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「お前食べたいんだろ」
「でもヨリちゃんは、あんまり食べる気しないんでしょう? おれだけ食べても意味ないよ、ごはんは一緒に美味しく食べなくっちゃ」
「コロッケの一つくらいは入るっての。好きなの買えば?」
「いいの?」
瞬く瞳は星が宿っているようだ。見た目だけなら女性が卒倒しそうな美貌の男は、依里をじっと見つめて来る。
しかしこの顔をすっかり見慣れている、幼馴染は、平気な顔だ。
「それでいらいらするほど、馬鹿じゃない」
「じゃあ買う」
素直な事だ。素直に食べたいものを食べたいという男、それが大鷺晴美である。
「その代わり、スープか味噌汁、うまいの作れよ」
「うん!」
そう言いながらいそいそと、晴美は割り引かれているコロッケのパックを手に取った。
それも三つも。
しかしながら、すっかりこの男の大食いに馴れてしまった幼馴染は、ちょっとだけ、これ食べきるつもりかよ、と思う程度だ。
そして晴美が、好きなだけこのスーパーを偵察した結果、エコバック二つはぱんぱんに膨れ上がり、晴れ晴れと無邪気な笑顔を全開にした男が出来上がっていた。
彼は買い物の途中でも、握手をしてとか、ファンなんです、とか声をかけられていたのだが、それらはほとんど視界に入っていなかった。
そのため、依里が、声をかけてきた人たちに、
「すみません、あいつ今食材吟味して声が聞こえてないんです」
と謝る事になっていた物の、これ位の謝罪ならなれたものだ。
小学校時代、中学校時代、当時と比べたらはるかにましな状態である。
同行している相手が、ひたすらに謝るものだからか、声をかけてきた方も、怒る事もなければ、文句を言う事もなかった。それは運がいい事であった。
「……それで一体何日分作るつもりだよ」
「これで大体一週間分かな」
「まて、私の二週間分に匹敵する材料だぞ」
「だって、おれも食べるんだよ? おれとヨリちゃんと二人なんだから、それ位になるに決まってる!」
自信たっぷりだな、と思いながらも、なかなか納得できる答えだ。一人なら食べきれない量だって、二人なら可能、というのは何にもおかしくない話だ。
そして目の前の男はかなりの大食いなわけだから……まあこれだけ必要なのかもしれなかった。
その代わり。
「晴美、買い出しは必ず、お前が行くんだぞ」
依里はそう、念押しした。だってこの量を、女の自分が持って歩くのはなかなか厳しいのだ。
晴美はらくらく持っている物の、エコバックだって容量を超えている、と文句を言いそうな膨れ上がり方なのだ。
「うん、そうだね、ヨリちゃんにおれの分まで買わせるの、悪いもんね」
分かってんだかわかってないんだか、気の抜けた事を言っている奴である。
そこで依里は、また、晴美の仕事用お電話が、ぶるぶる震えている事に気が付いた。
荷物に集中しているからか、その電話に出ようともしない幼馴染に、依里は言った。
「電話鳴ってる。出ないのか?」
「今日はお休みだよ?」
「それでも、緊急の事ってのがあるだろうが。電話に出ろ、ほら早く」
「家に帰ってからでいいでしょう、長くなったらお肉悪くなっちゃうもの」
こうなったらいくら言っても耳を貸さないのは知っている。そのため依里は、一言言った。
「怒鳴られても知らないからな」
「おれ、しょっちゅう怒鳴られてるから、今更かも」
「怒鳴られてるのかよ……」
「撮影の時間守れとか、そう言うの。それって上司が勝手に取り決めした事ばっかりで、つまんない」
「撮影の時間とかだったら、前もってお知らせがあるものだろうが……」
依里が呆れた声を出すと、そうかな、なんて荷物を持ち直した男が首を傾けた。
確かに、この見た目の料理人とか、今どきの視聴者が好みそうな物だし、女性の心にクリーンヒットしそうだから、表に出てほしいのかもしれないが。
こいつ、翻訳必要なんだよなあ……と依里はその残念っぷりを頭の中でよみがえらせた。
何しろ中学校の時も、もっと周りの事に気を駆けましょうとか、時間を守りましょうとか、色々問題児の成績表だったのだ、こいつ。
ある教科は突出したもので、それ以外は下から数えた方が早く、居眠りの常習犯で、中学時代の教師は周りに馴染もうとしないあたりからも、かなり手を焼いていた存在、それが晴美である。
「おれにお知らせこないもの」
