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2歳

見てあげて

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なんですか!!
私なにもしてないじゃないですか。

「おい、バン!お前ちゃんと自分の子供ぐらい教育しとけ!!」

おっ、お父様不敬罪じゃないんですか??

「そ、そんなに怒るなよキル。」

あっ、王様お父様が怖すぎてなにも言えないんですねw

「なんで、父上を責めるんだ!」

なんか、この王太子チワワに見えてきた。
キャンキャン吠えまくるチワワにね。

「ハイクどうしてここにいるんだ、今は勉強の時間だろう。」

お、こいつ逃げて来たのかよ。

「そっ、それは…。」

言い返す言葉が見当たらないんですねチワワさん。
可哀想で助けてあげたくなりますね。

「ハイク、リリアを見習ったらどうだ?」

あっ、それはダメですよ。
私を見習ったらダメ人間になりますよ。

「なんで、こんな奴とくらべられるんだよ。」

ボソッっと呟かれたけど、私耳がめっちゃいいんですよ。
だからちゃんと聞こえましたよ!
もう酷いではないですか、こんな奴なんて!
あっ、王太子走ってどっかいったよ。

「はぁ、ハイクはこの頃反抗期かな。」

うーん、それは違うと思うな

「たぶんれすけど、じぶんもがんばってるのにほかのひととくらべられたりして、さびしかったんじゃないんれすか?」

私も前世親はいなかったけど孤児院で他の人と仲良くできなかった時先生になんで君だけ他の人と仲良くできないんだよって言われた時は思わず柔道の技をかけてしまったよ。

「確かにこの頃褒めてなかったな。今度ハイクの様子を見に行くとするか。」

「そうしてあげてくらさい」

うんうん。
親子は仲がいいのが1番!!

うんう……。ん??
そういえば王太子は他人とくらべられて自分を見てもらえてなかった事によって心を閉ざしてしまう。
それをヒロインが相談にのってあげて

「私はちゃんとアナタを見てるよ。」

っていってヒロインに心を開くんだけど、王様ちゃんとハイクの事見るって言ったよね?あれ?これ未来かえた?

まっ、まあいいです。
だってこれは現実ですからね!
そう、そうだよ!うん!

「リリー私はちょっと王様と話があるから城を散歩してていいよ。
魔法ですぐに場所を特定出来るからね。」

わーい!
散歩ですか!!一人で沢山歩けるんですね!

「あい!いってきましゅ!」

すぐにでましたよ。王間はもう飽きました。

「おい!」

?なんですかね?

「さっきは悪かった!お前が父上に褒められてる所をみて羨ましかった。ただの八つ当たりだったんだ。本当に悪かった。」

まぁ、ちゃんと反省してるならよいではないか。

「らいじょうぶですでんか。じぶんをみてもらえないのはちゅらいとわかっていますから。」

そうなんです。お兄様は勉強の時私の相手をしてくれないから寂しいです。
あっ、これはちがうか

「ハイクでいい。お前の事もリリーと呼ぶ!」

これは、私の人生初の友だちですか!?

「ハイクでしゅね。わたしたちはともだちでしゅか?」

もしかしたら友達では無いかもしれない。
殿下と友達になったら不敬罪?

「いや、僕達は友達だ。だから敬語もいらん」

やったーー!!!!
友達ゲットーー!!

「うん!ハイクよろしくね。」

嬉しくて多分ガトーショコラを食べてる時と同じくらい笑顔だと思う。

「おっ、おう。」

?なんか顔赤いけど熱!?

「ハイクかおあかいのらいじょうぶ?」

そっと手を伸ばそうとしたけどちょうどお父様が来た。

「リリー帰ろうか。」

なんか笑顔なのに怖いんですけど。
こういう時は逆らわない方がいいだろうからこくりと頷いておいた。

「リリーはあげませんからね。」

ボソッとお父様がハイクに言った気がします。
私は物ではないし気のせいですかね。
?ハイクの顔色が赤色から青色になっていってる。
大丈夫か??

「ハイク道のりが長そうだな。」

王様いたんですね。
存在感が無さすぎてわからなかった。

っていうか皆でなに意味わからないこと言ってるの??

私もまぜてよーー
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