45 / 47
スナゴと就任式の後の宴
しおりを挟む
式の後は宴だった。
ナリエそっくりの狗族の事があっても、楽しみたくなるほど、豪華な宴だった。
これがアシュレイの知っている宴なのかと思うと、なるほど、辺境の宴はちっとも似ている所がないなあ、とスナゴは思ってしまった。
まるで故郷にいた頃に見た資料のように、宴は賑やかで華やかだ。
そしてスナゴは、しつこいほどいい寄って来る雄狗族たちから逃れるため、アシュレイの脇に座っていた。
「アシュレイ様、その者は」
「一番大変だった時に、そばで支えてくれた人だ。無礼な真似は許さない」
早くこの異世界族に唾をつけたい、とでも思っているのが丸わかりな雄狗族が、アシュレイの言葉に、苦々しい顔になった後、にこやかな笑顔を顔に張り付けて言う。
「アシュレイ様のもとに来たがっている娘たちも多いのです、そちらのお客人はこちらでもてなしますので……」
「じゃあおれもそっち行くぜ」
言いながら立ち上がったのはトリトンだ。
彼は何の問題もなさそうな顔で、雄狗族を見て、首をかしげる。
中身が年上だとわかっていても、トリトンはまだ扱いやすそうな子供の狗族に見えた。
雄狗族もそう思ったに違いない。
御しやすそうだ、と。
そのため、適当に言いくるめればいいとでも思ったのだろう。
笑顔のまま言う。
「では、そちらの死の巫子長様もこちらへ」
「おう、行こうぜスナゴ」
トリトン先輩がいるなら、よほどの事があっても大丈夫である。
いざとなったら、股間に一撃を食らわせるか、先ほど
「いざとなったらこれを相手の顔面にぶちまけるのです」
とリージアおばあさんに言われて渡された、激臭のする粉を使うのだ。
それを使わない方が平和だが、自分の身の危険の場合には、遠慮なく使う。スナゴはそう決めていた。
そのため、それがいつでもすぐに取り出せる事を確認し、スナゴはトリトンに手を引かれて、雄狗族の方に向かった。
と思ったら。
「見ろよスナゴ、お月様がきれいだ、こっちにしようぜ」
何という気の変わり方だろう。トリトンが、雄狗族の手招く方とは違う法に、スナゴを引っ張って行ったのだ。
子供の姿であるから、これも違和感がないのだろう。実年齢のことを思うと、何か深い事情があるに違いない、とわかる行動だった。
事実、スナゴは宮殿の外の廊下に敷物を敷いて、トリトンが機嫌よく用意された飲み物だったり食べ物だったりを口にするのを見ていた。
「先輩何考えてるの」
「おかしな奴一本釣り」
「一本釣り?」
「直に来るだろう、さっきから視線がうるせえんだ」
鼻を鳴らしたトリトンが、茂みの方に声をかけた。
「そこにいるだろ、隠れていても、匂いを消すものを持っていても、おれには効かねえよ。だいたい、匂いのない所っていう時点で、怪しさが満点だ。あんたはこの宮殿に焚かれている煙と同じ匂いにするべきだったな」
誰がいるのか、スナゴの目ではわからなかった。
だが、がさりと動いた茂みの奥から現れたのは、ぎりぎりと歯ぎしりしそうな、ナリエだった。
「ええと、失礼な奴としか覚えてねえな、あんた誰だっけ」
「トリトン先輩、煽らないの!」
スナゴは慌てて止めようとした。トリトンが喧嘩腰なのは、村の家族たちを、泥臭いだのと言ったからだろう。
事実を言うのは勝手でも、相手が不愉快になる事を言ってはいけない。
誰だってわかるものだ。
それが分かっているはずのトリトン先輩が、なぜナリエの機嫌を損ねるのだ、と思いつつ、はらはらしながら、スナゴはナリエの出方をうかがった。
「んで」
「あ?」
「なんであんたみたいな、土臭い、どこの生まれかもしれないような蛮族が、死の巫子長に収まっているのよーーーー!!!」
ナリエが絶叫した。その声を聞き、宮殿内の、中央側にいた狗族たちも、彼女の存在に気付いた様子だ。
「ナリエ様だ」
「ナリエ様がどうしてここに……?」
「辺境の地に逃げたのでは?」
ナリエは苛々とした声で言う。もはや日本風に言えばヒステリーを起こしている。
