"Tacki" for prudish Meg

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Discipline3:セックス合宿で教え込まれる性奴の作法と絶頂の至福

第二話 作法の意味

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 途中のファミレスで食事をとって拓海の車が事務所へ到着する頃には、もう朝の7時近かった。途窓の外には、眠そうな目をこすりながら駅へ向かうサラリーマンや学生の姿がちらほら見受けられる。赤信号で停車している時、芽美は母校の制服を着た女子高生を見かけた。自分の女子高生時代を思い出しながら眺めている芽美に拓海が声をかける。

「じっと外を眺めてどうした?」
「えっと、あそこにいる女子高生、私の母校の制服を着ているから、つい懐かしくて」
「どれどれ?」
「ほら、あの背の高い子」

「ふーん、ブレザーだったんだ。あの子の制服も似てる感じだけど?」
「あっ、あの子もそうですね。私の高校は色々オプションがあるんですよ。スカートも無地とチェック、リボンとネクタイどちらでも可、ブラウスも3種類あってベストとセーターも3色で、最初はコーディネートが楽しかったな」
「可愛い制服じゃないか。スカートも短いし。膝上15センチくらい?」
「あれはもちろん折ってるんですよ!それにあの子足が長いから。普通の子は膝上10センチですよ。足が一番きれいに見えますから」

「芽美は膝上20センチくらいだった?」
「それじゃすぐパンツ見えちゃうじゃないですか!頑張って15センチですよ、ディズニー行くときとか」
「そうなんだ。学校は制服で選んだのかな?」
「違います。近かったから・・・。制服で選ぶなら、セーラー服の学校が良かったなぁ」
「セーラー服好きなんだ?」
「そうですね。可愛いじゃないですか」

「奇遇だな、同じ趣味とは」
「・・・・もしかして、私に着せたいとか思ったりしてますか?」
「そんな風には思ってないよ。」
「ほんとですかぁ?信じられません」
「本当だよ。芽美に着てもらうのはもう決定事項だから、着せたいなんて思ってないよ」
「やっぱり・・・。そういうのを『詭弁』ていうんですよ」

 芽美はそう言って溜息をつくと、拓海の事務所のある地下駐車場で車を降りながら話題を変える。

「ところで、拓海さん。あの、職場に連絡を入れたいんですけど」
「ん?ああ、ゴメンゴメン、ちゃんと話してなかったな。弁護士さんと相談した結果、芽美はショックが酷く、医師の診断の結果、しばらく入院することになったって、弁護士さんから芽美の職場に連絡を入れてもらうことになったんだ」

 ファミレスで食事が来るまでの間、拓海は席をはずして弁護士と電話していたが、その結果については食事の後に話すと言いながら、うっかり忘れていた。

「でも私、お医者さんの診断受けてませんよ?」
「事情が事情だから何とかなる。家族への説明、引越し、犯人との示談交渉、そういった面倒なことは全部僕と弁護士と妹さんに任せておきなさい。今は助かった喜びや警察での体験や寝てないこととかでテンションが高くなっているから自分では大丈夫と思っているだろうけど、落ち着いたら間違いなく反動がくるから」

 拓海は心配そうに芽美の目をじっとのぞきこみながら、手を優しく握りしめる。

「今は優しいですね。警察署を出るときはあんなことを言ってたくせに」
 照れ隠しのように言う芽美。拓海はニヤリとしながら言う。
「ふふ、心配しなくても、ちゃんと抱いてやるから。この1週間で昨夜のことはきれいさっぱり忘れさせて、男といえば俺のこと、俺に犯されることしか考えられなくしてやるよ」
「心配なんかしてません!この変態!」

 するとまた、拓海は真剣な表情になる。
「傷ついた芽美を癒してあげたいのは本当さ。あの男のことは前に芽美を送っていった時から不審に思っていたんだ。それにもかかわらす今回の件を防げなくてお前に怖い思いをさせてしまったことが悔しい。だから俺を信じて、俺に全てを委ねてくれないか?」

