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2歳
怒ってます!
しおりを挟むあぁ、ヒュー兄様と散歩しようと言っていたのになんで邪魔するの?
ゆるさない。
私の平和を乱すやつは許さない。
「リリー!!」
お父様??大丈夫ですよ?私今かなり頭にきてるのです。
まだ、子供だからかわからないけど喜怒哀楽がうまくコントロールできないんですよ。
特に怒りはね。
だからね、私は今魔力がコントロール出来てません。
「こおりじゅけにしてやる。」
黒い人の足がもう氷で固めてある。
そして私の周りには鋭い氷の矢が沢山浮いている。
その矢を放とうとした時黒い人が笑った。
「ハッハッハ!そこの人間よその矢を放ったら我が死んでしまうではないか。」
???
「なにいってりゅの?こりょさないくりゃいにしてありゅよ?」
それは本当だ急所を外して当てていけば死なない。
「ハッハッハ本当に面白い!久しぶりに人里に降りて見れば我を越える者がいるとはな、汝名はなんという。」
なんなんだこいつ!
私はイライラしているのに!
「りりあ!」
「そうか、リリアよ我と契約をせぬか?」
契約?なんの?
「我は精霊だ、だから名をくれ」
はっ!?
精霊!!??そりゃ、私は精霊が見えたり話したりできるから精霊くらい知ってるけどこんなでかい人型なんて見た事ないよ!?
しかも、他の人にも見えてるっぽいし、普通精霊は特定の人しか見えないはずなのだ。
でも、精霊と契約してみたかったんだよな
「わかりました。ではコウガで!」
コウガは漢字にしたら皇牙だ。
皇帝みたいな威厳があってときおり鋭い牙のような感じがするからね。
「コウガか、いい名だ。我、汝リリアと契約する。我の名はコウガ、精霊皇である。」
……。ふぁっ!?
精霊皇!?だから人型!?
驚きすぎて怒りがおさまったわ!
「リリアよ、よろしくな」
フラグを立てたら精霊皇と契約できました。
でも、まずは、
「ひゅーにいしゃま、しゃんぽいこ!」
いい具合に晴れてるので、散歩行こうか!
ちょっとした現実逃避のためにね!
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