「辺境なんて何が面白いのよ! 面白いものなんて何一つない世界じゃない! いつでも手をあかぎれにして働くばっかり、食事も貧相、衣装なんてなんて時代遅れなの! なんで帝の命令とはいえ、わたしがあんな土地に押し込められなきゃいけないのよ!!」
帝からの命令だったんだな、とスナゴはそこで知った。皆、ナリエは逃げたとか言っていたため、本当に逃げたのだと思っていたが、もしかしたら、せめてもの名誉を守るために、逃げた事にされたのかもしれなかった。
仕事を放りだして罰せられて、辺境に押し込められるのと、自分から逃げ出してしまうのとでは、どちらが名誉を守る事になるのか、スナゴにはわからなかったが……
「帝は、アシュレイとお前を捕まえてくれば、後宮に向えてくれるとおっしゃったのにお迎えも来ないし!」
「だってあんたに捕まえられたわけじゃねえしなあ」
全くだ。スナゴもそれには同感しそうになった。全く持って同感だ。他に言い方がない。
トリトンもアシュレイも、そしてスナゴ達村の皆も、リージアおばあさんの言葉を聞いて、考えて、こちらに移ってきたわけなのだ。
ナリエが出てきたから、こうなったわけではない。
だが、ナリエは、自分が行動したから、皆が移動したと思い込んでいるらしかった。
「私が策をめぐらしたから、お前たちは都に来たのに! ああ忌々しい!! 何が死の巫子長よ! その肩書が似合うような、立派な狗族でもないくせに!!」
「それは訂正してよ!」
スナゴは何で口を挟んだのかわからなかったが、口をはさんでしまった。
その勢いのまま言う。
「トリトン先輩にそんな事を言うなんて、許さない! 貴方なんか比べ物にならないくらいに、トリトン先輩も、アシュレイも立派なんだから!」
「うるさい! ちょっと珍しいだけの異世界族が!」
激昂したナリエが、何かつぶやく。彼女の周囲を焔が取り巻き、火の弾が、立て続けにスナゴに襲い掛かった。
「!」
避けなければ。と思っても、体が動けなくなった彼女の手を引き、トリトンが、前に出た。
「………………」
トリトンは悩む様子を見せず、何か音の連なりを放った。ばしゃん、と池も水もない場所で水音が響き、火の弾は霧散する。
「なによ! 天術が使えるなんて聞いてないわ!」
自分の力が、相手にかなわないと即座に察したのだろう。ナリエが喚く。周囲から兵士たちが近寄ってきていて、ナリエはそのまま取り押さえられた。
「これは天術じゃねえからな」
ナリエを見たまま、トリトンが静かに言った。
「使えるなんて、さっき知ったばっかりさ」
声はいつも通りなのに、トリトン先輩がどこか遠くに行きそうで、スナゴはそれが不安に思われた。
怖いと言って、群がる雌狗族たちを、ようやく振り払えたアシュレイが、駆け寄って来る。
「二人とも大丈夫だろうか!?」
「大丈夫さ」
「……ナリエ」
ナリエを見て、アシュレイは何を言うか迷った顔ののちに、重々しく告げた。
「俺が気に入らなかったなら、最初から、最後まで、巫子長を演じ切ればよかったんだ。そうすれば俺が辺境の地で、骨をうずめておしまいだったんだから」
「お前は正しい天津狗族でもないくせに!」
「純血ではないな」
「お前がその地位にいるなんておかしいのよ!」
「でもナリエは仕事をきちんとこなさないから、帝に別の命令をされてしまったんだろう」
「私がその地位にふさわしいのに!」
「ふさわしいと思っていたなら、きちんと雑事までこなせばよかったんだ、ナリエ」
アシュレイは、実は親戚か何かだったのだろうか。見捨てられないと言いたげな瞳で、ナリエを見つめて、こう言った。
「ナリエが頑張っていれば、誰も、ナリエが生の巫子長に相応しくないなんて言わない筈だったんだから」
「お前だって頑張っていなかったくせに!」
「ずっとやってきた仕事をどうして、改めて頑張ろうと思うんだ? 当たり前の事を当たり前にこなしていただけだ」
そこの意味は分からない、と言いたそうにアシュレイが言う。ナリエは化粧が禿げた顔でぼろぼろと泣いてわめいていた。
「お前ばっかりずるいのよ! ふさわしい血統でもないくせに、巫子長の地位を賜って、綺麗な着物を着て!」
