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5歳
久しぶりの再会
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「リリー!会いたかった!!」
「私も会いたかったです。ヒュー兄様!!」
お兄様は今ロレイス貴族学園の夏休みになったので里帰りで家に帰ってきたのだ。
ロレイス貴族学園とは、その名の通り貴族は必ず通う学園だ。
ヒロインは男爵家だから必ず会えるでしょう。
授業は普通科、騎士科、魔法科に別れている。
兄様は騎士と魔法の掛け持ちをしています。
かっこいいですね!
乙女ゲームでの私は剣の才能も魔法の才能もなかったので普通科を選ぶしかなかったんだけど前世の剣道技をいかして騎士科に行くのもいいし、魔法科も楽しそうだと思う。
いっそお兄様みたいにかけもちしようかしら。
ロレイス貴族学園は12歳まで通うので、お兄様と2年くらい一緒に学校生活をおくることができます!
「そういえばルークは?」
「ルークは今お昼寝してますよ。」
ルークと言うのは我が家の天使(弟)だ。
お母様に似ててとても、美しいんです!
「そっか、じゃあ起きたらルークと遊ぶ事にするよ。」
「そうしてあげてください、とても楽しみにしていましたから。」
「リリー、気になってたんだけど町娘みたいな格好してどこにいくの?」
「あぁこの格好ですか?もうすぐお母様の誕生日だからなにか買いに行こうと思っていまして。」
そう、来週はお母様の誕生日だから誕生日プレゼントを買いに行こうと思ってるのだ
「だれと行くの?リリー彼氏とか出来た?」
な、なんですかものすごく怖いんですけど。
「か、彼氏なんて出来てませんけど第一こんな平凡な顔の人だれが彼女にしたがるのですか?」
「はぁ~、無自覚はここまでくると大変だね。でもリリーはそのままでいててね。」
ため息つくなんて酷いですよ!!
もう、怒りますよ!
「もう、いってきます!夕ご飯までには帰ります!」
……。
街まで来たのはいいけど、なにを買うか決めてないんだよね。
まぁ色々見てたら決まるかな。
ん?
「綺麗!!」
ふと目に止まったのは程よくキラキラしているブローチだ。
「おっ、嬢ちゃんこれの良さがわかるのかい?」
「プロじゃないので出すぎた事は言えませんがとても繊細で細かい所までしっかりと作られていてとてもすごいです!」
「はっはっはっ!そこまで褒められるとは思ってもなかったぜ。嬢ちゃんも作ってみないか?」
「いいんですか!?ぜひ作らせてください!」
そうだ、それをお母様の誕生日プレゼントに渡そう。
自分で作ったものの方が嬉しいはずですから!
よし、そうと決まれば。
「頑張ります!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「あれ?ヒューの家から出てきた女の子何やってるんだろう?」
「どーしたの、カイン?はやく私の家に行こうよ。」
「うん、ごめんね。」
あれがヒューが可愛がっている妹かな。顔は見えなかったけどそこら辺にいる女と同じだろ。
どうせ、俺の顔を見たら媚を売ってくる。
あっ、でもとことん落としてから捨ててみようかな。
そしたらヒューどんな反応するかな
あぁーおもしろくなってきた。
「私も会いたかったです。ヒュー兄様!!」
お兄様は今ロレイス貴族学園の夏休みになったので里帰りで家に帰ってきたのだ。
ロレイス貴族学園とは、その名の通り貴族は必ず通う学園だ。
ヒロインは男爵家だから必ず会えるでしょう。
授業は普通科、騎士科、魔法科に別れている。
兄様は騎士と魔法の掛け持ちをしています。
かっこいいですね!
乙女ゲームでの私は剣の才能も魔法の才能もなかったので普通科を選ぶしかなかったんだけど前世の剣道技をいかして騎士科に行くのもいいし、魔法科も楽しそうだと思う。
いっそお兄様みたいにかけもちしようかしら。
ロレイス貴族学園は12歳まで通うので、お兄様と2年くらい一緒に学校生活をおくることができます!
「そういえばルークは?」
「ルークは今お昼寝してますよ。」
ルークと言うのは我が家の天使(弟)だ。
お母様に似ててとても、美しいんです!
「そっか、じゃあ起きたらルークと遊ぶ事にするよ。」
「そうしてあげてください、とても楽しみにしていましたから。」
「リリー、気になってたんだけど町娘みたいな格好してどこにいくの?」
「あぁこの格好ですか?もうすぐお母様の誕生日だからなにか買いに行こうと思っていまして。」
そう、来週はお母様の誕生日だから誕生日プレゼントを買いに行こうと思ってるのだ
「だれと行くの?リリー彼氏とか出来た?」
な、なんですかものすごく怖いんですけど。
「か、彼氏なんて出来てませんけど第一こんな平凡な顔の人だれが彼女にしたがるのですか?」
「はぁ~、無自覚はここまでくると大変だね。でもリリーはそのままでいててね。」
ため息つくなんて酷いですよ!!
もう、怒りますよ!
「もう、いってきます!夕ご飯までには帰ります!」
……。
街まで来たのはいいけど、なにを買うか決めてないんだよね。
まぁ色々見てたら決まるかな。
ん?
「綺麗!!」
ふと目に止まったのは程よくキラキラしているブローチだ。
「おっ、嬢ちゃんこれの良さがわかるのかい?」
「プロじゃないので出すぎた事は言えませんがとても繊細で細かい所までしっかりと作られていてとてもすごいです!」
「はっはっはっ!そこまで褒められるとは思ってもなかったぜ。嬢ちゃんも作ってみないか?」
「いいんですか!?ぜひ作らせてください!」
そうだ、それをお母様の誕生日プレゼントに渡そう。
自分で作ったものの方が嬉しいはずですから!
よし、そうと決まれば。
「頑張ります!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「あれ?ヒューの家から出てきた女の子何やってるんだろう?」
「どーしたの、カイン?はやく私の家に行こうよ。」
「うん、ごめんね。」
あれがヒューが可愛がっている妹かな。顔は見えなかったけどそこら辺にいる女と同じだろ。
どうせ、俺の顔を見たら媚を売ってくる。
あっ、でもとことん落としてから捨ててみようかな。
そしたらヒューどんな反応するかな
あぁーおもしろくなってきた。
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