「そんなの、全員共通の掲示板とかに書いてあるものだろうが」
「おれ見てるよ、でも載ってない事ばっかり!」
こいつが見ているものって限定されてるからな、と依里はため息をついた。
何しろこの男、指定された場所は見るのに、それ以外の物は特別注意してみようとしない、困ったちゃんなのだ。
この困ったちゃんでも、意外と年上には受けが良いのは、物事を穿ってみようとしない、単純で素直な心の持ち主だからにほかならない。
素直で単純で、裏を読まないで、朗らか。こう言った気質は、年上にも年下にも、意外と受けがいい性格なのだ。社会人としては間違いかもしれないが。
「怒鳴られる時、見てなかったのかとか言われたりしないのか」
「言われるよ、でもどこを見るのって聞いて、掲示板に書かれていただろうって言われても、おれが見た時貼られてないもの」
ああ、これは間違いなく、指定された場所以外確認してないな、と依里はすぐ察した。
こんなのはすぐに想像がつく。大体予測もつくので、依里はこう言った。
「お前、全体掲示板は確認してないだろう」
「え、全体とかそう言うのあるの?」
「料理人の掲示板だけじゃなくて、従業員全体の掲示板があるはずだ。そこを探して、仕事に入る時に毎回確認しろ、怒られる回数減るぞ、絶対」
「うん。ヨリちゃんが言うなら、上司に聞いて探してみる」
そう言いながら、晴美はスマホを取り出し、そのメモ機能にそれを入力して貼り付けたらしい。
「さて、早く帰ろうヨリちゃん」
依里を振り返って笑う晴美は、そこだけ切り取るならば、素晴らしい美男子なのに、頭の中身を知っているためか、魅力的に見えないな、と依里は内心で判断した。
自宅に戻り、冷蔵庫に食材を、手際よく入れて行く晴美。依里は常温保管の物をしまっていたのだが、そこで再び、卓の上に投げ出された晴美の携帯が、ぶるぶると震えはじめる。
冷蔵庫に夢中になっている幼馴染に、依里は携帯を突き出した。
「ほら、家に帰ったんだから電話に出なさい」
「また電話、そんなに急ぎって何だろう」
不思議そうにつぶやいた晴美が、携帯をとる。通話ボタンを押した途端に、まくしたてるように何か言われたのだろう。
薄い色の目がぱちぱちと瞬き、口が少し開いた。
依里は、仕事の話を勝手に聞くのもな、と思い、あらかた片付けた後、自室に引っ込んだ。
自分の荷物だけが置かれている、自分だけの部屋で、依里はしばらくスマホをいじっていた物の、がらりと遠慮なく開かれた扉の音から、横目でそちらを見た。
この場合開けているのは、幼馴染一択なので、驚くわけもない。
「どうした」
「なんか本店の方で、味が違うって常連さんとトラブルになったみたいで、変わった調味料使ってたのかって聞かれて。でも使ってないんだよね」
「お前塩加減完璧にする、変な特技あっただろ」
「普通に一つまみ摘まむだけなのに」
「その絶妙な塩加減が、味に大きく影響するんじゃないのか。お前が塩と胡椒の加減を間違えた事、ないの知ってるんだからな」
「そんなのどこで聞いたの?」
「大学時代に、お前の入っていたサークルのBBQの肉の塩加減が、滅茶苦茶うまいって評判だったんだよ。大体手を動かしてたの、晴美だったんだろ」
「おれBBQの準備大好き! 火を熾すのも炭を燃やすのも楽しいよね、ヨリちゃん今度やろうよ」
「やれる道具があったらな」
二人分だけそんな物、用意できないだろう、と依里は判断し、適当に流した。
そして話を元の場所に戻す。
「それで、本店の方はなんて言っているんだ」
「作った料理人を呼べって大騒ぎになったっぽくて、林君が出たらしいんだけど、おれはどうしたって聞かれたんだってさ。二号店に移動したって伝えたら、もう本店に行かないって言われちゃったから、仕事中に特別な味付けしてたなら、全部教えてくれって連絡」
「答えは?」
「そんなの知らない。普通にあるものしか使ってないって答えた」
「だろうなあ……」
少し林君という後釜に同情する。この、塩加減を完璧な所に持って行く、ある種特殊技能持ちの奴の後釜なんて、なかなか大変だろう。
「戻ってこないかって聞かれたのか?」
「林君は帰ってきてッて言ったけど、上司が人事異動したんだから、ほいほい出入りしないでしょ」
言いつつ晴美が、そそくさと米を冷蔵庫に突っ込んだ。
そして振り返り、真顔で言った。
「ヨリちゃん大変だ、お米が冷蔵庫に入らない」
「入れるものなのか、それは!?」
