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離れた生活
ミアの誕生日
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「じゃあ、この書類をクワルツ兄さんに渡しておいてください」
「わかった。任せておいて」
ミートさんは頷き、了承してくれた。僕はすぐに鳥籠に返る。
「はぁ、はぁ、はぁ……。もう、大変な二日間だった……」
鳥籠に返ってくると、家の近くで鍛錬をしているルパとミアがいた。二人して近接戦闘の鍛錬を積み、辺りに砲台のような音をまき散らしている。
「ふぅ……。ん? あ、ニクス。お帰り」
ルパは気配を消していた僕に気づき、手を振った。
「ニクスさん、お帰りなさい」
ミアは僕に頭を下げ、言う。
「ただいま。二人共、書類は全部出してきたから、後は二人の頑張りしだいだよ」
「ありがとう、ニクス。私、頑張るよ!」
ルパは両手を握りしめ誠意を見せて来た。
「私も頑張ります! せっかく教育機関に通うんですから楽しい思い出を作ります!」
ミアも両手を握りしめ、嬉しそうに言う。
「よし! それじゃあ、冒険者育成大学に入る前に出来る限り力をつけておこう!」
「はいっ!」
ルパとミアは大きく返事をした。その日から僕達はより一層鍛錬に打ち込んだ。その後、一〇月一九日。ミアの一八歳の誕生日がやってくる。
「ニクスさん、おはようございます。私、今日で一八歳になりました」
ミアは僕に抱き着きながら言う。昨日の夜の一二時に部屋にやって来たと思ったら誕生日なので、一緒に寝ますと言って布団に潜り込んできたのだ。
「うん……。おはよう、めでたいね……」
「今日は私がしたいこと、いっぱいします!」
「したいこと……。何をする気……」
僕は上半身を起こす。
「まずは、おはようのキスからです」
「はいはい……」
僕はミアとおはようのキスを交わす。唇を当てた後はなれると、ミアは不服そうに頬を膨らませ、僕に飛びつきながら大人のキスをして来た。猫の舌はざらざらしており、刺激が強い。数分間重なっていた後、ゆっくりと離れる。
「もう……。これくらいしないと満足できません……」
「もう、これじゃあ、おはようのキスじゃないよ……」
僕は下半身を元気にしてしまい、ミアに微笑まれたあと、軽く搾り取られた。彼女の技術は増して行くばかりである。その後、広間に行き、僕とルパ、ミア、プルスの四名で朝食を得る。美味しい料理を作り、皆で食べる。軽い運動をしてから皆で話し合いをする。本当にただの話し合いで、大学に行って何をする? とか、僕の過去の話しとか、僕が学生時代好きだった相手の話しをこれ見よがしに聞いてきた。
「ニクスが好きなのは私でしょっ!」
ルパは両手を持ち上げながら頬を膨らませ怒りだす。
「学生時代の話しだからね……。僕はディアさんに憧れていたよ」
「ディアさん……。あの、金髪の凄く強い方ですよね……」
「うん。もともと有名だったんだけど、ペガサスを召喚してからもっと有名になってさ。どんどん違う場所に行ってしまった。最近は文通……」
「あ……」
ルパは口を開けた。
「文通、ずっとしてませんね……。と言うか、冒険者ギルドで手紙の受け取りをしてませんでした……」
「ミア、街に行って買い物でもしようか」
「そ、そうですね。そうしましょう」
僕達は街に移動し、冒険者ギルドに直行した。
「はぁ、はぁ、はぁ……。て、テリアさん。手紙、届いていませんか?」
僕は鑑定士のピンク髪が特徴的なテリアさんに話しかけた。
「ニクスさんあての手紙なら、こんもりありますよ」
テリアさんは紐で束ねられた手紙を差し出してきた。僕は受けとる。肉紙幣一〇〇〇枚くらいの厚さがあるんじゃないだろうか。少し怖いくらいあるので、後で見ることにしよう。
冒険者ギルドに行った後、僕達は街で買い物を楽しんだ。元からこのつもりだったらしく、ミアは大変喜んでいた。服屋さんで大学に着ていく服を選んだりしていた。僕はミアに贈物としてリングを送ることにした。手首に付ければ、おしゃれ度合が上がる。装飾品店で購入し、早速ミアに渡す。ミアは飛び跳ねながら喜び、手首に白金製のリングを付けた。ただ見れば銀のリングと見分けがつかないので無理に盗もうとするものはいないだろう。
