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消えた
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「落ち着いて!何が大変なの?」
『大変なんです!!いきなりパッて消えたんです!!』
「え?何が?ゆっくりと最初から説明して。」
『あ、はい。…………落ち着きました。さっきまで、ゆきちゃんを貢ぎ物だと言っていたエルフの長老が目の前で畑仕事をしていたんです。なのに急に消えたんです!!一通り皆んなで探したけど、どこにもいなくて。トイレの中まで探したけど、見当たらない。消えた所を他の人も見ていたけど、本当に急に消えたんだ!!』
「……わかった。こっちでも何かわかったら連絡する。もう一度探してみて!」
『はい。』
どーゆー事だろう……。目の前で消えたんなら、本当に消えたんだろうなぁ……。そんな事ってある??
とりあえず、近くで心配そうにしてるワーガ、ナナガ、アル、ルイ君に話しておいた。
エルフの女の子を待たせたままだ。とりあえず話しをしに行く事にして、ケーキとジュースを出して会議室まで運ぶ。
「ごめんね、遅くなって。」
「大丈夫です。私こそ、さっきは興奮して………。ごめんなさい。」
「気にしないで。それより、これどーぞ。美味しいよ。食べてみて!ケーキって言うんだよ。」
「いただきまーす。」
大きめのチョコケーキとカップケーキを皿に乗せて出すと、嬉しそうにお皿を持ち上げて一口食べて目をキラキラさせている。
「それでね、私達は、あなた達を助けたいって思ってるんだけど、他の人達はどこにいるの?」
「うーん、私もよくわからなくて。とにかく逃げてきたんだ。おじいちゃんもおばあちゃんも捕まってしまって、必死に走ったから場所がよくわからない。」
「そっかぁ~。」
ナナガが、パンケーキの残りもお皿にいれて持って来てくれ、2つのお皿を持って嬉しそうにしたと思ったら、消えた。
突然、目の前から消えた。
ナナガもアルも一緒にいたから消えた瞬間を見ていたけど、消えたとしか言いようがない。
持っていたケーキとパンケーキも消えている。
さっきの、ゆきの大陸からの電話と一緒だ。
どーゆー事なんだろう。
こんな時は神様に電話だ!それしかない!!
お願い、神様出てーー!!
『陽菜、すまんのぉ。』
「神様~!!良かったぁ~。急に目の前にいた人が消えちゃって、パニックです!!」
『うむ、そっちの世界に派遣していた者に聞いたら、どーやら悪魔があちこちに悪さをしていたようだ。地球にも困った事が色々起きている。消えたのは、派遣を洗脳して時間の巻き戻しをしたようだ。しかも何かをきっかけに戻るようにしたらしい。陽菜、伝説とか言い伝えとか聞いたと思うが、それは過去に飛んだ者が陽菜の事を話して、言い伝えられている間に少しづつ話しが変わっていったと思われる。』
「えっ、じゃあ私がした事を昔の人に話してそれが伝説になってるって事??」
『そうじゃ。』
「えぇーーーー!!!」
『さっき消えたエルフの子は、ケーキに感動しておったし、持ったまま消えたから、ケーキの神様にでもなっているんじゃないか??ぶぁははははは!!』
「笑い事じゃないよぉ~!!」
『いや、すまんすまん。多分、悪魔にとって何か都合が悪い事があるんじゃろう。注意しろよ。』
「はい。気をつけます。」
『それと陽菜。魔力で出したスマホが使えるようにしてもらったぞ!もちろん検索などは陽菜のスマホしか出来んが、通話やビデオ通話が出来るようにした。メールも使える。写真や動画も撮れるぞ!』
「えぇ、すごい!!ありがとう神様!!」
『ただ、出す時に魔力のスマホと思いながら出すことじゃ。そろそろ携帯も足りなくなるじゃろ。』
「困ってた所だったからありがたいです!」
『それと、電波塔をあちこちに建てる事も必要じゃ。資料は陽菜のスマホに送るから、しっかりと見るんじゃぞ!』
「はい。」
『それと、悪魔は消えたが、やはりあちこちに色々と悪さをしておるようだから気をつけろ!もしかしたら復活なんて事もあるかもしれん。』
「……わかりました。あっ、神様!この世界にどれだけの大陸があるか知ってますか?」
『うーむ、少し待て。調べて電話をかける。』
「待ってます!」
はぁ、とりあえず消えたのは過去に飛んだからとわかったけど………。あのエルフのお爺さん、自分で都合良く私を神様にして伝説を勝手に作ったな!
実は、あれからもこっそりと薪の木で器用に私の像を彫って部屋に飾っていた。他のエルフから、時々「ありがたや~神様~!!」とぶつぶつ言っててうるさいと苦情がきていた……。
でも、多分ゆきちゃんの事は私が嫌がるとしっかり理解していたから後から間違って伝わったのかもしれない。
ここでの伝説も怖いなぁ~。いったいどう伝わっているのやら……。
私が1人でぶつぶつ言ってるのを見ながら、アルが何か分かったのか?と聞いてきたので、説明しておいた。
皆んなビックリしていたが、消えた所は見たし納得するしかない。
過去に呼びに行く事はできないし、今できる事は何もない。
とりあえず神様からの連絡を待って、ここにエルフがいた事は確実だから助けに行かないと。
捕まったと言ってたし、心配だ。
『大変なんです!!いきなりパッて消えたんです!!』
「え?何が?ゆっくりと最初から説明して。」
『あ、はい。…………落ち着きました。さっきまで、ゆきちゃんを貢ぎ物だと言っていたエルフの長老が目の前で畑仕事をしていたんです。なのに急に消えたんです!!一通り皆んなで探したけど、どこにもいなくて。トイレの中まで探したけど、見当たらない。消えた所を他の人も見ていたけど、本当に急に消えたんだ!!』
「……わかった。こっちでも何かわかったら連絡する。もう一度探してみて!」
『はい。』
どーゆー事だろう……。目の前で消えたんなら、本当に消えたんだろうなぁ……。そんな事ってある??
