記憶の片隅

はるかわ

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君は私の家の前にある川を挟んで少し行っところのアパートにある。
自転車置き場の横にある木の生えた余分なスペースで君と私とあの子と……その頃引っ越してきたその子、としよう。
その子と秘密基地ごっこをしたよね。
懐かしい。
BB弾を使う鉄砲のおもちゃをみんなで家から持ち出して遊んだこと、憶えてる。
君は名前のあとに「ワン!」をつけてて、なんだろう、と思いながら遊んでた。 

アパートの一階の大きなテレビがある所で君の好きなマイケルジャクソンのスリラーを何度も流してた事も、
君の家に行った時、初めてプラモデルをしているのを見かけて一緒にして、接着剤が二人の手につき、私が、大泣きしたことも。

忘れない。


(接着剤はほんと怖かったんだ)

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