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Discipline4 日常化する調教
第八話 2回目の自宅奉仕③
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限界を見て取った拓海は芽美に声をかける。
「芽美、ストップ!そして顔を上げろ!」
芽美は命令を聞かずに腰を振る動きを早める。
「そんな風にしても俺は全然気持ちよくならないぞ!」
そういうと諦めがついたのか、腰を止めて顔を上げる。泣いている。
「うまくできなくてごめんなさい、ご主人様・・・」
拓海に先んじて、小声で謝罪のセリフを吐く。
「どんな懲罰でも受けます・・・だからメグを見捨てないでご主人様・・・・・」
さっきの自信はどこへ消えてしまったのか、弱々しくそう囁く。表情には、まるで懲罰を受けたいがためにわざと失敗したのではないかと勘違いさせるほどのゾクゾクする被虐美に満ちている。
半勃ち状態にしぼんだペニスが力を取り戻し、激しく鞭打って思うまま犯したい欲望に駆られる。芽美もそのように扱われて悦びを感じることは間違いない、そんな妄想に駆られるくらい妖しい表情だ。
―興味深い女だ。このまま罰を与える選択もあるが・・・芽美の長所である明るさと積極性を殺してしまうかもしれないな・・・かといって今の芽美に俺を抜かずの2連発でイかせることなど不可能だ、どうしたものか・・・―
加虐の欲望を押し殺し、無表情で芽美を観察しながら対応を思案する拓海。
―やはり正攻法が一番だろう、よし!―
対応方針を決定すると満面の笑顔を浮かべて芽美を労わり、誉めそやす。
「慣れない事をして疲れただろうメグ?お疲れさま。今日も優秀なマゾ牝奴隷の素質を存分に発揮してくれたお前を見捨てるようなもったいない事をするはずがないだろう?大丈夫だよ、安心するんだ」
言い終わると手を伸ばして優しく頭を撫でる。
「そんなお世辞はいらないわ。今全然上手くいかなかったことくらい、自分でもよくわかってるんだから!」
しかし芽美はそう言ってメソメソ泣き続ける。
「お世辞なんかじゃないさ!腰の動きが今ひとつだったのは否定しないよ。でもそれ以外は完璧だった!俺への指示、巧みなフレンチキス、全身リップ愛撫・・・この時に絶えずペニスを刺激してたり、肛門に指を這わせたのは良かったよ!」
「それは、先週、ご主人様に教えられたから・・・」
「じゃあフェラの細かいテクニックは?あれはメグのオリジナルだろう?あんなに濃厚で気持ちの篭もったフェラは、今まで俺が付き合ったどの女からも味わったことがない!俺に気持ちよくなって欲しいというメグの想いが伝わってきたよ!」
「お世辞言われても・・・ナターシャさんにされてた時は随分気持ち良さそうだったくせに・・・フェラは、ナターシャさんのも見せてもらったこともあるし、もう何回もしてるから・・・」
そう言いながらも満更でもなさそうだ。
「顔がよく見えるようにヘアバンドで髪をまとめたのも良かったし、竿を甘噛みされたのにはビックリした!歯を立ててはいけないっていう常識を破った斬新な試みで、新鮮な刺激に思わず射精させられてしまったよ。」
「だって・・・ご主人様がオナニーさせてくれなかったから・・・意地悪しようとしただけ・・・偶然よ・・・・」
泣き止んだ芽美の顔に残る涙を指先で拭い取る。
「射精してからも口に咥えたままだっただろう?出した後のペニスは敏感すぎるから、続けて愛撫して大きくするのは難しいんだよ、くすぐったかったり痛かったりで。でもメグは絶妙な力加減と視覚や聴覚・嗅覚まで使ってあっという間に元通りにしてくれた」
