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実家に向かう
時間ギリギリにやって来た
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「フィリップ様、女性にはもっと優しくしないと駄目だと前も言いましたよね。話方を大きくしても体は大きく見えませんよ」
「な、何を言うか! 愚か者! 俺は背の大きさなど気にしていない!」
クワルツ兄さんは呟き、男性は大声を出す。
「すみません、リップさん。さ、一緒に席に座りましょう」
リリルは第三王子をお姫様抱っこしてガイアス兄さんの友人席に座りに向かう。第三王子は終始怒り気味で、リリルが慰めていた。
「一応来てくれてよかった。あとの二人も来てくれるだろうか」
僕は結婚式が始まるまでの三〇分間、心臓の鼓動がずっとうるさかった。残り二人が来てくれるのかわからなかったからだ。
午前九時まで残り五分となり、無理かなとあきらめかけていた。すると、どこからともなく銀色の翼を広げたペガサスが森の方から飛んでくる。とんでもない速度だ。
「はぁ、はぁ、はぁ……。ここがニクス君の家か。って、クワルツさん。やはりここがニクス君の家なのだな。そ、そうだ結婚相手。結婚相手は誰なんだ!」
ペガサスに乗っていたのは銀ギラ銀なドレスを着たディアさんだった。クワルツ兄さんのもとに走って行き、詳細を見る。
「ガイアス・ガリーナ。マリア・カンデリア。あれ? ニクス君の結婚式じゃない。クワルツさん、どういう訳なんですか!」
「えっと……ディアさん、とりあえずその銀の馬をしっかりと制御してください。皆驚いてしまっています」
「あ、ああ。すまない。ペガ、小さくなってくれ」
「はぁ、全く、ペガサス使いが荒いぜ……」
ペガサスさんは小さくなり、ディアさんの肩に乗った。ペガサスさんが小さくなったせいで、共に乗っていた男性が地面に落ちる。
「痛たた……。俺がまだのってただろうが。いきなり小さくなるなよ」
ディアさんと共に来たのはスグルさんだった。どうやら二人共来てくれたようだ。
「スグルじゃないか。もしかしてニクスに頼まれたのか?」
「あ、クワルツさん。ご無沙汰してます。ニクスに頼まれちゃ、来ない訳にはいかないですよ。でも、ニクスが結婚するわけじゃないっぽいですね」
「ああ。実際に結婚するのは私の兄さんだ。ニクスのことだから誰が結婚するか書いてなかったんだろう。だが、来てくれて助かった。と言うか、ディアさんまでニクスに呼ばれたんですか?」
「は、はい。ニクス君が結婚するのかと思って着てみたら違ったみたいで、ちょっとほっとしました。だれに取られたのかと……。ん、んんっ。どのような方と結婚したのか気になっていたので私の勘違いでよかったです」
ディアさんは僕の方を見てよくわからない殺気を放つ。
僕は今にも氷漬けにされるのではないかと思うほど背筋が凍った。
ディアさんとスグルさんは名簿に名前を書き記し、ご祝儀を渡していた。いらないと書いてあったのに律儀だ。
ディアさんとスグルさんは僕のもとに歩いてくる。
「ディ、ディアさん。来てくれてありがとうございます。どうやら勘違いさせてしまったようで……、申し訳ありません」
「べ、別に気にしなくてもいい。私も特段気にしている訳ではないからな。それよりもニクス君とクワルツさんのお兄さんと言うことはガイアスさんが結婚すると言うことであっているのかい?」
「はい。ガイアス兄さんが結婚します」
「ほ、本当に?」
スグルさんも信じられないと言ったような表情で呟いた。
「ガイアスさんには幼いころから稽古に何度も付き合ってもらった。手紙をよこしてくれれば喜んで参加したのに……、少々違った結果での参加だが、感謝の気持ちを込めて祝福しなければな」
「ディアさん、ガイアス兄さんとの面識があったんですか?」
