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新年になり、心が入れ替わる。暖かくなったら、旅に行こう。
放れたくない
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「ハプ……、ハムハム……。ハプハプ……」
「ルパ、くすぐったいよ。わざとやってるでしょ。いつもはガブって来るのに今日はすごく擽ったい甘噛みだね」
「ちょっとした、気持……。助けてもらったから……」
「ルパを助けるなんて当たり前だよ。ルパに何かあったら僕が守ってあげる。でも、ずっと守ってはあげられない。ルパはいつか、僕のもとを離れないといけないんだ」
「え……。な、なんで……。私、ニクスと一緒にいちゃいけないの……」
ルパは不意を突かれたように、茫然としている。
「今日、見たでしょ。あの白髪の男。あんな人がもしかしたらあと一〇人いるかもしれない。一人は知り合いだから、大丈夫だと思うけど、どうなるか分からない。僕は元から死にかけだったからいいけど、ルパにそんな危険な戦いに巻き込みたくない」
「そ、そんな……。私があの男に怖がったからいけないの……。漏らしちゃったからだめなの。弱いからだめなの……」
「違うよ。僕もルパと一緒にいたいけど危険な目に合わせる訳にはいかないんだ」
「うぅ……。ガブ……」
「いっつ……。ルパ、そんなに噛んだって意味ないよ。ルパには幸せな一生を送ってもらいたい。だから、こんな戦いに巻き込むわけにはいかない。わかってほしい。今すぐってわけじゃない、ルパが強くなってからでもいいんだ」
ルパは噛みつきながら首を横に振る。肉が食いちぎられそうになり、かなり痛い。血が滴り、透明に赤い波紋が生まれる。僕は少し強めにルパを抱きしめた。少しでも温もりを感じたくて。腕の痛みよりも誰かのいる温もりの方が強いお陰で、噛まれていても苦じゃなかった。
赤い血以外に透明な雫がお風呂の水面に落ちる。ぽたぽたと一定の間隔で落ち続けていた。ルパは僕の腕を放し、呟く。
「強くなる……。私も……ニクスくらい強くなる……。だから……だから……」
「ルパ……」
「離れろ、なんて……言わないで……。私にはニクスしか……いないの……」
ルパは足を抱え込みながら丸まってしまった。
「ルパ。僕以外にも優しい人は沢山いるから、安心して。なんなら、僕の実家に頼んで保護してもらうって言う手もある。そ、それか。僕が大量にお金を稼いで全部ルパにあげるから、そのお金で働かないで楽に暮らすとか……。獣族たちの多い国に行くとか」
「他の人じゃいや……お金も要らない……獣族の群れに入っても、一人ボッチなのは変わらない……」
「そんなこと言ったって……。僕はルパが傷ついているところなんて見たくないだ。傷が付いたら痛いんだよ。死んだらもう、生き返らない。ルパは普通に生きている。プルスみたく生き返れなんだ」
「ニクス。私は……死んでもいい。元から死ぬ覚悟はできてた……。ニクスと会った当初だって死ぬ気満々だった……。ただ、今は死にたくない。でもニクスのいない所で死ぬより、ニクスがいる所で死にたい。生き物はいつか死ぬ。死に場所は自分で決める」
「ルパ……。でも、すごい若くして死んじゃうかもしれないんだよ。今なら、八○歳くらいまで生きれるのに、二○歳までも生きれないかもしれない。それでもいいの……」
「うん……。ぜんぜん良い。一人ボッチで長い間生きたくない。でも、時には離れたい時が来るかもしれない。ただ、ニクスと離れる気はない」
「もう、離れたいとか離れたくないとか……言っていることがめちゃくちゃだよ」
「つ、つまり。ニクスが決めるんじゃなくて、私が離れるか離れないか決めるの!」
「そう言うことか……。じゃあ、ルパが決めた選択を僕はしかと受け止めるよ」
僕はルパを近寄せて抱きしめる……。この温もりがあるのは生きているおかげなのだ。心臓が止まったらこの温もりは味わえない。ルパは殺させない。絶対に……。
「ニクス……。苦しい……」
「ご、ごめん。少し力を入れ過ぎた……。えっと体を洗おうか」
「うん……。今日は私が先に洗ってあげる」
ルパは僕の体を石鹸の泡を使って洗ってくれた。石鹸を使うのは久々なので、すごくいい匂いがする。
僕もルパの体を洗い、髪からも石鹸の匂いがしてとても安心する。プルスをお湯から出し、羽や翼、脚、頭などを洗っていく。
「ぴよ~。きみちぃえ~。主の手が丁度良い所に入って最高ですぅ~」
