言われて、先程まで鼻詰まりだったのが仄かにミントの香りがして鼻が通っていた。
「ほら、触手も吸って?ちゃんと栄養剤も含ませてあるから美味しいよ」
「んっ…ふっ、あ、ん……っ」
リオの言葉通りにじゅるっ、と触手を吸ってみると表面から甘い液が滲み出るのが分かった。
何故か食欲が湧き、俺は貪る様に舌を懸命に動かす。
「んんっ、ふあ、っんむ…っ」
「うん、上手上手」
触手の前後の動きに合わせて先端を吸ったり、ボコボコした表面に舌先を使って舐め回すと触手が喜んでいるのか、ビクビクと脈打つ。
「んっ……はぁ、んっ…」
「さて、そろそろお腹も満たされたみたいだし、ここからはたくさん汗出そうか!」
「っ!リオ…っ、やめ!」
ずるりと触手が口から出ていき話せる様になったと言うのに、リオの非情な言葉が耳に突き刺さる。
それまで動きを止めていた触手がゆっくりと肌を滑るのを感じた。
「やっ…!あひゃひゃっ!ひゃははははは!!」
何本もの細い触手が脇の下をシュルシュルと擦りあげ、内ももは優しく円を描く様に上下に往復すると俺の腰が大きく跳ねる。
「あははははははぁっ!やらぁっ、くしゅぐったいぃいいいっ!」
脇腹もお腹も、容赦なく触手がこちょこちょと蠢き、俺は頭痛がするのにも関わらず頭を振った。
「脇がぁっ、はははは…っ!くすぐったいぃっひひひ!お腹っくるくるだめぇっ!!」
「勇者様知ってる?嫌よ嫌よも好きのうち、って。だから、駄目って言う事はくすぐられる事が大好きって事なんだよ?」
「ちがっ!ホントにだめっだって…っあははははは!」
何という理屈だ。
こんなにも無理矢理笑わせられて、今にも逃げ出したいくらい苦しいのに、くすぐりが大好きだなんてあり得ない。
「ほら、勇者様が素直になるように今日は大好きな太ももと脇の下だけをいーっぱいくすぐってあげるからね?」
「いやあっははっははははは!!」
触手が俺の膝を立たせると、今まで来ていなかった太ももの裏を触手の先端が這い回る。
もちろんガッチリ固定されているので足を左右に振って逃げるという選択肢は、ない。
「ふあぁっ…!やぁ、っあははは!うらっ、裏くすぐったいっひゃはははは!」
「ふふっ、前まではココ責めてあげてなかったからね。ココも感じるんだ」
「かっ、んじてにゃっいぃ!!やははははっ、脇もらめぇっ!あはははっひゃはははははぁっ!」
「『脇の下も太ももも、くすぐられるの好き』でしょ?」
リオが俺の顔付近に移動し、耳元で呪文の様に囁く。
「ちがっう…こんなっ、くすぐったいのっ…好きじゃな…っ!」
「ねぇ、言ってよ勇者様…『体を拘束されて、全身のよわーい所を触手や指先、色んな道具で皆からこちょこちょされるのが大好き』だって」
リオの聞いた事がない声色にゾクゾクと体が震えた。
ていうか何かセリフが増えてんだけど!?
「んやっ…あひぃっ!やぁ、優しくこちょこちょしない、れぇ……っ」
突然優しく撫でる様な動作に変わった触手に色んな感情が混ざり、困惑する俺。
リオも俺の耳の中に舌先を侵入させ、くちゅくちゅと鼓膜を刺激した。
「んっ、勇者様が素直になってくれるまで止めてあげないよ?それとも、もっとやってほしいから言わないの?」
「やぁっ、ん…!ひはっ!はっ、ちが…っ」
「イケナイ勇者様。気持ち良いのとくすぐったいのどっちも欲しがるなんて。良いよ。勇者様が望むなら……」
「はあっ…!」
耳元で妖しく、リオが囁く。
「気持ち良いのとくすぐったいの、同時にしてアゲル」
「ふやぁっ!?あっ…ははははははぁっ、あんっ!やあっひゃはははははっ!」
脇の下は無数の細い触手がバラバラに動き回り、太もも全体では4、5本の触手が優しくこちょこちょと撫で回す。
時折、お尻の割れ目や太ももの付け根を一周すると俺の体はビクッと跳ね上がった。
「勇者様、もっと気持ち良くなろっ?俺頑張るから…んむっ」
「ひぁ…耳っ、や……っあ、んんっ」
ピチャピチャと耳の中を舐め回したり、耳の裏をベロリと舐め上げる。
それが悔しいほどに気持ち良く、俺の中心は布団の中で大きくなっていた。
「んっ、勇者様、気持ちい?アソコ、元気になってるよ」
「やぁっ…ひゃははははっ!言わな…っんぁ、あはははははっ!」
くすぐられたり、愛撫をされたりの繰り返しで俺の頭はどうにかなってしまいそうだった。
「あぁああっ…!ダメッ……そこ、触る、なぁっ」
触手が俺のモノを包み込むと上下に扱き、先端の窪みを細かな触手達が掃除をする様に中を掻き出す。
「勇者様のウソつき。グチュグチュ音してるの分からない?触って欲しくてガマン汁が触手に絡み付いてるよ」
「あぁんっ…!やっ、それやぁっ!イッちゃうから…っ!」
「嫌?……じゃあイカせないよ」
「えっ……あ、れ……リオ……?」
急にくすぐりも、愛撫も無くなり、しん、とした空間が訪れる。
「俺、勇者様が嫌な事はしたくないから。くすぐりも、気持ち良い事も嫌ならこのまま寝てて。寝るまで俺がそばにいてあげる」
そう言うとリオは横になり俺をじっと見つめる。
え、何……このまま放置なのっ!?てか散々人の事弄り倒しておいて嫌な事はしたくないだと!?