「それはご主人様が凄く興奮してたからじゃないの?疲れマラってやつで?」
無表情を装っているが、唇の端がヒクヒクしていて褒められる喜びを隠しきれていない。拓海が髪をなでるのを気持ちよさそうに受け入れている。
「すぐに回復できたのは、メグが大人っぽくでとてもセクシーだったことと、フェラのテクニックが上手だったからだよ。割合で言えばフェラテク5、大人っぽさ4、疲れマラ1ってところかな。その後に口紅を塗りなおしたのもポイント高いな」
芽美は拓海の首に両手を回す。拓海も両手を芽美の腰に回した。
「そこまでなら何点くらい?100点満点で?」
「もちろん100点さ!いや期待を遥かに上回っていたから120点、いや満足度も加味すれば200点だよ!」
「わたしのフェラ、そんなに気持ち良かったの?」
「ああ、たくさん出ただろう?飲んでくれてありがとうメグ。」
「だってご主人様はわたしに飲んで欲しいんでしょう?まったくもう、ほんと変態なんだから」
「若くきれいで可愛いお前に飲んでもらえるなんて男冥利につきるってものさ」
「飲まされるほうの身にもなってほしいものだわ!ほら、こんな味なんだから!」
そう言うと芽美は拓海と唇を合わせて舌を差し入れる。しかし、時間が経ち唾液で薄められていて拓海に精液の味はほとんど感じられない。それは意地悪ではなく、性技を褒められて気を良くした芽美のキス奉仕だった。
拓海の口内に舌を差し入れねっとりと絡ませてお礼を表現する淫らで優秀なマゾ牝奴隷。拓海もお返しとばかりに舌を入れ返しご褒美の激しいディープキスをし続ける。息が続かなくなった芽美は口を離し、「ぷはぁ」と息をつくと、拓海の耳元で悩ましい口調でこう囁く。
「でもね、ほんというと、最近はおしゃぶりしていると、飲みたくて溜まらなくなるの・・・あなたの言う理想のマゾ牝奴隷に変えられていってるんだなぁって・・・」
そのセリフは拓海をゾクゾクさせる。女が調教されて変えられていることを認める瞬間の達成感は格別なものがある。顔は見えないが、芽美の顔に諦念の哀しみと被虐の悦びが浮かんでいることが確信できた。
「そうだよメグ。でも、道のりはまだずっと長い」
「そうね、後半はなにがいけなかったのかしら?」
芽美が真面目な顔で拓海に尋ねる。とうとう感情的にならずに拓海の指摘を建設的に受け入れる余裕ができたようだ。拓海は柔らかい表現でアドバイスを試みる。押し付けにならぬよう、できるだけ芽美自身に考えさせるつもりだ。
「そうだねえ、さっきのフェラの点数評価と比較しやすいように言えば、100点満点のテストで10点くらいしか取れる実力がないのに、200点を取ろうとしたことじゃないかなぁ?」
「実力を過信してたってわけね。言いたい事はなんとなくはわかるけれど、もう少し具体的に言って欲しいかも」
「わかった。ゆっくり話すから、しっかり聞いてくれ。メグは騎乗位や座位を経験したことはあっても、自分から腰を振って絶頂に達したことはないだろう?」
「うん」
「だから最初の目標は、俺をいかせることではなくて、まず自分でイケるようになることなんだよ」
「ご主人様が気持ちよくするのが第一目標なんじゃないの?」
「思い違いをしているような気がするのだが、男にとっては視覚情報は興奮度を高めるとても重要な要素だし、女ほどではないかもしれないけれど、気持ちだってとても重要な要素なんだ」
「そうなんだ?それで?」
「なにが言いたいかというと、騎乗位や対面座位で女が淫らに腰を振ってよがっているのを見ると男はそれだけで凄く興奮できるし、それに俺のペニスでこんなに気持ちよくなっているんだと精神的な意味でも興奮できるってこと」