「ああ。ガイアスさんが一五歳のころ、私はニクス君と同じで九歳だった。私の扱きに耐えられる騎士がいなくてな。つまらない日々を過ごしていたんだが、ガイアスさんだけ、ボロボロになっても立ち向かってきたんだ。初級騎士と言うから驚いた。彼なら上級に昇格できると思っていたら、今年には中級になると言うじゃないか。もう彼は上級騎士になるよ」
「九歳でガイアス兄さんをボロボロに……。当時からとんでもなく強かったんですね」
「いや、私は魔法を使っていた。ガイアスさんは剣だけだ。魔法を使わなかったらガイアスさんの方が、実力が上だったよ。私がニクス君を入学当時から知っていたのはガイアスさんの弟だったからだ。あと、代一〇三期卒業生の首席卒業者のクワルツさんのことも知っていた。だから、ニクスのことは初めから注目していた。兄同様の評価を得られていなかったようだが、ニクス君は確実に皆の記憶には残っている」
「そんな、もったいないお言葉です。ディアさんに覚えてもらって急なお願いにも拘わらず答えてもらって、ほんとありがたいとしか言いようがありません」
僕はディアさんに向って頭を下げた。
「おいおい、俺もいるのを忘れるな」
スグルさんは燕尾服のポケットに手を突っ込み、話し掛けてきた。
「スグルさんも遠い所からはるばるありがとうございます。忙しいでしょうに」
「ま、まあ。俺は優秀だからな。仕事くらいパパッと終わらせてきた。別に来なくてもよかったんだが、呼ばれたなら来てやらなくもないなって思ったんだ」
「ふふふっ。誰の結婚式にも呼ばれないから初めて招待してもらってうれしがっていたくせに」
ディアさんは口を押さえながら笑う。
「なっ……。ば、馬鹿野郎。別に嬉しがってねえよ。でも、そうか、ガイアスさんが結婚するのか……。感慨深いな」
スグルさんは腕を組み、考え込む。
「スグルさんもガイアス兄さんと面識があるんですか?」
「ああ。俺の実家の騎士団にも派遣騎士として戦いに参加してくれたことがあったんだ。俺が騎士養成学校に入る前だから、八年前とか、そんなくらいのときだ。まだ青い俺と何度も鍛錬してくれたんだ。勝てる気がしなかったから勉強したり、小細工を考えたりした。家が違うだけで近衛騎士と初級騎士っておかしいよな」
「えっと、一度の戦いで一二五体の敵を倒すのってすごいんですか?」
「誰だよ、その化け物。ディアじゃあるまいし」
「な、何を言うか! 愚か者! 俺は背の大きさなど気にしていない!」
クワルツ兄さんは呟き、男性は大声を出す。
「すみません、リップさん。さ、一緒に席に座りましょう」
リリルは第三王子をお姫様抱っこしてガイアス兄さんの友人席に座りに向かう。第三王子は終始怒り気味で、リリルが慰めていた。
「一応来てくれてよかった。あとの二人も来てくれるだろうか」
僕は結婚式が始まるまでの三〇分間、心臓の鼓動がずっとうるさかった。残り二人が来てくれるのかわからなかったからだ。
午前九時まで残り五分となり、無理かなとあきらめかけていた。すると、どこからともなく銀色の翼を広げたペガサスが森の方から飛んでくる。とんでもない速度だ。
「はぁ、はぁ、はぁ……。ここがニクス君の家か。って、クワルツさん。やはりここがニクス君の家なのだな。そ、そうだ結婚相手。結婚相手は誰なんだ!」
ペガサスに乗っていたのは銀ギラ銀なドレスを着たディアさんだった。クワルツ兄さんのもとに走って行き、詳細を見る。
「ガイアス・ガリーナ。マリア・カンデリア。あれ? ニクス君の結婚式じゃない。クワルツさん、どういう訳なんですか!」
「えっと……ディアさん、とりあえずその銀の馬をしっかりと制御してください。皆驚いてしまっています」
「あ、ああ。すまない。ペガ、小さくなってくれ」
「はぁ、全く、ペガサス使いが荒いぜ……」
ペガサスさんは小さくなり、ディアさんの肩に乗った。ペガサスさんが小さくなったせいで、共に乗っていた男性が地面に落ちる。
「痛たた……。俺がまだのってただろうが。いきなり小さくなるなよ」
ディアさんと共に来たのはスグルさんだった。どうやら二人共来てくれたようだ。
「スグルじゃないか。もしかしてニクスに頼まれたのか?」
