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新年になり、心が入れ替わる。暖かくなったら、旅に行こう。
将来したいこと
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「じゃあルパ、ちょっと熱いけど我慢してよ」
「うん……。苦しいより熱い方がいいから我慢する」
ルパはお腹を見せてきた。僕は手に炎を纏わせてルパのお腹に当てる。お腹の胃腸の中にいる悪い物質を燃やす。
「あ、あつぃぃ……。はぁ、はぁ……。でも、なんか、ジンジンするぅ……」
ルパは内股を擦り、モジモジし始める。熱いのにお腹を摩られて気持ちがいいのだろうか。僕は数秒間ルパのお腹に手を当てて内臓を温めた。
「よし。これでお腹は痛くなくなったでしょ」
「ほんとだ……。痛くなくなった……」
僕はルパに水を飲ませ、脱水症状になるのを防ぐ。水分が減ると体の機能が落ちるらしい。
僕も詳しいことはわからないが、体の七割が水で出来ているそうなので、水が必要なんだとか。
ルパはお腹が痛くなくなったのが嬉しいのか、飛び跳ねて喜んでいた。
気持ち悪いのがなくなったら誰だって飛び跳ねて喜びたくなるか。
嘔吐と下痢を繰り返していたルパが回復してから、残りの道を走り、始めに出発した街から二○○キロメートル地点の街に到着した。
まだ半分も来ていないが、今日の移動は楽しかった。まぁ、ルパにとっては辛い一日だったかもしれないが、まだ夜食を得ていないのでルパに何を食べたいか聞いてみよう。
「ルパ、夕食は何が食べたい?」
「肉!」
「…………」
ルパは何の躊躇もなく肉を選んだ。先ほどあれだけ苦しがっていたのに、肉が食べたいなんてよく言えるなぁと思いながらもウキウキワクワクしているルパのお願いを断れず、僕はまたしても焼肉屋へと脚を運ぶ。
僕達は焼肉を食べたあと宿で休み、明日の移動に備える。眠る際、ルパがお腹を出して眠っていたので、シーツを掛けてお腹を冷やさないようにした。
僕とルパは朝七時に起きて、宿を早めに出る。隣の部屋がうるさくて仕方がなかったのだ。宿を出たあと、レイト領に向って走りだす。今日もまた走って移動だ。ルパも走っていた方が楽しいと言っていたので、このまま走って行けばいい。
このような日々が四日続き、四〇〇キロメートル地点の街に到着した。
あと二日くらいでレイト領の港街に付きそうだ。今までに使った金額は金貨八〇枚くらいだ。プルスの炎の翼で移動すればほんの一〇分程度なのに、既に一〇日が過ぎようとしている。
お金と時間を使って僕はルパとの思い出を作っていのだ。その為、お金をいくら払っても構わないという気持ちになっており、所持金の全てを使ってもいいと思っている。なんせ、ルパといられる時間がどれだけ残っているのかわからない。神獣を従えた敵が僕を殺しに来るかもしれない。そのまま理不尽に殺されるかもしれない。そうなったら、ルパの仲間がいなくなってしまう。それだけは何としてでも避けなければ。
「うぅん、ムニャムニャ……。」
「のんきに寝てるよ……。それだけ警戒されていないってことか。心を許してくれているんだな」
ルパは僕の腕の中で眠る。健やかな夢を見てくれていると嬉しい。辛い夢なんて見ず、夢の中くらい、幸せな夢であってほしい。
「えへへ……。ニクスぅ……。お腹擽ったいい……」
ルパの笑顔を守れる者はどこかにいないだろうか。僕以外の者がいれば……。
僕とルパは次の日も走っていた。すると、前方の荒野の方から何やら不穏な空気が漂っていた。荒野には多くの騎士達並び、睨み合っている。どうやら抗争中のようだ。
まさか、移動中に抗争に出くわすとは思わなかった。どことどこの戦いなのかもわからない。でも、戦いは常日頃から行われている。まぁ、大体は権力争いとか、領土の奪い合いという醜い争いだ。
「ルパは、このまま進むのは危ないから、道を少しそれるよ」
「わかった」
僕とルパは押し固められている道を出て、荒野を走る。ルパは騎士達の方を見て何やら不安そうな表情をしていた。
「ルパ、どうしたの?」
「あの人達……、人同士で戦っていて何しているんだろうって思った。争い合わないといけないくらい人が多いのかな……」
「どうしてだろうね。僕もわからないよ。戦わない方がいいのは誰でもわかっているはずなのに、皆囚われているかのように戦うんだ。もっと自由な一生を生きればいいのに……」