 言い終わると、拓海は芽美の返事を待たずに芽美の手を引いてエレベーターへいく。拓海の言葉に頬を赤く染めた芽美は、黙ったまま引かれていくのだった。


 拓海の事務所の中はカーテンが閉められていて薄暗かった。薄暗い中、更衣室まで連れてこられた芽美は、灯りをつけずに薄暗いままの更衣室内でこう命じられる。
「さあ、服を脱ぐんだ、メグ」

「この指輪があればお風呂場まで入れるんでしょ?だったらここで服を脱ぐ必要ないでしょう?」 
 朝の薄明かりの中で拓海の前で服を脱ぐのが恥ずかしくて、反論して背を向ける芽美。こういった流れになることは覚悟していた芽美だが、女として多少の抵抗はしないと。そんな態度を示す芽美を拓海は後ろから抱きしめると、耳元で落ち着いた声でささやきかける。

「それはその通りだ。だがこれは調教の一貫なのさ。必要な儀式なんだよ」
「必要な儀式って?」
「お前が世間向けの仮面、すなわち『吉野芽美』という生真面目で性的なことに無関心な堅物女の殻を脱ぎ捨て、本来のお前自身をさらけ出すために必要な儀式だ。
 ここで服を一枚一枚脱ぎ捨て、奴隷の指輪と貞操帯だけを身につけた姿で奴隷の挨拶を唱えて鍵を開けて浴室へ上がる。そして俺の手で貞操帯をはずされ、身を清められて毛づくろいされ、奴隷の首輪を嵌められて調教部屋に鎖で繋がれることで、お前は素のままの自分に還ることができるのさ」 

 ささやいている間、拓海の手は芽美の形の良い胸や下腹部を服の上から優しく愛撫していた。芽美はその手を振り払おうとしていたが、力は入っておらず形ばかりの抵抗にすぎないことは明らかだった。

「素のままの私って・・・。どうせまた変なこと言うんでしょう・・・マゾとか牝奴隷とか・・・」
 恥ずかしげに顔を赤くしながら、ふて腐れたように言う芽美。

「変なこと?本当のことだろう?お前の本質は、性的なことに人並み以上に興味があって、自分を支配する男に性的に苛められたり奉仕したりすることに大きな幸せを感じるマゾだ。俺がそんなお前のご主人様として君臨し、支配し、徹底的に調教し、マゾ牝奴隷として最高の幸せを与えてやる」 

 そう言うと、拓海は芽美の顎に手を添え後ろを向かせ唇を奪い、芽美の口腔内を舌で好きなように蹂躙する。芽美は従順に自分の舌を拓海の舌に預けて、注ぎこまれる唾液を飲み込む。

 拓海が口を離すと、名残を惜しむかのように唾液が線を引き、芽美の口から熱い吐息が漏れた。欲情に囚われる芽美だったが、平日の朝、町を行く人々が仕事や学校に向かうこの時間から、拓海の言葉に素直に従い性行為に及ぶには自尊心が許さなかった。芽美は自分に言い聞かせるように言葉を紡ぐ。 

「・・・私は仮面をかぶって生きていたりはしないわ・・・」
「そうか」

「・・・それにマゾなんかじゃない・・・」
「そうか」

「・・・でも・・・」
「でも?」

「貞操帯をはずしてもらわなくちゃならないし・・・」
「そうだな」

「それに、その、せ、性奴隷の契約も交わしちゃってるし・・・」
「そうだな」

「私が言うことをきかないと、妹を脅迫するんでしょう・・・?」
「さあ、どうかな」

「・・・何より、昨日助けてもらったことには凄く感謝しているの・・・」
「そうか」

「・・・だから・・・」
「だから?」

「しばらくの間は、あなたの言うような女のふりをしてあげます・・・」
「俺が言うような女って?」

「・・・さっき言ったような女よ・・・」
「芽美の口で言って欲しいんだよ」

「・・・いじわるなひと・・・」
「俺が思う芽美はどんな女なんだい?」
 拓海の右手が芽美の胸をもみしだき、左腕が股間をまさぐる。芽美の手はそれぞれの手に重ねられたまま無抵抗だ。