とりあえず、近くで心配そうにしてるワーガ、ナナガ、アル、ルイ君に話しておいた。
エルフの女の子を待たせたままだ。とりあえず話しをしに行く事にして、ケーキとジュースを出して会議室まで運ぶ。
「ごめんね、遅くなって。」
「大丈夫です。私こそ、さっきは興奮して………。ごめんなさい。」
「気にしないで。それより、これどーぞ。美味しいよ。食べてみて!ケーキって言うんだよ。」
「いただきまーす。」
大きめのチョコケーキとカップケーキを皿に乗せて出すと、嬉しそうにお皿を持ち上げて一口食べて目をキラキラさせている。
「それでね、私達は、あなた達を助けたいって思ってるんだけど、他の人達はどこにいるの?」
「うーん、私もよくわからなくて。とにかく逃げてきたんだ。おじいちゃんもおばあちゃんも捕まってしまって、必死に走ったから場所がよくわからない。」
「そっかぁ~。」
ナナガが、パンケーキの残りもお皿にいれて持って来てくれ、2つのお皿を持って嬉しそうにしたと思ったら、消えた。
突然、目の前から消えた。
ナナガもアルも一緒にいたから消えた瞬間を見ていたけど、消えたとしか言いようがない。
持っていたケーキとパンケーキも消えている。
さっきの、ゆきの大陸からの電話と一緒だ。
どーゆー事なんだろう。
こんな時は神様に電話だ!それしかない!!
お願い、神様出てーー!!
『陽菜、すまんのぉ。』
「神様~!!良かったぁ~。急に目の前にいた人が消えちゃって、パニックです!!」
『うむ、そっちの世界に派遣していた者に聞いたら、どーやら悪魔があちこちに悪さをしていたようだ。地球にも困った事が色々起きている。消えたのは、派遣を洗脳して時間の巻き戻しをしたようだ。しかも何かをきっかけに戻るようにしたらしい。陽菜、伝説とか言い伝えとか聞いたと思うが、それは過去に飛んだ者が陽菜の事を話して、言い伝えられている間に少しづつ話しが変わっていったと思われる。』
「えっ、じゃあ私がした事を昔の人に話してそれが伝説になってるって事??」
『そうじゃ。』
「えぇーーーー!!!」
『さっき消えたエルフの子は、ケーキに感動しておったし、持ったまま消えたから、ケーキの神様にでもなっているんじゃないか??ぶぁははははは!!』
「笑い事じゃないよぉ~!!」
『いや、すまんすまん。多分、悪魔にとって何か都合が悪い事があるんじゃろう。注意しろよ。』
「はい。気をつけます。」
『それと陽菜。魔力で出したスマホが使えるようにしてもらったぞ!もちろん検索などは陽菜のスマホしか出来んが、通話やビデオ通話が出来るようにした。メールも使える。写真や動画も撮れるぞ!』
「えぇ、すごい!!ありがとう神様!!」
『ただ、出す時に魔力のスマホと思いながら出すことじゃ。そろそろ携帯も足りなくなるじゃろ。』
「困ってた所だったからありがたいです!」
『それと、電波塔をあちこちに建てる事も必要じゃ。資料は陽菜のスマホに送るから、しっかりと見るんじゃぞ!』
「はい。」
『それと、悪魔は消えたが、やはりあちこちに色々と悪さをしておるようだから気をつけろ!もしかしたら復活なんて事もあるかもしれん。』
「……わかりました。あっ、神様!この世界にどれだけの大陸があるか知ってますか?」
『うーむ、少し待て。調べて電話をかける。』
「待ってます!」
はぁ、とりあえず消えたのは過去に飛んだからとわかったけど………。あのエルフのお爺さん、自分で都合良く私を神様にして伝説を勝手に作ったな!
実は、あれからもこっそりと薪の木で器用に私の像を彫って部屋に飾っていた。他のエルフから、時々「ありがたや~神様~!!」とぶつぶつ言っててうるさいと苦情がきていた……。
でも、多分ゆきちゃんの事は私が嫌がるとしっかり理解していたから後から間違って伝わったのかもしれない。
ここでの伝説も怖いなぁ~。いったいどう伝わっているのやら……。
私が1人でぶつぶつ言ってるのを見ながら、アルが何か分かったのか?と聞いてきたので、説明しておいた。
皆んなビックリしていたが、消えた所は見たし納得するしかない。
過去に呼びに行く事はできないし、今できる事は何もない。
とりあえず神様からの連絡を待って、ここにエルフがいた事は確実だから助けに行かないと。
捕まったと言ってたし、心配だ。
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