ルパは悩んでいた。ミアに何を送ったらいいのか見当がつかないようだ。
「むむむ……。これ!」
ルパはミアに靴を選んだ。足の大きさを合わせるため、仕立て屋にミアの靴型を取ってもらい、作成してもらう。ドワーフ族の店主は神業かと思うような早業でとても良い靴を作り、ルパに渡した。茶色っぽい革で作られた革靴で、ミアの足の大きさにピタリと合い、履き心地が良さそうだ。
「ありがとう、ルパちゃん。大切に履くね!」
ルパとミアは抱き合い、感謝し合っていた。とても仲良しで、大学も同じように通うことから、今以上に仲を深めてくれるとありがたい。
買い物の後は昼食を得て、家に飛んで帰る。家に帰ったらお菓子を作り、三時に皆でお茶をする。お茶を終えたら夕食の下準備をして先にお風呂に入りに行く。近くのお湯が出る泉で体を暖め、解したら蒸し風呂で芯まで解す。明るい時間帯に体を温めた後、家に帰り夕食の最終準備を行い、午後七時頃、ミアの誕生日会が始まる。
「ミア、誕生日おめでとう。去年は祝えなかったから、今年は祝えてよかった」
「ミア、お誕生日おめでとう。もう一八歳なんだね。出会って一〇年もたつなんてすごい」
「ありがとう……。私、誕生日を大好きな方達に祝ってもらうのが夢だったの。また夢が叶ったよ」
ミアは涙を流すほど喜んでくれた。一日は二四時間しかなく、短い。年に一度しかなく、彼女がこの世に生を受けた日を共に祝う。食事中に、軽い飲酒をしてみんなで楽しんだ。そのまま、デザートのケーキを食し、僕とルパはミアに感謝の言葉を送る。
「ミア、君と出会えて本当によかった。来年から長期休み以外あえなくなるけど、まだまだ長い一生を一緒に過ごせることがとても嬉しい。もし、僕以上に好きな相手が出来たら……言って。渋々渋々……泣きながら許すから」
「私が他の男に取られちゃってもいいんですかー。少しでも唾を付けておかないとはなれちゃうかもしれませんよ」
「くっ……。愛獣と遠距離になるのは辛い……。でもまあ、ミアを引き留められなかった僕が悪い。ミアの愛する者の者へ行けばいいと思う。僕はミアに戻ってきてほしいけどね」
ミアは頬をぷくーっと膨らましそうじゃないと言いたげだ。
「もう、ニクス。離れるな! くらい言わなきゃ。多分、ミアはそれを望んでるよ」
ルパはミアの方を見ながら言った。
「わかった。任せておいて」
ミートさんは頷き、了承してくれた。僕はすぐに鳥籠に返る。
「はぁ、はぁ、はぁ……。もう、大変な二日間だった……」
鳥籠に返ってくると、家の近くで鍛錬をしているルパとミアがいた。二人して近接戦闘の鍛錬を積み、辺りに砲台のような音をまき散らしている。
「ふぅ……。ん? あ、ニクス。お帰り」
ルパは気配を消していた僕に気づき、手を振った。
「ニクスさん、お帰りなさい」
ミアは僕に頭を下げ、言う。
「ただいま。二人共、書類は全部出してきたから、後は二人の頑張りしだいだよ」
「ありがとう、ニクス。私、頑張るよ!」
ルパは両手を握りしめ誠意を見せて来た。
「私も頑張ります! せっかく教育機関に通うんですから楽しい思い出を作ります!」
ミアも両手を握りしめ、嬉しそうに言う。
「よし! それじゃあ、冒険者育成大学に入る前に出来る限り力をつけておこう!」
「はいっ!」
ルパとミアは大きく返事をした。その日から僕達はより一層鍛錬に打ち込んだ。その後、一〇月一九日。ミアの一八歳の誕生日がやってくる。
「ニクスさん、おはようございます。私、今日で一八歳になりました」
ミアは僕に抱き着きながら言う。昨日の夜の一二時に部屋にやって来たと思ったら誕生日なので、一緒に寝ますと言って布団に潜り込んできたのだ。
「うん……。おはよう、めでたいね……」
「今日は私がしたいこと、いっぱいします!」
「したいこと……。何をする気……」
僕は上半身を起こす。
「まずは、おはようのキスからです」
「はいはい……」
僕はミアとおはようのキスを交わす。唇を当てた後はなれると、ミアは不服そうに頬を膨らませ、僕に飛びつきながら大人のキスをして来た。猫の舌はざらざらしており、刺激が強い。数分間重なっていた後、ゆっくりと離れる。
「もう……。これくらいしないと満足できません……」
「もう、これじゃあ、おはようのキスじゃないよ……」
