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貧乏貴族の臆病者
街の一等地
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行き交う人に比べて僕の身に付けている装飾品なんて母さんの持っていたプラチナのペンダントのみ。
僕の格好はこの場にいる人達からしたら見ずぼらしすぎる。
「でも、全然恥ずかしくないんだよな~。だってもう貴族じゃないし~。何なら、仕事無しのお金無し、力無し……家無し…………。あぁ、自分で言ってて暗くなってきた。冒険者か騎士に話しかけて船場への道を教えてもらおう」
僕は堂々と一等地を歩く。下を向いていたらそれこそ周りから目を引いてしまう。
お金持ちの人は誰も僕みたいな貧乏人を見たりしない。見ようともしない。なら、堂々と歩けばいいじゃないか。
「あ……、ちょうどいいところに騎士団の建物が見えた。あそこの騎士団で道を聞こう」
僕は街を守っている騎士団に向った。
――僕の通っていた騎士養成学校の卒業生もいるだろうけど、誰も僕のことなんて覚えてないはずだから、行っても変な目で見られないよね。
僕は騎士たちのいるレンガで造られた建物に入った。
「すみません。ちょっと道をおたずねしたいんですけど。いいですか?」
「へ~い、って、黒髪か珍しい。ん……。あ! えっと確か、ニクス・ガリーナ! 騎士養成学校の卒業式以来じゃねえか。めっちゃ久しぶりじゃん。何でこんな所にいるんだ?」
僕の目の前に現れた金髪の爽やかそうな好青年は、どうやら僕を知っているらしい。でも、ごめん。僕は君を知らないんだ。
「船場までの道を聞きたくて……」
「船場? それなら、この大通りをまっすぐ行けば、大きな港があるぞ」
「あ、そうなんですか。教えてくれてありがとうございます。それじゃ」
僕は家族以外の人と話すのが久しぶりだったので、少し喋っただけで疲れてしまった。もう既にその場を立ち去りたくて仕方がない。
「ちょっと待てよ。久しぶりに会ったんだからさ、今、何してるか教えろよ。俺は見ての通り、フランツの街で騎士をやってるよ。結婚もして一歳の娘が一人いる。ニクスは?」
「え……、えっと……」
――どうしよう。その質問、今の僕にされると一番困るやつだ。正直に『あ~一年仕事せずに家に引きこもって石を磨いてたよ~』なんて言ったら、何を思われるか。
腰に掛けられている剣で『仕事しない人は死罪!』と言って切り殺されるかも。
ここはなんとか誤魔化さないと。
「あ~。今から未開拓の土地を調査しに行くんです……」
「はぇ~。そりゃつまり、冒険者っつーことか! やるな~。騎士養成学校から冒険者になるやつは滅多にいないのによ」
ーーし、信じた。
「学校のみんなも俺と同じように騎士になってお役所仕事がお決まりだと思ってたぜ。ま、お貴族様は戦場に行かないと家が危ないから大変だろうけどな。だが、冒険者とは驚いたぜ。冒険者の仕事、頑張れや」
「あ、は、はい……」
僕はぎこちない笑顔と返事を名前すら知らない青年に返した。
そのまま足早に騎士団を出る。そうしないと自分の不甲斐なさに潰されそうだった。
仕事したくない歴一◯数年。子供のころからずっと仕事したくなかった。でも、いざ仕事をしている同期を見ると自分が何で仕事をしていないのか疑問に思う。
「ま、他人は他人、僕は僕。自分の好きなように生きた方が絶対に楽しいはずだよ。仕事なんてしなくても生きていけるはずだ。僕の計画は完璧のはず。大丈夫、きっとうまくいくさ」
僕は計画を書いた紙をショルダーバッグから出す。
一、 船で未開拓の土地に向う。
二、 動物達を購入。
三、 動物小屋、住居建設。
四、 動物たちを育てながら、農園を作製。
