"Tacki" for prudish Meg

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Discipline5 夜のテーマパークで捧げるアナル処女

第六話 優斗との食事デート

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「梅雨時なのに、かんかん照りで暑いわね~」

 7月7日木曜日の午後、園児達と庭で遊びながら芽美はこうひとりごちる。全身に大汗をかいているものの、6月中と違ってその表情はすがすがしい。

 7月に入って九州では大雨が降っていたが、関東では雨が少なく蒸し暑い日が続いていた。七夕の今日も陽射しがさんさんと照りつけ、日中の最高気温は36度まで上昇している。

―拓海さんは私に飽きてナターシャさんとよりを戻し、私を風俗嬢にして厄介払いする気なのかなぁ―

 6月中、拓海にソープでの講習を強制されて、内心、このような強い不安を抱えて仕事中に憂いを帯びた表情を浮かべることが多かった芽美。しかし今日の芽美の心はこの1週間の拓海との濃厚な性的コミュニケーションを経て不安が消え、今日の青空のようにすっきりと晴れ渡っていた。


 29日の6回目の自宅奉仕では、拓海を自分の身体とテクニックでたっぷりとイかせることができた。

 逆に7月1~3日の8回目の週末調教では拓海から激しく好きなように嬲られ、犯され、弄ばれ、理性を失い記憶が飛ぶくらいたっぷりとイかされた。しかも、調教開始時に日付が更新された新しいSMパートナー契約書を提示され、「誤解のないよう、芽美の主体的意思で署名・捺印してくれないか」と促された。
 マゾ牝奴隷の口上を唱え終え隷従と淫欲の心に染め上げられた芽美には署名するのが当然のことに思えた。

 興奮で震える手でペンをもち、ヘビのようにのたうつ筆跡でサインした。これでは読めないと叱られ、こんな簡単なこともできないなら7月もオメガでナターシャに鍛えてもらうかと脅され、泣きながら2枚目に、なんとか読める文字で「吉野芽美」と署名した。捺印の代わりに、女陰に墨を塗られて“マン拓”を採らされた。

「これからもう3ヶ月、自分の名前もはっきり書けないダメなメスが立派なマゾ牝奴隷になれるよう、厳しく躾けてやろう。せいぜい俺に感謝することだなメグ?」

「はい、拓海ご主人さま、ダメなメスをご主人様が誇れる立派なマゾ牝奴隷に躾けてくださいませ。感謝の気持ちをご奉仕にたっぷり込めさせていただきますわ♡」
 理不尽になじられて感謝を強要されても甘い声で媚びた返事をしてしまう。
 

 そして6日水曜日。予定どおりオメガで講習の成果をナターシャの前で拓海に披露したときには、宣言どおりに気持ちをたっぷり込めてご奉仕セックスをした。

 大人の魅力と長年磨き上げた高度な技術をもつナターシャに対抗するため、衣装を工夫しコケテッシュな少女のキャラクターを演じ道具を使い淫語を多用した。工夫と心をこめた自分の奉仕を拓海ご主人様が貪欲に味わい、ナターシャを一瞥もしなかったことが爽快だった。

「たった3回の講習でよくここまでソープテクニックを身につけたね。未熟な箇所を創意工夫で補おうとする姿勢もすばらしい。やはりお前が一番だよメグ!」

 講評を述べた拓海に頭を撫でられ、認められた嬉しさに咽び泣いた。つい今しがたまで淫らな奉仕に没頭していたとは想像もつかない清楚なメイクと衣装に着替え、拓海の左腕にべったりとしがみ付いて、後方から悔しそうに見詰めるナターシャに優越感を覚えながら、オメガを気持ちよく後にした。
 

「うふふっ♪」
 あのときのナターシャの顔を思い出すと笑いがこみ上げてくる。そんな芽美を園児の一人がじっと見詰めている。

「芽美ん、なにかいいことでもあったの~?」
「そうよ♪ よくわかったわね悠真くん?」
「だってオレめぐみんのこと好きだし。さいきんずっとくらい顔だったのに、きょうはわらってるからさ。ずっとしんぱいしてたんだぜ?」
「そう、ありがとう。心配かけてごめんね。でも、もう大丈夫よ」

「ならいいけどよ。なんかあればオレにいうんだぜ、めぐみんにはわらっててほしいからさ!」
「おませさんねぇ、そういうセリフはお友達の女の子に言ってあげなさい。それと先生をあだ名で呼んだらだめよ、来年から小学生になるのだから。礼儀作法もしっかりしないといけないわ」
「わかったぜ、芽美ん先生!」
「もう!」

 走り去る悠真を軽くにらみつけながら、私って園児に心配されちゃうくらい頼りないのかな、と自信を喪失する芽美だった。
 


 その夜、芽美は優斗と有楽町のリストランテで会食をした。優斗に大事な報告が二つあるからと呼び出されたのだ。

 ひとつは芽美の職場先輩である奈央さんと正式にお付き合いしてみることにしたという報告。

 正直、奈央先輩の巨乳と脱童貞させてくれそうな雰囲気に流されている優斗と、優斗の高スペック狙いの先輩とでは別れた彼女と同じことが繰り返されるとしか思えなかった。しかし前の食事の時に「相性なんて付き合ってみないとわからない、何事も経験よ!とりあえず付き合っちゃえ!」と酔った勢いで煽ってしまった手前否定的なことは言えず、上手く行くようにと真面目にアドバイスをしておいた。

ー年上といえども女の子なんだから、優しくしてあげないとだめよー
ー優しくするっていうのは、奢ったりモノを買ってあげることじゃないわ、話を聞いてあげることよー
ーエッチのことばかり考えて。がっつきすぎないようにねー