「でもヨリちゃんは、あんまり食べる気しないんでしょう? おれだけ食べても意味ないよ、ごはんは一緒に美味しく食べなくっちゃ」
「コロッケの一つくらいは入るっての。好きなの買えば?」
「いいの?」
瞬く瞳は星が宿っているようだ。見た目だけなら女性が卒倒しそうな美貌の男は、依里をじっと見つめて来る。
しかしこの顔をすっかり見慣れている、幼馴染は、平気な顔だ。
「それでいらいらするほど、馬鹿じゃない」
「じゃあ買う」
素直な事だ。素直に食べたいものを食べたいという男、それが大鷺晴美である。
「その代わり、スープか味噌汁、うまいの作れよ」
「うん!」
そう言いながらいそいそと、晴美は割り引かれているコロッケのパックを手に取った。
それも三つも。
しかしながら、すっかりこの男の大食いに馴れてしまった幼馴染は、ちょっとだけ、これ食べきるつもりかよ、と思う程度だ。
そして晴美が、好きなだけこのスーパーを偵察した結果、エコバック二つはぱんぱんに膨れ上がり、晴れ晴れと無邪気な笑顔を全開にした男が出来上がっていた。
彼は買い物の途中でも、握手をしてとか、ファンなんです、とか声をかけられていたのだが、それらはほとんど視界に入っていなかった。
そのため、依里が、声をかけてきた人たちに、
「すみません、あいつ今食材吟味して声が聞こえてないんです」
と謝る事になっていた物の、これ位の謝罪ならなれたものだ。
小学校時代、中学校時代、当時と比べたらはるかにましな状態である。
同行している相手が、ひたすらに謝るものだからか、声をかけてきた方も、怒る事もなければ、文句を言う事もなかった。それは運がいい事であった。
「……それで一体何日分作るつもりだよ」
「これで大体一週間分かな」
「まて、私の二週間分に匹敵する材料だぞ」
「だって、おれも食べるんだよ? おれとヨリちゃんと二人なんだから、それ位になるに決まってる!」
自信たっぷりだな、と思いながらも、なかなか納得できる答えだ。一人なら食べきれない量だって、二人なら可能、というのは何にもおかしくない話だ。
そして目の前の男はかなりの大食いなわけだから……まあこれだけ必要なのかもしれなかった。
その代わり。
「晴美、買い出しは必ず、お前が行くんだぞ」
依里はそう、念押しした。だってこの量を、女の自分が持って歩くのはなかなか厳しいのだ。
晴美はらくらく持っている物の、エコバックだって容量を超えている、と文句を言いそうな膨れ上がり方なのだ。
「うん、そうだね、ヨリちゃんにおれの分まで買わせるの、悪いもんね」
分かってんだかわかってないんだか、気の抜けた事を言っている奴である。
そこで依里は、また、晴美の仕事用お電話が、ぶるぶる震えている事に気が付いた。
荷物に集中しているからか、その電話に出ようともしない幼馴染に、依里は言った。
「電話鳴ってる。出ないのか?」
「今日はお休みだよ?」
「それでも、緊急の事ってのがあるだろうが。電話に出ろ、ほら早く」
「家に帰ってからでいいでしょう、長くなったらお肉悪くなっちゃうもの」
こうなったらいくら言っても耳を貸さないのは知っている。そのため依里は、一言言った。
「怒鳴られても知らないからな」
「おれ、しょっちゅう怒鳴られてるから、今更かも」
「怒鳴られてるのかよ……」
「撮影の時間守れとか、そう言うの。それって上司が勝手に取り決めした事ばっかりで、つまんない」
「撮影の時間とかだったら、前もってお知らせがあるものだろうが……」
依里が呆れた声を出すと、そうかな、なんて荷物を持ち直した男が首を傾けた。
確かに、この見た目の料理人とか、今どきの視聴者が好みそうな物だし、女性の心にクリーンヒットしそうだから、表に出てほしいのかもしれないが。
こいつ、翻訳必要なんだよなあ……と依里はその残念っぷりを頭の中でよみがえらせた。
何しろ中学校の時も、もっと周りの事に気を駆けましょうとか、時間を守りましょうとか、色々問題児の成績表だったのだ、こいつ。
ある教科は突出したもので、それ以外は下から数えた方が早く、居眠りの常習犯で、中学時代の教師は周りに馴染もうとしないあたりからも、かなり手を焼いていた存在、それが晴美である。
「おれにお知らせこないもの」
「そんなの、全員共通の掲示板とかに書いてあるものだろうが」
「おれ見てるよ、でも載ってない事ばっかり!」
