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4話
特別な存在
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翌日
ただいまー
お母さんと春翔さんが帰ってきた。
「母さん春翔さんおかえりなさい!」
「お土産買ってきたよ!
零と粲斗くんに母さんからお揃いのプレゼント!神社の守神みたい!」
「ともかさんありがとうございます」
母さんはあいつとお揃いの少し不気味なキーフォルダーをくれた
(こんな趣味の悪いものもらってどんな気持ちなんだ?あいつは)
母さんせっかく買ってきてくれたから放置しておくのも可哀想だ
とりあえずカバンにつけるか
「零、粲斗くんと仲良く待ててたかな?」
「 う、うん 」
零は2人の間で起こった事を隠すように頷いた。
「それはよかった!」
粲斗は何事もなかったかのようにわざとらしく嘘をつく
「零くんとゆっくり過ごせたのが楽しかったです」
(楽しいことなんて何もしてねえよ)
心の中で思ったが零は苦笑いをして自分の部屋へ戻った。
「粲斗顔色悪いけど大丈夫か?」
「そうかな?おやすみなさい」
粲斗は本調子ではないが、父さんにとぼけて自分の部屋へと戻った。
次の日
登校中、、、
粲斗コールが朝から鳴り止まない。
「モテ王子だな」
「最近はお兄さんとはどうなんだ?」
優は粲斗と零の関係が気になっていた。
「あいつは両親の前ではいい顔するけど、俺と2人の時は俺を空気だと思ってやがる」
優は少し安心した。だが少し不服な零に疑問を持つ。
でもあいつ、ああいうのは好きじゃないんだと思う」
「なんでわかるの?」
優は零にとっさに聞いた
「まぁ嫌でも一緒に住んでいれば顔色くらいわかるよ」
粲斗の事を気に掛けた零を見ると優は少し冷たく意地悪に返した
「そうなんだよく見てるね。俺には全く読めないなあの人の表情。零あんなに嫌ってたのに」
「んだてめーまでー」
零は優のほっぺをクニクニさせた
「ごめんごめん零」
零のよく笑う顔やっぱり好きだな
優は零の笑う姿を誰にも見せたくないと思ってしまう
「にしてもすごい人気だねー」
「ぅん」
粲斗と零はなぜか目があったがお互いに目を逸らす
「お兄さんの隣にいる人は?」
「サッカー部のキャプテン七瀬 迅先輩」
これから零は部活が始まるなのであの人の事は知っていた
零は迅と話している時の粲斗の表情がいつもより明るい事に
少し胸がちくっとした。
「新名!」
「はい」
「お前の弟いいやつだな!先生もびっくりしたよ気にかけてくれる弟が出来て良かったな!」
「そうですね」
しばらく先生と話していると零と廊下ですれ違った
零はすぐ気づいていなかったがチラッとこっちを向いた
時粲斗はすぐ目を逸らす。
(あいついつも睨んでくるくせにまた目を逸らした?
キーホルダー筆箱につけてくれてるんだ、、、)
粲斗は学校を自分のせいで休ませてしまった事に申し訳なさを感じていた。
(まだお礼言えてない)
粲斗は感謝の気持ちを零に克服できてない事に悔いていた。
そこに迅が粲斗のほうに歩っていく
「粲斗理科室いくぞ!」
粲斗は迅に柔らかい表情を見せるす
「そんな顔俺にはしないくせに」
ボソッと零が言うと
優に零は肩を組んだ
「よし!次は体育だ!」
粲斗はそれを見ていて
なぜかキュッと拳を握りしめていた。
ただいまー
お母さんと春翔さんが帰ってきた。
「母さん春翔さんおかえりなさい!」
「お土産買ってきたよ!
零と粲斗くんに母さんからお揃いのプレゼント!神社の守神みたい!」
「ともかさんありがとうございます」
母さんはあいつとお揃いの少し不気味なキーフォルダーをくれた
(こんな趣味の悪いものもらってどんな気持ちなんだ?あいつは)
母さんせっかく買ってきてくれたから放置しておくのも可哀想だ
とりあえずカバンにつけるか
「零、粲斗くんと仲良く待ててたかな?」
「 う、うん 」
零は2人の間で起こった事を隠すように頷いた。
「それはよかった!」
粲斗は何事もなかったかのようにわざとらしく嘘をつく
「零くんとゆっくり過ごせたのが楽しかったです」
(楽しいことなんて何もしてねえよ)
心の中で思ったが零は苦笑いをして自分の部屋へ戻った。
「粲斗顔色悪いけど大丈夫か?」
「そうかな?おやすみなさい」
粲斗は本調子ではないが、父さんにとぼけて自分の部屋へと戻った。
次の日
登校中、、、
粲斗コールが朝から鳴り止まない。
「モテ王子だな」
「最近はお兄さんとはどうなんだ?」
優は粲斗と零の関係が気になっていた。
「あいつは両親の前ではいい顔するけど、俺と2人の時は俺を空気だと思ってやがる」
優は少し安心した。だが少し不服な零に疑問を持つ。
でもあいつ、ああいうのは好きじゃないんだと思う」
「なんでわかるの?」
優は零にとっさに聞いた
「まぁ嫌でも一緒に住んでいれば顔色くらいわかるよ」
粲斗の事を気に掛けた零を見ると優は少し冷たく意地悪に返した
「そうなんだよく見てるね。俺には全く読めないなあの人の表情。零あんなに嫌ってたのに」
「んだてめーまでー」
零は優のほっぺをクニクニさせた
「ごめんごめん零」
零のよく笑う顔やっぱり好きだな
優は零の笑う姿を誰にも見せたくないと思ってしまう
「にしてもすごい人気だねー」
「ぅん」
粲斗と零はなぜか目があったがお互いに目を逸らす
「お兄さんの隣にいる人は?」
「サッカー部のキャプテン七瀬 迅先輩」
これから零は部活が始まるなのであの人の事は知っていた
零は迅と話している時の粲斗の表情がいつもより明るい事に
少し胸がちくっとした。
「新名!」
「はい」
「お前の弟いいやつだな!先生もびっくりしたよ気にかけてくれる弟が出来て良かったな!」
「そうですね」
しばらく先生と話していると零と廊下ですれ違った
零はすぐ気づいていなかったがチラッとこっちを向いた
時粲斗はすぐ目を逸らす。
(あいついつも睨んでくるくせにまた目を逸らした?
キーホルダー筆箱につけてくれてるんだ、、、)
粲斗は学校を自分のせいで休ませてしまった事に申し訳なさを感じていた。
(まだお礼言えてない)
粲斗は感謝の気持ちを零に克服できてない事に悔いていた。
そこに迅が粲斗のほうに歩っていく
「粲斗理科室いくぞ!」
粲斗は迅に柔らかい表情を見せるす
「そんな顔俺にはしないくせに」
ボソッと零が言うと
優に零は肩を組んだ
「よし!次は体育だ!」
粲斗はそれを見ていて
なぜかキュッと拳を握りしめていた。
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