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「役立たず。どうして早々に結婚式をあげなかったのかしら」
冷え切った城の中、暖かい暖炉は女王の玉座のすぐそばで、この国のもっとも高貴な身分の女性を暖めていた。
対して向かい合う漆黒の喪服を身にまとった娘は、何か答えようと口を開いたものの、何と答えればこの女王が納得するか考え、何も見つけられなかった。
「まったくもってお前は使えないですわね」
女王がまた彼女の事を否定する。彼女が慣れない異国で、どれだけ献身的に辺境伯を看病し続けてきたのかなど、些細な問題なのだ。
「お前ときたら。五度も六度も婚約者が変わって、ようやく嫁ぎ先がきちんと決まったと思ったら、ぐずぐずとのろまに結婚を長引かせて!」
「陛下、わたくしがあの方と婚約したのは夏でございます、秋に結婚など早すぎます」
普通婚約期間は一年はあるものだ。
お互いのこともあるし、ほかにもいくつか時間をかけなければならない物も多い。
ここでは結婚式と結婚が同列であり、結婚式の準備、それも莫大な財産を持つ辺境伯の結婚式ともなったら、一年は準備期間を要するといっていいだろう。
それを知りながら、辺境伯は、早く結婚したいと焦る彼女の意思をくんで、春すぐに式を挙げようと準備していたのだ。
彼女の身分、つまり異国の女王の妹、という身分と、辺境伯の身分を考えながらも、十分に早く式を挙げようとしていたのである。
それをのろまだのぐずだのと言われるのは、あまりにも辺境伯に対して失礼であった。
辺境伯は、こちらが見下されないように十分に配慮したのだから。
「ええい、言い訳などお前ができるものではないのですよ!」
真実を言われて、女王が激昂する。女王は妹の嫁ぎ先の、大量の資産に欲があったのだ。
おそらく辺境伯が死ぬ前に式を挙げさせ、妹の権利だと難癖をつけ、そこの資産分配に介入する心づもりでもあったに違いない。
だがそれも露と消えたものだ。辺境伯と妹は、結婚する前に終わってしまったのだから。
女王がじいっと出来の悪い、不細工でぐずでのろまな妹を眺める。
漆黒の喪服は否応なく悲しみに包まれていることを示し、妹の生来の気品のような物を浮かべる。
それも女王にとって気に食わなかった。女王にとって妹が何かしら、自分より秀でているのは許しがたい出しゃばりなのだ。
女王は華やかな美人とよく形容されるが、妹はたおやかな女性、と形容されることが多い。
それも女王は気に食わないのだ。女王にとって妹はいつまでも不細工でなければならないのだから。
「お前のその衣装も気に入りませんわ。なんですの、そのいかにも高額な喪服は」
「……婚約者様が、あちらに嫁いだ後にもしもの事があった時に、と仕立ててくださいました」
それが夫の死とは限定されなかった。近しい者の死の際に、辺境伯の妻が貧相な喪服でいれば、何かとつまらない事を言われるだろう、と気にかけてくれて贈ってくれたものだった。
他にも辺境伯は、様々な物を、婚約者に贈っていた。
それは異国まで来たというのに、彼女の花嫁道具があまりにも時代遅れだったり貧相であったからともいえる。
それらの花嫁道具もいま、この国に持ち帰られていた。
「お前は、わたくしが手配した喪服を気に食わないと、新しい物を仕立てさせたのですね! ああ卑しい」
女王が声を張る。女王の言った事は絶対として広まるため、妹はこの後、物乞いのように新しい服をねだった、と噂されて、また遠巻きにされるに違いなかった。
妹はうつむき、耐えている。耐える様も可憐な花が耐えるような風合いがあり、それさえ女王の機嫌を損ねるものだった。
女王は妹に魅力が何かあるのが許せないのだ。
「もうお前には失望しましたわ。お前の嫁ぎ先はもうこのあたりの諸国にはないし、国の主だった者たちには妻や婚約者がいる。お前が出来そうな役割は……」
女王がぶつぶつと呟いた後、彼女を見て、不意に妹が大事に胸に飾っている、深い青色のサファイアのブローチに目を止めた。
「お前、そのブローチはどこで手に入れたのかしら、お前にそのような物を花嫁道具として与えた覚えはありませんわ」
