悪役令嬢ですが最強ですよ??

鈴の音

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5歳

お兄様のかっこよさ

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「なぜ断る?恥ずかしい事なんて何もないよ。」

ふぁ!?
なにを言ってるんだこいつ!

「カイン、君はクズだどずっと思ってたけどここまで来ると僕は君を殺しそうだよ」

こわい!笑ってるから余計怖い!お兄様の後に般若が見える。
私は絶対お兄様を怒らせない。

「ヒューなにを言ってるんだ?リリアは顔に出さないだけで喜んでいるよ。」

「あっ、全然そんなことありません。」

即答してしまうくらい受け付けてないよ。
っていうかカインさんいい加減気づいたほうがいいお父様とお兄様の魔力がダダ漏れな事に。
お母様は笑ってるけどオーラが黒い!!
ルークは…うん天使。

「ぼくこのひときらーい。」

あっルークも受け付けてないらしい。
さすが私の弟、はっきり言いますね(苦笑)

「もう何言ってるんだ弟くん、未来の義兄さんなんだぞ、リリアもなんとか言っといてくれ未来の旦那の為にな。」

スッと手がのびてきての腰をさわってきた。
むりむりむりーーー!
こんなやつと結婚するくらいならスライムと結婚するわ!
できないけど!気持ち悪すぎて頭がおかしくなりそう。いやなってる!

「触らないで!」

「おっと、ハニーは照れ屋だな」

「無理です来ないでください。というかなぜ婚約者になれると思ったんです?
あっ、顔がいいからとか言わないでくださいね。お兄様の方が何百倍もかっこいいので、あなたはお兄様と比べてしまえば天と地くらいに差があります。」

「えっ、いやでもね。」

「あとはっきり言ってしまえば好みではないんですよ。もっと言えば嫌いなタイプです
そんなにすごいわけでもないのにカッコつけてて恥ずかしくないんですか?
そんな人と一緒にいたくないです。
同類だと思われるのは辛いですから」

もっと言いたい事あるけど我慢しよう。

「リリーは僕の事かっこいいと思ってたんだ!嬉しい!!」

お兄様ハグしてくれるのは嬉しいんですけどね、いっ息ができない。
あっ三途の川が…。

「こらこらヒュー、リリーが死んでしまうよ」

はっ!?一瞬意識が飛んでいた。
お父様助けてくれてありがとう!!

「お、俺を無視するな!」

まだいたの?帰ればいいのに。

「ねぇカイン僕の妹は可愛いから一目惚れしてもおかしくないよ。でもねカインはリリーを無理やり妻にしようとしたよね?
そんな事許されると思ってるの?」

そうですよ!お兄様もっと言ってやってください!!

「あとね、君の家は伯爵家で僕達の家は公爵家なわけ、侮辱として受け取られてもおかしくない事だぞ?
もし訴えられたらお前は長男でもないから切り捨てられるかもな。」

「そんなわけ…。」

「ないと言えるか?」

「っつ!」

言い返せないって事は本当の事なのかな。

「ヒューその辺にしてやれら、私達は訴えるつもりはない。だがリリィーに今後関わるな、あと悪いが帰ってくれ。」

カインさんには悪いが今後関わって欲しくないからここは何も言わないでおこう。

カインが帰ってからお母様の誕生日パーティーの続きをした。
その時お父様がこっそりお兄様になにか言っていたが聞こえなかった。
でもお兄様が

「まかせてよお父様こっそりボコボコにしておくよ!」

って言ってたような。
気のせいだよね。うん気のせいだ!
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