突然の事に俺は頭が混乱する。
「っ……」
「……」
お互い何も喋らない。
俺は熱が出てるせいかこんなにも体が火照ってるというのに……っ。
「っ、ん……っ」
「どうしたの勇者様?苦しい?」
リオが心配そうに俺の頭を撫でる。
いつもだったらこんな事せずに容赦なく全身をくすぐりまくるのに……。
途中で放置された俺は次第に息が荒くなり、体を捩らせる。これは明らかに熱のせいではない。
「んっ…や、っ……リオ……っ」
「どうしたの?」
「く、く……すぐ……って……」
俺はただ単純なのか、それとももうこれに溺れているのか分からなかった。
「だって勇者様くすぐられるの嫌いなんでしょ?愛撫だってイヤイヤって」
「っやぁ……も、こちょこちょして良い、からっ…愛撫も、ゾクゾクして、気持ちっ良い…から」
「……じゃあこちょこちょされるの好き?気持ち良い事でイッちゃうのも好き?」
もう何でも良い。この溜まったモノを出せるなら……。
「こちょこちょされるの好きっ…だから……気持ち良くてイクのも好きっ……」
「……うん、分かった。じゃあこちょこちょと愛撫、交互にしてあげる」
嬉しそうなリオが呪文を唱えると、大人しかった触手達がゆっくりと動き始める。
「んひぃっ…あっ、ははははははっ!あっ、んぁっ…ふひゃははははぁ!」
俺のモノを上下に扱き、茂みをこちょこちょされるとくすぐったくて、気持ち良くて堪らない。
脇の下も太ももも、先ほどより素早くこちょこちょされているのにも関わらず、くすぐられる事が好きとインプットされた頭では、もっと激しくくすぐってほしいと思ってしまう俺がいた。
「ほら、勇者様。太ももの裏、くすぐったい?」
「あぁっははははっ!くしゅぐったいぃっ!ひあぁっ…あっ、ふっ、んあっ…っくく、あはははははぁっ!」
次第に腰が浮き、俺は絶頂へと昇りつめる。
「くすぐられるの好き?弱い所を触手でこちょこちょーってされて嬉しい?」
「うっ、んあぁっ…!すきっ、くすぐられるの…っすきっだから…っあ、もっとこちょこちょしてぇっ…アソコもっ、気持ちいからぁ…っも、イクゥ…っ!」
俺のモノの先端を触手がクリクリと穿ると、俺は背中を弓なりに撓らせて白濁液と共に尿を吐き出させた。
体が不調のせいか、薄れゆく意識の中で最後に見たのはリオの満悦した表情だった。
「ふふっ……可愛い勇者様。いつまでも俺の勇者様でいてね?俺を拾ってくれてありがとう。大好きだよ」
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こんにちは。度々失礼します|⌔•..)
近況ボードも読みましたが、お仕事お疲れ様です。暑さも厳しくなってきましたので、ご無理なさらないようにして下さい(/ _ ; )
最新話「荒治療は程々に」読ませてもらいました。どのお話しの勇者様も可愛らしいですが、今回特に可愛かったです…!これからも応援しています😊
まこ様こんばんは!2回もコメント下さり誠にありがとうございます…!
また、お気遣いありがとうございます!
近況ボードも読んで下さり嬉しさと恥ずかしさが混在しております笑
まこ様も夏バテ中との事で、こまめな水分補給と休息をしてご自愛くださいませ🙇♀️
初めまして。
性癖がドストライクです(*^▽^*)
どのお話しも面白かったです。
今後も投稿楽しみにしています。
まこ様初めまして。
コメントありがとうございます!
まこ様の作品も読ませて頂いており、まさかご本人様から感想を貰えるとは思いませんでした……!
まこ様も頑張って下さい。応援しております(*ᵕ ᵕ)"