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新年になり、心が入れ替わる。暖かくなったら、旅に行こう。
ヌータウロス
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「もう、二人の間は友達を越えちゃってるでしょ。ルパちゃんもニクス君のことが気になって仕方がないって様子だし結婚しちゃえばいいのに」
ミートさんは手綱を持ちながら後方を少し向き、言う。
「ですよね。僕もそう思うんですけど、ルパが嫌だって言うんですよ。でもまぁ、僕がルパの一生を決められませんし、ルパの好きなように生きてほしいって言う気もあるんです」
「ニクス君はルパちゃんの将来をちゃんと考えてあげているんだね。しっかりしてるな~。さすがクワルツさんの弟君。だとしても、無職の時間を過ごしていたとは到底思えない」
「はは……」
――今も無職とは言えないな。冒険者の格好をしているおかげで気づかれていないっぽい。
「ねえ、ニクス君のランクは何なの?」
「ら、ランク……ですか? いったいなんのランクですかね」
「なんのって、冒険者のランクだよ。そもそも、騎士の家系なのに何で冒険者をやっているのかも気になる」
「ぼ、冒険者のランクは……Eランクですよ。あと、騎士にならなかったのはただたんになれなかっただけです。僕は騎士に向いてなかったんですよ」
「Eランクってことはほぼ新米ってこと? 初級騎士の称号を持っているのならDかCランクから始められたと思うんだけど、わざわざEランクからにしたの?」
「僕とルパは新米のぺいぺいですよ。ただたんにEランクくらいの実力しかなかっただけです」
「ん~、本当かな~。なんか、既にベテランの風格が見えるんだけど……。頭に乗っている赤いヒヨコも気になるし……」
ミートさんは僕達の方を睨み、心の奥底の気持ちを読み取ろうとしてくる。
「あ! ニクス見て! 肉! 肉がいるよ!」
ルパは鼻を鳴らしたあと、前方を指さした。
「いや、あれは肉じゃなくてヌータウロスって言う魔物で……。うわ、結構いるね。今晩はあの肉にしようか」
「うん! 世界中の肉を食い尽くすのは私の夢の一つだから、見つけた肉は片っ端から食べる。人型の肉は美味しくなさそうだからやめておくけど」
ルパが指を刺した方向に体長が二メートルを越えるヌータウロスの群れがいた。僕とルパの楽観した表情とは裏腹に、ミートさんの顔は少々暗くなっていた。
「ミートさん、どうしたんですか? 酔っちゃいましたか?」
「い、いや、そうじゃなくて……。ヌータウロスの群れにしては数が多すぎる気がするんだけど……。いったい何頭いるのか想像もつかない」
「まぁ、確かにそうですね。見渡す限りヌータウロスの群れ。お肉食べ放題です。確かヌータウロスの肉は牛の肉と似ていて美味しいと言いますよね。雄よりも雌の方が美味しいらしいですし、何なら子供の方が美味しいとも聞きます。角や魔石はお金になりますから、討伐しておきますか?」
「あの数に入って行ったら自殺行為だよ。数頭を群れから離れさせて静かに倒さないと怒った群れの雄が追撃してくるから、早さ勝負になる。皮が厚くて剣が刺さりにくいのに加えて、骨も分厚いからうまく首も切れない。地道に倒していると仲間を呼ばれるし、討伐するのが結構難しい魔物だよ。冒険者ランクEの二人にはまだ早いんじゃ……。って! ルパちゃん、私の話聞いてた!」
ミートさんにはいってないが、僕とルパは本当の冒険者じゃない。言い方は悪いが、冒険者の偽物だ。どっちかと言うと探索者に近い。
「すいません、ミートさん。ルパは肉のことになると眼が無くて」
「もう、早く追いかけないと。って! もうあんな所に!」
ミートさんはルパの方を向き、叫ぶ。今、ルパは馬よりも早く走り、狩りをしていた。本能に従っている訳ではなく、肉が食べたいと言う欲求から来る行動だ。獣族本来の行動とも言えるかもしれない。
「よっこいしょっ!」
『ギュモ~!』
ルパは食べたい欲が強かったからか、大きな個体を狙った。ヌータウロスの体長はルパの一.五倍はある。体重を含めたら二倍、三倍はある大きな魔物だ。だが……。
僕が研ぎ直した短剣とルパの力技でヌータウロスの首が重力にしたがい、地面に落ちる。黒い血が地面に広がり、他の個体は逃げ出した。
「ふぅ~。ニクス! 肉捕れた~!」
ルパは僕の方を見て手を大きく振っていた。あまりにも、周りを見て無さすぎる。