「つまり今回の場合、わたしが座位で気持ち良くなることが、ご主人様を気持ちよくする大前提だってことね?」
「その通り。点数で言えば、メグが気持ちよくなれれば50点。メグと俺が気持ちよくなって一緒にイケれば100点。メグが気持ちよくなって俺だけイカせることができれば150点。さらに連続して俺をイカせて一緒にイケたら200点てとこだったんだよ。メグの提案は一番難しいことだったんだ」
「100点と150点の内容は逆じゃない?」
「想像してごらん?メグが気持ちよくなってイクのを我慢した状態で俺だけイカせるのは難しいんじゃないかな。いつもメグが先にイクか、同時にイクかだろう?」
「言われてみればそうね、そのとおりだわ」
「そういうわけで、まずはメグがイケようになる方法を考えてみよう」
「うん。きっと腰の振り方が悪かったのよね?どうしたらいいの?」
「そうだね。技術的な面での大きな要因のひとつだ。でも今回は、それ以外にも大きく二つ、イケなかった要因があると思うんだ」
「二つも?何かしら?」
「まず、これまで調教部屋でやってきたセックスとの違いを考えてごらん?」
「え~、いろいろやってきたから、違いがありすぎてわからないわ」
「じゃあヒントをあげよう。香油」
「香油?香油ってマッサージされるときにご主人様が塗りたくるやつでしょう?芽美のためのオリジナルブレンドだっていう。さっきも軽く塗ったはずだけど・・・あっ!もしかして、今日はマッサージされてない?!」
「そうだね。いつもは俺はたっぷりと性感マッサージをして、メグの身体を挿入されたらすぐにイケちゃうくらいホカホカな状態にしているけれど、メグ主導の御奉仕セックスの時はそれがない」
「その違いは確かに大きいわね。もう一つは?」
「ついさっき俺が言ったことを思い出して。気持ちよくなるためには男にとって視覚情報が重要だけれど~のあとのセリフ」
「えっと、たしか女ほどじゃないけど男も気持ちが大事、みたいな?」
「そうそう、つまり?」
「女が気持ちよくなるためには、気持ちのありようがとっても大事、ってことね?」
「そういうこと。腰を振っていたときの自分の気持ちを思い出してみて。おそらく、俺を膣内で2回イカせなくちゃって焦ってたと思うし、自分から言い出したことだからプレッシャーも感じて、セックスを愉しむ余裕なんて全然なかったんじゃないかな?」
「ああ・・・そんな感じだったわね・・・」
「思い出して落ち込まないで。理由がわかったところで対策を考えてみようよ」
「うん。技術的には腰の振り方と身体の準備の方法。感情的には余裕を持って気持ちを高める方法ってことね」
「どうすればいいと思う?」
「うーん、そうね・・・まず腰の振り方についてだけれど・・・上下に振ってもダメなら前後に振ってみるとか?」
「そうだね、前後だけじゃなく左右にも振るとか、回転させてみるとかもいいかもしれないね。身体を反らしたりして刺激される箇所を変えるのも効果的だと思う」
「そっかぁ、今度やってみるね」
「ただ勘違いしてほしくないんだけど、上下の動きも正解なんだよ。男にとってはペニスの特性上、それが一番気持ちがいいし、出たり入ったりする様子を目で見れるのも視覚的に大きな興奮材料になるから。今日は焦っていたのと身体の準備不足だったからメグも気持ちよくなかったが、身体が温まった状態でゆとりある気持ちのときなら大丈夫だよ。」
「わかったわ!となると身体の受け入れ準備と気持ちの持ち方が大事ってことね」
「身体の準備はどうする?多少のお手伝いはできるけど、御奉仕セックスの時はなるべくメグがやって欲しいな」
「わたしもご主人様のお手を煩わせるようなことはしたくないし、自分の手でやればいいのなら・・・フェラのあとに、ご主人様が見ている前でオナニーするのはどうかしら?視覚的にもご主人様に愉しんでいただけるし」