五、 動物たちと野菜で自給自足。
「うん! 完璧だね!」
あまりにも楽観的な考え方をしていた僕は自分一人で生きて行くくらい楽勝だと思っていた。
まさか全部燃えるとも知らずにこの先も能天気に生きていたんだから……。
「さてと、この先を真っすぐに行けば船場につくのか。早く未開拓の土地の様子を見て計画を実行しないと」
僕は高級な店の並ぶ一等地をすたすたと歩く。右横を見れば、高価な武器屋。宝石などが多量に付けられた装飾品の武器を売っている。
――おもに貴族が見栄の為に買う商品だな。僕は買ってもらった覚えはもちろんない。
左を見れば装飾された魔法の杖が売っている。僕は魔法が得意ではないが『ファイア』程度ならできる。
でも、杖なんて持っても全く意味がない。持つ人は魔法使いか、魔力の多い騎士が遠距離攻撃をする時の威力補強のために持つくらいだ。
「ここら辺は騎士や冒険者用の店が多いんだな。初めて知ったよ。それも、貴族くらいしか買えないくらい高い品ばかり。ま、お金の無い僕の家じゃ来る予定もなかったか」
僕は武器屋の多い通りを抜ける。すると、今度は僕の好きな宝石のお店が並んでいた。
「うわぁ……。す、凄い……。こんなに綺麗に光るんだ」
僕はガラスに囲まれた輝く宝石を眺めていた。商品名は『スマラグ』エメラルドグリーンに光り輝く、長方形型の宝石だ。値段は金貨一◯◯◯枚。
「金貨一◯◯◯枚!! ま、まぁ……買うわけじゃないし。見るだけならいいか」
僕の額から冷や汗が止まらない。確かに凄く綺麗だけど、金貨一◯◯◯枚も出して買う価値があるのかは僕には分らない。
僕は自分で磨いた石をショルダーバッグから取り出して見る。
「僕の磨いた石も、別に見かけは悪くないよな。何なら『スマラグ』にも負けないかも……。でも、全部川で拾った半透明の石だし、何の価値もないのは分かってるさ」
僕はショルダーバッグに石の詰まった小瓶をしまう。
「じぃ~~~~」
「ん? あの子、何してるんだろ」
僕の見ていたガラス窓とは違うお店の商品を見ている、みすぼらしい姿の少女がいた。
僕は少女の後ろを通るふりをして何を凝視しているのか拝見する。
――えっと、視線からして『ルベウス』か……。確かに綺麗な宝石だよね。
『ルベウス』は真っ赤に輝く宝石で円形が主流だ。
少女の見ていた『ルベウス』はブローチにされて売られていた。
値段は金貨五◯◯枚。大きさが先ほどの『スマラグ』より小さいためこの値段なのだろう。
――きっとこの子も、僕と同じで買いたくても買えない境遇にあるんだろうな。どうしよう、何でその宝石を見ているのか聞いてもいいかな。
僕は気になると聞いてしまう人間だ。聞かなくてもいいことを口走ってしまうことが多々ある。
喋るのが苦手なくせに、自分から話しかけたいと思った時には普通に話せるのだから、よく分からない性格をしていると自分でも思う。
「ねぇ、君はどうして宝石を見ているの?」
「え……。あ、あぁ。えっと、こんなのを付けたら、私でも可愛くなれるかなって思って」
その少女の髪は赤色で『ルベウス』の赤色と同調し、とても似合うと確かに思った。
「でも、こんなに高い物、買えるわけないので、見ているだけなんです」
「そうなんだ。君はどうしてここに? お金持ちの子じゃないよね」
「えっと、私の住んでいる家はここを通ると近道なんです。だから、お仕事の帰りにいつもここによって見て帰るんですよ。私もいつか、こんな宝石つけたいなって……」
「子供なのに仕事しているんだ……、偉いね」
僕は自分よりも身長が半分しかない少女に仕事をしていると言われ、心が抉られる。
「私が仕事しないと、家族が食べていけませんから」
――なんてしっかりした子なんだ。凄い報われてほしい。あ、そうだ。