僕は下半身を元気にしてしまい、ミアに微笑まれたあと、軽く搾り取られた。彼女の技術は増して行くばかりである。その後、広間に行き、僕とルパ、ミア、プルスの四名で朝食を得る。美味しい料理を作り、皆で食べる。軽い運動をしてから皆で話し合いをする。本当にただの話し合いで、大学に行って何をする? とか、僕の過去の話しとか、僕が学生時代好きだった相手の話しをこれ見よがしに聞いてきた。
「ニクスが好きなのは私でしょっ!」
ルパは両手を持ち上げながら頬を膨らませ怒りだす。
「学生時代の話しだからね……。僕はディアさんに憧れていたよ」
「ディアさん……。あの、金髪の凄く強い方ですよね……」
「うん。もともと有名だったんだけど、ペガサスを召喚してからもっと有名になってさ。どんどん違う場所に行ってしまった。最近は文通……」
「あ……」
ルパは口を開けた。
「文通、ずっとしてませんね……。と言うか、冒険者ギルドで手紙の受け取りをしてませんでした……」
「ミア、街に行って買い物でもしようか」
「そ、そうですね。そうしましょう」
僕達は街に移動し、冒険者ギルドに直行した。
「はぁ、はぁ、はぁ……。て、テリアさん。手紙、届いていませんか?」
僕は鑑定士のピンク髪が特徴的なテリアさんに話しかけた。
「ニクスさんあての手紙なら、こんもりありますよ」
テリアさんは紐で束ねられた手紙を差し出してきた。僕は受けとる。肉紙幣一〇〇〇枚くらいの厚さがあるんじゃないだろうか。少し怖いくらいあるので、後で見ることにしよう。
冒険者ギルドに行った後、僕達は街で買い物を楽しんだ。元からこのつもりだったらしく、ミアは大変喜んでいた。服屋さんで大学に着ていく服を選んだりしていた。僕はミアに贈物としてリングを送ることにした。手首に付ければ、おしゃれ度合が上がる。装飾品店で購入し、早速ミアに渡す。ミアは飛び跳ねながら喜び、手首に白金製のリングを付けた。ただ見れば銀のリングと見分けがつかないので無理に盗もうとするものはいないだろう。
ルパは悩んでいた。ミアに何を送ったらいいのか見当がつかないようだ。
「むむむ……。これ!」
ルパはミアに靴を選んだ。足の大きさを合わせるため、仕立て屋にミアの靴型を取ってもらい、作成してもらう。ドワーフ族の店主は神業かと思うような早業でとても良い靴を作り、ルパに渡した。茶色っぽい革で作られた革靴で、ミアの足の大きさにピタリと合い、履き心地が良さそうだ。
「ありがとう、ルパちゃん。大切に履くね!」
ルパとミアは抱き合い、感謝し合っていた。とても仲良しで、大学も同じように通うことから、今以上に仲を深めてくれるとありがたい。
買い物の後は昼食を得て、家に飛んで帰る。家に帰ったらお菓子を作り、三時に皆でお茶をする。お茶を終えたら夕食の下準備をして先にお風呂に入りに行く。近くのお湯が出る泉で体を暖め、解したら蒸し風呂で芯まで解す。明るい時間帯に体を温めた後、家に帰り夕食の最終準備を行い、午後七時頃、ミアの誕生日会が始まる。
「ミア、誕生日おめでとう。去年は祝えなかったから、今年は祝えてよかった」
「ミア、お誕生日おめでとう。もう一八歳なんだね。出会って一〇年もたつなんてすごい」
「ありがとう……。私、誕生日を大好きな方達に祝ってもらうのが夢だったの。また夢が叶ったよ」
ミアは涙を流すほど喜んでくれた。一日は二四時間しかなく、短い。年に一度しかなく、彼女がこの世に生を受けた日を共に祝う。食事中に、軽い飲酒をしてみんなで楽しんだ。そのまま、デザートのケーキを食し、僕とルパはミアに感謝の言葉を送る。
「ミア、君と出会えて本当によかった。来年から長期休み以外あえなくなるけど、まだまだ長い一生を一緒に過ごせることがとても嬉しい。もし、僕以上に好きな相手が出来たら……言って。渋々渋々……泣きながら許すから」
「私が他の男に取られちゃってもいいんですかー。少しでも唾を付けておかないとはなれちゃうかもしれませんよ」
「くっ……。愛獣と遠距離になるのは辛い……。でもまあ、ミアを引き留められなかった僕が悪い。ミアの愛する者の者へ行けばいいと思う。僕はミアに戻ってきてほしいけどね」
ミアは頬をぷくーっと膨らましそうじゃないと言いたげだ。
「もう、ニクス。離れるな! くらい言わなきゃ。多分、ミアはそれを望んでるよ」
ルパはミアの方を見ながら言った。
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