「いいアイデアだね。つけくわえると、挿入しているときに自分の手で胸を揉んだりクリを弄ったりしてもいいんじゃないかな。手を使いたくなければ乳首専用のローターやアナルバイブとかの愛撫用のグッズもいろいろあるし」
「そういう道具にもちょっとだけ興味あるけど、今はまだ早いかな」
「なら俺にも胸を触らせたりさせてくれないか?今日はなにもしないでってことだったけど、ヤってる最中に目の前で揺れてる胸を揉んだり乳首を摘んだりしてメグの反応を愉しめれば快感がより高まるから」
「そういうことならルールを破ることにならないわね」
「最後に気持ちの問題だけれど」
「今日みたいに自分で自分を追い込まなければ大丈夫!」
「うん、セックスなんてその日の体調で同じようにしても上手くいかないこともあるから、失敗したらまたやり直せばいいさ、って思っていればいいんだよ」
「どうせ毎週するんだし」
「そうそう。あとはせっかく顔が近い体勢なのだから、積極的に気持ちを高めるために色んなセリフを言ってみてもいいんじゃない?好き、とかわたしはご主人様に調教されて幸せです、とか」
「はいはい、そう言って欲しいのね、わかりましたぁ」
「いやいや、ただの例だよ例!」
「そうかなぁ・・・」
疑わしげにジト目でにらむ芽美。誤魔化すように拓海は言う。
「対策も練れたことだし、終わりにしようか?来週が愉しみだなぁ」
「ううん、せっかくこの体勢でいるのですもの、今できることをやってみましょうよ!」
「ああ、わかったよ」
二人はずっと対面座位の姿勢で向かい合ったままだ。芽美の膣内にはまだ拓海の男根が挿入されている。芽美は表情をつくり演技しながらリクエストされたセリフを言う。
「拓海ご主人さまぁ、好きぃ、大好きなの♡わたしは拓海ご主人様に調教されて、ご主人様のマゾ牝奴隷になれて幸せです♡」
「うっ!?」
「あ、ムクムク大きくなってるぅ。やっぱり言ってほしかったんですねぇ」
芽美の冷たい視線が拓海に鋭く突き刺さる。
「ううっ・・・」
芽美は表情を緩め不思議そうに言う。
「どうしてそんなに焦るの?いまさらじゃないですか?」
「ああ、冷静に分析しながら学校の先生みたいな口調で話していたから・・・なんだか恥ずかしくなってしまった」
「ははは、たしかに先生みたいだったかも。女子校の保健の先生なんか向いてるかもしれませんねぇ。今のエッチの授業、とってもわかりやすかったですから。そしたら淫行ですぐ逮捕されちゃいますよね、きっと」
「ああ、そうだろうなぁ」
遠い目をする拓海。
「逮捕されたらかわいそうだから、わたしが一晩中、生徒役で拓海先生の性教育にお付き合いしてあげます、実践付きで。腰を回すってこんな感じでいいのかな?」
ぐるぐると腰を高速回転させる。
「いててて、折れる折れる!もっとゆっくり慎重にやれ!」
「あはははは♪」
このあとも調子に乗っていろいろやらかした芽美は、最後に腸内洗浄とアナル拡張状態の確認が待っていることをすっかり忘れていた。オシオキとして拓海の逆襲を受け非常に辛く恥ずかしい思いをした後、ようやく床につくことができた。
実は芽美は、朝、仕事で軽いミスをし先輩の保育士から「まだ旅行気分が抜けないの?これだからゆとり世代はダメね」という嫌味を一日中ネチネチと聞かされてとても気が滅入っていた。
しかし夕方までのそんな不快な気分は、夜の拓海との濃密なセックス講義(実技を含む)に上書きされ霧散したのだった。マゾ牝奴隷の遠まわしなお願いを察して今日も泊まっていったご主人様の腕に裸でくるまれ、芽美は温かな気持ちで深く健康的な眠りに落ちていった。