「あの、もしよかったら。好きな石、持っていかない?」
「え? どういう意味ですか」
少女は目を丸くして僕の方を見ている。僕はショルダーバッグから、小瓶を取り出し、少女に見せた。
僕の格好はこの場にいる人達からしたら見ずぼらしすぎる。
「でも、全然恥ずかしくないんだよな~。だってもう貴族じゃないし~。何なら、仕事無しのお金無し、力無し……家無し…………。あぁ、自分で言ってて暗くなってきた。冒険者か騎士に話しかけて船場への道を教えてもらおう」
僕は堂々と一等地を歩く。下を向いていたらそれこそ周りから目を引いてしまう。
お金持ちの人は誰も僕みたいな貧乏人を見たりしない。見ようともしない。なら、堂々と歩けばいいじゃないか。
「あ……、ちょうどいいところに騎士団の建物が見えた。あそこの騎士団で道を聞こう」
僕は街を守っている騎士団に向った。
――僕の通っていた騎士養成学校の卒業生もいるだろうけど、誰も僕のことなんて覚えてないはずだから、行っても変な目で見られないよね。
僕は騎士たちのいるレンガで造られた建物に入った。
「すみません。ちょっと道をおたずねしたいんですけど。いいですか?」
「へ~い、って、黒髪か珍しい。ん……。あ! えっと確か、ニクス・ガリーナ! 騎士養成学校の卒業式以来じゃねえか。めっちゃ久しぶりじゃん。何でこんな所にいるんだ?」
僕の目の前に現れた金髪の爽やかそうな好青年は、どうやら僕を知っているらしい。でも、ごめん。僕は君を知らないんだ。
「船場までの道を聞きたくて……」
「船場? それなら、この大通りをまっすぐ行けば、大きな港があるぞ」
「あ、そうなんですか。教えてくれてありがとうございます。それじゃ」
僕は家族以外の人と話すのが久しぶりだったので、少し喋っただけで疲れてしまった。もう既にその場を立ち去りたくて仕方がない。
「ちょっと待てよ。久しぶりに会ったんだからさ、今、何してるか教えろよ。俺は見ての通り、フランツの街で騎士をやってるよ。結婚もして一歳の娘が一人いる。ニクスは?」
「え……、えっと……」
――どうしよう。その質問、今の僕にされると一番困るやつだ。正直に『あ~一年仕事せずに家に引きこもって石を磨いてたよ~』なんて言ったら、何を思われるか。
腰に掛けられている剣で『仕事しない人は死罪!』と言って切り殺されるかも。
ここはなんとか誤魔化さないと。
「あ~。今から未開拓の土地を調査しに行くんです……」
「はぇ~。そりゃつまり、冒険者っつーことか! やるな~。騎士養成学校から冒険者になるやつは滅多にいないのによ」
ーーし、信じた。
「学校のみんなも俺と同じように騎士になってお役所仕事がお決まりだと思ってたぜ。ま、お貴族様は戦場に行かないと家が危ないから大変だろうけどな。だが、冒険者とは驚いたぜ。冒険者の仕事、頑張れや」
「あ、は、はい……」
僕はぎこちない笑顔と返事を名前すら知らない青年に返した。
そのまま足早に騎士団を出る。そうしないと自分の不甲斐なさに潰されそうだった。
仕事したくない歴一◯数年。子供のころからずっと仕事したくなかった。でも、いざ仕事をしている同期を見ると自分が何で仕事をしていないのか疑問に思う。
「ま、他人は他人、僕は僕。自分の好きなように生きた方が絶対に楽しいはずだよ。仕事なんてしなくても生きていけるはずだ。僕の計画は完璧のはず。大丈夫、きっとうまくいくさ」
僕は計画を書いた紙をショルダーバッグから出す。
一、 船で未開拓の土地に向う。
二、 動物達を購入。
三、 動物小屋、住居建設。
四、 動物たちを育てながら、農園を作製。
五、 動物たちと野菜で自給自足。
「うん! 完璧だね!」
あまりにも楽観的な考え方をしていた僕は自分一人で生きて行くくらい楽勝だと思っていた。