「こ、これはお許しください、あの方が、あの方の眼の色と合せて贈ってくださったものたちにございます!!」
妹が必死に懇願する。これを奪われてはならない、大切な思い出の品なのだと守ろうと、胸のブローチを隠した。
亡き婚約者を忍び、喪服につけ続けていたのがあだになったのだ。
だが彼女の立場上、喪服であっても必ず、宝飾品を一つ二つは身につけなければならない。
つけなければ、つけないでまた難癖をつけられるのだ。
彼女はそれもあって、そのブローチをつけていた。
いくらなんでも、女王はもっと素晴らしいものが手に入るのだから、故人の贈り物を奪ったりはしないだろうとも思ったのだ。
「その言い方だと、それはパリュールのようですわね。……お前のこれからの人生に、そのようなものは必要ありませんわ。わたくしに差し出しなさい」
「陛下!」
妹の顔が苦し気に歪んだ。貴婦人としての仮面がはがれたような苦しみに満ちた顔に、女王は少しばかり溜飲が下がる。
「なにかしら、お前はわたくしに反逆の意思でもあるというのかしら。命令が聞けないのだから」
ぐ、と妹が、女王として命じれば黙るとわかっている。
そして、息絶えそうな苦しげな息遣いの後、いう。
「かしこまりました……」
「では部屋に後で使いのものを送りますから、きちんと一そろい渡すように」
そうそう、と女王は続ける。
「お前の新しい役割は簡単ですわよ。……お前、聖なる森の生贄になってきなさい。どうせお前など、どこの誰も欲しがりませんし、契りを交わす前だったのだから、生贄としてちょうどいい。他の候補よりもずっと、適任だと思わないかしら」
妹は今度こそ、完全に血の気が引いた真っ青な顔になった。
聖なる森は、魔王の国との間にある国境の森だ。その森からこちらへ魔物が侵入しないようにするためには、森に生贄を捧げなければならない。
それは数百年前から決まっている事で、庶民よりも高貴な血筋の方がいいとも言われている。
だがどこの家も娘を生贄にするなど嫌がるため、この決定は間違いなく、彼女が嫌といおうが何と言おうが、決定事項に違いなかった。
妹はぐっと声をこらえ、頭を垂れた。
それしかなかったのだから。
冷え切った城の中、暖かい暖炉は女王の玉座のすぐそばで、この国のもっとも高貴な身分の女性を暖めていた。
対して向かい合う漆黒の喪服を身にまとった娘は、何か答えようと口を開いたものの、何と答えればこの女王が納得するか考え、何も見つけられなかった。
「まったくもってお前は使えないですわね」
女王がまた彼女の事を否定する。彼女が慣れない異国で、どれだけ献身的に辺境伯を看病し続けてきたのかなど、些細な問題なのだ。
「お前ときたら。五度も六度も婚約者が変わって、ようやく嫁ぎ先がきちんと決まったと思ったら、ぐずぐずとのろまに結婚を長引かせて!」
「陛下、わたくしがあの方と婚約したのは夏でございます、秋に結婚など早すぎます」
普通婚約期間は一年はあるものだ。
お互いのこともあるし、ほかにもいくつか時間をかけなければならない物も多い。
ここでは結婚式と結婚が同列であり、結婚式の準備、それも莫大な財産を持つ辺境伯の結婚式ともなったら、一年は準備期間を要するといっていいだろう。
それを知りながら、辺境伯は、早く結婚したいと焦る彼女の意思をくんで、春すぐに式を挙げようと準備していたのだ。
彼女の身分、つまり異国の女王の妹、という身分と、辺境伯の身分を考えながらも、十分に早く式を挙げようとしていたのである。
それをのろまだのぐずだのと言われるのは、あまりにも辺境伯に対して失礼であった。
辺境伯は、こちらが見下されないように十分に配慮したのだから。
「ええい、言い訳などお前ができるものではないのですよ!」
真実を言われて、女王が激昂する。女王は妹の嫁ぎ先の、大量の資産に欲があったのだ。
おそらく辺境伯が死ぬ前に式を挙げさせ、妹の権利だと難癖をつけ、そこの資産分配に介入する心づもりでもあったに違いない。
だがそれも露と消えたものだ。辺境伯と妹は、結婚する前に終わってしまったのだから。
女王がじいっと出来の悪い、不細工でぐずでのろまな妹を眺める。
漆黒の喪服は否応なく悲しみに包まれていることを示し、妹の生来の気品のような物を浮かべる。