その後ナリエはぎゃんぎゃんと喚いていた物の、兵士たちに引きずられて、その場から去って行った。
それを見送っているアシュレイは、どこか、しょげた空気をまとっていた。
「どうしたんだよ」
トリトンが問いかけると、アシュレイが言った。
「ナリエに何も通じなかったから、言葉が遠くていやになるんだ」
「言葉がきちんと伝わるかどうかなんて、滅多に分かるもんじゃねえよ」
慰めのつもりで叩いた背中は、また丸まりかけていた。
ナリエそっくりの狗族の事があっても、楽しみたくなるほど、豪華な宴だった。
これがアシュレイの知っている宴なのかと思うと、なるほど、辺境の宴はちっとも似ている所がないなあ、とスナゴは思ってしまった。
まるで故郷にいた頃に見た資料のように、宴は賑やかで華やかだ。
そしてスナゴは、しつこいほどいい寄って来る雄狗族たちから逃れるため、アシュレイの脇に座っていた。
「アシュレイ様、その者は」
「一番大変だった時に、そばで支えてくれた人だ。無礼な真似は許さない」
早くこの異世界族に唾をつけたい、とでも思っているのが丸わかりな雄狗族が、アシュレイの言葉に、苦々しい顔になった後、にこやかな笑顔を顔に張り付けて言う。
「アシュレイ様のもとに来たがっている娘たちも多いのです、そちらのお客人はこちらでもてなしますので……」
「じゃあおれもそっち行くぜ」
言いながら立ち上がったのはトリトンだ。
彼は何の問題もなさそうな顔で、雄狗族を見て、首をかしげる。
中身が年上だとわかっていても、トリトンはまだ扱いやすそうな子供の狗族に見えた。
雄狗族もそう思ったに違いない。
御しやすそうだ、と。
そのため、適当に言いくるめればいいとでも思ったのだろう。
笑顔のまま言う。
「では、そちらの死の巫子長様もこちらへ」
「おう、行こうぜスナゴ」
トリトン先輩がいるなら、よほどの事があっても大丈夫である。
いざとなったら、股間に一撃を食らわせるか、先ほど
「いざとなったらこれを相手の顔面にぶちまけるのです」
とリージアおばあさんに言われて渡された、激臭のする粉を使うのだ。
それを使わない方が平和だが、自分の身の危険の場合には、遠慮なく使う。スナゴはそう決めていた。
そのため、それがいつでもすぐに取り出せる事を確認し、スナゴはトリトンに手を引かれて、雄狗族の方に向かった。
と思ったら。
「見ろよスナゴ、お月様がきれいだ、こっちにしようぜ」
何という気の変わり方だろう。トリトンが、雄狗族の手招く方とは違う法に、スナゴを引っ張って行ったのだ。
子供の姿であるから、これも違和感がないのだろう。実年齢のことを思うと、何か深い事情があるに違いない、とわかる行動だった。
事実、スナゴは宮殿の外の廊下に敷物を敷いて、トリトンが機嫌よく用意された飲み物だったり食べ物だったりを口にするのを見ていた。
「先輩何考えてるの」
「おかしな奴一本釣り」
「一本釣り?」
「直に来るだろう、さっきから視線がうるせえんだ」
鼻を鳴らしたトリトンが、茂みの方に声をかけた。
「そこにいるだろ、隠れていても、匂いを消すものを持っていても、おれには効かねえよ。だいたい、匂いのない所っていう時点で、怪しさが満点だ。あんたはこの宮殿に焚かれている煙と同じ匂いにするべきだったな」
誰がいるのか、スナゴの目ではわからなかった。
だが、がさりと動いた茂みの奥から現れたのは、ぎりぎりと歯ぎしりしそうな、ナリエだった。
「ええと、失礼な奴としか覚えてねえな、あんた誰だっけ」
「トリトン先輩、煽らないの!」
スナゴは慌てて止めようとした。トリトンが喧嘩腰なのは、村の家族たちを、泥臭いだのと言ったからだろう。
事実を言うのは勝手でも、相手が不愉快になる事を言ってはいけない。
誰だってわかるものだ。
それが分かっているはずのトリトン先輩が、なぜナリエの機嫌を損ねるのだ、と思いつつ、はらはらしながら、スナゴはナリエの出方をうかがった。
「んで」
「あ?」
「なんであんたみたいな、土臭い、どこの生まれかもしれないような蛮族が、死の巫子長に収まっているのよーーーー!!!」
