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新年になり、心が入れ替わる。暖かくなったら、旅に行こう。
得たもの
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ルパはお湯を僕に掛けて離れようとする。
僕としてはルパと抱き着き合っていたいわけだが、嫌と言われたら仕方がない。僕はルパから距離を潔く取り、一人でお湯に浸かっていた。
「…………」
するとルパが少しずつ少しずつ動き、しまいには僕の背中に背中をくっ付けて来た。
背中同士がくっ付いていると相手の熱が簡単に伝わってくる。その状態で約一五分経ち、体がしっかりと温まったので蒸し風呂の建物がある川辺にやって来た。
僕は腰に布を撒いた状態、ルパは面倒だからと言って全裸……という訳でもなく、下着を履いて焼き石で熱せられた蒸し風呂に入る。
僕とルパの我慢対決になり、ルパが倒れかけたので二人で出ることになり、川の水を少し溜めた水風呂に飛び込む。川の水は四月と言え雪解け水なのでとても冷たい。
「ぷはぁ……。ふぅ……ふぅ……ふぅ……。息が熱い……。体は冷たい。でも、気持ちいい」
僕とルパは一から二分ほど川の水に入り、すぐに出る。プルスに水分だけ飛ばしてもらい、ハンモックに身をゆだねる。
「はわわ……、とけりぅ……。体の中、もう、ドロドロぉ……」
ルパの可愛らしい甘い声が森の中で響く。僕も同じような状態になり、旅の疲れをお湯と蒸し風呂で溶かした。
もう一回蒸し風呂に入り、水で体を冷やしたあとルパと草原で寝転がる。あまりにも気持ちよすぎてはまってしまいそうだ。
「ルパ……、全裸も悪くないね……」
「でしょぉ……。ニクスもやっと裸の良さがわかったんだ……」
ルパは全裸の状態で僕に抱き着いてきた。柔らかい物体が体に当たっている訳だが、男として反応したいのだけれど、ボーっとしすぎてそれどころではない。
僕の下半身もヘロヘロになっており、全身に血が巡っているせいで立ち上がることはなかった。
そのおかげで気まずい雰囲気にはならず、さりげなく肩を抱き寄せると、ルパの尻尾が振れる。
「主とルパだけいいですね。私にはその感覚が味わえないんですよ。あぁ、私も感じてみたいです~。もう、何で私には熱さに完全な耐性があるんでしょうか。主にもあるはずなのに、自分で変えられるなんてズルいですよ。ちょっと、聞いていますか? 私にも蒸し風呂というものの気持ちよさをですね!」
プルスが僕の体の上で大きな声を出して叫んでいたのがうるさかったのか、ルパが握りつぶしてしまった。
今の時間が、幸せ過ぎるのがいけないんだ、プルス、許してくれ。
体の熱が大気に逃げたころ、頭がとんでもなくすっきりとしていた。下着をさっと履き、服を着る。ルパも一度大きく伸びをして身を解したあと、下着を履き、服を着る。
「ほんと体が一気に軽くなった。良い時間の使い方をしている気がするよ。今日は旅から戻って来たばかりだから、なまった体を運動できるように起こしていくよ」
「うん。休んでばかりもいられない。少しでも強くならないと」
ルパは両手をぎゅっと握り締め、やる気を見せる。
僕達は走り込みを行い、なまった体を無理やり叩き起こすくらいの勢いで鍛錬を始めると、いつもよりも格段に動けていなかった。
「やっぱり、なまっているな。もとの体力に戻すには一ヶ月以上かかりそだ」
ルパはヘロヘロになって家の前で倒れた。一ヶ月前は準備運動で行って余裕で走り切っていたのに……。人の体はやっぱりもとに戻ってしまうんだなと痛感する。
「ニクス……、脚捕れた……。全然動かない……」
ルパは地面にへたり込みながら、力尽きている。
「安心して、ルパの脚は付いているよ。力が感じにくくなっているだけだから、大丈夫」
「うぅ……、体が重いよぉ……」
「運動もしないで大量の肉料理を食べていたら、太るのは当然でしょ。でも、しっかりとたべたあとだから、体を鍛えるにはちょうどいい時間帯だ。少し休んだら次の鍛錬に移るよ」
「はぁい……」
僕とルパは旅前の力を取り戻すために鍛錬を行った。休憩がてらテリアさんがいる街に向かい、ギルドに足を運ぶ。
「ニクスさん! ルパちゃん! 良かった! 無事だったんですね!」
テリアさんは僕達を見るや否や、飛び出してきて抱き着いてきた。ふわっと香る花の甘いにおいが可愛らしい。