「芽美、ストップ!そして顔を上げろ!」
芽美は命令を聞かずに腰を振る動きを早める。
「そんな風にしても俺は全然気持ちよくならないぞ!」
そういうと諦めがついたのか、腰を止めて顔を上げる。泣いている。
「うまくできなくてごめんなさい、ご主人様・・・」
拓海に先んじて、小声で謝罪のセリフを吐く。
「どんな懲罰でも受けます・・・だからメグを見捨てないでご主人様・・・・・」
さっきの自信はどこへ消えてしまったのか、弱々しくそう囁く。表情には、まるで懲罰を受けたいがためにわざと失敗したのではないかと勘違いさせるほどのゾクゾクする被虐美に満ちている。
半勃ち状態にしぼんだペニスが力を取り戻し、激しく鞭打って思うまま犯したい欲望に駆られる。芽美もそのように扱われて悦びを感じることは間違いない、そんな妄想に駆られるくらい妖しい表情だ。
―興味深い女だ。このまま罰を与える選択もあるが・・・芽美の長所である明るさと積極性を殺してしまうかもしれないな・・・かといって今の芽美に俺を抜かずの2連発でイかせることなど不可能だ、どうしたものか・・・―
加虐の欲望を押し殺し、無表情で芽美を観察しながら対応を思案する拓海。
―やはり正攻法が一番だろう、よし!―
対応方針を決定すると満面の笑顔を浮かべて芽美を労わり、誉めそやす。
「慣れない事をして疲れただろうメグ?お疲れさま。今日も優秀なマゾ牝奴隷の素質を存分に発揮してくれたお前を見捨てるようなもったいない事をするはずがないだろう?大丈夫だよ、安心するんだ」
言い終わると手を伸ばして優しく頭を撫でる。
「そんなお世辞はいらないわ。今全然上手くいかなかったことくらい、自分でもよくわかってるんだから!」
しかし芽美はそう言ってメソメソ泣き続ける。
「お世辞なんかじゃないさ!腰の動きが今ひとつだったのは否定しないよ。でもそれ以外は完璧だった!俺への指示、巧みなフレンチキス、全身リップ愛撫・・・この時に絶えずペニスを刺激してたり、肛門に指を這わせたのは良かったよ!」
「それは、先週、ご主人様に教えられたから・・・」
「じゃあフェラの細かいテクニックは?あれはメグのオリジナルだろう?あんなに濃厚で気持ちの篭もったフェラは、今まで俺が付き合ったどの女からも味わったことがない!俺に気持ちよくなって欲しいというメグの想いが伝わってきたよ!」
「お世辞言われても・・・ナターシャさんにされてた時は随分気持ち良さそうだったくせに・・・フェラは、ナターシャさんのも見せてもらったこともあるし、もう何回もしてるから・・・」
そう言いながらも満更でもなさそうだ。
「顔がよく見えるようにヘアバンドで髪をまとめたのも良かったし、竿を甘噛みされたのにはビックリした!歯を立ててはいけないっていう常識を破った斬新な試みで、新鮮な刺激に思わず射精させられてしまったよ。」
「だって・・・ご主人様がオナニーさせてくれなかったから・・・意地悪しようとしただけ・・・偶然よ・・・・」
泣き止んだ芽美の顔に残る涙を指先で拭い取る。
「射精してからも口に咥えたままだっただろう?出した後のペニスは敏感すぎるから、続けて愛撫して大きくするのは難しいんだよ、くすぐったかったり痛かったりで。でもメグは絶妙な力加減と視覚や聴覚・嗅覚まで使ってあっという間に元通りにしてくれた」
「それはご主人様が凄く興奮してたからじゃないの?疲れマラってやつで?」
無表情を装っているが、唇の端がヒクヒクしていて褒められる喜びを隠しきれていない。拓海が髪をなでるのを気持ちよさそうに受け入れている。
「すぐに回復できたのは、メグが大人っぽくでとてもセクシーだったことと、フェラのテクニックが上手だったからだよ。割合で言えばフェラテク5、大人っぽさ4、疲れマラ1ってところかな。その後に口紅を塗りなおしたのもポイント高いな」