「そう、ならよかった。プルスは綺麗だと思うけど一応、洗っておかないとね」
プルスの体を綺麗に洗い終わった僕はお湯を使い、泡を落とす。プルスの羽がくっ付き、小さくなって別の生き物のようになった。だが、プルスは火を噴くと全身の水分が飛び、モコモコに戻る。僕とルパも同じように炎で水分を飛ばしてもらった。乾いた布を使うより楽でとても助かっている。
僕とルパは下着と内着を着た。脱衣所に使い捨ての櫛が置いてあり、丁度良いのでルパのブラッシングに使わせてもらおうと思い手に取る。
「ルパ、ブラッシングする?」
「する! するする! 絶対する!」
ルパは今まで以上に興奮し、僕のもとに近寄ってきた。ふと我に返ったのか、プイっとお尻を向け、ベッドに座る。ブラッシングという言葉だけで嬉しさが爆発してしまったらしく、自分の思っていた行動と別の行動をとってしまったらしい。
僕はルパが座っているベッドに向かい、彼女の背後に座る。首元までにしかないルパの髪を毛先からゆっくりと解していく。少々癖っ毛なので、解しにくいが時間を懸ければ可能だ。
「シュッツ、シュッツ、シュッツ……」
「んっ……。はぅ……。いぃ……」
ルパはブラッシングが好きらしく、してあげると上機嫌になるのだ。綺麗に仕上がると性格が女の子っぽくないルパも鏡を見ながら耳をピコピコさせるくらいには乙女っぽくなる。
髪が終わると、続いて尻尾へ向かった。尻尾は既にフサフサだが、所どころ毛が絡まっている部分があるので、解していく。毛先から少しずつというのを意識して……。
「シュッツ……、シュッツ……、シュッツ……」
「んんっ……、はぁうう……、んぁ……」
「ちょ、ルパ。変な声出さないでよ。やりにくいんだけど」
「だ、だってぇ……。勝手に出ちゃうんだもん……。私だって出したくないけど……、ブラッシングはされたいから……。ニクスが我慢して!」
「僕はいったい何を我慢すればいいって言うんだよ」
僕はルパのブラッシングを終え、プルスもチョコチョコっとブラッシングすると凄い喜んだ。
毛を整えてもらうのが気持ちいのだろうか。僕は自分の髪を自分で解いてみるも、特に何も感じない……。良くわかないなという感想しかなく、革袋の中に櫛を入れておく。使い捨てと書いてあるのだから、もって行ってもいいはずだ。うん、またしても僕の貧乏性が出てしまった……。まぁ、犯罪じゃないからいいか。
「ルパ、くすぐったいよ。わざとやってるでしょ。いつもはガブって来るのに今日はすごく擽ったい甘噛みだね」
「ちょっとした、気持……。助けてもらったから……」
「ルパを助けるなんて当たり前だよ。ルパに何かあったら僕が守ってあげる。でも、ずっと守ってはあげられない。ルパはいつか、僕のもとを離れないといけないんだ」
「え……。な、なんで……。私、ニクスと一緒にいちゃいけないの……」
ルパは不意を突かれたように、茫然としている。
「今日、見たでしょ。あの白髪の男。あんな人がもしかしたらあと一〇人いるかもしれない。一人は知り合いだから、大丈夫だと思うけど、どうなるか分からない。僕は元から死にかけだったからいいけど、ルパにそんな危険な戦いに巻き込みたくない」
「そ、そんな……。私があの男に怖がったからいけないの……。漏らしちゃったからだめなの。弱いからだめなの……」
「違うよ。僕もルパと一緒にいたいけど危険な目に合わせる訳にはいかないんだ」
「うぅ……。ガブ……」
「いっつ……。ルパ、そんなに噛んだって意味ないよ。ルパには幸せな一生を送ってもらいたい。だから、こんな戦いに巻き込むわけにはいかない。わかってほしい。今すぐってわけじゃない、ルパが強くなってからでもいいんだ」
ルパは噛みつきながら首を横に振る。肉が食いちぎられそうになり、かなり痛い。血が滴り、透明に赤い波紋が生まれる。僕は少し強めにルパを抱きしめた。少しでも温もりを感じたくて。腕の痛みよりも誰かのいる温もりの方が強いお陰で、噛まれていても苦じゃなかった。
赤い血以外に透明な雫がお風呂の水面に落ちる。ぽたぽたと一定の間隔で落ち続けていた。ルパは僕の腕を放し、呟く。
「強くなる……。私も……ニクスくらい強くなる……。だから……だから……」
「ルパ……」
「離れろ、なんて……言わないで……。私にはニクスしか……いないの……」
ルパは足を抱え込みながら丸まってしまった。
「ルパ。僕以外にも優しい人は沢山いるから、安心して。なんなら、僕の実家に頼んで保護してもらうって言う手もある。そ、それか。僕が大量にお金を稼いで全部ルパにあげるから、そのお金で働かないで楽に暮らすとか……。獣族たちの多い国に行くとか」