ナリエが絶叫した。その声を聞き、宮殿内の、中央側にいた狗族たちも、彼女の存在に気付いた様子だ。
「ナリエ様だ」
「ナリエ様がどうしてここに……?」
「辺境の地に逃げたのでは?」
ナリエは苛々とした声で言う。もはや日本風に言えばヒステリーを起こしている。
「辺境なんて何が面白いのよ! 面白いものなんて何一つない世界じゃない! いつでも手をあかぎれにして働くばっかり、食事も貧相、衣装なんてなんて時代遅れなの! なんで帝の命令とはいえ、わたしがあんな土地に押し込められなきゃいけないのよ!!」
帝からの命令だったんだな、とスナゴはそこで知った。皆、ナリエは逃げたとか言っていたため、本当に逃げたのだと思っていたが、もしかしたら、せめてもの名誉を守るために、逃げた事にされたのかもしれなかった。
仕事を放りだして罰せられて、辺境に押し込められるのと、自分から逃げ出してしまうのとでは、どちらが名誉を守る事になるのか、スナゴにはわからなかったが……
「帝は、アシュレイとお前を捕まえてくれば、後宮に向えてくれるとおっしゃったのにお迎えも来ないし!」
「だってあんたに捕まえられたわけじゃねえしなあ」
全くだ。スナゴもそれには同感しそうになった。全く持って同感だ。他に言い方がない。
トリトンもアシュレイも、そしてスナゴ達村の皆も、リージアおばあさんの言葉を聞いて、考えて、こちらに移ってきたわけなのだ。
ナリエが出てきたから、こうなったわけではない。
だが、ナリエは、自分が行動したから、皆が移動したと思い込んでいるらしかった。
「私が策をめぐらしたから、お前たちは都に来たのに! ああ忌々しい!! 何が死の巫子長よ! その肩書が似合うような、立派な狗族でもないくせに!!」
「それは訂正してよ!」
スナゴは何で口を挟んだのかわからなかったが、口をはさんでしまった。
その勢いのまま言う。
「トリトン先輩にそんな事を言うなんて、許さない! 貴方なんか比べ物にならないくらいに、トリトン先輩も、アシュレイも立派なんだから!」
「うるさい! ちょっと珍しいだけの異世界族が!」
激昂したナリエが、何かつぶやく。彼女の周囲を焔が取り巻き、火の弾が、立て続けにスナゴに襲い掛かった。
「!」
避けなければ。と思っても、体が動けなくなった彼女の手を引き、トリトンが、前に出た。
「………………」
トリトンは悩む様子を見せず、何か音の連なりを放った。ばしゃん、と池も水もない場所で水音が響き、火の弾は霧散する。
「なによ! 天術が使えるなんて聞いてないわ!」
自分の力が、相手にかなわないと即座に察したのだろう。ナリエが喚く。周囲から兵士たちが近寄ってきていて、ナリエはそのまま取り押さえられた。
「これは天術じゃねえからな」
ナリエを見たまま、トリトンが静かに言った。
「使えるなんて、さっき知ったばっかりさ」
声はいつも通りなのに、トリトン先輩がどこか遠くに行きそうで、スナゴはそれが不安に思われた。
怖いと言って、群がる雌狗族たちを、ようやく振り払えたアシュレイが、駆け寄って来る。
「二人とも大丈夫だろうか!?」
「大丈夫さ」
「……ナリエ」
ナリエを見て、アシュレイは何を言うか迷った顔ののちに、重々しく告げた。
「俺が気に入らなかったなら、最初から、最後まで、巫子長を演じ切ればよかったんだ。そうすれば俺が辺境の地で、骨をうずめておしまいだったんだから」
「お前は正しい天津狗族でもないくせに!」
「純血ではないな」
「お前がその地位にいるなんておかしいのよ!」
「でもナリエは仕事をきちんとこなさないから、帝に別の命令をされてしまったんだろう」
「私がその地位にふさわしいのに!」
「ふさわしいと思っていたなら、きちんと雑事までこなせばよかったんだ、ナリエ」
アシュレイは、実は親戚か何かだったのだろうか。見捨てられないと言いたげな瞳で、ナリエを見つめて、こう言った。
「ナリエが頑張っていれば、誰も、ナリエが生の巫子長に相応しくないなんて言わない筈だったんだから」
「お前だって頑張っていなかったくせに!」