芽美は拓海の首に両手を回す。拓海も両手を芽美の腰に回した。
「そこまでなら何点くらい?100点満点で?」
「もちろん100点さ!いや期待を遥かに上回っていたから120点、いや満足度も加味すれば200点だよ!」
「わたしのフェラ、そんなに気持ち良かったの?」
「ああ、たくさん出ただろう?飲んでくれてありがとうメグ。」
「だってご主人様はわたしに飲んで欲しいんでしょう?まったくもう、ほんと変態なんだから」
「若くきれいで可愛いお前に飲んでもらえるなんて男冥利につきるってものさ」
「飲まされるほうの身にもなってほしいものだわ!ほら、こんな味なんだから!」
そう言うと芽美は拓海と唇を合わせて舌を差し入れる。しかし、時間が経ち唾液で薄められていて拓海に精液の味はほとんど感じられない。それは意地悪ではなく、性技を褒められて気を良くした芽美のキス奉仕だった。
拓海の口内に舌を差し入れねっとりと絡ませてお礼を表現する淫らで優秀なマゾ牝奴隷。拓海もお返しとばかりに舌を入れ返しご褒美の激しいディープキスをし続ける。息が続かなくなった芽美は口を離し、「ぷはぁ」と息をつくと、拓海の耳元で悩ましい口調でこう囁く。
「でもね、ほんというと、最近はおしゃぶりしていると、飲みたくて溜まらなくなるの・・・あなたの言う理想のマゾ牝奴隷に変えられていってるんだなぁって・・・」
そのセリフは拓海をゾクゾクさせる。女が調教されて変えられていることを認める瞬間の達成感は格別なものがある。顔は見えないが、芽美の顔に諦念の哀しみと被虐の悦びが浮かんでいることが確信できた。
「そうだよメグ。でも、道のりはまだずっと長い」
「そうね、後半はなにがいけなかったのかしら?」
芽美が真面目な顔で拓海に尋ねる。とうとう感情的にならずに拓海の指摘を建設的に受け入れる余裕ができたようだ。拓海は柔らかい表現でアドバイスを試みる。押し付けにならぬよう、できるだけ芽美自身に考えさせるつもりだ。
「そうだねえ、さっきのフェラの点数評価と比較しやすいように言えば、100点満点のテストで10点くらいしか取れる実力がないのに、200点を取ろうとしたことじゃないかなぁ?」
「実力を過信してたってわけね。言いたい事はなんとなくはわかるけれど、もう少し具体的に言って欲しいかも」
「わかった。ゆっくり話すから、しっかり聞いてくれ。メグは騎乗位や座位を経験したことはあっても、自分から腰を振って絶頂に達したことはないだろう?」
「うん」
「だから最初の目標は、俺をいかせることではなくて、まず自分でイケるようになることなんだよ」
「ご主人様が気持ちよくするのが第一目標なんじゃないの?」
「思い違いをしているような気がするのだが、男にとっては視覚情報は興奮度を高めるとても重要な要素だし、女ほどではないかもしれないけれど、気持ちだってとても重要な要素なんだ」
「そうなんだ?それで?」
「なにが言いたいかというと、騎乗位や対面座位で女が淫らに腰を振ってよがっているのを見ると男はそれだけで凄く興奮できるし、それに俺のペニスでこんなに気持ちよくなっているんだと精神的な意味でも興奮できるってこと」
「つまり今回の場合、わたしが座位で気持ち良くなることが、ご主人様を気持ちよくする大前提だってことね?」
「その通り。点数で言えば、メグが気持ちよくなれれば50点。メグと俺が気持ちよくなって一緒にイケれば100点。メグが気持ちよくなって俺だけイカせることができれば150点。さらに連続して俺をイカせて一緒にイケたら200点てとこだったんだよ。メグの提案は一番難しいことだったんだ」