「他の人じゃいや……お金も要らない……獣族の群れに入っても、一人ボッチなのは変わらない……」
「そんなこと言ったって……。僕はルパが傷ついているところなんて見たくないだ。傷が付いたら痛いんだよ。死んだらもう、生き返らない。ルパは普通に生きている。プルスみたく生き返れなんだ」
「ニクス。私は……死んでもいい。元から死ぬ覚悟はできてた……。ニクスと会った当初だって死ぬ気満々だった……。ただ、今は死にたくない。でもニクスのいない所で死ぬより、ニクスがいる所で死にたい。生き物はいつか死ぬ。死に場所は自分で決める」
「ルパ……。でも、すごい若くして死んじゃうかもしれないんだよ。今なら、八○歳くらいまで生きれるのに、二○歳までも生きれないかもしれない。それでもいいの……」
「うん……。ぜんぜん良い。一人ボッチで長い間生きたくない。でも、時には離れたい時が来るかもしれない。ただ、ニクスと離れる気はない」
「もう、離れたいとか離れたくないとか……言っていることがめちゃくちゃだよ」
「つ、つまり。ニクスが決めるんじゃなくて、私が離れるか離れないか決めるの!」
「そう言うことか……。じゃあ、ルパが決めた選択を僕はしかと受け止めるよ」
僕はルパを近寄せて抱きしめる……。この温もりがあるのは生きているおかげなのだ。心臓が止まったらこの温もりは味わえない。ルパは殺させない。絶対に……。
「ニクス……。苦しい……」
「ご、ごめん。少し力を入れ過ぎた……。えっと体を洗おうか」
「うん……。今日は私が先に洗ってあげる」
ルパは僕の体を石鹸の泡を使って洗ってくれた。石鹸を使うのは久々なので、すごくいい匂いがする。
僕もルパの体を洗い、髪からも石鹸の匂いがしてとても安心する。プルスをお湯から出し、羽や翼、脚、頭などを洗っていく。
「ぴよ~。きみちぃえ~。主の手が丁度良い所に入って最高ですぅ~」
「そう、ならよかった。プルスは綺麗だと思うけど一応、洗っておかないとね」
プルスの体を綺麗に洗い終わった僕はお湯を使い、泡を落とす。プルスの羽がくっ付き、小さくなって別の生き物のようになった。だが、プルスは火を噴くと全身の水分が飛び、モコモコに戻る。僕とルパも同じように炎で水分を飛ばしてもらった。乾いた布を使うより楽でとても助かっている。
僕とルパは下着と内着を着た。脱衣所に使い捨ての櫛が置いてあり、丁度良いのでルパのブラッシングに使わせてもらおうと思い手に取る。
「ルパ、ブラッシングする?」
「する! するする! 絶対する!」
ルパは今まで以上に興奮し、僕のもとに近寄ってきた。ふと我に返ったのか、プイっとお尻を向け、ベッドに座る。ブラッシングという言葉だけで嬉しさが爆発してしまったらしく、自分の思っていた行動と別の行動をとってしまったらしい。
僕はルパが座っているベッドに向かい、彼女の背後に座る。首元までにしかないルパの髪を毛先からゆっくりと解していく。少々癖っ毛なので、解しにくいが時間を懸ければ可能だ。
「シュッツ、シュッツ、シュッツ……」
「んっ……。はぅ……。いぃ……」
ルパはブラッシングが好きらしく、してあげると上機嫌になるのだ。綺麗に仕上がると性格が女の子っぽくないルパも鏡を見ながら耳をピコピコさせるくらいには乙女っぽくなる。
髪が終わると、続いて尻尾へ向かった。尻尾は既にフサフサだが、所どころ毛が絡まっている部分があるので、解していく。毛先から少しずつというのを意識して……。
「シュッツ……、シュッツ……、シュッツ……」
「んんっ……、はぁうう……、んぁ……」
「ちょ、ルパ。変な声出さないでよ。やりにくいんだけど」
「だ、だってぇ……。勝手に出ちゃうんだもん……。私だって出したくないけど……、ブラッシングはされたいから……。ニクスが我慢して!」
「僕はいったい何を我慢すればいいって言うんだよ」
僕はルパのブラッシングを終え、プルスもチョコチョコっとブラッシングすると凄い喜んだ。
毛を整えてもらうのが気持ちいのだろうか。僕は自分の髪を自分で解いてみるも、特に何も感じない……。良くわかないなという感想しかなく、革袋の中に櫛を入れておく。使い捨てと書いてあるのだから、もって行ってもいいはずだ。うん、またしても僕の貧乏性が出てしまった……。まぁ、犯罪じゃないからいいか。
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