こいつが見ているものって限定されてるからな、と依里はため息をついた。
何しろこの男、指定された場所は見るのに、それ以外の物は特別注意してみようとしない、困ったちゃんなのだ。
この困ったちゃんでも、意外と年上には受けが良いのは、物事を穿ってみようとしない、単純で素直な心の持ち主だからにほかならない。
素直で単純で、裏を読まないで、朗らか。こう言った気質は、年上にも年下にも、意外と受けがいい性格なのだ。社会人としては間違いかもしれないが。
「怒鳴られる時、見てなかったのかとか言われたりしないのか」
「言われるよ、でもどこを見るのって聞いて、掲示板に書かれていただろうって言われても、おれが見た時貼られてないもの」
ああ、これは間違いなく、指定された場所以外確認してないな、と依里はすぐ察した。
こんなのはすぐに想像がつく。大体予測もつくので、依里はこう言った。
「お前、全体掲示板は確認してないだろう」
「え、全体とかそう言うのあるの?」
「料理人の掲示板だけじゃなくて、従業員全体の掲示板があるはずだ。そこを探して、仕事に入る時に毎回確認しろ、怒られる回数減るぞ、絶対」
「うん。ヨリちゃんが言うなら、上司に聞いて探してみる」
そう言いながら、晴美はスマホを取り出し、そのメモ機能にそれを入力して貼り付けたらしい。
「さて、早く帰ろうヨリちゃん」
依里を振り返って笑う晴美は、そこだけ切り取るならば、素晴らしい美男子なのに、頭の中身を知っているためか、魅力的に見えないな、と依里は内心で判断した。
自宅に戻り、冷蔵庫に食材を、手際よく入れて行く晴美。依里は常温保管の物をしまっていたのだが、そこで再び、卓の上に投げ出された晴美の携帯が、ぶるぶると震えはじめる。
冷蔵庫に夢中になっている幼馴染に、依里は携帯を突き出した。
「ほら、家に帰ったんだから電話に出なさい」
「また電話、そんなに急ぎって何だろう」
不思議そうにつぶやいた晴美が、携帯をとる。通話ボタンを押した途端に、まくしたてるように何か言われたのだろう。
薄い色の目がぱちぱちと瞬き、口が少し開いた。
依里は、仕事の話を勝手に聞くのもな、と思い、あらかた片付けた後、自室に引っ込んだ。
自分の荷物だけが置かれている、自分だけの部屋で、依里はしばらくスマホをいじっていた物の、がらりと遠慮なく開かれた扉の音から、横目でそちらを見た。
この場合開けているのは、幼馴染一択なので、驚くわけもない。
「どうした」
「なんか本店の方で、味が違うって常連さんとトラブルになったみたいで、変わった調味料使ってたのかって聞かれて。でも使ってないんだよね」
「お前塩加減完璧にする、変な特技あっただろ」
「普通に一つまみ摘まむだけなのに」
「その絶妙な塩加減が、味に大きく影響するんじゃないのか。お前が塩と胡椒の加減を間違えた事、ないの知ってるんだからな」
「そんなのどこで聞いたの?」
「大学時代に、お前の入っていたサークルのBBQの肉の塩加減が、滅茶苦茶うまいって評判だったんだよ。大体手を動かしてたの、晴美だったんだろ」
「おれBBQの準備大好き! 火を熾すのも炭を燃やすのも楽しいよね、ヨリちゃん今度やろうよ」
「やれる道具があったらな」
二人分だけそんな物、用意できないだろう、と依里は判断し、適当に流した。
そして話を元の場所に戻す。
「それで、本店の方はなんて言っているんだ」
「作った料理人を呼べって大騒ぎになったっぽくて、林君が出たらしいんだけど、おれはどうしたって聞かれたんだってさ。二号店に移動したって伝えたら、もう本店に行かないって言われちゃったから、仕事中に特別な味付けしてたなら、全部教えてくれって連絡」
「答えは?」
「そんなの知らない。普通にあるものしか使ってないって答えた」
「だろうなあ……」
少し林君という後釜に同情する。この、塩加減を完璧な所に持って行く、ある種特殊技能持ちの奴の後釜なんて、なかなか大変だろう。
「戻ってこないかって聞かれたのか?」
「林君は帰ってきてッて言ったけど、上司が人事異動したんだから、ほいほい出入りしないでしょ」
言いつつ晴美が、そそくさと米を冷蔵庫に突っ込んだ。
そして振り返り、真顔で言った。
「ヨリちゃん大変だ、お米が冷蔵庫に入らない」
「入れるものなのか、それは!?」
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