「拓海さんが思うわたしは・・・」
「わたしは?」

「ふだんはセックスなんか興味ないってふりをしてるけど、ほんとうは発情期の牝の動物みたいに性欲がとっても強くて・・・」
「性欲が強くて?」

「拓海さんみたいに強引な男のひとのエッチな要求を断れない、ご奉仕好きの奴隷気質で・・・」
「奴隷気質で?」

「ノーマルなエッチよりも、首輪つけられてバックから犯されたりするような、変態的なプレイで興奮しちゃうような・・・いわゆる・・・マゾっていうタイプで・・・」
「マゾで?」

「・・・だから・・・」
「昨日助けてもらったことに感謝したりしているから?」

「うん、だから・・・『タクミご主人様のマゾ牝奴隷メグ』をお好みのままに調教してくださいませ、ご主人様・・・」 

 芽美は恥ずかしそうに下を向いたまま、ぼそぼそと小声で教えられた奴隷の挨拶の一部を口にした。自分の強い性欲・アブノーマルな性癖を素直に受け入れることができない若い女が、自分で自分を納得させようとする会話に辛抱強く付き合ってきた拓海はそれを聞いて冷笑を浮かべる。

-最初から自分の欲望に素直になって、俺に抱かれたい、好きなように犯して欲しいと言えばいいのに、お堅い女はこれだから・・・用意した言い訳を全部使ってくるとは、楽しませてくれる-

 そんな内心の思いを隠し、拓海はただこう言って芽美を持ち上げる。
「メグ、お前は本当に男を悦ばせるのが上手だな」

 しかし褒められた芽美はなぜか醒めた表情を浮かべて言う。
「そんなこと、他の男性から言われたことありませんよ?お世辞を言われても白けてしまいます」

 拓海は芽美の胸をやわやわと揉みしだいていた右手を離し芽美の右手を掴むと、その手のひらを自分の硬くなった股間に誘導する。

「お世辞なんかじゃないさ。ほら、その証拠にここが一瞬でこんなに硬くなってしまったよ。わかるだろう?」
 手のひらに硬い男性器の感触を感じた芽美の顔が赤く染まる。手のひらをぎごちなく動かし愛撫しながら言う。
「・・・あの、ここで・・・したほうがいいの?」

「いや、お楽しみはメグの部屋で落ち着いてからにしよう」
「わかりました、なら?」
 そう言ってワンピースのファスナーに手をかける芽美。
「そうだ。『マゾ牝奴隷メグ』、お前のご主人様が改めて命じる。さっさと服を脱げ!」
「は、はい!ご主人様っ!」 

 拓海の強い命令口調にマゾ性が刺激され、芽美は一瞬、淫靡な表情を見せた。すでに拓海に何度も犯されている芽美だったが、目の前で自ら服を脱ぐのは初めてだった。初めての行為に恥ずかしさと性的興奮を覚えながら、自分を欲情の篭った瞳で見つめる拓海を楽しませようと、恥じらいと大胆さを適度にまぜながら、挑発的にゆっくりと服を脱いでいった。


 更衣室を出た芽美は玄関のインターフォンに向かって奴隷の指輪をかざす。今日はナターシャが不在ということでバスローブを身につけることが禁じられ、芽美は貞操帯をつけただけの姿だった。4月に入ったばかりで室内は涼しかったが、背後から拓海の視線を感じて芽美は身体を火照らせて、しっとりと汗をかいている。

 玄関を上がり、ダイニングキッチンを通過して階段を上がったところで再度指輪をかざし居間の鍵を開ける。その奥の扉に指輪をかざし、今度はさらに次のセリフを唱える。

「大好きなタクミご主人様、 今日もマゾ牝奴隷メグをお好みのままに調教してくださいませ」



 鍵の開いた扉を開け脱衣所へようやく辿り着いたところで、芽美はあらかじめ命じられていたとおりに拓海のほうを向いて立ち止まる。恥ずかしさから拓海と目を合わせず、腕で胸を隠し、脚をぴったり閉じている芽美を見て拓海は冷たく言う。 
「マゾ牝奴隷がご主人様の前でそんな姿勢でいいのか?」