「ルパ、周りにはまだ怒っている個体がいるから、気を抜いたら駄目だよ!」
「え? うわ、ほんとだ」
ルパの周りを取り囲むように大型のヌータウロスが後ろ脚で地面を掻きながら大きな角を見せつけて突進しようとしている。
『ギュモ~!』
「よっと! 二頭目!」
ルパは跳躍し、頭の位置を上下反転させ、突進してきたヌータウロスの角を左手で持つ。狙いを定め、右手に持っていた短剣で首を切った。
勢いがあったヌータウロスの体は前に進み、頭はルパが持っている。他のヌータウロスも突進を始め、八頭ほどがルパに襲い掛かる。
「こんなに食べられるかな~。でもまあ、残ったらプルスが食べてくれるか」
ルパは二本目の短剣を抜き、両手に持つ。そのまま、舞うようにしてヌータウロスの首をスパスパと切り落としていった。
初めて見た魔物とも互角以上に戦えるなんて、ルパはすごい。まぁ、どの生物も首を切られれば普通死ぬ。ルパは首を切ってしまえば敵をほぼ倒せると知ったので、人以外に恐怖心をあまり抱かなくなった。それでも夜は怖いそう。
僕は助けに入る必要が無いと思い、剣の柄から手を放す。ミートさんは口を開けたままで閉じられない様子だ。
「ミートさん、どうかしましたか? 何か問題でもありましたっけ?」
「い、いや、問題はないけど……。え、ええ……。ヌータウロスはCランクの魔物でしょ。なのになんな簡単にスパスパって首が切れるなんていったいどうなっているの」
「あれはルパの筋力で捩じ切っているような状態です。ルパは獣族で力が強く、剣の扱いが巧みで、敵の一番弱い所が狙えるんです」
「えぇ……。何その特殊能力みたいな力……」
「敵が嫌がっている部分が肌感や匂いでわかるみたいですね。でも、ヌータウロスは初めて戦う魔物なのに、ルパはすごくよく動けています」
「いや……、ルパちゃんの動きは凄く動けているの範疇を越えてるでしょ。私、獣族の冒険者を数名見て来たけど、あんなに動き回れてないよ。ルパちゃんは元からあんなに強かったの?」
「そうですね。もとから強かったですよ。僕も殺されかけましたし、動きの切れが良くて戦いの才能があるみたいです。僕には無いですけど、ルパは半年くらい鍛錬してあそこまで強くなりました。まぁ、人が相手だと萎縮しちゃって本来の力が出せないんですけど、魔物とかが相手なら、ああやって自由に動けるようになったんです」
「す、すごい……。あの動きが出来てEランクなんて、いったい誰が付けたの……。見る眼が無い」
ミートさんは手綱を持ちながら後方を少し向き、言う。
「ですよね。僕もそう思うんですけど、ルパが嫌だって言うんですよ。でもまぁ、僕がルパの一生を決められませんし、ルパの好きなように生きてほしいって言う気もあるんです」
「ニクス君はルパちゃんの将来をちゃんと考えてあげているんだね。しっかりしてるな~。さすがクワルツさんの弟君。だとしても、無職の時間を過ごしていたとは到底思えない」
「はは……」
――今も無職とは言えないな。冒険者の格好をしているおかげで気づかれていないっぽい。
「ねえ、ニクス君のランクは何なの?」
「ら、ランク……ですか? いったいなんのランクですかね」
「なんのって、冒険者のランクだよ。そもそも、騎士の家系なのに何で冒険者をやっているのかも気になる」
「ぼ、冒険者のランクは……Eランクですよ。あと、騎士にならなかったのはただたんになれなかっただけです。僕は騎士に向いてなかったんですよ」
「Eランクってことはほぼ新米ってこと? 初級騎士の称号を持っているのならDかCランクから始められたと思うんだけど、わざわざEランクからにしたの?」
「僕とルパは新米のぺいぺいですよ。ただたんにEランクくらいの実力しかなかっただけです」
「ん~、本当かな~。なんか、既にベテランの風格が見えるんだけど……。頭に乗っている赤いヒヨコも気になるし……」
ミートさんは僕達の方を睨み、心の奥底の気持ちを読み取ろうとしてくる。
「あ! ニクス見て! 肉! 肉がいるよ!」
ルパは鼻を鳴らしたあと、前方を指さした。
「いや、あれは肉じゃなくてヌータウロスって言う魔物で……。うわ、結構いるね。今晩はあの肉にしようか」
「うん! 世界中の肉を食い尽くすのは私の夢の一つだから、見つけた肉は片っ端から食べる。人型の肉は美味しくなさそうだからやめておくけど」
ルパが指を刺した方向に体長が二メートルを越えるヌータウロスの群れがいた。僕とルパの楽観した表情とは裏腹に、ミートさんの顔は少々暗くなっていた。