それも女王にとって気に食わなかった。女王にとって妹が何かしら、自分より秀でているのは許しがたい出しゃばりなのだ。
女王は華やかな美人とよく形容されるが、妹はたおやかな女性、と形容されることが多い。
それも女王は気に食わないのだ。女王にとって妹はいつまでも不細工でなければならないのだから。
「お前のその衣装も気に入りませんわ。なんですの、そのいかにも高額な喪服は」
「……婚約者様が、あちらに嫁いだ後にもしもの事があった時に、と仕立ててくださいました」
それが夫の死とは限定されなかった。近しい者の死の際に、辺境伯の妻が貧相な喪服でいれば、何かとつまらない事を言われるだろう、と気にかけてくれて贈ってくれたものだった。
他にも辺境伯は、様々な物を、婚約者に贈っていた。
それは異国まで来たというのに、彼女の花嫁道具があまりにも時代遅れだったり貧相であったからともいえる。
それらの花嫁道具もいま、この国に持ち帰られていた。
「お前は、わたくしが手配した喪服を気に食わないと、新しい物を仕立てさせたのですね! ああ卑しい」
女王が声を張る。女王の言った事は絶対として広まるため、妹はこの後、物乞いのように新しい服をねだった、と噂されて、また遠巻きにされるに違いなかった。
妹はうつむき、耐えている。耐える様も可憐な花が耐えるような風合いがあり、それさえ女王の機嫌を損ねるものだった。
女王は妹に魅力が何かあるのが許せないのだ。
「もうお前には失望しましたわ。お前の嫁ぎ先はもうこのあたりの諸国にはないし、国の主だった者たちには妻や婚約者がいる。お前が出来そうな役割は……」
女王がぶつぶつと呟いた後、彼女を見て、不意に妹が大事に胸に飾っている、深い青色のサファイアのブローチに目を止めた。
「お前、そのブローチはどこで手に入れたのかしら、お前にそのような物を花嫁道具として与えた覚えはありませんわ」
「こ、これはお許しください、あの方が、あの方の眼の色と合せて贈ってくださったものたちにございます!!」
妹が必死に懇願する。これを奪われてはならない、大切な思い出の品なのだと守ろうと、胸のブローチを隠した。
亡き婚約者を忍び、喪服につけ続けていたのがあだになったのだ。
だが彼女の立場上、喪服であっても必ず、宝飾品を一つ二つは身につけなければならない。
つけなければ、つけないでまた難癖をつけられるのだ。
彼女はそれもあって、そのブローチをつけていた。
いくらなんでも、女王はもっと素晴らしいものが手に入るのだから、故人の贈り物を奪ったりはしないだろうとも思ったのだ。
「その言い方だと、それはパリュールのようですわね。……お前のこれからの人生に、そのようなものは必要ありませんわ。わたくしに差し出しなさい」
「陛下!」
妹の顔が苦し気に歪んだ。貴婦人としての仮面がはがれたような苦しみに満ちた顔に、女王は少しばかり溜飲が下がる。
「なにかしら、お前はわたくしに反逆の意思でもあるというのかしら。命令が聞けないのだから」
ぐ、と妹が、女王として命じれば黙るとわかっている。
そして、息絶えそうな苦しげな息遣いの後、いう。
「かしこまりました……」
「では部屋に後で使いのものを送りますから、きちんと一そろい渡すように」
そうそう、と女王は続ける。
「お前の新しい役割は簡単ですわよ。……お前、聖なる森の生贄になってきなさい。どうせお前など、どこの誰も欲しがりませんし、契りを交わす前だったのだから、生贄としてちょうどいい。他の候補よりもずっと、適任だと思わないかしら」
妹は今度こそ、完全に血の気が引いた真っ青な顔になった。
聖なる森は、魔王の国との間にある国境の森だ。その森からこちらへ魔物が侵入しないようにするためには、森に生贄を捧げなければならない。
それは数百年前から決まっている事で、庶民よりも高貴な血筋の方がいいとも言われている。
だがどこの家も娘を生贄にするなど嫌がるため、この決定は間違いなく、彼女が嫌といおうが何と言おうが、決定事項に違いなかった。
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