「100点と150点の内容は逆じゃない?」
「想像してごらん?メグが気持ちよくなってイクのを我慢した状態で俺だけイカせるのは難しいんじゃないかな。いつもメグが先にイクか、同時にイクかだろう?」
「言われてみればそうね、そのとおりだわ」
「そういうわけで、まずはメグがイケようになる方法を考えてみよう」
「うん。きっと腰の振り方が悪かったのよね?どうしたらいいの?」
「そうだね。技術的な面での大きな要因のひとつだ。でも今回は、それ以外にも大きく二つ、イケなかった要因があると思うんだ」
「二つも?何かしら?」
「まず、これまで調教部屋でやってきたセックスとの違いを考えてごらん?」
「え~、いろいろやってきたから、違いがありすぎてわからないわ」
「じゃあヒントをあげよう。香油」
「香油?香油ってマッサージされるときにご主人様が塗りたくるやつでしょう?芽美のためのオリジナルブレンドだっていう。さっきも軽く塗ったはずだけど・・・あっ!もしかして、今日はマッサージされてない?!」
「そうだね。いつもは俺はたっぷりと性感マッサージをして、メグの身体を挿入されたらすぐにイケちゃうくらいホカホカな状態にしているけれど、メグ主導の御奉仕セックスの時はそれがない」
「その違いは確かに大きいわね。もう一つは?」
「ついさっき俺が言ったことを思い出して。気持ちよくなるためには男にとって視覚情報が重要だけれど~のあとのセリフ」
「えっと、たしか女ほどじゃないけど男も気持ちが大事、みたいな?」
「そうそう、つまり?」
「女が気持ちよくなるためには、気持ちのありようがとっても大事、ってことね?」
「そういうこと。腰を振っていたときの自分の気持ちを思い出してみて。おそらく、俺を膣内で2回イカせなくちゃって焦ってたと思うし、自分から言い出したことだからプレッシャーも感じて、セックスを愉しむ余裕なんて全然なかったんじゃないかな?」
「ああ・・・そんな感じだったわね・・・」
「思い出して落ち込まないで。理由がわかったところで対策を考えてみようよ」
「うん。技術的には腰の振り方と身体の準備の方法。感情的には余裕を持って気持ちを高める方法ってことね」
「どうすればいいと思う?」
「うーん、そうね・・・まず腰の振り方についてだけれど・・・上下に振ってもダメなら前後に振ってみるとか?」
「そうだね、前後だけじゃなく左右にも振るとか、回転させてみるとかもいいかもしれないね。身体を反らしたりして刺激される箇所を変えるのも効果的だと思う」
「そっかぁ、今度やってみるね」
「ただ勘違いしてほしくないんだけど、上下の動きも正解なんだよ。男にとってはペニスの特性上、それが一番気持ちがいいし、出たり入ったりする様子を目で見れるのも視覚的に大きな興奮材料になるから。今日は焦っていたのと身体の準備不足だったからメグも気持ちよくなかったが、身体が温まった状態でゆとりある気持ちのときなら大丈夫だよ。」
「わかったわ!となると身体の受け入れ準備と気持ちの持ち方が大事ってことね」
「身体の準備はどうする?多少のお手伝いはできるけど、御奉仕セックスの時はなるべくメグがやって欲しいな」
「わたしもご主人様のお手を煩わせるようなことはしたくないし、自分の手でやればいいのなら・・・フェラのあとに、ご主人様が見ている前でオナニーするのはどうかしら?視覚的にもご主人様に愉しんでいただけるし」
「いいアイデアだね。つけくわえると、挿入しているときに自分の手で胸を揉んだりクリを弄ったりしてもいいんじゃないかな。手を使いたくなければ乳首専用のローターやアナルバイブとかの愛撫用のグッズもいろいろあるし」