「物凄い地震がレイト領の港で起こったと記事で読んだんです。ブレーブ街がめちゃくちゃになったって……、ニクスさんとルパちゃんが向かった場所だったので、いてもたってもいられなくて……」
「テリアさん、心配してくれてありがとうございます。でも、僕たちは見ての通り無事なので、安心してください。あ、そうだ。今日はお土産を持って来ました。えっと、レイト領のブレーブ街で買うつもりだったんですけど、地震のせいで買えなくなってしまって……。ブレーブ街から一番近い街で買ってきました」
僕は茶菓子をテリアさんに渡した。
「うわぁ~、ありがとうございます! 皆で休憩中に食べますね」
「はい。是非そうしてください。あと、グラスさん達にも渡しておいてください」
僕は酒瓶をグラスさんと舎弟さん達ように六本渡した。テリアさんはギリギリの状態だったが、何とか持てている。フラフラしていたので、ルパが代わりに持って運んでくれた。
「じゃあ、僕たちは帰ります。今日は帰宅の挨拶をしに来ただけなので、素材はまた今度持って来ますね」
「わかりました。気をつけて帰ってくださいね」
僕とルパはギルドを出て、家まで帰る。その後、鍛錬を再開して暗くなってきたころで終えた。ルパは嘔吐してしまうほどきつかったらしく、自分の体力が減っているという現実に深く悲しんでいた。
「うぅ……、弱くなってた……」
ルパは家の端で縮こまり、どんよりとしている。
「ルパ、落ち込まないで良いよ。ずっと強くなり続けることなんてできないんだ。時には弱くもなるよ。旅の時はルパが人に慣れてなくて鍛錬する時間が取れなかったし、弱くなって当たり前だ。でも、自分の強さと引き換えにいろんな物を得ることが出来たでしょ」
「えたもの……。戦い方とか? ニクスとの思い出とか……?」
「うん。前のルパはあの時で限界値だったかもしれない。でも、今のルパなら旅する前のルパを越えられるよ。今は助走期間だと思えばいい。走り出しは何でも辛いものさ」
僕はルパの肩に手を置いて優しく話かける。ルパは面を上げてウルウルした表情で僕に飛びついてくる。最近は甘え癖が付いてしまったのか、隙あれば抱き着いてきてしまうのが玉に傷だな。
僕はルパを抱きしめながら起き上がり、ローテーブルの前に座らせる。
僕としてはルパと抱き着き合っていたいわけだが、嫌と言われたら仕方がない。僕はルパから距離を潔く取り、一人でお湯に浸かっていた。
「…………」
するとルパが少しずつ少しずつ動き、しまいには僕の背中に背中をくっ付けて来た。
背中同士がくっ付いていると相手の熱が簡単に伝わってくる。その状態で約一五分経ち、体がしっかりと温まったので蒸し風呂の建物がある川辺にやって来た。
僕は腰に布を撒いた状態、ルパは面倒だからと言って全裸……という訳でもなく、下着を履いて焼き石で熱せられた蒸し風呂に入る。
僕とルパの我慢対決になり、ルパが倒れかけたので二人で出ることになり、川の水を少し溜めた水風呂に飛び込む。川の水は四月と言え雪解け水なのでとても冷たい。
「ぷはぁ……。ふぅ……ふぅ……ふぅ……。息が熱い……。体は冷たい。でも、気持ちいい」
僕とルパは一から二分ほど川の水に入り、すぐに出る。プルスに水分だけ飛ばしてもらい、ハンモックに身をゆだねる。
「はわわ……、とけりぅ……。体の中、もう、ドロドロぉ……」
ルパの可愛らしい甘い声が森の中で響く。僕も同じような状態になり、旅の疲れをお湯と蒸し風呂で溶かした。
もう一回蒸し風呂に入り、水で体を冷やしたあとルパと草原で寝転がる。あまりにも気持ちよすぎてはまってしまいそうだ。
「ルパ……、全裸も悪くないね……」
「でしょぉ……。ニクスもやっと裸の良さがわかったんだ……」
ルパは全裸の状態で僕に抱き着いてきた。柔らかい物体が体に当たっている訳だが、男として反応したいのだけれど、ボーっとしすぎてそれどころではない。
僕の下半身もヘロヘロになっており、全身に血が巡っているせいで立ち上がることはなかった。
そのおかげで気まずい雰囲気にはならず、さりげなく肩を抱き寄せると、ルパの尻尾が振れる。
「主とルパだけいいですね。私にはその感覚が味わえないんですよ。あぁ、私も感じてみたいです~。もう、何で私には熱さに完全な耐性があるんでしょうか。主にもあるはずなのに、自分で変えられるなんてズルいですよ。ちょっと、聞いていますか? 私にも蒸し風呂というものの気持ちよさをですね!」