「ミートさん、どうしたんですか? 酔っちゃいましたか?」
「い、いや、そうじゃなくて……。ヌータウロスの群れにしては数が多すぎる気がするんだけど……。いったい何頭いるのか想像もつかない」
「まぁ、確かにそうですね。見渡す限りヌータウロスの群れ。お肉食べ放題です。確かヌータウロスの肉は牛の肉と似ていて美味しいと言いますよね。雄よりも雌の方が美味しいらしいですし、何なら子供の方が美味しいとも聞きます。角や魔石はお金になりますから、討伐しておきますか?」
「あの数に入って行ったら自殺行為だよ。数頭を群れから離れさせて静かに倒さないと怒った群れの雄が追撃してくるから、早さ勝負になる。皮が厚くて剣が刺さりにくいのに加えて、骨も分厚いからうまく首も切れない。地道に倒していると仲間を呼ばれるし、討伐するのが結構難しい魔物だよ。冒険者ランクEの二人にはまだ早いんじゃ……。って! ルパちゃん、私の話聞いてた!」
ミートさんにはいってないが、僕とルパは本当の冒険者じゃない。言い方は悪いが、冒険者の偽物だ。どっちかと言うと探索者に近い。
「すいません、ミートさん。ルパは肉のことになると眼が無くて」
「もう、早く追いかけないと。って! もうあんな所に!」
ミートさんはルパの方を向き、叫ぶ。今、ルパは馬よりも早く走り、狩りをしていた。本能に従っている訳ではなく、肉が食べたいと言う欲求から来る行動だ。獣族本来の行動とも言えるかもしれない。
「よっこいしょっ!」
『ギュモ~!』
ルパは食べたい欲が強かったからか、大きな個体を狙った。ヌータウロスの体長はルパの一.五倍はある。体重を含めたら二倍、三倍はある大きな魔物だ。だが……。
僕が研ぎ直した短剣とルパの力技でヌータウロスの首が重力にしたがい、地面に落ちる。黒い血が地面に広がり、他の個体は逃げ出した。
「ふぅ~。ニクス! 肉捕れた~!」
ルパは僕の方を見て手を大きく振っていた。あまりにも、周りを見て無さすぎる。
「ルパ、周りにはまだ怒っている個体がいるから、気を抜いたら駄目だよ!」
「え? うわ、ほんとだ」
ルパの周りを取り囲むように大型のヌータウロスが後ろ脚で地面を掻きながら大きな角を見せつけて突進しようとしている。
『ギュモ~!』
「よっと! 二頭目!」
ルパは跳躍し、頭の位置を上下反転させ、突進してきたヌータウロスの角を左手で持つ。狙いを定め、右手に持っていた短剣で首を切った。
勢いがあったヌータウロスの体は前に進み、頭はルパが持っている。他のヌータウロスも突進を始め、八頭ほどがルパに襲い掛かる。
「こんなに食べられるかな~。でもまあ、残ったらプルスが食べてくれるか」
ルパは二本目の短剣を抜き、両手に持つ。そのまま、舞うようにしてヌータウロスの首をスパスパと切り落としていった。
初めて見た魔物とも互角以上に戦えるなんて、ルパはすごい。まぁ、どの生物も首を切られれば普通死ぬ。ルパは首を切ってしまえば敵をほぼ倒せると知ったので、人以外に恐怖心をあまり抱かなくなった。それでも夜は怖いそう。
僕は助けに入る必要が無いと思い、剣の柄から手を放す。ミートさんは口を開けたままで閉じられない様子だ。
「ミートさん、どうかしましたか? 何か問題でもありましたっけ?」
「い、いや、問題はないけど……。え、ええ……。ヌータウロスはCランクの魔物でしょ。なのになんな簡単にスパスパって首が切れるなんていったいどうなっているの」
「あれはルパの筋力で捩じ切っているような状態です。ルパは獣族で力が強く、剣の扱いが巧みで、敵の一番弱い所が狙えるんです」
「えぇ……。何その特殊能力みたいな力……」
「敵が嫌がっている部分が肌感や匂いでわかるみたいですね。でも、ヌータウロスは初めて戦う魔物なのに、ルパはすごくよく動けています」
「いや……、ルパちゃんの動きは凄く動けているの範疇を越えてるでしょ。私、獣族の冒険者を数名見て来たけど、あんなに動き回れてないよ。ルパちゃんは元からあんなに強かったの?」
「そうですね。もとから強かったですよ。僕も殺されかけましたし、動きの切れが良くて戦いの才能があるみたいです。僕には無いですけど、ルパは半年くらい鍛錬してあそこまで強くなりました。まぁ、人が相手だと萎縮しちゃって本来の力が出せないんですけど、魔物とかが相手なら、ああやって自由に動けるようになったんです」
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