「ニクスは自由過ぎるんじゃないの。無職だし」
「う……。僕は無職じゃないよ。お金をちゃんと稼いでいるからね。どっちかというと、ルパが無職だよ。あと二年で仕事先が決まるといいけど」
「わ、私はもう、仕事決めてる」
「え……。ルパ、仕事決めてるの……。いつの間に……」
「まぁ、まだ出来るって決まったわけじゃないけど、いっぱい努力すれば叶えられる」
「えぇ……ルパの付きたい職業ってなに? 教えて教えて」
「いや、教えない。まだまだ力不足だから、いっぱい鍛錬して強くなるの」
ルパはそっぽを向いて、僕に話してくれなかった。何か言えない仕事でもしようとしているのか。いったいどんな職業を……。まさか、あんなことやそんなことをする卑猥な店に……。いやいや、ルパがそんな職業に就くわけない。
僕は出会ってまだ半年しか経っていないルパの将来について真剣に考えていたため、やりたい仕事が決まっているという話は衝撃だった。
僕が口を挟める問題ではなく、少なくともルパに決める権利があるので、ルパがどんな職業に付こうとも僕は応援して送り出そう。
僕とルパは抗争をよけながら、九カ所目の街に到着した。近くが港街だからか、とんでもなく栄えていた。
他の街より格段に大きな建物が多く、多くの人でにぎわっていた。この場所はルークス王国の端の方であるにも拘わらず、これだけ栄えているとルークス王国がどれだけ大きな国かわかる。まぁ、港がもう少し先にあるから、比較的物資を運びやすかったのかもしれない。
僕とルパはすぐ近くで抗争が起っているとも汁知らずに楽しそうに性格している人達を見て、少々安心した。殺伐とした空気かと思っていたが、どうやらあの抗争は貴族の権力争いによるものだと、周りの人達の話合いで聞こえてきていた。
――なるほど、跡取り問題か。まぁ、大きな権力を持つ貴族の息子たちは大変だよな。逆に僕みたくお金のない貴族の方が自由になれて幸運だったかもしれない。ルパと出会えたのは家を追い出してくれた父さんのおかげだ。感謝するのも変だけど、僕がイキイキ生活していられるのは父さんのおかげだ。感謝しておこう。
僕の実家を継ぐのは長男のガイアス兄さんだ。まぁ、中級騎士になったのなら出世する可能性はあるので、今後に期待しよう。僕はなるべく目立たないように生活していれば文句は言われないはずだ。
「うん……。苦しいより熱い方がいいから我慢する」
ルパはお腹を見せてきた。僕は手に炎を纏わせてルパのお腹に当てる。お腹の胃腸の中にいる悪い物質を燃やす。
「あ、あつぃぃ……。はぁ、はぁ……。でも、なんか、ジンジンするぅ……」
ルパは内股を擦り、モジモジし始める。熱いのにお腹を摩られて気持ちがいいのだろうか。僕は数秒間ルパのお腹に手を当てて内臓を温めた。
「よし。これでお腹は痛くなくなったでしょ」
「ほんとだ……。痛くなくなった……」
僕はルパに水を飲ませ、脱水症状になるのを防ぐ。水分が減ると体の機能が落ちるらしい。
僕も詳しいことはわからないが、体の七割が水で出来ているそうなので、水が必要なんだとか。
ルパはお腹が痛くなくなったのが嬉しいのか、飛び跳ねて喜んでいた。
気持ち悪いのがなくなったら誰だって飛び跳ねて喜びたくなるか。
嘔吐と下痢を繰り返していたルパが回復してから、残りの道を走り、始めに出発した街から二○○キロメートル地点の街に到着した。
まだ半分も来ていないが、今日の移動は楽しかった。まぁ、ルパにとっては辛い一日だったかもしれないが、まだ夜食を得ていないのでルパに何を食べたいか聞いてみよう。
「ルパ、夕食は何が食べたい?」
「肉!」
「…………」
ルパは何の躊躇もなく肉を選んだ。先ほどあれだけ苦しがっていたのに、肉が食べたいなんてよく言えるなぁと思いながらもウキウキワクワクしているルパのお願いを断れず、僕はまたしても焼肉屋へと脚を運ぶ。
僕達は焼肉を食べたあと宿で休み、明日の移動に備える。眠る際、ルパがお腹を出して眠っていたので、シーツを掛けてお腹を冷やさないようにした。
僕とルパは朝七時に起きて、宿を早めに出る。隣の部屋がうるさくて仕方がなかったのだ。宿を出たあと、レイト領に向って走りだす。今日もまた走って移動だ。ルパも走っていた方が楽しいと言っていたので、このまま走って行けばいい。
このような日々が四日続き、四〇〇キロメートル地点の街に到着した。