プルスが僕の体の上で大きな声を出して叫んでいたのがうるさかったのか、ルパが握りつぶしてしまった。
今の時間が、幸せ過ぎるのがいけないんだ、プルス、許してくれ。
体の熱が大気に逃げたころ、頭がとんでもなくすっきりとしていた。下着をさっと履き、服を着る。ルパも一度大きく伸びをして身を解したあと、下着を履き、服を着る。
「ほんと体が一気に軽くなった。良い時間の使い方をしている気がするよ。今日は旅から戻って来たばかりだから、なまった体を運動できるように起こしていくよ」
「うん。休んでばかりもいられない。少しでも強くならないと」
ルパは両手をぎゅっと握り締め、やる気を見せる。
僕達は走り込みを行い、なまった体を無理やり叩き起こすくらいの勢いで鍛錬を始めると、いつもよりも格段に動けていなかった。
「やっぱり、なまっているな。もとの体力に戻すには一ヶ月以上かかりそだ」
ルパはヘロヘロになって家の前で倒れた。一ヶ月前は準備運動で行って余裕で走り切っていたのに……。人の体はやっぱりもとに戻ってしまうんだなと痛感する。
「ニクス……、脚捕れた……。全然動かない……」
ルパは地面にへたり込みながら、力尽きている。
「安心して、ルパの脚は付いているよ。力が感じにくくなっているだけだから、大丈夫」
「うぅ……、体が重いよぉ……」
「運動もしないで大量の肉料理を食べていたら、太るのは当然でしょ。でも、しっかりとたべたあとだから、体を鍛えるにはちょうどいい時間帯だ。少し休んだら次の鍛錬に移るよ」
「はぁい……」
僕とルパは旅前の力を取り戻すために鍛錬を行った。休憩がてらテリアさんがいる街に向かい、ギルドに足を運ぶ。
「ニクスさん! ルパちゃん! 良かった! 無事だったんですね!」
テリアさんは僕達を見るや否や、飛び出してきて抱き着いてきた。ふわっと香る花の甘いにおいが可愛らしい。
「物凄い地震がレイト領の港で起こったと記事で読んだんです。ブレーブ街がめちゃくちゃになったって……、ニクスさんとルパちゃんが向かった場所だったので、いてもたってもいられなくて……」
「テリアさん、心配してくれてありがとうございます。でも、僕たちは見ての通り無事なので、安心してください。あ、そうだ。今日はお土産を持って来ました。えっと、レイト領のブレーブ街で買うつもりだったんですけど、地震のせいで買えなくなってしまって……。ブレーブ街から一番近い街で買ってきました」
僕は茶菓子をテリアさんに渡した。
「うわぁ~、ありがとうございます! 皆で休憩中に食べますね」
「はい。是非そうしてください。あと、グラスさん達にも渡しておいてください」
僕は酒瓶をグラスさんと舎弟さん達ように六本渡した。テリアさんはギリギリの状態だったが、何とか持てている。フラフラしていたので、ルパが代わりに持って運んでくれた。
「じゃあ、僕たちは帰ります。今日は帰宅の挨拶をしに来ただけなので、素材はまた今度持って来ますね」
「わかりました。気をつけて帰ってくださいね」
僕とルパはギルドを出て、家まで帰る。その後、鍛錬を再開して暗くなってきたころで終えた。ルパは嘔吐してしまうほどきつかったらしく、自分の体力が減っているという現実に深く悲しんでいた。
「うぅ……、弱くなってた……」
ルパは家の端で縮こまり、どんよりとしている。
「ルパ、落ち込まないで良いよ。ずっと強くなり続けることなんてできないんだ。時には弱くもなるよ。旅の時はルパが人に慣れてなくて鍛錬する時間が取れなかったし、弱くなって当たり前だ。でも、自分の強さと引き換えにいろんな物を得ることが出来たでしょ」
「えたもの……。戦い方とか? ニクスとの思い出とか……?」
「うん。前のルパはあの時で限界値だったかもしれない。でも、今のルパなら旅する前のルパを越えられるよ。今は助走期間だと思えばいい。走り出しは何でも辛いものさ」
僕はルパの肩に手を置いて優しく話かける。ルパは面を上げてウルウルした表情で僕に飛びついてくる。最近は甘え癖が付いてしまったのか、隙あれば抱き着いてきてしまうのが玉に傷だな。
僕はルパを抱きしめながら起き上がり、ローテーブルの前に座らせる。
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