「あ、クワルツさん。ご無沙汰してます。ニクスに頼まれちゃ、来ない訳にはいかないですよ。でも、ニクスが結婚するわけじゃないっぽいですね」
「ああ。実際に結婚するのは私の兄さんだ。ニクスのことだから誰が結婚するか書いてなかったんだろう。だが、来てくれて助かった。と言うか、ディアさんまでニクスに呼ばれたんですか?」
「は、はい。ニクス君が結婚するのかと思って着てみたら違ったみたいで、ちょっとほっとしました。だれに取られたのかと……。ん、んんっ。どのような方と結婚したのか気になっていたので私の勘違いでよかったです」
ディアさんは僕の方を見てよくわからない殺気を放つ。
僕は今にも氷漬けにされるのではないかと思うほど背筋が凍った。
ディアさんとスグルさんは名簿に名前を書き記し、ご祝儀を渡していた。いらないと書いてあったのに律儀だ。
ディアさんとスグルさんは僕のもとに歩いてくる。
「ディ、ディアさん。来てくれてありがとうございます。どうやら勘違いさせてしまったようで……、申し訳ありません」
「べ、別に気にしなくてもいい。私も特段気にしている訳ではないからな。それよりもニクス君とクワルツさんのお兄さんと言うことはガイアスさんが結婚すると言うことであっているのかい?」
「はい。ガイアス兄さんが結婚します」
「ほ、本当に?」
スグルさんも信じられないと言ったような表情で呟いた。
「ガイアスさんには幼いころから稽古に何度も付き合ってもらった。手紙をよこしてくれれば喜んで参加したのに……、少々違った結果での参加だが、感謝の気持ちを込めて祝福しなければな」
「ディアさん、ガイアス兄さんとの面識があったんですか?」
「ああ。ガイアスさんが一五歳のころ、私はニクス君と同じで九歳だった。私の扱きに耐えられる騎士がいなくてな。つまらない日々を過ごしていたんだが、ガイアスさんだけ、ボロボロになっても立ち向かってきたんだ。初級騎士と言うから驚いた。彼なら上級に昇格できると思っていたら、今年には中級になると言うじゃないか。もう彼は上級騎士になるよ」
「九歳でガイアス兄さんをボロボロに……。当時からとんでもなく強かったんですね」
「いや、私は魔法を使っていた。ガイアスさんは剣だけだ。魔法を使わなかったらガイアスさんの方が、実力が上だったよ。私がニクス君を入学当時から知っていたのはガイアスさんの弟だったからだ。あと、代一〇三期卒業生の首席卒業者のクワルツさんのことも知っていた。だから、ニクスのことは初めから注目していた。兄同様の評価を得られていなかったようだが、ニクス君は確実に皆の記憶には残っている」
「そんな、もったいないお言葉です。ディアさんに覚えてもらって急なお願いにも拘わらず答えてもらって、ほんとありがたいとしか言いようがありません」
僕はディアさんに向って頭を下げた。
「おいおい、俺もいるのを忘れるな」
スグルさんは燕尾服のポケットに手を突っ込み、話し掛けてきた。
「スグルさんも遠い所からはるばるありがとうございます。忙しいでしょうに」
「ま、まあ。俺は優秀だからな。仕事くらいパパッと終わらせてきた。別に来なくてもよかったんだが、呼ばれたなら来てやらなくもないなって思ったんだ」
「ふふふっ。誰の結婚式にも呼ばれないから初めて招待してもらってうれしがっていたくせに」
ディアさんは口を押さえながら笑う。
「なっ……。ば、馬鹿野郎。別に嬉しがってねえよ。でも、そうか、ガイアスさんが結婚するのか……。感慨深いな」
スグルさんは腕を組み、考え込む。
「スグルさんもガイアス兄さんと面識があるんですか?」
「ああ。俺の実家の騎士団にも派遣騎士として戦いに参加してくれたことがあったんだ。俺が騎士養成学校に入る前だから、八年前とか、そんなくらいのときだ。まだ青い俺と何度も鍛錬してくれたんだ。勝てる気がしなかったから勉強したり、小細工を考えたりした。家が違うだけで近衛騎士と初級騎士っておかしいよな」
「えっと、一度の戦いで一二五体の敵を倒すのってすごいんですか?」
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