 芽美はどうしたらいいかわからず、戸惑いながらとりあえず謝罪することにする。
「えっと、ごめんなさい。でもどうしたらいいのかな?」

 そう言い終えた刹那、芽美は「バシッ」という音と同時に頬に痛みを感じる。拓海に頬を平手打ちされたことに気づき、昨夜のことがフラッシュバックした芽美は怯えを含んだ声でたずねる。
「どうして私をぶつの?なにがいけなかったの?」

 芽美の想像に反して拓海の表情は冷静で、怒っているようには見えなかった。拓海は芽美にクリアファイルにはさまれた紙を一枚手渡しながら諭すように述べる。

「それはお前が奴隷契約に照らしてふさわしくない言動をしたからだ。事実上今日からが調教の開始になるのだから、契約内容を振り返っておいたほうがいだろうと思って用意しておいた」
 芽美が渡された紙は、SMパートナー契約書の写しだった。

「具体的には、1-2に反したお前を4の権利に従って俺が罰を与えた、ということだ。1-2には『調教時およびその前後には甲をご主人様と呼び敬語を使って話し甲の命令に絶対服従するなど、マゾ牝奴隷にふさわしい態度で接しなければならない』、4には『乙が甲の命令に服従しない場合、甲は乙に対して乙の心身が甘受可能な範囲で罰を与える権利を有する』と書いてあるはずだ」

 芽美が該当箇所に目を通すと、確かにそう書かれている。
「先ほどの場合、胸を隠し脚を閉じ目を合わなかったのはマゾ牝奴隷にふさわしい態度ではなかった。さらにその後、敬語を使うことを忘れていたから、俺に許される範囲内で罰を与えた」

 そうか、今日から私は本格的に拓海ご主人様の『マゾ牝奴隷』として調教されていくのだわ・・・芽美はゴクリとつばを飲み込むと、脚を肩幅に開き、紙を持っていない右手をだらりと下げ、背の高い拓海を見上げて視線をしっかりと絡ませ、かすれる声で言う。

「ご説明ありがとうございます、ご主人様。それでは、この姿勢と言葉使いでいかがでしょうか?」
「合格だ。これからも不適切な言動があれば指摘するから、自分で考えてマゾ牝奴隷としてふさわしい言動に直しなさい。指摘しても直らないときは体罰を与えるから、時間をかけてしっかりと考えるように」

「かしこまりました、ご主人様。いたらない私をよろしくご指導くださいませ」
「いやいや、マゾ牝奴隷としての躾けも契約の一部だから。あともうひとつ重要なこと、契約期間についても確認しておこうか」

 そう言われ芽美は契約期間の項目に目を通す。
「3ヶ月経過した後に、その間の回数も含めてお前が絶頂を100回迎えた時をもって契約が終了するわけだ。調教日は週末の金土日だから、俺が一日に3回お前をイカせることができれば毎週9回。さらに水曜日にお前が俺に奉仕することでイクことを覚えればプラス1回で、週に10回。だから最低10週間、つまり2ヶ月と少しで100回の絶頂を迎える計算になる」

 計算上はその通りだ。しかし・・・。
「しかし実際には、生理中など調教が困難なときもあるし、一日に3回もイケるようになるには時間がかかるだろう。そもそも、お前はまだ1回も絶頂に達していないわけだしな。すまない、俺の力不足だ」

 そう、拓海とのセックスに気持ちよさは感じつつあったが、芽美はまだオーガズムに達したことはなかった。それは芽美が経験に乏しく、またイキにくい体質をしているせいなのだから謝罪する必要はないのに、自分の責任として頭を下げる拓海に奇妙な誠実さを感じ芽美は可笑しくなった。