あと二日くらいでレイト領の港街に付きそうだ。今までに使った金額は金貨八〇枚くらいだ。プルスの炎の翼で移動すればほんの一〇分程度なのに、既に一〇日が過ぎようとしている。
お金と時間を使って僕はルパとの思い出を作っていのだ。その為、お金をいくら払っても構わないという気持ちになっており、所持金の全てを使ってもいいと思っている。なんせ、ルパといられる時間がどれだけ残っているのかわからない。神獣を従えた敵が僕を殺しに来るかもしれない。そのまま理不尽に殺されるかもしれない。そうなったら、ルパの仲間がいなくなってしまう。それだけは何としてでも避けなければ。
「うぅん、ムニャムニャ……。」
「のんきに寝てるよ……。それだけ警戒されていないってことか。心を許してくれているんだな」
ルパは僕の腕の中で眠る。健やかな夢を見てくれていると嬉しい。辛い夢なんて見ず、夢の中くらい、幸せな夢であってほしい。
「えへへ……。ニクスぅ……。お腹擽ったいい……」
ルパの笑顔を守れる者はどこかにいないだろうか。僕以外の者がいれば……。
僕とルパは次の日も走っていた。すると、前方の荒野の方から何やら不穏な空気が漂っていた。荒野には多くの騎士達並び、睨み合っている。どうやら抗争中のようだ。
まさか、移動中に抗争に出くわすとは思わなかった。どことどこの戦いなのかもわからない。でも、戦いは常日頃から行われている。まぁ、大体は権力争いとか、領土の奪い合いという醜い争いだ。
「ルパは、このまま進むのは危ないから、道を少しそれるよ」
「わかった」
僕とルパは押し固められている道を出て、荒野を走る。ルパは騎士達の方を見て何やら不安そうな表情をしていた。
「ルパ、どうしたの?」
「あの人達……、人同士で戦っていて何しているんだろうって思った。争い合わないといけないくらい人が多いのかな……」
「どうしてだろうね。僕もわからないよ。戦わない方がいいのは誰でもわかっているはずなのに、皆囚われているかのように戦うんだ。もっと自由な一生を生きればいいのに……」
「ニクスは自由過ぎるんじゃないの。無職だし」
「う……。僕は無職じゃないよ。お金をちゃんと稼いでいるからね。どっちかというと、ルパが無職だよ。あと二年で仕事先が決まるといいけど」
「わ、私はもう、仕事決めてる」
「え……。ルパ、仕事決めてるの……。いつの間に……」
「まぁ、まだ出来るって決まったわけじゃないけど、いっぱい努力すれば叶えられる」
「えぇ……ルパの付きたい職業ってなに? 教えて教えて」
「いや、教えない。まだまだ力不足だから、いっぱい鍛錬して強くなるの」
ルパはそっぽを向いて、僕に話してくれなかった。何か言えない仕事でもしようとしているのか。いったいどんな職業を……。まさか、あんなことやそんなことをする卑猥な店に……。いやいや、ルパがそんな職業に就くわけない。
僕は出会ってまだ半年しか経っていないルパの将来について真剣に考えていたため、やりたい仕事が決まっているという話は衝撃だった。
僕が口を挟める問題ではなく、少なくともルパに決める権利があるので、ルパがどんな職業に付こうとも僕は応援して送り出そう。
僕とルパは抗争をよけながら、九カ所目の街に到着した。近くが港街だからか、とんでもなく栄えていた。
他の街より格段に大きな建物が多く、多くの人でにぎわっていた。この場所はルークス王国の端の方であるにも拘わらず、これだけ栄えているとルークス王国がどれだけ大きな国かわかる。まぁ、港がもう少し先にあるから、比較的物資を運びやすかったのかもしれない。
僕とルパはすぐ近くで抗争が起っているとも汁知らずに楽しそうに性格している人達を見て、少々安心した。殺伐とした空気かと思っていたが、どうやらあの抗争は貴族の権力争いによるものだと、周りの人達の話合いで聞こえてきていた。
――なるほど、跡取り問題か。まぁ、大きな権力を持つ貴族の息子たちは大変だよな。逆に僕みたくお金のない貴族の方が自由になれて幸運だったかもしれない。ルパと出会えたのは家を追い出してくれた父さんのおかげだ。感謝するのも変だけど、僕がイキイキ生活していられるのは父さんのおかげだ。感謝しておこう。
僕の実家を継ぐのは長男のガイアス兄さんだ。まぁ、中級騎士になったのなら出世する可能性はあるので、今後に期待しよう。僕はなるべく目立たないように生活していれば文句は言われないはずだ。
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