「ずっとやってきた仕事をどうして、改めて頑張ろうと思うんだ? 当たり前の事を当たり前にこなしていただけだ」
そこの意味は分からない、と言いたそうにアシュレイが言う。ナリエは化粧が禿げた顔でぼろぼろと泣いてわめいていた。
「お前ばっかりずるいのよ! ふさわしい血統でもないくせに、巫子長の地位を賜って、綺麗な着物を着て!」
その後ナリエはぎゃんぎゃんと喚いていた物の、兵士たちに引きずられて、その場から去って行った。
それを見送っているアシュレイは、どこか、しょげた空気をまとっていた。
「どうしたんだよ」
トリトンが問いかけると、アシュレイが言った。
「ナリエに何も通じなかったから、言葉が遠くていやになるんだ」
「言葉がきちんと伝わるかどうかなんて、滅多に分かるもんじゃねえよ」
慰めのつもりで叩いた背中は、また丸まりかけていた。
0
お気に入りに追加
1,492
あなたにおすすめの小説
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
ただ貴方の傍にいたい〜醜いイケメン騎士と異世界の稀人
花野はる
恋愛
日本で暮らす相川花純は、成人の思い出として、振袖姿を残そうと写真館へやって来た。
そこで着飾り、いざ撮影室へ足を踏み入れたら異世界へ転移した。
森の中で困っていると、仮面の騎士が助けてくれた。その騎士は騎士団の団長様で、すごく素敵なのに醜くて仮面を被っていると言う。
孤独な騎士と異世界でひとりぼっちになった花純の一途な恋愛ストーリー。
初投稿です。よろしくお願いします。
面倒くさがりやの異世界人〜微妙な美醜逆転世界で〜
波間柏
恋愛
仕事帰り電車で寝ていた雅は、目が覚めたら満天の夜空が広がる場所にいた。目の前には、やたら美形な青年が騒いでいる。どうしたもんか。面倒くさいが口癖の主人公の異世界生活。
短編ではありませんが短めです。
別視点あり
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
王宮の片隅で、醜い王子と引きこもりライフ始めました(私にとってはイケメン)。
花野はる
恋愛
平凡で地味な暮らしをしている介護福祉士の鈴木美紅(20歳)は休日外出先で西洋風異世界へ転移した。
フィッティングルームから転移してしまったため、裸足だった美紅は、街中で親切そうなおばあさんに助けられる。しかしおばあさんの家でおじいさんに襲われそうになり、おばあさんに騙され王宮に売られてしまった。
王宮では乱暴な感じの宰相とゲスな王様にドン引き。
王妃様も優しそうなことを言っているが信用できない。
そんな中、奴隷同様な扱いで、誰もやりたがらない醜い第1王子の世話係をさせられる羽目に。
そして王宮の離れに連れて来られた。
そこにはコテージのような可愛らしい建物と専用の庭があり、美しい王子様がいた。
私はその専用スペースから出てはいけないと言われたが、元々仕事以外は引きこもりだったので、ゲスな人たちばかりの外よりここが断然良い!
そうして醜い王子と異世界からきた乙女の楽しい引きこもりライフが始まった。
ふたりのタイプが違う引きこもりが、一緒に暮らして傷を癒し、外に出て行く話にするつもりです。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
異世界で神様に農園を任されました! 野菜に果物を育てて動物飼って気ままにスローライフで世界を救います。
彩世幻夜
恋愛
エルフの様な超絶美形の神様アグリが管理する異世界、その神界に迷い人として異世界転移してしまった、OLユリ。
壊れかけの世界で、何も無い神界で農園を作って欲しいとお願いされ、野菜に果物を育てて料理に励む。
もふもふ達を飼い、ノアの箱舟の様に神様に保護されたアグリの世界の住人たちと恋愛したり友情を育みながら、スローライフを楽しむ。
これはそんな平穏(……?)な日常の物語。
2021/02/27 完結
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる