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スナゴと隣村
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そう。
スナゴが転移して来てしまったのは、誰もが二つの姿を持つ世界。
獣の姿、人の姿。
それらを持つ人々が暮らす世界だったのだ。
最初は皆が獣化するだけで腰が抜けたスナゴも、今はすっかり慣れている。
そしてスナゴが暮らすのは、オオカミ族の村だった。
隣の村もオオカミ族。
このあたりの山一帯は、オオカミ族の居住区域なのだ。
しかしほかの種族がいないわけ、ではない。
単純に居心地のいい場所に集まったら、それがこの山一帯だっただけである。
そしてこの世界では、匂いが重要な意味を持っている。
皆嗅覚が鋭いため、自分の種族ではないあたりは何となく尻の座りが悪く、定住しないだけである。
それで平和に世界が回っているため、まあ今のところ大きな問題は、ないらしい。
スナゴは回りと比べて格段に嗅覚が鈍いため、よく分からない感覚だが。
皆天気だって匂いで予測出来てしまうので、本当にびっくりしてしまう。
そんな事はさておき、スナゴの感想に若いのが笑った。
「スナゴはいつまでたっても慣れないんだな! まあ一つしか自分の姿がない奴は皆そんな感じなのかもな」
「ゼーラ。そろそろ隣の村の区域よ、もう村への橋が見えてきた」
村長の娘……サンドラが言うと、言われたゼーラが首をすくめた。
「はいはい。んじゃ、決まり通り着替えようぜ」
「スナゴ、ここで待っていてね」
「ええ」
着替えるとは、この世界では二つの意味がある。
一つは地球と同じ着替えるという意味、そしてもう一つは、姿を変える時なのだ。
彼等からすれば、着替えているような軽い感覚らしい。
スナゴからすればすごい驚くものも、ところ変われば常識なのだ。
サンドラに言われたスナゴは、荷車に座り、皆が着替えて戻ってくるのを待つ。
鳥の声がよく聞こえるなと思いながら、目下の橋をみる。
やや大きな川の向こうの隣村は、水源豊でお米がよく育つのだ。
そのため、山の珍しいものや山菜、野菜などとお米の物々交換が出来るわけだが。
山で採れたものは、基本となり村にだけ持ち込まれるため、その後どうなっているのかを村の誰も気にしない。
自分たちが自給自足できて、足りていればそれでいいのだ。
そこが貨幣経済よりも落ち着くな、と勝手に思うわけだが、この世界にもきちんと貨幣経済はあるのだ。
あまりにもこのあたりが田舎過ぎて、通用していないだけで。
彼女が荷物の確認をもう一度行っている間に、皆戻って来る。
ゼーラは背の高い姿のいい黒髪の若者、サンドラは白い頭髪のきりりとした少女、村長はサンドラとよく似た髪の色の中年の男性だ。
髪の毛の色は、体毛に準ずるらしいと勝手に考えているスナゴだ。
そのため、相手の髪の色から獣の時の色を想像したりするのだが。
今のところは外れた事が無い。
「さあ、行こう。隣の村の皆も首を長くして待っているはずだ」
村長がいい、がらがらとゼーロが荷車を押していく。
「それにしても、いつも不思議なんですけど、ほかの集落に姿を見せる時はのっぺらぼうの姿って決まり、不思議ですよね、ここ共通なんでしょう?」
スナゴの言葉に、村長が頷く。
「獣の姿だと、物をつまめないだろう? それではお互い不便だし、両手が使えた方が何かと便利だ。それにのっぺらぼうの姿なら、種族としての差はないからな。平和に話し合いがしやすいのも昔はあったそうだ」
村長が茶目っ気たっぷりな瞳でいう。冷静なサンドラと違い、ちょっとふざけた所のある村長は、親しみやすいいい人である。
スナゴが飛ばされてきた時に一番、親身になってくれたのはトリトンだが、その次位に親切だったのは村長である。
「昔は毛深い姿の時のいさかいが、絶えなかったと聞くもの」
サンドラが思い出したように言うから、なるほど、と納得した。
確かに個体差とかが出やすいから、色々あるのだろう。
大きなオオカミとネズミとでは、あきらかに大きさの問題が発生しそうだし。
この世界にネズミ族がいるのかは、まだ聞いた事が無いが。
荷車の後ろを押して、ゼーロの手伝いをしながら会話をして行けば、橋は目の前、そして待っていたらしい少年少女が、橋を通って村に知らせに行くのも見える。
「隣村の人たちが来たよー!」
のどかな村ではそれを聞き、幾人かが姿を見せる。
村の入り口の広場で荷物をほどき、並べている間にこの村の住人も集まる。
これが欲しいあれが欲しい、という会話が始まり、ここからスナゴの計算の出番である。
欲しい物を並べていき、今までどれくらいのお米と取り換えていたのかを計算し、今年のお互いの出来具合を見て、足し算引き算掛け算割り算。
村長たちのやり取りの間に計算をして行き、お日様が傾き始めた頃に物々交換は問題なく終わった。
「ああ、今回も喧嘩にならなくてよかった!」
ゼーロの声にうんうんと頷くスナゴ。
自分は知らないが、前はそれで喧嘩もあったそうだ。
ない方がいい物である。
サンドラは黙々と荷物を運んでいたが、姿のいい彼女に声をかける隣の村の若い男。
「なあサンドラ、今年は歌垣に出て来てくれるのか?」
「そろそろいい歳だから、考えてはいるわ」
「じゃあ、絶対に来てくれよ! 待ってるから!」
「待たれても困るわ、あなた以外のイイ男がいたら、そちらに行ってしまうだろうし」
「そんな釣れない事を言うなよなあ……」
めげない男だ。サンドラに首ったけらしい。
それもそうか、美しくて聡明で、頼りになるサンドラは頼もしいお嫁さんになりそうだ。
勝手に思っていたスナゴは、不意に彼らがこちらを見たのでぎょっとした。
なんだなんだ。
「サンドラが出るって事は、スナゴもそれ位の歳なんだろう? サンドラと大して年齢が違わないんだから」
「だったらスナゴも来た方がいいわよ!」
声を上げたのは隣の村の娘、ジャネットだ。スナゴとよく話をする明るい彼女は、目を輝かせて言い出す。
「スナゴが異世界の人だったとしたって、出会いは大事よ! 結婚相手じゃないにしろ、友達ができるっていいものよ!」
「ジャネットは結婚相手じゃなくて、友人集めに歌垣に行くようなもんだもんな」
「結婚相手に相応しい男が現れないのよ! それかすでにくっついた後か」
頬を膨らませたジャネットに、笑う隣村の住人達。
笑う事があったらしい。
「おせおせで行ったら、別の村のイイ女に取られてたんだもんな!」
「言わないでよ! あれはショックだったんだから!」
婚活あるあるのようだ。
スナゴはその後、帰る道中で村長に聞いてみた。
「村長、私も歌垣を覗くのは出来ますか?」
「もちろん、スナゴはうちの村の女の子だから、行けるとも。結婚相手探しに興味があるのかい」
「トリトン先輩も言っていたから、ちょっと気になって。私もほかの村との交流をしてみたくて」
「いいともいいとも。サンドラと一緒に行けばいい。歌垣の会場はいつも決まっているからね」
決まっていないと集まれないんだよ、と笑った村長は、サンドラに言う。
「サンドラ、歌垣には飛び切りの格好をして行くんだよ」
「もちろん。地味な格好はしないわ。母さんのかんざしを持って行くもの」
「スナゴには誰かの物を借りようか」
「いいんですか?」
「物は使われてこそだからね。トリトンの所じゃなくても、スナゴに貸してくれる誰かはいるはずだ」
事実、スナゴが歌垣に出ると聞いた三軒隣のばあちゃんが、昔使っていたかんざしを貸してくれることになった。
スナゴが転移して来てしまったのは、誰もが二つの姿を持つ世界。
獣の姿、人の姿。
それらを持つ人々が暮らす世界だったのだ。
最初は皆が獣化するだけで腰が抜けたスナゴも、今はすっかり慣れている。
そしてスナゴが暮らすのは、オオカミ族の村だった。
隣の村もオオカミ族。
このあたりの山一帯は、オオカミ族の居住区域なのだ。
しかしほかの種族がいないわけ、ではない。
単純に居心地のいい場所に集まったら、それがこの山一帯だっただけである。
そしてこの世界では、匂いが重要な意味を持っている。
皆嗅覚が鋭いため、自分の種族ではないあたりは何となく尻の座りが悪く、定住しないだけである。
それで平和に世界が回っているため、まあ今のところ大きな問題は、ないらしい。
スナゴは回りと比べて格段に嗅覚が鈍いため、よく分からない感覚だが。
皆天気だって匂いで予測出来てしまうので、本当にびっくりしてしまう。
そんな事はさておき、スナゴの感想に若いのが笑った。
「スナゴはいつまでたっても慣れないんだな! まあ一つしか自分の姿がない奴は皆そんな感じなのかもな」
「ゼーラ。そろそろ隣の村の区域よ、もう村への橋が見えてきた」
村長の娘……サンドラが言うと、言われたゼーラが首をすくめた。
「はいはい。んじゃ、決まり通り着替えようぜ」
「スナゴ、ここで待っていてね」
「ええ」
着替えるとは、この世界では二つの意味がある。
一つは地球と同じ着替えるという意味、そしてもう一つは、姿を変える時なのだ。
彼等からすれば、着替えているような軽い感覚らしい。
スナゴからすればすごい驚くものも、ところ変われば常識なのだ。
サンドラに言われたスナゴは、荷車に座り、皆が着替えて戻ってくるのを待つ。
鳥の声がよく聞こえるなと思いながら、目下の橋をみる。
やや大きな川の向こうの隣村は、水源豊でお米がよく育つのだ。
そのため、山の珍しいものや山菜、野菜などとお米の物々交換が出来るわけだが。
山で採れたものは、基本となり村にだけ持ち込まれるため、その後どうなっているのかを村の誰も気にしない。
自分たちが自給自足できて、足りていればそれでいいのだ。
そこが貨幣経済よりも落ち着くな、と勝手に思うわけだが、この世界にもきちんと貨幣経済はあるのだ。
あまりにもこのあたりが田舎過ぎて、通用していないだけで。
彼女が荷物の確認をもう一度行っている間に、皆戻って来る。
ゼーラは背の高い姿のいい黒髪の若者、サンドラは白い頭髪のきりりとした少女、村長はサンドラとよく似た髪の色の中年の男性だ。
髪の毛の色は、体毛に準ずるらしいと勝手に考えているスナゴだ。
そのため、相手の髪の色から獣の時の色を想像したりするのだが。
今のところは外れた事が無い。
「さあ、行こう。隣の村の皆も首を長くして待っているはずだ」
村長がいい、がらがらとゼーロが荷車を押していく。
「それにしても、いつも不思議なんですけど、ほかの集落に姿を見せる時はのっぺらぼうの姿って決まり、不思議ですよね、ここ共通なんでしょう?」
スナゴの言葉に、村長が頷く。
「獣の姿だと、物をつまめないだろう? それではお互い不便だし、両手が使えた方が何かと便利だ。それにのっぺらぼうの姿なら、種族としての差はないからな。平和に話し合いがしやすいのも昔はあったそうだ」
村長が茶目っ気たっぷりな瞳でいう。冷静なサンドラと違い、ちょっとふざけた所のある村長は、親しみやすいいい人である。
スナゴが飛ばされてきた時に一番、親身になってくれたのはトリトンだが、その次位に親切だったのは村長である。
「昔は毛深い姿の時のいさかいが、絶えなかったと聞くもの」
サンドラが思い出したように言うから、なるほど、と納得した。
確かに個体差とかが出やすいから、色々あるのだろう。
大きなオオカミとネズミとでは、あきらかに大きさの問題が発生しそうだし。
この世界にネズミ族がいるのかは、まだ聞いた事が無いが。
荷車の後ろを押して、ゼーロの手伝いをしながら会話をして行けば、橋は目の前、そして待っていたらしい少年少女が、橋を通って村に知らせに行くのも見える。
「隣村の人たちが来たよー!」
のどかな村ではそれを聞き、幾人かが姿を見せる。
村の入り口の広場で荷物をほどき、並べている間にこの村の住人も集まる。
これが欲しいあれが欲しい、という会話が始まり、ここからスナゴの計算の出番である。
欲しい物を並べていき、今までどれくらいのお米と取り換えていたのかを計算し、今年のお互いの出来具合を見て、足し算引き算掛け算割り算。
村長たちのやり取りの間に計算をして行き、お日様が傾き始めた頃に物々交換は問題なく終わった。
「ああ、今回も喧嘩にならなくてよかった!」
ゼーロの声にうんうんと頷くスナゴ。
自分は知らないが、前はそれで喧嘩もあったそうだ。
ない方がいい物である。
サンドラは黙々と荷物を運んでいたが、姿のいい彼女に声をかける隣の村の若い男。
「なあサンドラ、今年は歌垣に出て来てくれるのか?」
「そろそろいい歳だから、考えてはいるわ」
「じゃあ、絶対に来てくれよ! 待ってるから!」
「待たれても困るわ、あなた以外のイイ男がいたら、そちらに行ってしまうだろうし」
「そんな釣れない事を言うなよなあ……」
めげない男だ。サンドラに首ったけらしい。
それもそうか、美しくて聡明で、頼りになるサンドラは頼もしいお嫁さんになりそうだ。
勝手に思っていたスナゴは、不意に彼らがこちらを見たのでぎょっとした。
なんだなんだ。
「サンドラが出るって事は、スナゴもそれ位の歳なんだろう? サンドラと大して年齢が違わないんだから」
「だったらスナゴも来た方がいいわよ!」
声を上げたのは隣の村の娘、ジャネットだ。スナゴとよく話をする明るい彼女は、目を輝かせて言い出す。
「スナゴが異世界の人だったとしたって、出会いは大事よ! 結婚相手じゃないにしろ、友達ができるっていいものよ!」
「ジャネットは結婚相手じゃなくて、友人集めに歌垣に行くようなもんだもんな」
「結婚相手に相応しい男が現れないのよ! それかすでにくっついた後か」
頬を膨らませたジャネットに、笑う隣村の住人達。
笑う事があったらしい。
「おせおせで行ったら、別の村のイイ女に取られてたんだもんな!」
「言わないでよ! あれはショックだったんだから!」
婚活あるあるのようだ。
スナゴはその後、帰る道中で村長に聞いてみた。
「村長、私も歌垣を覗くのは出来ますか?」
「もちろん、スナゴはうちの村の女の子だから、行けるとも。結婚相手探しに興味があるのかい」
「トリトン先輩も言っていたから、ちょっと気になって。私もほかの村との交流をしてみたくて」
「いいともいいとも。サンドラと一緒に行けばいい。歌垣の会場はいつも決まっているからね」
決まっていないと集まれないんだよ、と笑った村長は、サンドラに言う。
「サンドラ、歌垣には飛び切りの格好をして行くんだよ」
「もちろん。地味な格好はしないわ。母さんのかんざしを持って行くもの」
「スナゴには誰かの物を借りようか」
「いいんですか?」
「物は使われてこそだからね。トリトンの所じゃなくても、スナゴに貸してくれる誰かはいるはずだ」
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