まさか全部燃えるとも知らずにこの先も能天気に生きていたんだから……。
「さてと、この先を真っすぐに行けば船場につくのか。早く未開拓の土地の様子を見て計画を実行しないと」
僕は高級な店の並ぶ一等地をすたすたと歩く。右横を見れば、高価な武器屋。宝石などが多量に付けられた装飾品の武器を売っている。
――おもに貴族が見栄の為に買う商品だな。僕は買ってもらった覚えはもちろんない。
左を見れば装飾された魔法の杖が売っている。僕は魔法が得意ではないが『ファイア』程度ならできる。
でも、杖なんて持っても全く意味がない。持つ人は魔法使いか、魔力の多い騎士が遠距離攻撃をする時の威力補強のために持つくらいだ。
「ここら辺は騎士や冒険者用の店が多いんだな。初めて知ったよ。それも、貴族くらいしか買えないくらい高い品ばかり。ま、お金の無い僕の家じゃ来る予定もなかったか」
僕は武器屋の多い通りを抜ける。すると、今度は僕の好きな宝石のお店が並んでいた。
「うわぁ……。す、凄い……。こんなに綺麗に光るんだ」
僕はガラスに囲まれた輝く宝石を眺めていた。商品名は『スマラグ』エメラルドグリーンに光り輝く、長方形型の宝石だ。値段は金貨一◯◯◯枚。
「金貨一◯◯◯枚!! ま、まぁ……買うわけじゃないし。見るだけならいいか」
僕の額から冷や汗が止まらない。確かに凄く綺麗だけど、金貨一◯◯◯枚も出して買う価値があるのかは僕には分らない。
僕は自分で磨いた石をショルダーバッグから取り出して見る。
「僕の磨いた石も、別に見かけは悪くないよな。何なら『スマラグ』にも負けないかも……。でも、全部川で拾った半透明の石だし、何の価値もないのは分かってるさ」
僕はショルダーバッグに石の詰まった小瓶をしまう。
「じぃ~~~~」
「ん? あの子、何してるんだろ」
僕の見ていたガラス窓とは違うお店の商品を見ている、みすぼらしい姿の少女がいた。
僕は少女の後ろを通るふりをして何を凝視しているのか拝見する。
――えっと、視線からして『ルベウス』か……。確かに綺麗な宝石だよね。
『ルベウス』は真っ赤に輝く宝石で円形が主流だ。
少女の見ていた『ルベウス』はブローチにされて売られていた。
値段は金貨五◯◯枚。大きさが先ほどの『スマラグ』より小さいためこの値段なのだろう。
――きっとこの子も、僕と同じで買いたくても買えない境遇にあるんだろうな。どうしよう、何でその宝石を見ているのか聞いてもいいかな。
僕は気になると聞いてしまう人間だ。聞かなくてもいいことを口走ってしまうことが多々ある。
喋るのが苦手なくせに、自分から話しかけたいと思った時には普通に話せるのだから、よく分からない性格をしていると自分でも思う。
「ねぇ、君はどうして宝石を見ているの?」
「え……。あ、あぁ。えっと、こんなのを付けたら、私でも可愛くなれるかなって思って」
その少女の髪は赤色で『ルベウス』の赤色と同調し、とても似合うと確かに思った。
「でも、こんなに高い物、買えるわけないので、見ているだけなんです」
「そうなんだ。君はどうしてここに? お金持ちの子じゃないよね」
「えっと、私の住んでいる家はここを通ると近道なんです。だから、お仕事の帰りにいつもここによって見て帰るんですよ。私もいつか、こんな宝石つけたいなって……」
「子供なのに仕事しているんだ……、偉いね」
僕は自分よりも身長が半分しかない少女に仕事をしていると言われ、心が抉られる。
「私が仕事しないと、家族が食べていけませんから」
――なんてしっかりした子なんだ。凄い報われてほしい。あ、そうだ。
「あの、もしよかったら。好きな石、持っていかない?」
「え? どういう意味ですか」
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