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第十二話
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四十四階で待ち伏せていたのはヴァンパイアキングだった。確かヴァンパイアにはニンニクや十字架とかに弱いんだったよな?
いいこと思いついた。ここに来るにつれて、神器もレベルアップをしている。今はレベル五になっていて、そして選べる武器も多くなった。その中から十字架の形をしたモーニングスターに変える。
こちらに歩いてきていたヴァンパイアキングが、神器を十字架に変えてから動かなくなった。やっぱりだ。
俺はヴァンパイアキングに近づきながら十字架を前に構える。そしたらヴァンパイアキングも俺が一歩進む度にヴァンパイアキングも一歩後ろに下がる。
俺が走りながら追いかけると、ヴァンパイアキングも前を向き直り、猛スピードで逃げ出した。
「ふははは、鬼ごっこ、いや、蝙蝠鬼か?まぁどっちでも構わんか。さぁ、俺を楽しませろ!!」
「我を蝙蝠などと同じにするな!貴様を骨だけにしてしまうぞ!」
「そうかよ!やれるもんならやってみな。俺から逃げれたら考えてやってもいいぜ!まぁ無理だがな!ふははは!」
「なぁ、あいつどうしたんだ?頭イカれてしまったのか?」
「何いているのですか?レイ様の勇姿じゃないですか。あのヴァンパイアキングを手玉に取るなんて、ほんとんどの人が出来る業ではありませんよ?流石レイ様です!」
「そうだった、こいつも頭がイカれてるんだったわ」
蝙蝠鬼もあれから数十分も続いた。しかもヴァンパイアキングは息も絶え絶えだが、俺は息一つ乱さず、汗もかいていない。
「もういい。我の負けだ。殺せ。だが、殺したとしてもまた此処に蘇るがな。かか!残念だったな?小僧」
「あぁ?そうでも無いぞ。何故なら封印をしたらいいだけだからな?残念だったな?ジジイ」
「なっ、我をジジイだと?まだ我はそんな歳ではない!」
ヴァンパイアキングは封印より歳のことを言われて怒っているようだ。やはり喋れるからと言っても馬鹿な魔物は居るようだ。
喋れる魔物は余りいない。喋れるとしたら知能が高い奴だ。知能が高いのは魔物全体で考えて高位のやつだけだ。例えばここに来るまでに倒したオーガキングやトロールキングは種族だけで言ったら高位だが、魔物全体で考えたら高位には入らない。
しかし、今俺の目の前にいるヴァンパイアキングやサキュバスクイーン等は高位に入るから喋れるのだ。だが、高位と言っても下の下だがな。
そして俺はなんの慈悲も無くヴァンパイアキングの首を切った。
こうして俺は四十五階に行くのだった。
いいこと思いついた。ここに来るにつれて、神器もレベルアップをしている。今はレベル五になっていて、そして選べる武器も多くなった。その中から十字架の形をしたモーニングスターに変える。
こちらに歩いてきていたヴァンパイアキングが、神器を十字架に変えてから動かなくなった。やっぱりだ。
俺はヴァンパイアキングに近づきながら十字架を前に構える。そしたらヴァンパイアキングも俺が一歩進む度にヴァンパイアキングも一歩後ろに下がる。
俺が走りながら追いかけると、ヴァンパイアキングも前を向き直り、猛スピードで逃げ出した。
「ふははは、鬼ごっこ、いや、蝙蝠鬼か?まぁどっちでも構わんか。さぁ、俺を楽しませろ!!」
「我を蝙蝠などと同じにするな!貴様を骨だけにしてしまうぞ!」
「そうかよ!やれるもんならやってみな。俺から逃げれたら考えてやってもいいぜ!まぁ無理だがな!ふははは!」
「なぁ、あいつどうしたんだ?頭イカれてしまったのか?」
「何いているのですか?レイ様の勇姿じゃないですか。あのヴァンパイアキングを手玉に取るなんて、ほんとんどの人が出来る業ではありませんよ?流石レイ様です!」
「そうだった、こいつも頭がイカれてるんだったわ」
蝙蝠鬼もあれから数十分も続いた。しかもヴァンパイアキングは息も絶え絶えだが、俺は息一つ乱さず、汗もかいていない。
「もういい。我の負けだ。殺せ。だが、殺したとしてもまた此処に蘇るがな。かか!残念だったな?小僧」
「あぁ?そうでも無いぞ。何故なら封印をしたらいいだけだからな?残念だったな?ジジイ」
「なっ、我をジジイだと?まだ我はそんな歳ではない!」
ヴァンパイアキングは封印より歳のことを言われて怒っているようだ。やはり喋れるからと言っても馬鹿な魔物は居るようだ。
喋れる魔物は余りいない。喋れるとしたら知能が高い奴だ。知能が高いのは魔物全体で考えて高位のやつだけだ。例えばここに来るまでに倒したオーガキングやトロールキングは種族だけで言ったら高位だが、魔物全体で考えたら高位には入らない。
しかし、今俺の目の前にいるヴァンパイアキングやサキュバスクイーン等は高位に入るから喋れるのだ。だが、高位と言っても下の下だがな。
そして俺はなんの慈悲も無くヴァンパイアキングの首を切った。
こうして俺は四十五階に行くのだった。
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