 果たして20代後半の先輩(と自分)を“女の子”と思うか尋ねてみたい衝動に駆られたが、優斗のうっかり発言を誘引し付き合い出した二人のケンカの種になりそうなので止めておいた。


 もうひとつは、進路を決めたことの報告だった。

「そうなんだ、KO大学の院に行くのはやめたのね?」
「うん、芽美さんのアドバイスに従って自分が本当にやりたいことをやることにしたんだ。植物学研究の道に進むために、それが盛んな大学の院に行くことにしたよ」
 優斗は迷いの吹っ切れた晴れやかな顔をしている。

「それで、具体的にはどこの院に行くつもりなの?」
「関西のKB大学の院。今日が願書の締め切り日で、昼間、郵送手続きをしてきたところなんだよ」
「ギリギリね・・・やっぱり、その、ご両親と揉めたりしたの?」
「揉めたってほどじゃないですけど。僕自身にも迷いがあったから、ぎりぎりまで考えたんだ。ずっと下から通っていて愛着もあるし、友達も大勢いるし、東京を離れることにもなるしね」

「それならどうして?」
「見知らぬ土地と人の中で新しい生活をしてみたい願望もあるから。でも決め手になったのは芽美さんの話だよ」
「私の?」
「いちど就職したけれど、子どもの面倒をみる仕事がしたくて、働きながら専門学校に通って資格試験に合格して転職したって。『やりたいことがあるなら私のような遠回りをせずに、それに邁進したほうがいいわよ』って」

 ここ最近、優斗から根掘り葉掘り聞かれて辟易しながらも自分の苦労話を聞いてくれるのが嬉しくて色々話した覚えがあった。

「私に細かく聞いてきたのは、そういう理由だったのね?」
「そうですよ。芽美さんの失敗を他山の石として、僕はまっすぐ進もうかと」
「はぁ~、優斗くんが高スペックなのにモテない理由がよくわかるわ」
 芽美は大げさに溜息をついた。

「えっ?なにかまずいこと言いました?」
「本人に向かって“他山の石”とか言っちゃうところがエリートっぽさとかお坊ちゃんぽさを感じさせて嫌味に聞こえるのよ」
「そうなんですか?芽美さんも遠回りをしたってことは認めてるから問題ないと思ったのですが。自分の正直な気持ちですし・・・反面教師と表現したほうが良かったですかね?」
「もう~、同じ意味じゃない。自分でミスを認めていても他人に指摘されるとあまり気分は良くないものよ。自分に厳しい大人の男性なら冷静に受け止められるかもしれないけど、女性、特に若い女の子はそういうところに敏感だから。それに、ウソをつけとは言わないけれど、なんでも正直に言えばいいってものでもないし」

「ああ、そういうことか」
 優斗は納得した様子でうなづく。

「こういうときはどんな風に言えばいいんでしょうか?」
「そうねぇ・・・『芽美さんも苦労したんですね、僕もそんな芽美さんを見習って頑張ることにしました!』みたいな感じかしら?苦労したことに共感すること、相手を下に見るのではなくて先達として敬うこと、この2点がポイントよ」
「なるほど!さすがです芽美姉貴!」
「それはもういいから」

 芽美は苦笑して話を変える。

「それで、大学院の入学試験ていつなの?こんな時期に願書提出ってことは、秋?」
「いえ、もっと早いです。大学院によって結構バラバラだったりしますが、僕が受けるところは8月下旬に試験があって、9月上旬には合否が判明しますよ。入学は来年度からになりますが」
「本番まであんまり時間がないわね・・・先輩と付き合ってる場合じゃないんじゃないの?」
「それは大丈夫ですよ、女の子の気持ちはわかりませんが、勉強には自信がありますから!」
「はぁ・・・君は確かに女の子を気持ちを実践で学んだほうがいいわね」

 あきれる芽美。

「でも油断は禁物よ優斗君!自分の実力に慢心しないでしっかり受験勉強しなさい!」
「そうですね!芽美姉貴からの素敵な合格祝いを期待して頑張ります!」
「言った側から気が緩んでるじゃないのよもう!まぁ、いつもご馳走してもらってるし、なにか考えておくわ」


 優斗は芽美からのアドバイスのお礼だからと、いつもお茶をおごってくれたり食事代を多めに払ってくれていた。真面目なアドバイスもあったが大概はその場で思いついた適当なもので、お金持ちの優斗に甘えている自覚はあった。折をみてしっかりお返しせねばと思っていたから渡りに船だった。

 二人は食事を終えたあともバーに移動し夜遅くまで会話を楽しんだ。優斗は植物に関するウンチクや、どんな研究をしたいかなど、自分のことをとりとめもなく話した。

 芽美はそれを興味深く聞いていたが、急に「あっ!」と声をあげるとそわそわと落ちつかなくなり、優斗の話が一息ついた隙に散会を切り出し有楽町の駅で別れた。

 名残惜しそうな優斗とは対照的に、芽美は気もそぞろだった。明日の夜からの9回目の週末調教で、ついにアナル処女を捧げることを思い出したからである。

 ―早く帰って、お腹の中をきれいにしておかなきゃ!―

 どのみち直前に浣腸されはするのだが、臭い固形物を大量に溜め込んだまま本番を迎えて、排出液がきれいになるまで何度も浣腸をしていただく手間を拓海ご主人様にかけさせてしまうことが、“優秀なマゾ牝奴隷”として恥ずかしかったからだ。

 ご主人様に浣腸され見られながら排出することの恥ずかしさよりもご主人様に手間をかけさせることのほうがずっと恥ずかしいと感じる、ご主人様第一主義の優秀な牝奴隷だ。
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