「そういう道具にもちょっとだけ興味あるけど、今はまだ早いかな」
「なら俺にも胸を触らせたりさせてくれないか?今日はなにもしないでってことだったけど、ヤってる最中に目の前で揺れてる胸を揉んだり乳首を摘んだりしてメグの反応を愉しめれば快感がより高まるから」
「そういうことならルールを破ることにならないわね」
「最後に気持ちの問題だけれど」
「今日みたいに自分で自分を追い込まなければ大丈夫!」
「うん、セックスなんてその日の体調で同じようにしても上手くいかないこともあるから、失敗したらまたやり直せばいいさ、って思っていればいいんだよ」
「どうせ毎週するんだし」
「そうそう。あとはせっかく顔が近い体勢なのだから、積極的に気持ちを高めるために色んなセリフを言ってみてもいいんじゃない?好き、とかわたしはご主人様に調教されて幸せです、とか」
「はいはい、そう言って欲しいのね、わかりましたぁ」
「いやいや、ただの例だよ例!」
「そうかなぁ・・・」
疑わしげにジト目でにらむ芽美。誤魔化すように拓海は言う。
「対策も練れたことだし、終わりにしようか?来週が愉しみだなぁ」
「ううん、せっかくこの体勢でいるのですもの、今できることをやってみましょうよ!」
「ああ、わかったよ」
二人はずっと対面座位の姿勢で向かい合ったままだ。芽美の膣内にはまだ拓海の男根が挿入されている。芽美は表情をつくり演技しながらリクエストされたセリフを言う。
「拓海ご主人さまぁ、好きぃ、大好きなの♡わたしは拓海ご主人様に調教されて、ご主人様のマゾ牝奴隷になれて幸せです♡」
「うっ!?」
「あ、ムクムク大きくなってるぅ。やっぱり言ってほしかったんですねぇ」
芽美の冷たい視線が拓海に鋭く突き刺さる。
「ううっ・・・」
芽美は表情を緩め不思議そうに言う。
「どうしてそんなに焦るの?いまさらじゃないですか?」
「ああ、冷静に分析しながら学校の先生みたいな口調で話していたから・・・なんだか恥ずかしくなってしまった」
「ははは、たしかに先生みたいだったかも。女子校の保健の先生なんか向いてるかもしれませんねぇ。今のエッチの授業、とってもわかりやすかったですから。そしたら淫行ですぐ逮捕されちゃいますよね、きっと」
「ああ、そうだろうなぁ」
遠い目をする拓海。
「逮捕されたらかわいそうだから、わたしが一晩中、生徒役で拓海先生の性教育にお付き合いしてあげます、実践付きで。腰を回すってこんな感じでいいのかな?」
ぐるぐると腰を高速回転させる。
「いててて、折れる折れる!もっとゆっくり慎重にやれ!」
「あはははは♪」
このあとも調子に乗っていろいろやらかした芽美は、最後に腸内洗浄とアナル拡張状態の確認が待っていることをすっかり忘れていた。オシオキとして拓海の逆襲を受け非常に辛く恥ずかしい思いをした後、ようやく床につくことができた。
実は芽美は、朝、仕事で軽いミスをし先輩の保育士から「まだ旅行気分が抜けないの?これだからゆとり世代はダメね」という嫌味を一日中ネチネチと聞かされてとても気が滅入っていた。
しかし夕方までのそんな不快な気分は、夜の拓海との濃密なセックス講義(実技を含む)に上書きされ霧散したのだった。マゾ牝奴隷の遠まわしなお願いを察して今日も泊まっていったご主人様の腕に裸でくるまれ、芽美は温かな気持ちで深く健康的な眠りに落ちていった。
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ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
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