「だから、この機会を活用してお前になんとしても絶頂を味あわせてやりたい」
 真面目な顔でそう話す拓海だが、一転して悪戯っぽい表情を浮かべると、こう続けた。

「一度イクことを経験してしまえば、性欲旺盛なメグのことだから、100回なんてすぐに到達してしまうだろうね。でも回数はメグの自己申告で、100回に達しないときには、契約は自動延長される。だから、回数を過少申告することになるのは間違いないな」 

「わ、わたしはそんなことしませんからっ!」
 拓海の言ったことの意味がすぐに理解できずにきょとんとする芽美。しかし少し考えて自分が拓海にずっと抱かれ続けるために、イッてもイッていないと嘘の申告をするようになる、と言われたのだとわかると、慌てて否定の言葉を発する。

 ちょうどその時、湯船にお湯が溜まったことを示す音が鳴った。

「そうかな?まぁ覚えておくといいさ。さて、では契約の話は終わりにして風呂に入ろう。貞操帯をはずしてあげるから、近くへおいで」
「はい、ご主人様」
 自分の身体を見やすいように拓海から離れて立っていた芽美は、拓海の手が届くよう、身体がもう少しで触れるくらいの至近距離に近づく。

「これでよろしいですか、ご主人様?」
 先ほどの反省を踏まえ、敬語を使うこと、最後にご主人様をつけることを忘れない健気な奴隷。顔が近くなっても視線をそらさずにいる。その瞳の奥には隷従の光が鈍く灯りつつある。

「よろしい」
 拓海は鍵を出しラバーと金属製の貞操帯をはずすと、芽美の羞恥心を煽るように、その匂いを嗅いで論評する。
「ふむ・・・汗の匂いに・・・小便臭いな・・・。それに後ろのほうは・・・臭い臭い、ずいぶん溜まっているようだね。汗と小便の匂いは、昨夜襲われたときに恐怖でお漏らししてしまったにもかかわらず、シャワーを浴びておらず濡れたタオルで拭いただけなのだから仕方ない。けれど排泄物の匂いは・・・もしかして貞操帯をつける前から便秘気味だったのかな?」

「・・・そうです、ご主人様。芽美は前から酷い便秘に悩まされています」
 排泄関係のことに言及されるのは女として恥辱的だった。しかしそんなところまで言及される事実は、自分がこの男の奴隷なのだという実感を湧かせマゾ性を刺激する。

「ふふ、正直でよろしい。後ろのほうが臭いというのはお前の羞恥心を煽ろうとして言ってみただけなのだが。」
「そんなっ、酷いです!」
「すまないな。お詫びに調教の間、お前の便秘を治してやるから許せ」
「いいえ、けっこうです」
 どうやって治すのか不安な芽美。その不安はこの後すぐ的中することになる。

「それにしても」
「はい?」
「一番強い匂いは、発情したメスの匂いだぞ?どうやら俺に本格的に調教されると聞いて、だいぶ興奮しているようだな、マゾ牝奴隷のメグは?」
「うっ・・・はい、その通りです。マゾ牝奴隷のメグは、タクミご主人様様に本格的に調教していただくことにとても興奮しています・・・」

 更衣室でのやりとりから今に至るまでの拓海とのやりとりの過程で、徐々に性的な欲望が高まりつつあることを芽美は自覚していた。触られてもいないのに濡れてきていて、発情した女の匂いを自分でも嗅ぐことができるのだから否定しても無意味だ。

「素直だな。でも恥ずかしがる必要はない、俺も興奮しているからな」
 そう言って服を脱ぐ拓海。トランクス1枚になったところで芽美に言う。
「ほら、見てごらん」
 トランクスの股間は膨張したペニスで張り出していて、先走りの液体で濡れていた。

-ああ、この人も早く私を犯したいんだ-

 そう思うと恥ずかしさと緊張感が薄らぎ、芽美の心に拓海との連帯感が生まれる。
「ありがとうございます、ご主人様」
「ん?感謝されるようなことはしていないぞ?」
 不思議に思う拓海。

「いいじゃないですか。芽美はお花を摘みに行ってまいりますので、先にお風呂に入っていてくださいませ、ご主人様っ!」
 そう言って自分の気持ちを誤魔化す芽美だった。
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